NHK出版作品一覧
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-2013年を振り返り、2014年を展望する NHKでは、約50名の解説委員が『時論公論』『おはよう日本』『くらし☆解説』などの番組で、各専門分野のニュースに関する解説を行っている。TPP・財政・巨大地震など、2013年に放送されたニュース解説を厳選し、最新の情報に更新してまとめた一冊。 [巻頭特集]TPP/財政/巨大地震 [一般解説]日本政治/国際関係/各国事情/経済・産業/環境・自然災害/科学・技術/医療・健康/社会・暮らし/文化・スポーツ ※タブレットなどの大きめの画面に最適化された、カラー画像を含むコンテンツです。小型の画面やモノクロ端末などでは読みづらい場合があります。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 のどの機能「飲み込む・話す・呼吸する」をきたえて、若さと健康をキープしよう! のどの力が衰えると、食べ物が飲みこみにくい、むせやすいなどの症状が。また、声が出にくくなると、他の人とのコミュニケーションが取りづらくなるなどの弊害も起きてしまう。のどの力の低下は、すぐに命に関わることはなくても「健康寿命」に大きな影響を及ぼす。 そこで、のどの専門医が紹介するのは、毎日行いたい手軽なのどのトレーニングやケア。誤嚥を防ぐ首のストレッチや、のど全体をきたえる肩や胸のストレッチ、のどの乾燥を防ぐケアドリンクなど、毎日続けられるもののほか、老け声をつや声に変えるトレーニングや、のどをいためる「逆流性食道炎」を防ぐコツなども多数掲載。YES/NOチャートでおすすめののどトレもチェック!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2014年を振り返り、2015年を展望する NHKでは、約50名の解説委員が『時論公論』『おはよう日本』『くらし☆解説』などの番組で、各専門分野のニュースに関する解説を行っている。2014年に放送されたニュース解説を厳選し、最新の情報に更新してまとめた一冊。2015年を展望するための必読の書! ※タブレットなどの大きめの画面に最適化された、カラー画像を含むコンテンツです。小型の画面やモノクロ端末などでは読みづらい場合があります。 [内容] ■特集1アベノミクス/アベノミクスと私たちの暮らし/ベア復活 果たせるかデフレ脱却 ■特集2集団的自衛権/どう向き合うか? 戦後日本の転換点/集団的自衛権 解釈変更から関連法整備へ ■特集3国際紛争/先が見えない不安定な時代/式典が外交の舞台に ノルマンディー上陸作戦70年 日本政治(特定秘密保護法案 修正合意で衆議院通過/ 国家安全保障戦略から見えるもの ほか) 国際関係(大きく変動する朝鮮半島/ 日本・ASEANの40年と今後 ほか) 各国事情(全人代 中国はどこへ向かうのか?/ 天安門事件から25年 矛盾深まる中国 ほか) 経済・産業(正念場のアベノミクス/ 新成長戦略でどうなる 日本の“稼ぐ力” ほか) 環境・自然災害(震災3年半 復興の課題/ 復興を加速するために必要なことは? ほか) 科学・技術(汚染水がふさぐ廃炉への道/ 電力も“選んで買う”時代に ほか) 医療・健康(超高齢社会に備えて医療改革が始動/ 新型出生前検査と命の選択 ほか) 社会・暮らし(“国家機関が無実の人を陥れた”袴田事件/ ベネッセ事件 個人情報保護制度の見直しを ほか) 文化・スポーツ(芥川賞・直木賞、女性受賞者が急増/ 最新技術が解明した古代鏡の謎 ほか) キーワード索引
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-709円 (税込)トスカーナの田舎暮らしを通して、ことばの魅力に触れ、イタリアの価値観を深く理解しましょう。 トスカーナ州の村、カスティリオン・フィボッキでホームステイしながら日々の生活で使うフレーズを学びます。魅力的な田舎暮らしやさまざまな体験を通してイタリアの伝統や文化に触れます。職人インタビューやイタリアンポップスの紹介などミニコーナーも充実。誌面が大きくなり解説や練習問題の学習効果もアップします。 ■出演:渡辺早織/監修:張 あさ子 ■ご注意ください■ ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。 ■今月のテーマ イタリアの歴史をたどり トスカーナの自然に親しむ 日常のしあわせを探そう ・骨董市を楽しむ ・ワイナリーで楽しむ ・ピクニックに出かける ・菜園で収穫する [学習項目] 過去を表す表現、疑問詞quando、動詞andare ほか [連載] イタリアの祭りと伝統行事 松本かやの 楽しく作っておいしく食べる イタリアの家庭料理 前澤由希子 ほか ※前期は2023年10月~2024年3月の再放送
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-709円 (税込)独自の文化を持つスペインのガリシアで、しあわせのヒントを探します! 講座の舞台地はスペインの北西部のガリシア。サンティアゴの巡礼路の終着地点があることでも有名ですが、固有の言葉ガリシア語を持つなど、スペインの中でも独自の地域として存在しています。われわれ日本人には知られざるスペインの地ガリシアで、しあわせのヒントを探していきましょう! ■出演:前園真聖/監修:柿原武史 ■ご注意ください■ ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。 ■今月のテーマ のんびりご飯や自然の恵み、 人生を楽しむ方法を スペイン・ガリシアから学ぼう。 ●週末はおうちでゆっくり家庭料理 ●渓谷のブドウ畑を訪ねて、山のワイン作り ●女性たちの"歩いて採る"アサリ漁 [文法トピック] 疑問詞、代名詞、不定冠詞 ほか [連載] サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道 近藤佳奈 神秘を感じるガリシアの旅 マリア・スーシン・シラック、細川 桜 ほか ※前期は2023年10月~2024年3月の再放送
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たおやかでまっすぐな言葉が紡ぐ、ありのままの本音。 等身大の上白石萌音があふれた文筆処女作となるエッセイ集、完成! 何気ない日常の断片や去来する思い、情景などを綴った50篇におよぶエッセイ、大切な家族との再会や、ゆかりの地を巡った故郷・鹿児島ルポ、初の創作となる掌編小説、思い出の写真とともに振り返るバイオグラフィ、本人撮影によるフィルムカメラスナップ……。 これまでブログやSNS、メディア取材などでは語られなかった気持ちや、家族・友人への思いなど、過去を振り返りながら足もとを見つめ直し、そして未来へ思いを馳せるように、ありのままに瑞々しくも至妙に綴られた文章はすべて書き下ろし。何気なくてあたたかな数々の“記憶”をあざやかな“叙述”として編み上げました。 豊富に収載する写真は全点初公開。文章と写真によって、俳優、歌手、ナレーターなど幅広い活躍でいま最注目の上白石萌音さんの多彩な魅力をあらゆる角度から描き出し、知られざる素顔と胸の内を知ることができる、ファンならずとも必携の一冊です! *電子書籍版は限定表紙&撮り下ろしカットを追加収載。紙版の一部カット未収載となります。 〈内容〉 *はじめに *エッセイ 「踊る」「視る」「懐かしむ」「読みこむ」「採る」「完パケる」「灯す」「駆られる」「決まる」「学ぶ」「読み上げる」「歩く」「断ち切る」「揃える」「降る」「鳴らす」「交わす」「合わせる」「駄弁る」「歌う」「食べる」「挟む」「ふやける」「減らす」「愚痴る」「叩く」「赴く」「住む」「生きる」「立ち返る」「めくる」「失くす」「写る」「違える」「オフる」「入る」「観る」「並べる」「参る」「宿る」「始める」「料る」「走る」「応える」「おます」「触れる」「褒められる」「演じる」「撮る」「終わる」 《全50篇》 *わたしの“萌音さんの色” *掌編小説 *わたしがいた風景~鹿児島小旅行リポート~ *足あと、いろいろ *『いろいろ』ができるまで *あとがきにかえて
