あらすじ
ディズニーやヴァージン、メルセデス、AT&T、サウスウエスト航空、コカ・コーラなどの
「サウンド・マーケティング戦略」をコンサルティングした世界的第一人者による初めての書籍、ついに邦訳。
ビジネスにおける「音」の効果を科学的に立証するだけでなく、企業規模にかかわらず使える、
「無意識に働きかけ、気分、行動、嗜好、選択に影響を与える方法」を紹介する。
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「パソコンの前で、あるいは手元のスマートフォンでこの文章を読んでいるなら、
ぜひ、耳を澄ませてみてほしい。
何が聞こえる?
あなたはきっと、その『音』に無意識に影響されている。利用しない手はないだろ?」
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【主な事例】
・ディズニーの「音」にかける情熱
・アップルの躍進を支えた「音」革命
・肉を焼く「音」で大成功したレストランチェーン
・「早く帰りたい」と思う音、「ゆっくり買い物したい」と思う音
・飛行機内では機内食を味気なく感じ、ミックスナッツをほしくなる理由
・客が「あのテーブル」に座りたがらない理由は音にあった
・高級車は、エンジン音とドア開閉音に徹底的にこだわる
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ホラー映画を見るときに音を聞かなければ、恐怖感はほぼなくなるとか、ファヒータ(鉄板焼のような料理)のジュージューという音がいかに人の食欲をくすぐるのか等、音に関する効果的な利用法などが書かれている。
音を効果的に利用すれば、生活がぐっとよくなるらしい。
この本を読んだ後は、とにかく周りの音がいろいろと聞こえてくるようになる。
Posted by ブクログ
原題は"The Sonic Boom"。AT&Tやスーパーボウルなども手がけるサウンドマーケティングの第一人者である著者が経験をもとに、マーケティングにおける音の重要性を語る。
視覚に対する音の優位性/重要性を語らんがために過剰表現になっている部分もあったりはしますが、サウンドマーケティングやアンセムの重要性および「如何に使うか」をこれほどわかりやすく語った本は他にないかと。
一方アンセムを筆頭に音とコーポレートアイデンティティを結びつけるのは逆効果になるリスクも非常に高いので、安易にやるべきでないとは思います。本書では失敗例として繰り返し日産のCMの事例が出てきますが(著者は日産に何か恨みがあるのだろうか?)、下手にやるくらいならやらないほうがいいのがサウンドマーケティングではなかろうかと。
静寂を作り出す方法などは、分かっているけど文章にされると改めて勉強になる。
Posted by ブクログ
内容は面白いが、日本語訳が残念。
タイトルも、日本では本を読んでいそうなビジネスマンをターゲットにしたかったのだろうが、元々はいろんな人をターゲットにしている。
音の専門家や擬音が得意な人に見てもらってから出版して欲しかった。