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人はトラウマに翻弄されるだけの脆弱な存在なのか? 精神的閉塞感に一石を投じる勇気の心理学 過去は変えられなくても、「今現在」そして「未来」は変えられる。トラウマを振り切って、強い意志と勇気と希望をもって人生を生き抜こう! 理論と実践が緊密に結びついたアドラーの心理学の真髄を、その人生と織り合わせながらひも解く。現在日本の精神的閉塞感に一石を投じる知的興奮の書。
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Posted by ブクログ
・自分の行動を正当化する理由があとから考えられることもある。 ・過去の経験が今の自分のあり方を決定するのであれば、治療も育児も教育も不可能であると言わなければならなくなる。なぜなら、それらは、今とは違うあり方へと人を導くことを意味するからである。 ・自分が劣っていると感じるのは、自分に対する意味...続きを読む付け。 ・人は誰しも自分が意味づけした世界に生きている。 ・ライフスタイルは、現代アドラー心理学に置いてはつぎのように定義される。 1.自己概念 2.世界像 3.自己理解 ・早期回想→ 幼少期を質問し何を思い出すかによって、その人のライフスタイルがわかる ・肯定するに、否定するにせよ、態度決定が迫られるという意味では、文化はライフスタイルの影響因になりうる。 ・意味は状況によって決定されるのではない。われわれが、状況に与える意味によって自らを決定する。 ・現実を超える努力をしない人生は停滞以外の何物でもない。 ・神経症的ライフスタイルの種類 1.私には能力がない 2.人々は私の敵である ・誤った方向での優越性の追求 1.他者の支配 2.他者に依存 3.人生の課題を解決しようとしない ・神経症の原因を尋ねた時に、その答えが、尋ねられた人の課題とライフスタイルを浮き彫りにさせる。 ・未来に向けての原因論。過去こういった事があるから、未来のいつかの時点でこうなるという論理は、未来の保険をかけるという意味で目的論である。 ・自分のことを好きに思える時は、自分が役立たずではなく、確かに誰かの役に立てていると思え、貢献感もてる時だ。 ・課題が与えられれば、できることから少しずつでも始めていくしかない。これは勇気そのものであり、「不完全である勇気」「失敗する勇気」と呼ぶ。 ・他者からの評価は、自分の価値を上げることも下げることもない。 ・行動は本来的には、それ自体で完結せねばならない。 ・「誰に何と言われようと私は私」 ・現実がどうであれ、先を見据えて理想を見失うことなく、同時に今ここを生きたい。これから先、何が起こるかわからない。しかし、わからないことについては悩まない。 これを可能にするためには、目先のことにとらわれるのではなく、目標、理想を見据えなければならない。 今、直面している困難がすべてで、それが解決しなければ一歩も前に進めないというわけではない。 ・生は明日を待たず、今ここで完成する。 ・理想を見失わないということ、今ここを生きるということを両立させる。 ・自分のライフスタイルを今知ったら、それからどうするかは本人に責任が生じる。 ・誤りを正すには、協力すること、さらにこれまで使ってきた言葉を補うのならば、世界を改善するために自分の役割を果たし、他者に貢献する決心をするということ。 ・これまでの人生は、これからの人生をどう生きるかに対して何ら影響を与えない。
人からどれほど幸福だと思われたとしても、他ならぬこの私が実際に幸福でなければ意味がない。 状況を離れた絶対の善はない。 私は他者から影響を受けるが、同時に私も他者に影響を与えることができる。人はこのような意味で「全体の一部」であるから、自分だけが幸福になることはできない。 たとえ誰からも愛されなくと...続きを読むも、私は隣人を愛そう。成熟したライフスタイルを持ったアドラーは、フロイトの問いを一蹴する。 重要なことは、これまでどうだったかということではなく、これからどうするか 目的は未来にある。未来は変えることができる。未来だけは変えることができる。 自分に価値があると思えることがなぜ必要かといえば、自分はこれから先もこの自分でしかないからである。これから先も死ぬまでこの自分とつきあっていかなければならない。この事実が動かせない限り、幸福になれないことになる。 