無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2013年09月08日
一般の解説書は、孔子を聖人君子、論語を聖典的にとらえ、
非の打ち所のないもののように書かれていることが多いが、
本書は、歴史的な背景を踏まえつつ、淡々と推測される事実
を書いている。
従来のイメージからかけ離れた部分も多いが、それにより論語の
価値を貶めるものではなく、より深く読むための参考になる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月08日
論語の多面性と、面白い読み方を探っていく。書いた弟子達のパワーバランスだったり、間違いだったり、擬音感だったりと、論語および周辺書籍を読みたい、と思わせる素敵な本。日本人と中国人、どちらが粗野で仁を持っていないか、論語の捉え方から考えてみると面白いですね。
歴史や古典の授業では、誰が何年に何をした、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月23日
タイトルは煽りが効いているけれど、まっとうな内容の本。論語の誕生・成立から発展に至るまでの歴史的経緯と、孔子の人となりの推測、そして、論語と日本のかかわりについて、既存の論語研究の成果を数多く引用しながら説明している。タイトルにある「危ない」とは、次の3点の意味での「危なっかしさ」を指していると私は...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月19日
孔子の生涯と『論語』という書物の成立過程について解説するとともに、とくに日本において孔子の思想がどのように受容されてきたのかということを、わかりやすく説明している本です。
『論語』という書物の成立過程とその読まれかたについて、興味深い実例を紹介している本として、おもしろく読めました。ただ、とくに日...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月22日
第一章は「論語」の成立事情(三種類の「原」論語から成ったということ)、第二章は孔子の生涯、第三章以降は古今の説を引きながら、著者の解釈が述べられていた。
孔子が昼寝をする宰予に対し「腐った木に彫刻はできぬ!」と激怒したくだりについても記述があった。
大学の漢文学の講義でも、この話題が出て、同衾説が紹...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。