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3.3お金って何?――子どもに聞かれて、どう答える? 現金にクレジットカード、「Pay」から「仮想通貨」まで、お金のあり方が多様化する現代。2022年からは「お金のリテラシー」を子どもに身につけさせるために、中学と高校で「金融教育」が始まった。しかし、学校でお金の授業を受ける機会がなかった大人は、どれだけリテラシーを身につけているだろうか。お金はどのように誕生したのか。資本主義の暴走で生まれた「お金主義」とは。その歴史をザックリたどりながら「市場」「資本」「投資」など数々の必須知識を身につける。「お金は自由に創造できる」「上手に増やそう、は恐ろしい」……お金の本質を知ることができれば、今の常識がくつがえる。子どもに教えたくなる新しいお金の教科書。
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4.3難攻不落の古典を「実用書」として読み直す。 誰もが一度は理解してみたいと思いながら、膨大な量と難解さで手も足も出ない儒教の古典「四書五経」。入門したくとも、世にある解説書もまた難しい。その四書五経を「実用の書」として読んでみると、驚くほど腑に落ちる。今の生き方に何となく違和感がある、でも何をどう変えればいいのか分からない……。その答えが四書五経の中にある。キーワードは、自分の心を書き換えるための「思」「学」「礼」。価値観を新たにしていくための9つの「思」とは? 孔子の説く、心の持ちようを変える「学び」の方法とは? 心の変化で大きな物事を動かせるようになる「礼」とは? 古典漢籍の道を究めた著者による、儒教を使いこなすための見取り図。
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4.3哲学の三大テーマが、この1冊で理解できる! 哲学の世界では2000年以上もの間、数々の哲学者が膨大な思想や哲学書を生み出してきた。しかし私たちは、それらがあまりに多様かつ難解で、どこから学び始めればいいのか分からない。そこで注目するのが、哲学の基礎をなしている三大テーマ、存在論・認識論・価値論。それらの領域を「はじまり」から紐解けば、驚くほど哲学が「分かる」ようになる。「哲学」という学問の特徴はどこにあるのか。プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、フッサール――哲学者は世界の何に疑問を抱き、その思想はどう展開されたのか。「NHK100分de名著」にて解説の鮮やかさで話題を呼んだ哲学界の俊英が描く、誰もが知識ゼロから学べる哲学の地図。
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3.8他者だけでなく、自分も利する「利他」の本質とは。 「利他」という言葉は「自分ではなく、他者のためにおこなうこと」だと捉えられがちだ。しかし、日本の起源から利他を見つめ直してみると、それとは全く異なる姿が見えてくる。空海の「自利利他」、孔子の「仁」、中江藤樹の「虚」、二宮尊徳の「誠の道」、エーリッヒ・フロムの「愛」……彼らは利他をどのようにとらえ、それをどう実践して生きたのか。彼らの考える利他は、現代とどう違うのか。「自分」があってこその利他のちからとは、どんなものなのか。日本を代表する批評家が、危機の時代における「自他のつながり」に迫る、日本初・利他の入門書。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中学英語で日常会話はすべて表現できる! NHK基礎英語で「とてもわかりやすい!」と人気を博した高田先生による「大人の学びなおし」専用の英語学習ムック(年4冊発行)。基本的な英文を駆使して旅行、買い物、住まいのことなど多彩な日常会話を表現しよう。復習に便利な「英文のみ音声」&「伝えたいこと別フレーズ集」付き。 〈音声のダウンロードについて〉 本書を購入された方は、本書の音声をNHK出版サイトからダウンロードできます。詳しくは書籍内の説明ページをご参照ください。
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5.0昭和33年、黒部の絶境に2億トンの水をせき止め、高さ186mのダム本体工事が始まった。当時関西の電力需要はひっ迫、工期の遅れは許されなかった。工事責任者は、間組の大マムシこと中村精。作業員は全国から集められた若者2000人。工期短縮のため、作業の遅れは許されない緊迫した現場だった。しかし、過酷な自然は襲いかかる。伊勢湾台風の直撃、大雪崩。それでも、電力を生み出すため作業員たちはあきらめなかった。
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2.5日本人の自動車に対する意識を根底から覆した革命的な車がある。スバル360。 昭和30年代、一軒家と同じほど高価だった「自動車」をサラリーマンでも買えるほど安価にし、「マイカー」という言葉を誕生させた画期的な車である。わずか360ccながら4人乗り。高級外車にも負けない驚異的な走りとサスペンションを誇り、その風貌から「てんとう虫」と呼ばれた。 スバル360を生み出したのは、戦後、細々とバスを作っていた富士重工業の技術者たち。戦時中は、戦闘機を手掛けるほどの腕を持ちながら、戦後、くすぶっていた男達である。 安くても高性能の車を作るために要求されたのは、極限の軽量 化と、軽くて柔らかいサスペンションの開発である。次々と立ちはだかる壁を前に、技術者たちを奮い立たせたのは、家族への想いだった。 自動車を金持ちの道具から、自分達の家族でも乗れる「庶民の足」にしたい。技術者たちの執念が、不可能といわれた4人乗り軽自動車を世に送り出す。 革新的な車作りに打ち込んだ男達と家族の物語を描いていく。
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-毎年5000人が発症する血液のガン・白血病。原因は不明で、老若男女、誰もが突然襲われる。かつて薬で完治する確率は3分の1と言われ、残りは、血液を作る骨髄を他人から移植する『骨髄移植』しか手だてはなかった。 昭和61年、大学院生だった大谷貴子は、就職が始まった矢先、突然白血病の宣告を受けた。骨髄移植を受けなければ助かる見込みはなかった。骨髄の型が適合し、移植が可能になるのは兄弟で25%、他人では数千分の1と極めて低い。大谷は、必死の提供者探しの後、奇跡的に母親と適合し、生還した。 しかし、入院中に、同じ病の苦しみをいやし合い、姉妹のように過ごした1人の少女は、提供者が見つからず、中学3年生の15才で亡くなる。 大谷は、少女の死に衝撃を受けた。「誰もが移植を受けられる世の中にならないか」そして、自分の移植を担当した医師、森島泰雄と共に、日本初の骨髄バンクを作るプロジェクトを発足した。 平成元年、9月。やっとの思いで第1号移植への道が見えてきた。日本初の提供者は40才男性。岐阜の市役所職員だった。恐怖、使命感、手術が近づく中、男の心は揺れた。 今や、白血病患者の命を救うかけがいのない制度となった骨髄バンク実現のため、ボランティアで心血を注いだ人々の愛と勇気のドラマを伝える。
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4.0昭和49年、一台のコンピューターが世界中を驚愕(がく)させた。富士通が開発した大型コンピューター「M190(アメリカでの型式「470V/6」)」。世界最速の演算速度を実現し、巨大企業IBMの性能を凌駕(りょうが)し、NASAやベル研究所など、世界最高の頭脳集団へ輸出された、初の国産コンピューターである。 開発が始まったのは昭和20年代、リーダーは当時弱小の電話機製造メーカー富士通の技術者、池田敏雄。後にミスターコンピューターと呼ばれる男である。 立ちはだかったのは世界シェア7割を占める巨人IBM。池田達が何度、コンピューターを開発しても、 更に性能の高いIBMのコンピューターが市場を席巻していった。 昭和39年、IBMは新世代コンピューター「360」を開発。これまで使用目的に合わせ一台一台製造するのが常識だったのに対し、ソフトさえ入れ替えれば、一台で様々な機能を果たすことができる革命的なコンピューターの登場だった。 しかし池田は諦めなかった。当時不可能といわれた大規模集積回路「LSI」の搭載に挑んだ。4ミリ四方に数千本もの配線。チップの温度は瞬く間に200度を超え、焼き切れた。LSI同士をつなぐ配線は複雑に絡み合い、まるで「もりそば」。設計は困難を極めた。3年後いよいよIBMを凌駕する演算速度を持ったコンピューターが完成する目前、信じられない悲劇が襲った。 ゼロから出発し、世界最高の「頭脳」を作り上げた日本の技術者達の、伝説のドラマを描く。