課題が与えられれば、できることから少しずつでも始めていくしかない。これは勇気そのものであり、アドラーはこれを「不完全である勇気」「失敗する勇気」と呼んでいる。失敗を恐れて初めから課題に取り組まないより、はるかに望ましい。 人が一人では生きられないという時、そのことの意味は人が弱いからということよりも、人はその本質において初めから他者の存在を前提としており、他者と共にあることで、人は「人間」になれるということである。他者と共生することが必要であるというのではなく、人は最初から社会的存在なのである。社会や共同体から離れて生きる個人はありえないのである。 自分の価値は他者からの評価に依存しない。 212ページから
アドラーの思想は好きですね。信じるに値できると思えるという事。以降は本からの引用です//見かけの因果律。治療も育児も教育も、今とは違うあり方へと人を導くことを意味する。ライフスタイル(性格)。自己概念、世界像、自己理想。問題行動…原因ではなく目的をみる。他者への関心。共同体感覚。共感。他の人の目で見...続きを読むて…。チェリスト デュプレ。自分の課題を自力で解決できるという自信を持てるように援助する…勇気づけ。自分に価値があると思える援助。人からの評価に左右されないように援助する。短所を長所と見る。意味づけを変える。貢献感。ありがとう。実際にどうかよりもどう思われるかを気にすれば、容易に現実との接触を失う。理想を見て、現実の自分や他者を見ない。
フロイト、ユングに並ぶ心理学者・アドラーの生涯、思想を、他の心理学者や哲学者との比較を一部交えながら書かれた本。 アドラーの解説書ですが、著者のアドラーへの敬意が伝わる文章で、良い大学の講義を受けている気持ちになりました。 アドラーの考え方は、人の考え方や行動、神経症の症状、ひいては生き方について...続きを読む、「◯◯だから××してしまう」という原因論ではなく、「××をするために◯◯という原因を探して実行する」という目的論に立脚しています。 その目的を持つにあたり、自分の「ライフスタイル」(自己観、他人観、世界観)が影響を与えます。ライフスタイルは、どのように育てられたか、どのように生きてきたか、によって形成されますが、もし自分が生き辛くなるようなライフスタイルを持っていることに気付いたなら、そこから未来にむけて変えていかなければなりません。 このように、アドラーが当時の人々に語りかけていた考え方が、説明されています。 心理学を学ぶ学生や、よくあるビジネス書に書かれているような「自己責任論」より更に一歩踏み込んだ内容の本を読みたい社会人にオススメです。 ただ、難点をあげるとすれば、読者に語りかけるような文章で書かれているので、教科書のように図解や体系化がされているわけではありません。 その点でややわかりやすさは落ちますが、その代わり著者の講義を受けているような面白さがあると思います。
『アドラー心理学 シンプルな幸福論 』を入門としたら,次はこの本. アドラー心理学の理論を整理しながら,アドラー自身の言葉と時代を引用しながら丁寧に説明している.
アドラーの名前だけは聞いたことがありましたが、彼の提唱する「個人心理学」のことも知らないまま、初めて読んでみました。 自分に不都合なことを、生い立ちやトラウマのせいにしがちですが、過去にとらわれずに力強く未来を作っていくことを説いています。著者が「心理学は一朝一夕に学ぶことができる科学ではなく、学び...続きを読む、かつ、実践しなければならない」と言っている通り、一読して理解できるものではないですが、心にとめておきたいと思いました。
アドラーの生い立ちを辿りながら、アドラー心理学がどのように成り立ってきたか、そこから始まっている。そして、アドラーの生涯を交えて紹介してくれています。フロイトとの違いを対比しながら書き、未来の幸福に向けた、社会への関心・貢献への勇気の心理学である。過去は変えられなくても、「現在」、「未来」は変えられ...続きを読むる。トラウマを振り切り、強い意志と勇気と希望をもって人生を力強く生き抜いていこう!というメッセージ。
