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Posted by ブクログ
資本主義社会が行き詰まっていることは、徐々に、一般人の私たちにも広まりつつあるが、じゃあ、具体的にどんな社会が必要なのか、そのシミュレーションをしてくれるのが広井さんだと思う。
斎藤幸平がポスト資本主義の在り方をマルクスに求めたのに対し、広井さんは持続可能な福祉社会を提唱する。
生産性の考え方を、「労働生産性」から「環境生産性」に転換していき、資源消費や環境負荷をできるだけ抑え、むしろ人は積極的に使うという考え方だ。
持続可能性と地球環境を重視するという基本スタンスから、まずは「緑の成長」(資源消費や環境への負荷を最小限なものにしながら経済成長ないしGDPの増加を追求する)を過渡的な姿とし、その後「脱成長」していく。
斎藤幸平氏の考え方より、現実路線であり、EUのグリーンディール政策とよく似ている。(というか違いが私にはよくわからない…)
ポスト資本主義を考えねばならない時期にある現代で
有効で実効性のある政策なのかもしれない。
たくさん勉強しなくちゃなー。
Posted by ブクログ
著者の主張に全面的に同意。日本の政治家(とそれを選んでいる有権者=多数派の高齢者)は経済成長の幻想を抱き、借金や環境破壊等で将来世代にたくさんのツケをまわしている。本書だけでなく至る所で同様の主張や議論があるのに、オープンな場で政治家が議論しているのを寡聞にして知らない。本当に気が滅入る、、
資本主義は市場経済ということに加えて拡大成長を志向しているのが特色だというのが勉強になった。地球資源が有限である以上、この資本主義が変容を迫られているのは自明。だが持続可能な社会と資本主義は相容れないのでは?という疑問があったが、成長ではなく再分配を強く志向する欧州型の資本主義へまずは移行するのは確かに現実的かもと思った。
現状の課題を論うだけでなく、政策提言などもありとてもためになった一冊だった。
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ビジネス・実用
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