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-かつて医師法が壁になり、医療行為が出来なかった日本の救急隊。目の前で多くの命が消えていった。法改正に立ち上がり救急救命士制度誕生に尽くした人々のドラマを描く。
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-日本と中国、かつて戦火を交えた両国が、国境を超えて協力しあった壮大なプロジェクトがある。戦争の悲劇の象徴と言われた『中国残留孤児』の身元捜しのプロジェクトである。史上例のない、日中協力の一大プロジェクトのドラマ。 昭和48年3月。壮大なプロジェクトの発端となる会が生まれた。『日中友好手をつなぐ会』。それは、一人の男の執念が生み出したものだった。長野県阿智村で寺を営む住職、山本慈昭、73歳。昭和20年5月、最後の満蒙開拓団の教員として、満州に赴いた男である。敗戦の混乱の中、山本はシベリアに抑留、妻と二人の娘は、極寒の満州で亡くなった。330人の開拓団のうち、生きて日本に帰ったのは、わずか42人だった。昭和44年夏、山本は驚くべき事実を知る。中国で死んだと聞かされていた娘の啓江は、中国人に預けてきた、生きているかもしれないというのである。山本は、一人、中国に残された娘を捜し始めた。 孤軍奮闘する山本の周りには、同じ思いの32人が集まった。『日中友好手をつなぐ会』の誕生だった。しかし、時の中国は文化大革命の真っ只中。孤児たちと自由に連絡を取り合うことも出来なかった。しかし、会のメンバーたちは、執念で孤児捜しへの闘いを続けていく。そして、その執念は、最後、感動の奇跡を呼び込むことになった。
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-昭和41年、大阪は万博開催を4年後に控え、道路が拡張。事故の発生率が全国一となり「交通戦争」と呼ばれた。しかし、重症患者を治療できる病院は少なく「たらい回し」が社会問題となった。 大阪府は大阪大学付属病院に24時間重症患者を受け入れる施設の設置を要請。昭和42年8月、日本初の「特殊救急部」が誕生した。リーダーは、34歳の杉本侃(つよし)。メンバーは皆20代から30代若者だった。 第一号の患者は、入れ墨の男。抗争事件で腹を刺されていた。「人殺しを助けるのか」と学内から揶揄(やゆ)された。患者の多くは「指を切った」「目にゴミが入った」など軽傷者。メンバーの気持ちはなえていく。 ある日、交通事故で全身傷だらけになった「多発外傷」の患者が訪れる。メンバーは頭や内臓など懸命に処置。しかし、全く傷のない肺の機能が低下し、患者は亡くなった。理由が分からなかった。以来「多発外傷」との闘いが始まる。 血の海、緊迫した声が飛び交う医療の最前線。修羅場の中で、若き医師達は次第に自分の専門分野を磨いていく。そして、再び「多発外傷」の患者が運び込まれて来た。杉本以下、メンバーは総力を挙げ、消えゆく患者の命と向きあった。そして運命の一瞬。 日本初の救急医療に挑んだ若き医師達の壮絶な闘いのドラマ。
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4.0強大なアメリカ経済。強さを支えてきたのが特許である。巨大企業は巧みな特許戦略でライバルを抑え、世界市場を制覇した。32年前、その特許戦略に真正面から挑み、突破した男たちがいた。キヤノンの技術者たちである。男たちに立ちはだかったのは、世界で初めて普通紙複写機(コピー機)を発売し、シェア100%を誇っていたゼロックスの特許網。「この特許を使わずしてコピー機を作ることは不可能」と世界中の技術者が諦めるなか、男たちが作り上げたのが、新方式の国産普通紙複写機・NP-1100だった。開発は困難の連続だった。独自方式開発のためには、ゼロックスの特許を全て把握しなくてはならない。数百件・数千ページに及ぶ英文特許の山が特許マンに立ちはだかった。またコピー機は、物理・化学・電子・機械の最先端技術の結晶。複写プロセスは多岐にわたり、全ての過程において技術者たちは一から独自技術を創造しなくてはならなかった。苦境を乗り越えるバネとなったのは、日本のオリジナリティーを世界に示したいという思い。それまで日本は、莫大な特許使用料を払って欧米から技術をもらうばかりで、製品は「優秀な模造品」と皮肉られていた。レッテル返上に燃える技術者と特許マンの執念が不可能と言われた開発を成功に導いていく。鉄壁の特許網に挑み、見事に独自のコピー機を作り上げた伝説の技術者と特許マンの逆転の物語を描く。
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-就職、昇進、定年など職場における男女の平等を謳った日本初の法律「男女雇用機会均等法」。法律を作り上げたのは、自らも仕事と家庭の両立に苦しんでいた労働省の女性官僚たちだった。リーダー、婦人少年局長・赤松良子の情熱の原点は、専業主婦として一生を終えた母の姿だった。「自分も仕事をしたかった」とつぶやく母の言葉が心に深く刻まれていた。法案作りは、経営者団体と労働団体の意見が真っ向から対立し、「審議会」の段階で膠着した。女性の社会進出に対し保守的な経営者側は「法律を作るなら、深夜労働などもすべて男子同様にすべきだ」と強く主張。女性を中心とする労働側は「絶対に譲らない」と反発した。プロジェクトメンバーは、後に「鬼の根回し」と異名をとる懸命の調整を続けた。企画官の松原亘子は徹夜仕事の後も自宅に帰り、子どもの弁当を作って、また霞ヶ関に戻って働いた。昭和59年4月、国会に間に合わすための期限ぎりぎりで開かれた最後の審議会。労働側代表は、直前になって、異論を唱え、審議会への出席を拒否。別室に立てこもった。赤松は、辞表を手に最後の説得に向かった。さまざまな困難な壁を乗り越えて「男女雇用機会均等法」を作った女性たちの知られざる格闘のドラマを描いていく。
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-平成8年12月3日、日本で初めての画期的な外科手術が行われた。動いている心臓をメスで切りとる「バチスタ手術」である。死を宣告された心臓病の患者に生の希望を与える劇的な手術だった。あまりに高度な技術を要するため、それまで日本では取り組む医師がいなかった。手術が行われたのは、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院。執刀医は、須磨久善、46才。日本有数の外科医といわれながら、理想の医療を求めて、都内の大病院を去り、この地方病院にやってきた医師だった。須磨のもとに若い医師、看護婦たちが集まり、初めての手術に挑むプロジェクトが生まれた。患者は、53歳の銀行員。しかし、最初の手術は、病気の進行が早く、失敗に終わった。「手術は時期尚早」と医学界から批判の声がまき上がったとき、「この手術を続けてほしい」と声を上げたのは、亡くなった銀行員の妻だった。1ヶ月後、二人目の手術希望者が現れる。医学界が揺れる中、須磨と病院は「患者の意思がもっとも重要」と手術に踏み切る。手術は見事、成功。新しい治療法は広く認められていく。 番組は、新しい手術への挑戦を続ける医師たちと、自らの生命を医師たちに預け、再び人生を取り戻した患者たちの姿を通 じて、命の尊さを描く。
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-1986年、チェルノブイリ原子力発電所の爆発。世界最悪の事故と対峙した、日本人率いる医師たちの5年半に及ぶ闘いを描く。
