河本英夫のレビュー一覧

  • 哲学の練習問題

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    何かの本で読んだ「思考は肉体を伴う」という一節を思い出さずにはいられない一冊。
    元は『オートポイエーシスの練習問題』というタイトルだったらしく、オートポイエーシスが果たしてどんなものかはこの一冊を費やしてもなお読者が明確に言語化することは難しいのではないかと思われる。なんとなくは飲み込めた気がするけれどはっきりとはわからない。ただこの本は哲学の本というよりはきっぱりオートポイエーシスの本なのだと思う。広義で哲学の本ではあるのだろうけれど。

    一冊に出てくる知識の幅がとにかく広い。建築デザインから脳神経科学、生物の発達の歴史を辿り、認知運動療法を通じて思考のエクササイズへ。思い出せる限りを書き出

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    2021年02月14日
  • 哲学の練習問題

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    哲学の練習問題という名前から、難解な文章を想起していたが、予想以上に読みやすい内容であった。
    じっくり読まないと頭に入ってこない内容ではあるものの、各章が20ページ程度で構成されており、挫折するような本ではなかった。
    固定観念から離れて考えるきっかけを複数与えており、日常考えることのないことばかりで非常に面白かった。
    途中から脱線気味であったことがマイナスポイントではある。

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    2020年11月28日
  • 哲学の練習問題

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    タイトルにあるように「練習問題」として臨めるのがいい。普段の何気ないことに目を向けてみる。コツと才能の違いとは?新たなものを見出すということは?そして間違っていても問題ない。なぜなら人間は発達のリセットができるから。

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    2018年07月08日
  • 飽きる力

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    筆者は「オートポイエーシス」を提唱しているが、それが今ひとつ理解できない。
    本人もつかみどころがないものだと本書でも言っているのであるが。

    *オートポイエーシス(autopoiesis)は、1970年代初頭、チリの生物学者ウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・バレーラにより、「生命の有機構成(organization)とは何か」という本質的問いを見定めるものとして提唱された生命システムの本質に迫ろうとする概念である。(Wikipediaより)

    はて、飽きる力とオートポイエーシスとの関係もよくわからないのであるが、本書から得たことは「面白くするために努力する」「努力して得られたものは本能と

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    2011年04月09日
  • 障害の家と自由な身体

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    アーティストである著者が2015〜23年に行った障害の家プロジェクトの報告相談会の記録。障害とは、それに対するデザインとは何かを考えている。

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    2025年01月12日
  • 飽きる力

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    これまでの生き方、努力の仕方をいつまでも続けても成長しない。飽きる力で、様々なやり方、様々なことにトライしてみたら考え方や視点が広がり成長につながりということだったと思う。オートなんちゃらについてはよくわからないけど、問題があるところに集中して視野が狭くなっていては物事が進まないので、まず飽きて違う視点を持とうということが書かれていたと思う。その通りかなと思う。以外に役立つ本かも。

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    2019年01月04日
  • 飽きる力

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    飽きる力の飽きるとは、選択のための隙間を開くこと。一生懸命やっても伸びないときに有効な努力を続けるためには、どうすればいいのか。著者の専門の「オートポイエーシス」への取り組みを通じてわかったこと。同じ成功はない。やみくもに努力を続けるのではなく、「飽きる」ことで次のステップを見つけるのです。

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    2011年05月23日
  • 飽きる力

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    仕事で、息詰ま李、閉塞感をおぼえたら、とりあえず寝て、また明日考えるということでいい。そうやって、心に隙間を作ることが、閉塞感の打破に繋がるのであろう。

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    2011年01月11日
  • 飽きる力

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    ~の力、という題名をつけて

    売れ筋をねらいつつ、自分の研究テーマを発表しようとしている
    本かな、と思ったら、やはりそのようである。

    しかし、そのテーマがやけに面白い。

    読み終わっても、一体なんのことやらさっぱりわからなかったが
    (哲学系の人はわかるでしょう。きっと。)
    魅力的で楽しい本だな、と思いました。

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    2010年12月17日