本当は危ない『論語』

本当は危ない『論語』

628円 (税込)

3pt

『論語』はただのお説教本ではない。常識的な人生訓と過激な思想とが表裏一体となった、おそるべき書物である。その激しさは中国の歴史を支配し、日本の幕末に革命をもたらした――『論語』及び孔子にまつわる基本知識を踏まえながら、先入観なしに精読することで、優れた古典というだけではおさまりきらない、多面的で“危ない古典”『論語』の真髄を解き明かす。

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本当は危ない『論語』 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年06月08日

     コロナ巣ごもりで再読する。
     高島俊男師が鬼籍に入られた今、加藤徹先生を中国古典の水先案内人と頼んでいる。
     巻末に諸星大二郎『孔子暗黒伝』への言及があるのは嬉しい。

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    Posted by ブクログ 2013年09月08日

    一般の解説書は、孔子を聖人君子、論語を聖典的にとらえ、
    非の打ち所のないもののように書かれていることが多いが、
    本書は、歴史的な背景を踏まえつつ、淡々と推測される事実
    を書いている。
    従来のイメージからかけ離れた部分も多いが、それにより論語の
    価値を貶めるものではなく、より深く読むための参考になる。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月30日

    挑発的なタイトルですが、論語の成り立ち、孔子の人物像、発音、日本の歴史に与えた影響等を博識を以て分かりやすく解説。素読教育についても興味を持てました。

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    Posted by ブクログ 2011年02月17日

    今年読んだ新書では初めて、読後に爽快感をおぼえた。中国古典物では浅野裕一先生の諸著作(本書の著者とは見解を異にするが)以来の面白さ。オススメです!

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    Posted by ブクログ 2012年09月08日

    論語の多面性と、面白い読み方を探っていく。書いた弟子達のパワーバランスだったり、間違いだったり、擬音感だったりと、論語および周辺書籍を読みたい、と思わせる素敵な本。日本人と中国人、どちらが粗野で仁を持っていないか、論語の捉え方から考えてみると面白いですね。
    歴史や古典の授業では、誰が何年に何をした、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月26日

    タイトルは奇抜だが、中身は論語の出処や歴史的背景、日本での浸透の仕方などを細かなソースをつけて説明している良書。これだけの論語知識があれば、道を外さず論語を読めるようになるでしょう。

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    Posted by ブクログ 2012年01月23日

    タイトルは煽りが効いているけれど、まっとうな内容の本。論語の誕生・成立から発展に至るまでの歴史的経緯と、孔子の人となりの推測、そして、論語と日本のかかわりについて、既存の論語研究の成果を数多く引用しながら説明している。タイトルにある「危ない」とは、次の3点の意味での「危なっかしさ」を指していると私は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月09日

    大好きな加藤先生の新しい本。最初に「おわりに」を読んでぷっと吹き出す。しかし内容は至って真面目です。なんとな〜くしか知らない論語と日本への影響をやさしく解説してくれてます。でもマニア度は少し低めかな。

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    Posted by ブクログ 2020年11月19日

    孔子の生涯と『論語』という書物の成立過程について解説するとともに、とくに日本において孔子の思想がどのように受容されてきたのかということを、わかりやすく説明している本です。

    『論語』という書物の成立過程とその読まれかたについて、興味深い実例を紹介している本として、おもしろく読めました。ただ、とくに日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月22日

    第一章は「論語」の成立事情(三種類の「原」論語から成ったということ)、第二章は孔子の生涯、第三章以降は古今の説を引きながら、著者の解釈が述べられていた。
    孔子が昼寝をする宰予に対し「腐った木に彫刻はできぬ!」と激怒したくだりについても記述があった。
    大学の漢文学の講義でも、この話題が出て、同衾説が紹...続きを読む

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