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4.5のべ1千万人が働き、巨大プロジェクトの代名詞といわれた「黒四ダム」。その難工事の最大の焦点は、断崖絶壁がそそり立つ秘境・黒部に、60万トンにおよぶ資材をいかに運び上げるかだった。 資材輸送の大動脈としては、長野県から山をくり抜き黒部に達する「大町トンネル(現・関電トンネル)」が計画された。しかし、最低1年かかるトンネルの完成を待っていては、7年の工期に間に合わない恐れがあった。ダムの本体工事を受注した間組は、壮大な輸送作戦を計画する。400人に及ぶ強力で人力輸送を始める一方、標高2700メートルの立山の尾根をブルドーザーで越える前代未聞の挑戦に乗り出した。更に、トンネルをダムの建設地点から迎え堀りをするために、零下20度の黒部に5ヶ月間留まる越冬隊を組織した。 指揮に当たったのは、「大まむし」の異名をとった筋金入りのダム屋・中村精(くわし)。若者たちは、中村の号令の元に、全身全霊を込めて秘境・黒部に立ち向かっていった。 電力が経済復興の鍵だった昭和30年代、黒四ダムの建設に挑んだ男たちのドラマを追う。
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-1990年8月20日の夕方、旧ソ連のサハリンで、3歳の男の子が大やけどを負った。誤って熱湯が入ったバケツを倒したためだった。コンスタンチンくんの親は、医療技術が進んだ日本で手術が受けられないかと知り合いに相談。北海道庁に連絡を取った。その一本の電話がきっかけで、前例のない超法規的措置が、外務省、法務省、海上保安庁の間で検討されていく。「ビザはどうするのか」「飛行経験のないソ連領空を安全に飛べるのか」「手術に失敗したら日本の恥にならないか」…しかし、関係者は様々な思惑を超えて、見知らぬ幼児の命を救うことを最優先に掲げる。最初の電話からわずか17時間後、海上保安庁の輸送機がサハリンへ飛び、コンスタンチンくんは札幌医科大で手術を受けた。両親は涙ながらに日本人への感謝を述べ、ゴルバチョフ大統領も謝意を表明した。 小さな命を救おうと、東西冷戦末期、日本とソ連との間で交わされた、「善意」のバトンタッチを描く。
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4.0鉄道大国・日本を支える巨大なシステムがある。「みどりの窓口」。全国8千の端末から列車の座席を予約。わずか3秒で発券する。かつて、指定券の受付は全て手作業。客は半日も待たされた。昭和33年、国鉄とメーカーの技術者が、当時計算機として出始めたコンピューターを使い、座席を割り当てるシステムの開発に乗り出した。二重発券やコンピューターのパンク。数々の困難を乗り越え、巨大システムを作った人々のドラマを描く。
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-昭和63年、18年の歳月を経て完成した「瀬戸大橋」。1000メートルを超える橋の上を列車が行き来するという世界でも例のない巨大橋である。未曾有の巨大橋建設のきっかけとなったのは、昭和30年に起きた悲劇の事故だった。修学旅行中の子供達100人が瀬戸内海に消えた紫雲丸の沈没事故。「瀬戸内海に橋をかけてほしい」四国各地から切実な声が巻き起こった。 瀬戸大橋建設に挑んだのが、「不可能を可能にする男」と呼ばれた、天才技術者・杉田秀夫だった。猛烈な速さで潮の流れる瀬戸内海に、どうすれば巨大な橋台を建設できるのか。杉田は、前代未聞のこの難問に、果 敢に立ち向かった。 一人の男が協力を申し出た。瀬戸内海のことなら何でも知り尽くしている男、ダイバーの飯島靖郎だった。飯島は、昭和30年、紫雲丸事故の遺体引き上げ作業に携わっていた。相次ぐ実験失敗、石油ショックによる着工凍結。様々な困難を乗り越え、技術者たちは、瀬戸大橋の建設工事を成し遂げていく。番組では、技術者たちの心の交流を織り交ぜながら、瀬戸大橋架橋の最大の難関であった海中基礎工事にかけた男達の物語を描いていく。
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-昭和30年、日本の台所を劇的に変えた、一つの電化製品が発売された。自動炊飯器、いわゆる電気釜である。 主婦の家事労働を大幅に減らし、「睡眠時間を1時間延ばした」とも言われたほどの衝撃を与えた。 「電気釜」を開発したのは、東京の大田区で町工場を営んでいた三並義忠(みなみよしただ)、風美子(ふみこ)夫婦だった。三並の工場は戦後まもなく進駐軍からの電気温水器の受注を受け、大々的に業績を伸ばしていた。しかし昭和27年に進駐軍が撤退。注文が途絶え、一挙に倒産の危機に追い込まれていた。6人の子供を抱え、三並は途方に暮れた。 そんな三並に思わぬ話が持ち込まれた。「電気釜を開発しないか」というものだった。話を持ちかけたのは東芝の営業マン、山田正吾。全国を回り、主婦の声を生の声を数多く聞いてきた山田は、飯炊きの苦労を身にしみて感じていた。山田の提案に、三並は工場と家族の未来を電気釜開発に託すことを決めた。 しかし、単純に思えた「お米炊き」の自動化は、予想を超えて難しかった。三並夫婦は、試作器を作っては実験を繰り返した。実験に使う大量のコメを買うために、工場や自宅を抵当にして銀行から資金を借りた。度重なる実験で妻が倒れた。6人の子供たちが立ち上がった・・・。実験開始から3年、壮絶な実験の末に開発した電気釜は東芝から発売されることになった。営業マンの山田は、三並一家の命運が託された電気釜販売に、ある奇策を思い付く。 「主婦に睡眠時間を」を合い言葉に、1台の電気釜で台所革命を起こした人々を描く。
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-昭和44年。1台の日本製ピアノがヨーロッパ中の話題をさらった。美しい音色に、素晴らしい鍵盤のタッチ。18世紀イタリアで生まれ、「楽器の王様」と称されるピアノ。その300年のピアノの歴史に名を刻んだ、日本の職人たちの執念のドラマを描く。戦争の傷が未だ癒えない昭和25年。一台のコンサート用グランドピアノが、東京日比谷公会堂で発表された。作り上げたのは、浜松の楽器メーカー、ヤマハ。聴衆の期待は高まったが、結果 は、「タガのゆるんだ音」と酷評される。ピアノが誕生して以来、ピアノメーカーの雌雄を決する最高級のコンサートグランドピアノの分野は、欧米メーカーが圧倒的に優位 に立っていた。「日本人にピアノが作れるはずがない」とまで言われていた。15年後の昭和40年、ピアノ作りは大きな転機を迎える。名ピアニスト・ミケランジェリとともに来日していた、イタリア人調律師・タローネが、「東洋の日本で、これほどまでにピアノ作りに情熱を燃やしているとは」と、ピアノ作りに協力することを約束。これを機に、「もう一度世界一のピアノを目指す」プロジェクトが発足する。途方もない挑戦に燃える男たち。木工担当の鈴木辰次(36歳)は、親方田中喜三郎からたたき込まれてきた木工職人の技で、20トンに達する弦の張力に耐える強度を持ち、美しく鳴り響くピアノのボディを組み上げていく。さらに調律担当の村上輝久(37歳)は昭和41年、「理想の音」を探求するため、ヨーロッパに渡り、腕を磨いていく。昭和44年1月。完成したピアノを世界に知らしめる機会を得た。場所はイタリア・パドヴァ。演奏するのは、天才ピアニスト・リヒテル。ヤマハの技術者たちが、固唾をのんで見守る中、リヒテルは静かにピアノを弾きはじめた…。その結果は。新たな伝説の始まりだった…。西洋音楽の伝統に挑戦した、日本の職人たちの熱き戦いのドラマを描く。
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3.8ウェブカメラ、スマホ、テレビ、車、冷蔵庫、AIスピーカー……。 あらゆるものがネットにつながる今こそ読むべき1冊! 今、新手のサイバー攻撃に世界が戦々恐々としている。 いわゆるIoT機器を標的にした特殊なマルウェア、「Mirai」だ。 Twitter、Amazon、Netflix、PayPalのシステムをダウンさせた。 従来のウイルスと異なり、Mirai はパソコンやスマートフォンには感染しない。 テレビ、ブルーレイレコーダー、ウェブカメラ……。 ネットにつながる無防備な家電や機器のすべてを対象とする。 第4次産業革命といわれ、社会に大きな変革をもたらすとされるIoT。 本書は、その利便性の陰で忍び寄る新たな脅威を探る1冊である。 NHK「あなたの家電が狙われている~インターネットの新たな脅威~」、待望の出版化!
