アクティブ・ラーニングで学ぶ 日本の経済

根岸毅宏 / 中泉真樹

本書は、大学生に主体的に経済学を学んでもらえるよう、実際の経済生活の中で身近に起こっている経済事象を紹介し、それらについて個人で考え、そのうえでグループワークを通して仲間と議論を交わすことで、自然と基礎知識が学べるように作られている。
そのため本書では、個人向けの事前学習やワーク、発展課題だけでなく、グループワークができるようなワークも用意した。またこれらのワークは、リアルな対面授業だけでなく、オンラインの遠隔授業でもできるものにすることを心がけた（実際、2020年度にこれらのワークをオンライン授業で利用し、実証済み）。
さらに、アクティブラーニングの準備をする先生方の負担を少しでも減らすことができるよう、テキスト採用の先生にさまざまなサポート教材（講義用PPT、事前学習提出シート、ワーク提出シート、インストラクターズ・マニュアル、オンラインテスト）を用意した。とくに、インストラクターズ・マニュアルには、ワークの目的やワークの工夫の仕方、解答例、学生の反応への対応例なども書かれており、すぐにでもアクティブ・ラーニングを実践できるような教科書になっている。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経済
• 出版社: 東洋経済新報社
• ページ数: 240ページ
• 電子版発売日: 2021年03月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 29MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

大学生に向けた経済学の一冊。
決して専門的過ぎず、三面等価の原則における政府や企業、家計の役割の丁寧な解説から始まって、外部不経済や雇用、会計、最後に日本の経済発展の歴史を解りやすく説明しています。専門的な分野を見始める前の一冊と言った所でしょうか。
本の内容とは関係ありませんが、学生時代は聞き流していた授業でしたが、本を読むようになって改めて学生に戻って、勉強をしてみたいと感じました。