科学と資本主義の未来―<せめぎ合いの時代>を超えて

科学と資本主義の未来―<せめぎ合いの時代>を超えて

2,200円 (税込)

11pt

4.3

AIならば可能なのか。
将来世代はどうなるのか。
今という時代を「限りない拡大・成長」と「持続可能性」に向かうベクトルの“せめぎ合い”の時代としてとらえ、 過去・現在・未来を俯瞰する超長期の時間軸から科学と資本主義の未来を展望する。
一貫して「定常型社会=持続可能な福祉社会」を提唱してきた著者が、『人口減少社会のデザイン』『無と意識の人類史』に続いて世に問う三部作完結編。

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科学と資本主義の未来―<せめぎ合いの時代>を超えて のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    非常に面白い。
    第三の定常化という観点で、無制限の資本主義を考え直す視点は私にとって新しかった。情報と生命のあたりもそんな大局観があるのかと気づきがあった。

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    Posted by ブクログ 2023年05月31日

    分野横断的で面白かった。物質、エネルギー、情報と来て、これからは生命、ケア。要素還元より関係性。資源が枯渇すると思想の時代になる。社会保障と環境問題はつながっている。というあたりが特に響いた。

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    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    経済と科学だけでなく、医療や福祉政策についても理解できた。各国の社会福祉制度の比較がわかりやすく、一部分だけで判断していたと思えた。

    著者の提言の意味合いが強いが、一つの視点として把握した方がいいと感じる。

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    Posted by ブクログ 2024年02月09日

    一つ上の視座から資本主義を考えることができました。図解でわかりやすく説明しているので、読みやすかったです。

    科学が導く人類の先を考えるきっかけになるとともに、今を生きることの尊さも同時に感じることができました。

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    Posted by ブクログ 2023年07月25日

    資本主義の定義、その背景にある哲学、社会課題の因果などがわかりやすく整理されている。特に福祉課題と環境課題はともに世代間の問題であり、日本はいずれも先送りしており、将来世代にツケを残し続けているということや、この二つの課題を含めて、持続可能性や世代間格差をテーマにする政党がいないことも、悲しい現実で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月09日

    資本主義社会が行き詰まっていることは、徐々に、一般人の私たちにも広まりつつあるが、じゃあ、具体的にどんな社会が必要なのか、そのシミュレーションをしてくれるのが広井さんだと思う。
    斎藤幸平がポスト資本主義の在り方をマルクスに求めたのに対し、広井さんは持続可能な福祉社会を提唱する。
    生産性の考え方を、「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月11日

    著者の主張に全面的に同意。日本の政治家(とそれを選んでいる有権者=多数派の高齢者)は経済成長の幻想を抱き、借金や環境破壊等で将来世代にたくさんのツケをまわしている。本書だけでなく至る所で同様の主張や議論があるのに、オープンな場で政治家が議論しているのを寡聞にして知らない。本当に気が滅入る、、
    資本主...続きを読む

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