大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学

大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学

人気ブロガー経済学者が、経済学の概念「シグナリング」をキーワードに、現在の教育システムが抱える問題点を実証データで分析する。なぜ学生は楽勝授業を探し、試験が終われば学んだことを平気で忘れてしまうのか? なぜ過去数十年で教育が普及したのに、平均的な労働者が良い仕事に就けず、学歴インフレが起きているのか? なぜ企業は、ほとんど使うあてのない学校教育を受けた労働者に給料を支払うのか? なぜ社会では、学校を卒業することが最大の協調性のシグナルになるのか?その答えのカギはすべて、「教育の最大の役割は学生のスキルを伸ばすことではなく、知力、協調性、仕事への姿勢についてのお墨付きを与えることにある」というシグナリングの考え方にある。本書が示す問題解決への道筋は、高等教育縮小と職業教育拡充だ。最新の社会科学による、教育への根源的かつ挑発的な問いかけ。

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大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年08月19日

    教育投資の効果は大きい――学歴が上がれば賃金も増える。その理由は、高い教育を受けることで仕事の生産性が高まり、その生産性に応じて賃金も上がるから、ではない。そうではなくて、教育の「シグナリング」効果こそが賃金を高めてくれるのである。

    「シグナリング」は本書のキーワードだ。教育を受けることで(という...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    タイトルの邦訳が悪い

    内容とはあまり関係ないが、「街灯の下で鍵を探す」という言葉が本書にあり、ぼくはそれがコラッツ予想の証明を確率論でやろうとしている数学者たちの愚かさを端的に表した言葉であるように思った。

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    教育とはシグナリングである。という本

    同じようなことを考えていたので特に新しい考えはなかったが、アプローチが経済学という手法なのが自分とは違ったなぁという感じ。

    ただ、教育がシグナリングである限り、どんなにバカなインフレ状態のシステムでも変革をもたらすにはみんながみんなそれを理解し全員が変わらな...続きを読む

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