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4.3スポーツコラムニストとして活躍するミッチ・アルボムは、偶然テレビで大学時代の恩師の姿を見かける。モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。 16年ぶりの再会。モリーは幸せそうだった。動かなくなった体で人とふれあうことを楽しんでいる。 「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」 モリーは、ミッチに毎週火曜日をくれた。 死の床で行われる授業に教科書はない。 テーマは「人生の意味」について。 世界で1600万部を超える大ベストセラーの刊行20周年を記念して、著者・訳者の新たなあとがきを加えた「愛蔵版」。上製・函入りで文字も大きく読みやすくなりました。 成人、入学、卒業、結婚、誕生日など、人生の節目・門出の贈り物に最適です。 親から子へ、そして大切な友人へ読み継がれる大事な心のレッスンが詰まっています。
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3.9Googleを辞めて、なぜ楽天へ? マッキンゼーなど11職を渡り歩いた男が今、選んだのは日本の老舗IT企業だった――。 ネット登場から20年。普及期を終えたITは、もはや印刷や農業などあらゆるビジネスを書き換える成功原理である。 数々のIT企業にいたからこそ知り得た、ITビジネスの原理をこの一冊で圧縮体験する。 パズドラ月130億円、LINE3億人、なぜ大成功したのか? Facebookはなぜマネタイズに苦しむのか? Googleグラスに秘められたウェアラブルの本質とは? LINEスタンプとiモード絵文字に共通する仕組みとは何か? Amazonと楽天の決定的な違いはどこにあるのか? Yahoo!が勝ち取った「純粋想起」の原理とは?
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4.0誰もが、性的マイノリティである 「男/女」と単純に分類しがちな我々の性は、とても繊細で個別的だ。 だが今性を語る言葉は、あまりに人を対立させ、膠着させるものに満ちている。 巷間言われる「LGBTQをはじめとする性的マイノリティの多様性を認めよう」ではなく、 「そもそも性的マジョリティなど存在しない」という立場から セクシュアリティとジェンダーをめぐる言説をあらためて見直すと、この社会の本当の生きづらさの姿が見えてくる――。 草食男子、#Metoo、セクハラやDVから、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒット、さらには戦後日本と父性の関係まで。 『モテたい理由』『愛と暴力の戦後とその後』などの評論で、この国の語り得ないものを言葉にしてきた作家が、 具体的なトピックから内なる常識に揺さぶりをかけ、いまだ誰も語り得ない言葉で新たな性愛の地平を開く、全霊の論考。
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4.2大ブレーク中のAKB48や、美空ひばりの名曲『川の流れのように』はどのように生み出されたのか?その秘訣は「リサーチをしない」「予定調和を裏切る」「企画のマイナス面を意識する」など、独創的な発想にあった! メガヒットメーカー・秋元康氏が明かす、目からウロコの企画法や生き方論。勝間和代氏との対談も収載した、ビジネスパーソン必読の書!
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5.0数々の名曲誕生の舞台裏、名作曲家の父との思い出、そして、惑い、もがき、悦びに満ちた音楽との日々。 NHKの人気教育番組『クインテット』でおなじみ“アキラさん”が、音楽との二人三脚の半生を綴った初エッセイ集! 東京ディズニーランドのショウ『ワン・マンズ・ドリーム』、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』など、作曲家・舞台音楽家として数々の名曲・名音楽を生み出してきた宮川彬良。昭和・平成・令和の音楽シーンにおける貴重なエピソードを交えて半生を紐解きながら、「宮川彬良の音楽とは?」「そもそも音楽とは何か?」といった自身の音楽のルーツにも向き合った初めての著書。 『宇宙戦艦ヤマト』をはじめ昭和の名曲たちを手がけた父・宮川泰との思い出と、偉大であるがゆえに立ちはだかる父の壁、進路に迷った浪人時代と大学生活、43歳にして巡り会った大ヒット曲《マツケンサンバⅡ》、工夫とこだわりが込められた人気教育番組『クインテット』制作の裏側など、“アキラさん”の愛称で幅広く親しまれるまでに至る音楽との日々の中にあった光と影を、貴重な秘蔵写真とともに赤裸々に語り尽くす。保存版の“宮川彬良音楽史”。
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4.3文武兼ね備えたエリート武将は、いかに本能寺の変へと追い詰められていったのか。牢人医師としての出発点から、延暦寺焼き討ちで見せる冷酷さ、織田家中における異例のスピード出世、武官としての比類なき実力まで。近年急速に進む光秀研究の成果を踏まえ、謎多き素顔に英雄史観・陰謀論を排し、実証的に迫る。気鋭の中世史家による、渾身の一作! 序章 新時代の子供たち 第一部 明智光秀の原点 第一章 足利義昭の足軽衆となる 第二章 称念寺門前の牢人医師 第三章 行政官として頭角を現す 第四章 延暦寺焼き討ちと坂本城 第二部 文官から武官へ 第五章 織田家中における活躍 第六章 信長の推挙で惟任日向守へ 第七章 丹波攻めでの挫折 第八章 興福寺僧が見た光秀 第三部 謀反人への道 第十章 領国統治レースの実態 第十一章 本能寺の変へ 終章 明智光秀と豊臣秀吉
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3.0激動を続けるASEANの行方を わかりやすく解説! 増え続ける人口に、高止まりする成長率。2015年の共同体設立を前に、ASEANに高い注目が集まっている。果たしてASEANは、低迷を続ける日本経済を救う鍵になるのか。気鋭のエコノミストが最新の情報をもとに、域内分業化が進む「大メコン川流域圏」や、計画中の巨大都市「イスカンダル」、共同体設立で誕生する「六億人超の経済圏」など、生産・物流・消費をめぐる大きな変化を描き出す。 ■目次 第1章 ASEANが日本経済を動かす 第2章 「大メコン川流域圏」が生産・物流を変える 第3章 なぜマレー半島の国々は急成長できたのか 第4章 超巨大市場で日本はいかに戦っていくべきか 第5章 ASEANに「試練のとき」が忍び寄っている 終章 これからのASEANとの付き合い方
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4.0気鋭の批評家が、「一個の生」をキーワードに私たちの生きる態度を問う、渾身の一冊! 「前近代と近代」「戦前と戦後」につづき、3.11の「その前」と「その後」という、第三の時代の"裂け目"を体験した私たち。社会の形が一変した後の「新しい時代」に、人はどう生きていくべきか、文学はいったい何ができるのか。近代化の中で、個であることの宿命的な孤独を自覚したのが夏目漱石であり、戦後日本の中で、数多くの作品を通して個のありようと格闘したのが大江健三郎であった、と著者は言う。個の分断を防ぐために――。漱石、大江をつないで3.11後の時代を文学から見通す。 はじめに 「新しい時代」から「新しい時代」へ 第1部 百年の淋しさ――漱石『こころ』からの呼びかけ 第2部 後れてきた者の遍歴――大江健三郎の戦後 第1章 戦後という「新しい時代」の発見 第2章 六〇年安保と主体回復への葛藤 第3章 戦後の総括の試み 第4章 損なわれた生の救済と再生 第3部「新しい時代」の文学に向けて――3.11の「その後」をどう生きるか 第1章 3.11が生んだ「その後」 第2章 更新していく生と手渡される生 おわりに たったひとつの個の一回限りの生
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK BSプレミアムの人気番組『あてなよる』待望の書籍化。料理研究家・大原千鶴さんによる、酔っていてもつくれるほど簡単なのに絶品の「あて(おつまみ)」レシピを紹介する。そのレシピにマッチするお酒を、日本を代表するソムリエ・若林英司さんが提案。「あて」と「酒」とのマリアージュが、酒呑みたちを夢の世界に誘う! 【目 次】 第一夜 卵で呑む 第二夜 ハムで呑む 第三夜 鮭で呑む 第四夜 豆腐屋を呑む 第五夜 納豆で呑む 第六夜 肝で呑む ●番外 大原とっておきのあて 肉のあて/魚介のあて /乾きもののあて /野菜のあて /変わり刺身 ●若林英司の特別指南 マリアージュの極意/特別講義・ワイン入門講座
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大原千鶴おつまみレシピ本の決定版! あなたの家呑みが夢の世界に。 ササっとつくれる「とりあえず」から、メインディッシュにもなる一品まで、酒をこよなく愛する料理研究家・大原千鶴さんならではの、簡単につくれてお酒に合う工夫が詰まったレシピ90点をご紹介。すべてのレシピには、日本を代表するソムリエ・若林英司さんによる、詳しいマリアージュ(おつまみとお酒の組み合わせ)解説が。魅惑のマリアージュで、ふだんの家飲みが夢の世界に! 〈内容〉 【第1章】とりあえずのあて 【第2章】野菜と果物のあて 【第3章】肉のあて 【第4章】魚介のあて 【第5章】シメでも呑む
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4.3「性格は変わらない」 と思い込んでいるあなたへ! 世の中には、「自分は性格で損をしている」などと、自分の性格を恨めしく思っている人が少なくありません。なかには、物事がうまくいかないことを性格のせいにして、「生来のもの」としてあきらめてしまう人もいます。 しかし、心理学者アドラーによれば、それは大きな間違い! 性格は、(1)生得的なものではなく、(2)対人関係の問題を解決するために身につけたもので、(3)自らが変わろうと決心すれば、必ず変えることができる。つまり、ここでもアドラーの持論である「人間の悩みは、すべて対人関係の悩み」であり、大事なことは、「まず自分を知り、他人を理解し、共同体感覚を身につけることにある」というわけです。 そこで著者は、アドラーの著作『性格の心理学』から、一般に「損」と思われがちな性格に焦点をあて(2-5章)、さらには多くの人が関心をもつ「きょうだい関係」を別立てし(6章)、一つずつ丁寧に解説していきます。 ポイントは、このタイプ分けの目的が「性格診断」にあるのではなく、個々人が自分の性格を理解し、必要があればその性格を変えていく「知的手段の場」とすること。 たとえば「虚栄心」は優越性の追求ですが、実は劣等感の裏返しで、人に認められようとする努力が原因である。だから、人の期待に合わせることをやめ、現実の自分をそのまま受け入れられれば虚栄心は払拭できる――というわけです。 「性格が変われば、人生はがらりと変わる」とアドラーは言います。現状の自分の性格や生き方に悩み、不満を持っている人たちに送る、アドラー×岸見一郎による、あなたの人生を変える一冊です!