書かれていることを噛み砕きながら読み進めないと内容理解ができなかったので読むのに時間がかかってしまいましたが、読み切ることができ大変満足しています。 アドラーの生涯、アドラー心理学の考え方とその著書、事例、そして最終章では死生観にまで触れられていたので、アドラーの思想の根源から知ることができました...続きを読む。 フロイトとの出会いから、思想の相違点もわかりやすく書かれていたので師弟関係にあったのではなく対等の研究者であったということが納得できました。 また育児、教育におけるアドラーの考えを知り、いかに日々の大人の子どもへの関わり方、心の持ちようが子どもにとって影響力が大きいものかを考えさせられました。 改めてアドラー心理学は実践していくことが難しく、しかし今ここから、自ら他者への貢献、信頼を始めていくことが大切だと気付きました。 以下読書メモ 感情は人を支配しない。人を支配したいという目的があって怒りという感情を持ち出しているのだ。 怒りは人と人を引き離す感情。 怒ること以外の有用な役立つ方法があることを知っていれば、怒りの感情をだっきゃくするこあは可能。 人は「他の誰とも異なった人間としての可能性、発達の可能性」を持っている。 ライフスタイルは自ら選択したものである。人との関わりを回避したいから自分の欠点を理由にしている。人と関わることを恐れない人は自信があり、自分の長所を容易に見つけることができる。 「自己への執着」自分にしか関心を持たず、世界の中心であると考える。他者が自分の期待を満たさなければ憤慨する。 「他者への関心」共同体感覚は、他者の存在を認め、他者にどれだけ関心を持っているかの尺度である。 他者のことはわからない、と思って、そのことを前提に人を理解することに努める方が、他者の理解に近づく。 「真の共同体感覚と誤った共同体感覚」のいずれであるか、吟味しなければならない。他者貢献は自分がどうするかが重要。 何をするにも必ず成功しなければならないと考え、必ず成功するという保証がある時にだけ挑戦する。しかし、失敗が少しでも予想され、成功することが確信できなければ、最初から挑戦しようとしない。 このために神経症の症状はつくられる。 神経症者のライフスタイル 1.私には能力がない、と思う 2.人々は私の敵である、と思う 器官劣等性のある子ども 甘やかされた子ども 憎まれた子ども 健全なライフスタイル 1.私には能力がある、と思う 2.人々は私の仲間である、と思う 誤った優越性の追求 1.他者を支配すること 2.他者に依存すること 3.人生の課題を解決しようとしないこと 子どもを甘やかすと親から自立することができず、 搾取することは知っていても与えること、協力すること、その必要性をも知らないで育つ。 共同体感覚を伴った優越性の追求 1.他者を支配しない 2.他者に依存しない(自立する) 3.人生の課題を解決する 人間は対等である。対等の人格として扱う。子どもたちを対等の関係において見て、尊敬し全幅の信頼で接するのであれば、力で抑える必要はない。 勇気づけは、子どもが人生の課題を解決しうるという自信を持てるように援助すること。子どもの課題を親が肩代わりできないことは知っておきたい。 叱ることでは、子どもは自分に価値があるとは思えず、子どもが課題に取り組む援助をすることもできない。子どもは親の言うことが正論であることを知っている。自発的に決心したのでなければ、いつでも簡単に元に戻る。 対等だと見ていれば、そもそも叱ることなどできるはずがない。下だと思っているからこそであって、その際対人関係で下に置かれた人はそのことを嬉しくは思わないだろう。 ほめられるために何かに取り組む子どもも、ほめられないと、認められないと何もしない。自分の判断で行動できる子どもになってほしい。褒めるよりも、「ありがとう」。 大人の子どもへの働きかけは操作や支配ではあってはならない。大人の側に忍耐が要求される。勇気づけは手間隙がかかるのである。試行錯誤的に子どもに声をかける。私が子どもを勇気づけているのではない、むしろ、日々の生活においてどれほど子どもに勇気づけられているか。
人生は苦である、試練をどうのりこえるか、と言う発想を久しぶりに思い出した。アドラー心理学入門にもおすすめの本。
・「自分だったらどうするか」ではなく、「他社のことはわからない」と思って、そのことを前提に人を理解することに努める ・未来だけが変えることができる ・自分に価値があると思えるときだけ勇気が持てる ・自分は自分。他の人からの期待を満たすために生きている訳ではない ・できれば、人生どんな出来事にあっても...続きを読む、動じないでいられるだけの準備を怠らないようにしたい ・人生を楽しむ。今ここにおいてしか楽しめない
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