悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える

悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える

858円 (税込)

4pt

世界を席巻する排外主義的思潮や強権的政治手法といかに向き合うべきか? ナチスによるユダヤ人大量虐殺の問題に取り組んだハンナ・アーレントの著作がヒントになる。トランプ政権下でベストセラーになった『全体主義の起原』、アーレント批判を巻き起こした問題の書『エルサレムのアイヒマン』を読み、疑似宗教的世界観に呑み込まれない思考法を解き明かす。

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悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コンパクトながら大変読み応えがあった。

    全体主義やそれに対するアーレントの分析、批判。
    悪は誰にでも宿りうるという、一部の人に受け入れ難い考察。
    わかりやすさに溺れない、無思想性な服従に陥らない必要性。

    知的に誠実であり続けることは容易ではない。ましてや社会全体でそれを維持し、全体主義に陥らない

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    アーレントの導入本として。NHKのムック本はもう手に入らない感じなのでこれを。

    ハンナアーレントの主要な作品を彼女の人生と重ねながら解説する。必要な世界史の知識はときどき項目立てられていたり、注がついて読みやすい。主に全体主義の起源とエルサレムのアイヒマンが取り上げられている。

    今回の読書経験を

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    アーレントは全体主義は大衆の願望を吸い上げる形で拡大していった政治運動と捉え、大衆自身が、個人主義的な世の中で生きていくことに疲れや不安を感じ、積極的に共同体と一体化していきたいと望んだからと考えた。
    ナチスを反ユダヤ主義を例にして、アレントが全体主義を考察した解説本。
    今、また世界は大衆として安易

    0
    2024年04月09日

    購入済み

    サイドにおいて

    ハンナアレントの著書にトライしているが不完全燃焼。勉強不足なので、とってもためになった。今こそ考えよう

    #タメになる

    0
    2023年11月04日

    Posted by ブクログ

    今の日本も何となく全体主義化してるんじゃないかなぁ、と思い勉強のため購入。凄く丁寧で具体例により分かりやすく説明してくれるので助かった。
    テレビでは政府への批判を聞く事もめっきり減り、政府も答えたくない質問には「回答を控える」で許される。フォアグラのガチョウの様にバラエティばかり朝から晩までこれでも

    0
    2023年08月02日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい本。全体主義思想、ホロ・コーストがなぜ起こったのか、大衆の心理についてハンナ・アーレントの思想を読み解く。
    エルサレムのアイヒマン(数百万人のユダヤ人の虐殺を執行した人、「法」に従ったのみだと主張した)の話に至るまでの最低限必要な知識が順を追って書かれているため、世界史に詳しくない人

    0
    2022年08月09日

    Posted by ブクログ

    ハンナ・アーレントの本を読みたかったけれど、難しそうだったので解説書から読むことにした。
    アーレントの人生史や時代背景の説明をしながら、アーレントの考えについて解説されていたので、歴史に詳しくない私としてはとても読みやすかった。

    全体主義の危険性を終始説いていたが、第二次世界大戦のドイツがなぜその

    0
    2021年09月20日

    Posted by ブクログ

    アーレントの思想を知る際に、最初に読むべき本。現代の文脈も挟まれており、分かりやすくて挫折しない。

    現代社会にも見られる「排外主義」は非常に恐ろしいイデオロギーで、そのことはまさにナチスの歴史を見ればよく分かる。陰謀に惑わされ、思考をやめてしまうことがどれほど危険なことなのか、アーレントによる全体

    0
    2021年05月06日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦中にドイツからアメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント。彼女が執筆した『全体主義の起原』をはじめとした著書を通して、ナチズムやホロコーストを推し進める背景にあった社会の流れや大衆心理を説いていく。

    『蠅の王』(ウィリアム・ゴールディング)や『一九八四年』(ジョージ・

    0
    2020年06月21日

    Posted by ブクログ

    本日第3章「大衆は「世界観」を欲望する」に読み架かりました。
    白眉は大衆を定義した箇所。

     政治的に中立の態度をとり、投票に参加せず政党に加入しない生活で満足している

    投票を棄権する人(大衆)は、平素はとりたてて不満がなく
    「ま、ひどいことにはならないだろう。」
    と楽観し、実際に(多少ズルをする

    0
    2020年05月14日

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