原題は"The Sonic Boom"。AT&Tやスーパーボウルなども手がけるサウンドマーケティングの第一人者である著者が経験をもとに、マーケティングにおける音の重要性を語る。
視覚に対する音の優位性/重要性を語らんがために過剰表現になっている部分もあったりはしますが、サウンドマーケティングやアンセ
...続きを読むムの重要性および「如何に使うか」をこれほどわかりやすく語った本は他にないかと。
一方アンセムを筆頭に音とコーポレートアイデンティティを結びつけるのは逆効果になるリスクも非常に高いので、安易にやるべきでないとは思います。本書では失敗例として繰り返し日産のCMの事例が出てきますが(著者は日産に何か恨みがあるのだろうか?)、下手にやるくらいならやらないほうがいいのがサウンドマーケティングではなかろうかと。
静寂を作り出す方法などは、分かっているけど文章にされると改めて勉強になる。