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3.5シリコンバレーも注目する、 21世紀の倫理的ライフスタイル あの時、あなたはどこに寄付をしましたか? そのお金が何に使われたかご存知ですか? あなたのおかげで、何人の命が助かりましたか?──。世界をより良い方向に一歩進めようとする、シリコンバレーや欧米の若者たちに注目される「効果的な利他主義」を、その理論的支柱でありムーブメントを牽引する世界的な哲学者が平易に紹介する。理性と共感とテクノロジーを駆使して、効果的に「もっとも多くの命を救う」、21世紀の新しい生き方を始めるための一冊。 [内容] はじめに Part1 効果的な利他主義のすすめ 第1章 効果的な利他主義とは? 第2章 ムーブメントが起きている Part2 〈いちばんたくさんのいいこと〉をする 第3章 質素に暮らす 第4章 お金を稼いで世界を変える 第5章 そのほかの倫理的なキャリア 第6章 身体の一部を提供する Part3 彼らを動かしているもの 第7章 愛がすべて? 第8章 理性の力 第9章 利他主義と幸福 Part4 チャリティを選ぶ 第10章 国内、それとも海外? 第11章 いちばん大きなインパクトを与える 第12章 比較が難しいもの 第13章 動物を救い、自然を守る 第14章 いちばん効果のあるチャリティ 第15章 人類の滅亡を防ぐ おわりに
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3.8AIに仕事を奪われる時代、「あなた」自身の価値が転職や昇進の成否を決める! 本書は「あなた」を商品と見立て、マーケティングの手法を応用することで、キャリアを築く方法を格段にわかりやすく解説する一冊だ。競争戦略やバリュープロポジションなど、さまざまな手法があなた自身の武器になる。数々のベストセラーを手がけてきた著者の最新作! [内容] 第1章 「競争しない」ための戦略 第2章 AIに仕事を奪われない方法 第3章 「戦わずして勝つ」のが真の戦略 第4章 「あなたの強み」を育てる 第5章 リスクを下げて何度も挑戦する 第6章 没頭すれば一流になれる 第7章 あなたの物語が奇跡を生み出す 第8章 失敗があなたの武器になる 第9章 コンフォートゾーンから脱出せよ 第10章 「自分のため」から「社会のため」
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4.016人の気になる「あの人」とホムラさんの、今日はとことん短歌談義。 「NHK短歌」テキストの人気連載「穂村 弘、対して談じる。」でお迎えした短歌好き16名との、待望の対談集。 穂村さんの熱望から対話が実現したゲストは、意外な「あの人」たち。 短歌からひと、ひとから短歌が見えてくる。 ゲスト:北村薫(作家)、酒井順子(エッセイスト)、三浦しをん(作家)、清家雪子(漫画家)、高原英理(小説家)、知花くらら(モデル・女優)、金原瑞人(翻訳家)、文月悠光(詩人)、鳥居(歌人)、朝吹真理子(小説家)、小澤實(俳人)、保阪正康(ノンフィクション作家)、里中満智子(マンガ家)、吉澤嘉代子(シンガーソングライター)、名久井直子(ブックデザイナー)、俵 万智(歌人)
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3.7心理学が明かす、「将来への漠然としたモヤモヤ」の正体! 休みの日にやることがない、友達が少ない、定年後のプランが決まっていない――。 会社という居場所を失ったとき、なぜ男性は、女性に比べて老後の時間を有効に使えないのか? それは男性が社会の中で集団的に形成してきた、特有の「認知」のあり方に原因があった! あなたを支配している無意識の「考え方のクセ」とは何か? どんな"定年本"を読んでも解決されない切実な悩みを、認知行動療法の専門家が根本から解説。 話題の「認知行動療法」の専門家が、社会の中で働く男性の心理を繊細に解きほぐしながら、心理学的な裏付けをもとに、責任世代からの老後不安・孤独との向き合い方のヒントを解説する。 〈目次〉 はじめに 第1章 定年後の人生はどうなっているのか 第2章 老後の孤独感の正体 第3章 あなたを支配する「考え方のクセ」 第4章 親密なヨコのつながりを築く方法 第5章 自分で自分を評価する生き方 おわりに 主な参考文献
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かわいい花モチーフがいっぱい! かぎ針1本と糸があればできる人気のモチーフ編み。シンプルでかわいい編み地、上品な色使いで人気の村林さんが、花をテーマにデザインしました。60個のモチーフとエジング(縁飾り)のほか、モチーフをつないで作るバッグやストール、ブレスレットなどの応用作品も多数収載。花モチーフのかわいらしさと、編みつなぐ楽しさを存分に楽しめる一冊です。 [目次] この本で使う材料と用具 花のモチーフ/丸い花のモチーフ/多角形の花のモチーフ/雪のモチーフ/方眼編みのモチーフ/エジング モチーフ編みの基本/編み方/かぎ針編みの基礎
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3.8反米/親米を超えて変わりゆく大国の素顔をとらえる 「貧困大国」等々のアメリカ衰退論は、どこまで的を射ているのか。これからの対アジア政策、中東政策、日米関係はどうなるのか。そして“ポストオバマ”のアメリカはどこへ向かうのか――。戦後70年を機に、気鋭の文化人類学者が、「歴史認識」「政治」「社会」「外交」から、アメリカ社会の実相とダイナミズムを鮮やかに描きだす。 ※写真の一部をカラーで収載しています。 [内容] 第一章 アメリカの「歴史認識」──日本像から見る (1) 不可解な日本の「保守」 (2) なぜ右派が警戒されるのか (3) 更新される「歴史認識」 (4) 「ディスカウント・ジャパン」への反応 第二章 アメリカの「戦後」──保守とリベラルの相克 (1) 「自由社会の盟主」はいかにつくられたか (2) 「黄金の五〇年代」を起点とするアメリカ現代史 第三章 戦後社会の変質──自由大国のジレンマ (1) 「個人化」する社会 (2) 保守化する経済、拡大する格差 (3) 超資本主義化する政治 (4) 新自由主義的「自治」の加速 (5) 社会のリベラル化 第四章 オバマ外交の現実──「世界の警察官」からの退却 (1) アメリカ再建への要請 (2) アジアへの「リバランス」 (3) 転機を迎える日米関係 (4) 中東をめぐる混迷 第五章 「アメリカの世紀」は終わったのか──親米/反米を超えて (1) アメリカ衰退論を検証する (2) アメリカの自画像 (3) アメリカへのまなざし
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4.0著者は重い障害をもつ自らの妹にカメラを向けて番組を作ったディレクター。本書は、その妹と家族の24年間にわたる苦悩と喜びを、包み隠さずリアルに綴っていく。障害をもつ彼女が社会と多様な関わりをもてるように奮闘してきた、家族の悪戦苦闘の物語。『NHKスペシャル 亜由未が教えてくれたこと~障害者の妹を撮る~』(2017年9月放送)など3つの番組を元に出版化。
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3.0「自立=善、依存=悪」という思い込みを覆す、逆転の文明論 豊かになったはずの現代でなぜ紛争が絶えないのか? 格差を生み出し、争いのもとになる「自立志向」の考え方を問い直し、中間集団との新しい「依存関係」が争いを防ぐ可能性を提言する。 【内容】 序章 争わないための依存 1部 発展の遠心力――「自立した個人」を育てる 第1章 競争原理――規格化される人々 第2章 社会分業――特技を社会に役立たせる 第3章 対外援助――与えて生まれる依存関係 2部 支配の求心力――特権はいかに集中するか 第4章 適者生存――格差を正当化する知 第5章 私的所有――自然をめぐる人間同士の争い 第6章 独裁権力――依存関係を閉じる言葉 3部 依存の想像力――頼れる「中間」を取り戻す 第7章 帰属意識――踏みとどまって発言する 第8章 中間集団――身近な依存先を開く 第9章 依存史観――歴史の土を耕す
