貝と羊の中国人
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貝と羊の中国人

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財、貨、賭、買……。義、美、善、養……。貝のつく漢字と羊のつく漢字から、中国人の深層が垣間見える。多神教的で有形の財貨を好んだ殷人の貝の文化。一神教的で無形の主義を重んじた周人の羊の文化。「ホンネ」と「タテマエ」を巧みに使い分ける中国人の祖型は、三千年前の殷周革命にあった。漢字、語法、流民、人口、英雄、領土、国名など、あらゆる角度から、斬新かつ大胆な切り口で、中国と中国人の本質に迫る。

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貝と羊の中国人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月22日

    当たり前のことではあるが、中国人と日本人は違う。顔つきや肌の色は似た黄色人種で二者共に漢字を操る民族であっても、考え方も言葉も多くは異なる。誰も疑いようない事実ではあるが、最近化粧や食べるものが近づいてきた(グローバル化による均一化)せいなのか、黙っていればどちらが日本人か中国人か見分けがつかない事...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月16日

    自分は中高時代の歴史の授業で、第二次世界大戦の辺りの教え方にだいぶ違和感を抱いていた。

    そこにはもちろん、あの戦争に関する「全て日本が悪うございました」という姿勢に対する情けなさや怒りもあったけれども、かといって、2chなどにある過激な反中的言説にも共感できかねた。

    あまりに勧善懲悪的すぎるじゃ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月06日

    中国を大づかみ(大雑把でなく)に捉える優れた本だと思います。中国には言論後の自由がないことを常に思いやるべきという言葉に納得した。

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    Posted by ブクログ 2012年07月21日

    良書。中国人を理解するということ、異文化を理解すること、歴史に学ぶとはどういうことか、これらを全てを学べる本。
    トピックへの切り口も多面的で興味をそそられるものが多い。
    中国を理解するにあたって、読んでおきたい本。

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    Posted by ブクログ 2012年07月12日

    貝と羊は本音と建前。国土の広さゆえの自分のテリトリーの広さと領土問題。よくよくわかっていないとお互いに誤解を招きそうだ。6千万人の人口の壁による王朝の崩壊の繰り返し、士大夫という歴史の黒幕など面白い考え方だった。分量は少なめで、非常にわかりやすくコンパクトにまとめられていて、とても読みやすかった。

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    Posted by ブクログ 2011年11月06日

    著者が語る中国観を日本と比較したり、事例をふんだんに使ったりと、非常に分かり易く説明されており、これまで色々中国紹介本を読んできましたが、一番人に薦めたい本かなと思います。
    これからも付き合う必要がある以上、彼らの考え、彼らの力強さの源をこの本を振り返りながら知っていきたいなと。

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    Posted by ブクログ 2011年08月04日

    中国と関わりのある人は、必読です!
    「中国人の暗黙知」、中国人の語るタテマエとかくされたホンネをわかりやすく解説した本です。
    同著者の「本当は危ない『論語』」もおすすめです

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    Posted by ブクログ 2011年04月16日

    殷の文化と周の文化の融合が、後の中国人(現代も含めて)の価値観の土台となったという説をベースに進む。
    随所に現れる、日本との比較が大変興味深い。
    「東アジア」について考えさせられる一冊。

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    Posted by ブクログ 2022年02月26日

    中国の文化を殷周の違い、貝と羊から書き起こし2000年代まで中国人の考え方、行動原理、習慣が書かれている。

    特に中国の大雑把な捉え方は参考になった。「春望」の一節で、二通りの解釈ができるところ等。

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    Posted by ブクログ 2020年02月18日

    ちょっと古いので、今の中国とはまたちょっと違うんだろうな。と思うところもありつつ、非常にスラスラ読みやすい本です。例えも分かりやすい。
    改めて、お隣の国が、大陸ならではの歴史背景をもった国民性なんだな。と。で、ありかながら、ホンネとタテマエを持つところなど、日本人と同じところもありつつ、欧米圏の人か...続きを読む

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