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「自立=善、依存=悪」という思い込みを覆す、逆転の文明論
豊かになったはずの現代でなぜ紛争が絶えないのか? 格差を生み出し、争いのもとになる「自立志向」の考え方を問い直し、中間集団との新しい「依存関係」が争いを防ぐ可能性を提言する。
【内容】
序章 争わないための依存
1部 発展の遠心力――「自立した個人」を育てる
第1章 競争原理――規格化される人々
第2章 社会分業――特技を社会に役立たせる
第3章 対外援助――与えて生まれる依存関係
2部 支配の求心力――特権はいかに集中するか
第4章 適者生存――格差を正当化する知
第5章 私的所有――自然をめぐる人間同士の争い
第6章 独裁権力――依存関係を閉じる言葉
3部 依存の想像力――頼れる「中間」を取り戻す
第7章 帰属意識――踏みとどまって発言する
第8章 中間集団――身近な依存先を開く
第9章 依存史観――歴史の土を耕す
Posted by ブクログ 2023年10月07日
競争の対象 希少性
競争の限界 ①無形の価値 ②人間の依存関係 ③自然の存在
争わずに競う :一つの基準で決めない 負けた人の処遇
分かりやすさ :争いを呼び込む
分業の効果 :一人当たりの仕事量の増大 考えるのをやめさせる
分業の弊害 :目的意識の喪失 格差構造 強みが優先し弱さを補う...続きを読む
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