作品一覧

  • 障害の家と自由な身体
    3.0
    1巻2,970円 (税込)
    バリアフリーは「障害者」を「健常者」に合わせる考え方だが、社会の均質化につながるのではないか。本当のゆたかさは「障害」の側にあるのではないか。そうした意識から、アーティストである大崎晴地は、障害そのものを建築的に考える《障害の家》プロジェクトを進めてきた。三度の展示を経て、建設に向けた計画が始まっている。本書はこれまでの展示と連動して行なわれた対談・座談の記録集であり、「障害」「家」「リハビリ」「アート」を多角的に考えるための一冊である。
  • 哲学の練習問題
    4.3
    1巻1,155円 (税込)
    私たちの身体と心には、まだ開発されていない能力が無数にある。しかし、それは「学習」では開発できない。発達をリセットして、能力を形成すること。それは「名詞」ではなく「動詞」の経験であり、そのためには実際にやってみるのが唯一の方法である。本書では、オートポイエーシスの第一人者として知られる著者が、一人でもできるエクササイズを数多く紹介している。これらを実行したその先には、未知の自由が待っている。
  • 〈わたし〉の哲学 オートポイエーシス入門
    -
    1巻1,408円 (税込)
    人間が秘める能力を最大限に活かすオートポイエーシス(自己制作)の哲学の視点から、科学者の寺田寅彦など、難局に直面しても躍動感のある精神を保ち、新たな可能性を切り拓いた人々の生涯に自己実現の知恵を探る。
  • 飽きる力
    3.2
    1巻523円 (税込)
    「このままやっていてもなあ…」と何となく感じるとき、人は新たな能力を生み出す局面をむかえている。「がんばっている自分」にはまることなく、人間に本来備わっているはずの「飽きる力」をどう目覚めさせ、活用すべきなのか。身体論、システム論の地平を拓く哲学者が「努力していることの疲れ」を纏うすべての現代人のために贈る、心と身体のリハビリの書。

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ユーザーレビュー

  • 哲学の練習問題

    Posted by ブクログ

    何かの本で読んだ「思考は肉体を伴う」という一節を思い出さずにはいられない一冊。
    元は『オートポイエーシスの練習問題』というタイトルだったらしく、オートポイエーシスが果たしてどんなものかはこの一冊を費やしてもなお読者が明確に言語化することは難しいのではないかと思われる。なんとなくは飲み込めた気がするけれどはっきりとはわからない。ただこの本は哲学の本というよりはきっぱりオートポイエーシスの本なのだと思う。広義で哲学の本ではあるのだろうけれど。

    一冊に出てくる知識の幅がとにかく広い。建築デザインから脳神経科学、生物の発達の歴史を辿り、認知運動療法を通じて思考のエクササイズへ。思い出せる限りを書き出

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    2021年02月14日
  • 哲学の練習問題

    Posted by ブクログ

    哲学の練習問題という名前から、難解な文章を想起していたが、予想以上に読みやすい内容であった。
    じっくり読まないと頭に入ってこない内容ではあるものの、各章が20ページ程度で構成されており、挫折するような本ではなかった。
    固定観念から離れて考えるきっかけを複数与えており、日常考えることのないことばかりで非常に面白かった。
    途中から脱線気味であったことがマイナスポイントではある。

    0
    2020年11月28日
  • 哲学の練習問題

    Posted by ブクログ

    タイトルにあるように「練習問題」として臨めるのがいい。普段の何気ないことに目を向けてみる。コツと才能の違いとは?新たなものを見出すということは?そして間違っていても問題ない。なぜなら人間は発達のリセットができるから。

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    2018年07月08日
  • 飽きる力

    Posted by ブクログ

    筆者は「オートポイエーシス」を提唱しているが、それが今ひとつ理解できない。
    本人もつかみどころがないものだと本書でも言っているのであるが。

    *オートポイエーシス(autopoiesis)は、1970年代初頭、チリの生物学者ウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・バレーラにより、「生命の有機構成(organization)とは何か」という本質的問いを見定めるものとして提唱された生命システムの本質に迫ろうとする概念である。(Wikipediaより)

    はて、飽きる力とオートポイエーシスとの関係もよくわからないのであるが、本書から得たことは「面白くするために努力する」「努力して得られたものは本能と

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    2011年04月09日
  • 障害の家と自由な身体

    Posted by ブクログ

    アーティストである著者が2015〜23年に行った障害の家プロジェクトの報告相談会の記録。障害とは、それに対するデザインとは何かを考えている。

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    2025年01月12日

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