維新史再考 公議・王政から集権・脱身分化へ

維新史再考 公議・王政から集権・脱身分化へ

1,760円 (税込)

8pt

4.3

幕末、雄藩が目指したのは武力討幕ではなく、幕藩体制を強化するための「公平な議論」だった。その願いが王政復古と中央集権国家樹立、身分制度の解体につながってゆく道筋を、「課題解決と権力闘争の循環」という一貫した視点で描く。幕末維新研究の集大成として第一人者が世に問う、全く新しい明治維新史。

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維新史再考 公議・王政から集権・脱身分化へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年12月20日

    今年は維新ものを多く読んだので、その総まとめとして手に取った一冊。
    著者の意図である維新に対する通説とは異なる見方はしっかりと提示できており、その裏付けも膨大な資料から極めて丁寧に行われている。歴史を学問することを見事に体現されている一冊である。

    各章の冒頭で示される図表が秀逸で、特に幕末期の論点...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月07日

    本書を紐解いたのは「図書8月号」の三谷博さんの寄稿文を読んだためだ。そこでは、「廃藩置県」という、武士階級を廃絶させて7割近くの武士を解雇した大変革に対して、何故武士の側から大きな抵抗が生まれなかったのか、を分析していた。

    これは実は、「弥生時代の倭国大乱が大戦争を経ずして話し合いで統一された」と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月01日

    明治維新を、志士たちの活躍という側面もさることながらとくに「維新前の国際関係」に紐づけて論じる。

    最近では、「鎖国は従来思われていたほど閉鎖的ではなく、実は幕府は国際情勢を深く理解していた」という学説が主流だが、著者はさらに一歩進んで「やはり閉鎖的で情報不足だった」という立場。それは、要すれば「列...続きを読む

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