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Posted by ブクログ 2023年08月02日
今の日本も何となく全体主義化してるんじゃないかなぁ、と思い勉強のため購入。凄く丁寧で具体例により分かりやすく説明してくれるので助かった。
テレビでは政府への批判を聞く事もめっきり減り、政府も答えたくない質問には「回答を控える」で許される。フォアグラのガチョウの様にバラエティばかり朝から晩までこれでも...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月09日
とても読みやすい本。全体主義思想、ホロ・コーストがなぜ起こったのか、大衆の心理についてハンナ・アーレントの思想を読み解く。
エルサレムのアイヒマン(数百万人のユダヤ人の虐殺を執行した人、「法」に従ったのみだと主張した)の話に至るまでの最低限必要な知識が順を追って書かれているため、世界史に詳しくない人...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月20日
ハンナ・アーレントの本を読みたかったけれど、難しそうだったので解説書から読むことにした。
アーレントの人生史や時代背景の説明をしながら、アーレントの考えについて解説されていたので、歴史に詳しくない私としてはとても読みやすかった。
全体主義の危険性を終始説いていたが、第二次世界大戦のドイツがなぜその...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月06日
アーレントの思想を知る際に、最初に読むべき本。現代の文脈も挟まれており、分かりやすくて挫折しない。
現代社会にも見られる「排外主義」は非常に恐ろしいイデオロギーで、そのことはまさにナチスの歴史を見ればよく分かる。陰謀に惑わされ、思考をやめてしまうことがどれほど危険なことなのか、アーレントによる全体...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月21日
第二次世界大戦中にドイツからアメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント。彼女が執筆した『全体主義の起原』をはじめとした著書を通して、ナチズムやホロコーストを推し進める背景にあった社会の流れや大衆心理を説いていく。
『蠅の王』(ウィリアム・ゴールディング)や『一九八四年』(ジョージ・...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月14日
本日第3章「大衆は「世界観」を欲望する」に読み架かりました。
白眉は大衆を定義した箇所。
政治的に中立の態度をとり、投票に参加せず政党に加入しない生活で満足している
投票を棄権する人(大衆)は、平素はとりたてて不満がなく
「ま、ひどいことにはならないだろう。」
と楽観し、実際に(多少ズルをする...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月05日
全体主義は突然変異だと思っていたのだが、ヨーロッパの歴史の中で産まれて来たのだとわかりびっくりした。アフリカを植民地支配したことにより優生思想、人種主義。金融業を独占していたユダヤ資本。国を持たない彼ら。歴史的に突き上げて来た差別意識が総合し、排他的というのか、あのナチスの全体主義が発生した。その中...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月18日
ハンナ・アーレントの重厚な著作は、存在こそ認知しているものの手に取ったことがない。
気にはなっている、しかし手に取るには様々な意味で重たい。しかし気にはなっている…
そんな自分にとっては実にありがたい一冊だった。
強烈なリーダーシップを発揮する独裁者が全体主義を作るのか?ここでは明確に「ノー」とい...続きを読む
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