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Posted by ブクログ 2018年05月19日
近年、「人が自分らしく生きる」ということと、他の人との関係、そして組織や社会との関係に関心があって、そこから暴力とか、エゴセントリシティとか、成人発達とか、文化の違いとか、色々、興味を持って本を読んでいる。
そういう中で、出会ったのが、ハンナ・アーレントで、彼女の言っていることに全面的に賛成してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月06日
ルソーそのものよりも社会契約論に的を少し絞った上での一冊。
内容はその『社会契約論』に絞ってあるので、前後の著作にはそれほど多くは触れていない感じなのだけど、この社会契約をもとに全体を説明しようとするバランス感覚が読みやすかった。
一般意志、自然人、社会契約といったキーワードを軸にして、ルソーは...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月12日
中川八洋氏(タルモン、アーレント)によると、「ルソーは自然人を理想として人格を改造し、一般意志に従属するロボットとして、全体主義を導く」はずであったが、仲正氏によると、それは誤読で、ルソーはそんなことを主張していないとのことである。そうすると、非難されるべきは、ルソーの思想を利用したロベスピエールや...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月13日
デリダによる音声中心主義批判にさらされ、アレントによって全体主義の元凶とされたルソーを、仲正昌樹が「読み直す」ということで、かなり期待して読み始めました。
「終章」で文芸批評家のスタロバンスキのルソー解釈に依拠しつつ、「透明なコミュニケーション共同体」を語った「壮大なフィクション」としてルソーの著...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月27日
「わかりやすさ」に定評のある著者の文章をもってしても、ルソーの真意は読み取りにくい。著者もルソーの書物に矛盾が散見されることを認めている(あまつさえ、数々の矛盾は、ルソーの意図的なアイロニーなのかもしれない、とまで)。
ルソーのいう「一般意思」を、会社などの団体の意思に例えた説明はシンプルでしっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月06日
再読。
でも、やっぱりよく分からない。「一般意志」がどうしても、しっくりこないんだな。
なかでアーレントの「リバティ」と「フリーダム」の2つの自由に対する概念の違いはおもしろかったかも。前者がフランス革命で、後者はアメリカ独立戦争戦争ってわけだ。
なんとなく雰囲気は伝わるんだけど、ルソーからは離れて...続きを読む
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