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-歌人9人が短歌を鑑賞し賢治の心情に寄り添う。賢治短歌の成立についての論考も収載。 賢治短歌は、のちの文学的開花に至る若書きと考えられてきたが、大胆な分かち書き、独創的な表象をモチーフにした歌など、特異な個性に満ちている。そしてその魅力は評者の経験や文学的感受性により多様な詠みができることである。 15歳盛岡中学入学の折より詠み始め日記がわりにノートに書き留めたというが、詩情あふれる表現は中学生のレベルを超えている。卒業後、生家にもどるしかなかった賢治は、入院もし先行きのない不安になやまされる。この時期の歌風は内省的な心情が色濃く反映されている。一年の浪人の末、盛岡高等農林学校に入学した賢治は、文芸誌「アザレア」という発表の場を持つ。それまでの自閉的作品からは一線を画した後の児童文学、詩を想起させるような作品を生み出す。短歌はいうまでもなく一人称詩型を基本とするが、賢治短歌は現実の自分を超えた架空の自分を創出していく。さらに高校卒業後、肋膜を患いつつも土壌調査を続ける中で詠まれた連作群がある。31文字には収まり切れないと言わんばかりの緊迫感をもった連作である。短歌という文学手段から散文へと移行してゆく離陸期とも捉えられよう。 こうした賢治の思春期、青年期と、短歌の鑑賞を併せ読むことにより、賢治短歌にあらたな地平を広げる一書である。 鑑賞する歌人は、内山晶太、大西久美子、尾﨑朗子、梶原さい子、嵯峨直樹、堂園昌彦、土岐友浩、吉岡太朗。賢治短歌研究の第一人者である佐藤通雅氏の論考「賢治短歌の成立」も収載
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4.0密林に栄えた古代都市。その繁栄を支えたエネルギーは何か。碑文、発掘成果から迫る アンコール王朝は、9世紀にカンボジアの密林の中に生まれた26代続くクメール人による王朝であった。歴代の王は、バライと呼ばれる灌漑用環濠、王都、寺院の3点セットを建設。高さ65メートルの尖塔をもつアンコールワットはじめ巨大伽藍を建設。寺院は王朝の宗教が変わるたびにシヴァ神、ヴィシュヌ神、仏教の偶像が挿げ替えられ、大規模な偶像破壊もあった。著者の率いる調査団が地下に埋納された大量の仏像を発掘し、世界に衝撃をもって報じられた。その後も、アンコール王朝史を書き換えるような調査が続けられている。各地に残された碑文の解析や新発見史料の解説を加筆し、アンコール王朝の興亡史を通観する。
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「曲がり角のさきにも必ず素晴らしい出会いがあり、 美しい景色が広がっています」 女学校に給費生として入学し、関東大震災や戦争を乗り越え、戦後、日本で初めて『赤毛のアン』を翻訳した村岡花子。アンの数々のエピソードと不思議な縁でつながる彼女の生涯を、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の原案・村岡恵理の文章と、人気イラストレーター・わたせせいぞうの絵で贈る、勇気と希望に満ちた珠玉の絵本。
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4.1SNSは戦争や政治のあり方を根底から変えた。個人の「いいね!」「シェア」は瞬時に拡散され、それによる憎悪の連鎖は世界各地で紛争や虐殺を起こしている。軍事研究とSNS研究の第一線で活躍する著者が、誰もが戦争の当事者となり得るリアルな恐怖を突きつける衝撃作。
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3.0最新の学説をふまえ直木賞作家の想像力が描き出す、新しい「天下取りへの道」 あまたの英傑たちがしのぎを削り刃を交えた戦国時代を背後で突き動かしていたのは、同時代の世界情勢であった。ライフワークとなる巨編小説「家康」に取り組む作家・安部龍太郎が、検討した最新の学説や実際に足を運んだ取材、大きな枠組みの作家的想像力で、これまでにない家康像と「家康天下取りへの道」を描き出す。 「桶狭間の戦」「三方ヶ原の戦」「長篠の戦」「小牧長久手の戦」「関ヶ原の戦」といった家康が戦い抜いた合戦をグローバルな視点から見つめ返し、今川義元、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉といった英傑たちとの交わりを日本史を貫く2つの力学の視点から読み解くとき、あらたな家康像が立ち現れる! 激動の世界と日本の渦中で、家康を天下人に導いた終生の思想「厭離穢土 欣求浄土」とは何か。戦国時代像を刷新する歴史学の成果に基づきながら、天下人への道を描き直し、人間・家康に深く切り込む。私たちの知る「天下取りの物語」とは違う、あらたなるストーリーの提示!
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3.0医師たちの知られざる試行錯誤の歴史 すぐに診断や治療ができる高度な医療は今や当然のものと思われているが、その背景には、ルネッサンス以降の医師たちの厖大な試行錯誤が積み重ねられていた。ヒルに血を吸わせる療法、麻酔発明者たちの自死や狂死、精神に異常をきたして犠牲者を出し続けた外科医など、エピソード満載の新鮮な医学史。 [内 容] 序章 近代医学の基礎の確立 第一章 臨床医学の発展―一八世紀から一九世紀 第二章 基礎医学の興隆―一九世紀後半 第三章 外科の大発展―一九世紀から二〇世紀 第四章 移植される臓器とつくられる臓器 第五章 二大死因克服への挑戦 第六章 生体を調節する仕組みの解明―二〇世紀の医学の発展 第七章 感染症との闘いと免疫学の進歩 第八章 神経疾患と精神疾患 第九章 日本の医学の発展 終章 医学・医療の進歩と現代の課題
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4.0人気のジャム専門店「ロミ・ユニ コンフィチュール」・焼き菓子専門店「メゾン ロミ・ユニ」店主がおくる、スタンダードなレシピ集。スコーンやサブレなど、お店の定番お菓子だけでなく、気軽につくれる日々のおやつも紹介。いがらしろみさんのお菓子の魅力が、ギュッと詰まった一冊。 *本書は『NHKきょうの料理ビギナーズ』テキストの連載「いがらし ろみのお菓子教室」に新しいレシピを加え、再編集したものです。 [Contents] ◆スコーン Atelier Scone ◆サブレ Atelier Sable ◆ケイク Atelier Cake ◆ジャム Atelier Confiture ◆季節のおやつ Seasonal Sweets ◆スペシャルおやつ Special Sweets ・romi-unieでは、こうしてお菓子を包んでいます。 ・使っている材料のこと ・あると便利な道具のこと
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4.0喪失の時代、私たちを支える「他者」との邂逅 古今東西の哲学者、宗教家、詩人、作家、そして無名の人々の言葉を引用し、「生きがい」とは何かを論じた神谷美恵子の『生きがいについて』。刊行から50年以上読み継がれるこの一冊は、神谷美恵子の生涯や他の作品に照らすとき、作家自身の精神的自叙伝としての姿を現す。誰かのために、何かのために必要とされることこそが「生きがい」であると考えた神谷は、一度は見失った「生きがい」をいかにしてふたたび見いだしたのか――。東日本大震災という「大きな喪失」を経験し、新型コロナウイルス禍という試練のなかにあって、わたしたちが「生きがい」を回復する方法について考える。
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4.0私たちの指や血管は、円柱の形をしている。いやいや、ナマコやミミズ、ゾウの鼻やネコの胴体だって─。なぜ自然界にはかくも円柱形が溢れているのだろうか? 生きものが総じてやわらかいのはどうしてだろうか? 物理的時間とは異なる、生きものの「円い」時間とは? 私たちが五感で捉えることのできる実感を手掛かりに、生きものの本質へと大胆に迫る、本川生物学の真骨頂!
