月谷真紀の作品一覧
「月谷真紀」の「カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち」「ノスタルジアは世界を滅ぼすのか―ある危険な感情の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「月谷真紀」の「カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち」「ノスタルジアは世界を滅ぼすのか―ある危険な感情の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルからは、コロナ禍での金融マーケットの混乱から大きな利益をもたらしたファンドについてのドキュメンタリー、ちょうど「マネー・ショート」のような、をイメージしていたのだが、いい意味でこの予想は裏切られた。
本作は金融マーケットだけではなく、世の中の様々なところに存在している「発生タイミングが予測不可能だが、一度発生すると破壊的な影響をもたらす」ことに焦点を当てたノンフィクションだ。この考え方は、今ではブラックスワンと呼ばれるのが一般的だが、クラッシュスワンの考え方を提唱したニコラス・タレブの本作で取り上げる主要な人物の一人である。
こういったブラックスワンは、金融マーケットにおいて有名に
Posted by ブクログ
すごい興味深い内容だった。
自分が持っている知識は、自分が見つけ出した知識ではなく、他人が持っていた知識を信じている。みたいなのとかね。
それなのに著者のあの人が嫌いすぎる文章が強すぎて、笑ってしまう。
貴方のそれはナラティブに支配されている状態なのでは?
これ、ちゃんと自分が嫌いという気持ちに支配されている(あの人が悪というストーリーを自分が作り出している)と自覚されながら書いてるんだよね?
でも、読んでいるとそういう俯瞰して自分を見てないような気がして……少しあの人への悪い描写を削った、というところはあっ、ちょっとは俯瞰してみてるんだ。と思ったけど、そこだけだったしなぁ。
そのちぐはぐさが
Posted by ブクログ
CHAOS KINGS: How Wall Streat Traders Make Billions in the New Age of Crisis
ナシーム・タレブ、マーク・スピッツナーゲルの「ユニバーサ・インベストメンツ」がブラック・スワン・プロテクション・として、アウト・オブ・ザ・マネーのプットを買い続ける戦略の話と歴史がメインで、それはそれで面白いが、終盤の金融以外の話のほうが有意義な話。
GMOや気候変動、ジオエンジニアリングなどについて「予防原則」はその通りと思う。
予防原則(Precautionary Principle):もしある行動や政策が公共領域に重大な害をもたらすリス