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巨大債務にどう対処すべきか? ヒントは歴史の中にある。
2000年にわたる歴史から見えてくる公的債務と経済発展との関わり、債務危機対応への道。
世界史的にみてもきわめて高い水準の巨大債務をかかえる日本は、どのようにして経済成長を実現しつつ、債務問題を管理していけばよいのか。日本経済最大の問題を考察するうえでも役立つ本格的な債務論。
古代ギリシャから中世のローマ教皇、ヴェネツィア、英仏などの絶対王政、ジョン・ロー、近代国家の成立と財政、アメリカ南北戦争、南米への投資ブーム、オスマントルコ帝国、中国・清および明治日本の資金調達、中央銀行の創設、第一次・第二次世界大戦、福祉国家の登場と戦争財政、戦後の国際金融、石油マネー、途上国債務問題、ルービン財政、リーマン危機などごく最近に至るまでの歴史を取り上げる。最後に、新型コロナのパンデミックを乗り切るために公的債務の果たした役割を取り上げ、重い債務を負担する世界各国の政府が危機から立ち上がり、前に進むためのヒントを示す。
バリー・アイケングリーンら世界的に著名な研究者が執筆。増大する公的債務の背景事情、債務削減に成功するための条件を明らかにし、国家の債務問題に関するバランスのとれた議論を展開する。オリビエ・ブランシャール、アラン・ブラインダー、ニーアル・ファーガソンなどの世界的に高名な経済学者、歴史研究者が高く評価している。
Posted by ブクログ 2023年07月05日
タイトル、分厚さからして、決して読みやすい本ではないものの、国を運営するとはどういうことかということを理解するための良書であった。
また同時に、国が借金をすることを声高に批判し、緊縮財政を叫ぶような政治家が、いかに見識がないのかということも、理解できた。
『赤い三日月』by黒木亮を読んでから、本...続きを読む
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