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4.0それは、組織の力を理想の形で花開かせた、無敵の戦略 NHK『時代をプロデュースした者たち』から生まれたスポーツノンフィクション。巨人軍の金字塔V9(1965-1973年)の強さを、今、掴み直す。V9戦士やライバルたちの証言をつなぎ、名場面の再現を織り込み、正しい遠近感であの時代の熱気をたどる。指揮官・川上の手腕と戦略を解き明かす。「野球必敗法70か条」全文収載。 [内容] 第一章 絶対者として立つ ドジャース戦法から 第二章 非難を引き受ける 背番号77 第三章 異端を生かす 大選手の操縦 第四章 不平等のダイナミズム 信賞必罰 第五章 セオリーを超えたセオリー 二割二分七厘のMVP 第六章 勝つために負けを知る 野球必敗法70か条 第七章 石橋を叩いて、豹変せよ 球際の攻防 第八章 データは学んで捨てる V戦士のプライド 第九章 背中で率いる チームプレーの完成 エピローグ それは、生きている 編者のあとがき 「戦後という時代」の証言として 山下茂 野球必勝法70か条 野球必敗法70か条 主な参考文献
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4.3「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書 イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか? 人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか? アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか? なぜ紛争は繰り返されるのか? そもそも、いったい何が問題なのか? 世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか? 国際社会の一員として生きていくために、日本人が知っておくべきことが、この一冊に凝縮されている。 争いを拡大させているのは、私たちの無知、無関心かもしれない。 【目次】 第1部 何が起こっているのか? 1章 ユダヤ人とイスラエル/2章 シオニストの思想/3章 ちょっと待て、ここには人がいる/4章 イギリス人がやってくる/5章 イスラエルとナクバ/6章 追い出された人びと/7章 1950年代/8章 ビッグバン/9章 激動/10章 振り落とす/11章 イスラエルはラビンを待っている/12章 賢明な希望が潰えて/13章 ブルドーザーの最後の不意打ち/14章 民主主義の後退 第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか? 15章 地図は領土ではない/16章 イスラエルのアラブ系国民/17章 恋物語?/18章 入植地/19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること/20章 Aで始まる例の単語/21章 Aで始まるもう一つの単語/22章 中心地の赤い雌牛/23章 希望を持つ理由
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3.6イタリアをはじめ各国でベストセラーとなっているよしもとばななの世界を、「家族」「食」「身体」というキーワードを手がかりに、翻訳という異文化体験を通して旅する。作家自身による本邦初公開(イタリアのみで発表)のエッセイ、作品の秘密をめぐる作家と翻訳家の初の対談(語り下ろし)も収載。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 食材の「自然」のおいしさに勝るものはない 単純こそおいしく、単純こそ美しい和の料理は、食材9割、料理1割。その食材の個性を生かすために副食材があり、調味料があり、調理法がある。「1+1」は決して「2」ではなく、「5」にも「10」にも広がるように、食材の力を知り、至福の一皿を味わっていただく――。丁寧な料理レシピと素材解説で、おいしさの引き出し方を伝える一冊。英語レシピも収載。 【章立て】野菜(菜花、筍など)/魚介&肉、豆腐(鯛、秋刀魚、烏賊、牛、鴨、豆腐など)/ご飯、料理の心得(だしが基本、昆布とかつおのだしの取り方、野菜だしの取り方、調味料、薬味、調理法)/英語レシピ
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-『きょうの料理ビギナーズ』で「おいしい!」と評判の肉レシピ。さらにおいしくつくるには下ごしらえや火の通し方、味つけのタイミング、うまみを生かす組み合わせなど、押さえておきたいコツがある。つくりやすく工夫された肉レシピを、誰にでもできるコツとともに紹介。使いたい肉の種類から料理名を探すこともできる、毎日役立つレシピ集。 〈主な内容〉 ◆まずは人気のメニューから 豚肉のしょうが焼き/ハンバーグ/ガーリックステーキ/肉じゃが/ビーフシチュー/フライドチキン ◆調理のコツ 押しながら焼く/ふたをして蒸し焼きにする/少ない水分で煮る/“温度”や“冷まし方”、“粉”でおいしくゆでる/ひき肉をパラパラに炒める/ひき肉ダネは水分を加えて柔らかく/豚こまは丸めてボリュームアップ ◆味つけのコツ 下味をしっかりつける/最初に調味料をなじませる/たれやソースで仕上げる/チーズをのせてコクをプラス/熱いうちにつける、なじませる ◆組み合わせのコツ 薄切り肉でクルリと巻く/ひき肉に豆腐や野菜を混ぜて/野菜と一緒に炒める/肉と野菜をシンプルに煮る/野菜と合わせてサラダに
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 何もないところでつまずきそうになったら必読!簡単体幹バランス体操で一生歩ける体に 65歳以上の男女の5人に1人は要介護、そのうち「骨折・転倒」が原因とされるのは13%、「運動器の機能低下」に関連したものは約4割に。日常生活の制限なく、一生自力で歩けるよう、誰でも簡単にできる体幹バランス体操で予防を始めよう! 運動習慣のない人でもすぐに行える、「転倒予防」が主な目的の体操を丁寧に紹介。運動を安全に行い、最大限の効果を得るために、準備運動・柔軟体操・体幹バランス体操(安定性・バランス・連動性)という順番で行うことを提案。柔軟体操と体幹バランス体操は強化したい部位や自分のレベルに合わせて選べる。体操は場所や状況に合わせて「立って」「座って」「寝て」でき、さらにレベルアップした体操も紹介。また、日常生活で体幹バランスを保つためのNG習慣も紹介する。 【主な内容】 ・自分の体幹バランスレベルをチェック ・準備運動と腹式呼吸 ・体幹まわりの柔軟体操 ・転倒を防ぐ体幹バランス体操(安定性・バランス・連動性を強化) ・毎日「体幹バランス」生活 ・「初心者向け」「中級者向け」の組み合わせ例
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 まずはこの本でスマホをはじめましょう! ゆっくり、しっかり、スマホの基礎が身につきます! スマホでできることはたくさんあります。でも、なかなかすぐには使いこなせないですね。ゆっくりあせらずひとつずつ、操作の基本や役立つ使い方を覚えていきましょう。 「電源の入れ方」「電話のかけ方」「写真の撮り方」といった基礎の基礎から「LINEの使い方」「目的地までの経路の調べ方」など、すぐに必要な使い方を5日間で学んでいきます。 5日間の基礎講座に加えて、スマホビギナーにおすすめのアプリ、困ったときのQ&A、かんたん用語集など、役立つ情報が満載です。 大きな文字で読みやすく、ノウハウをわかりやすく紹介するので、初心者におすすめの一冊です。 〈目次〉 はじめに:あなたの「スマホでしたいこと」をお手伝いします! 1日目:スマホに触れよう 2日目:基本機能を使おう 3日目:アプリを追加しよう 4日目:LINEを使おう 5日目:スマホを便利に使おう 番外編:6日目から役立つスマホ活用術