今こそアーレントを読み直す

今こそアーレントを読み直す

935円 (税込)

4pt

20世紀を代表する政治哲学者が、なぜいま再評価されるのか。人間の本性や社会の公共性を探った彼女の難解な思考の軌跡を辿り直し、私たちがいま生きる社会を見つめ直す試み。

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今こそアーレントを読み直す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。
    ハンナアーレントという人、その思想に関する本を初めて読みましたが、共感できるところが多かったです。

    本文中で、ギリシャの都市国家ポリスの市民たちは、自分の私的な利害を除いて、全体のための善を討論していた、そこに複数性があること、人間性を見出している旨の話が出てきます。

    0
    2025年06月17日

    Posted by ブクログ

    今まで哲学にさほど興味もなかったワタシがハンナ・アーレントを読みたいと思ったのは仲正先生の話が本当に面白いと思ったから。この本は仲正先生がハンナ・アーレントをどういう風に捉えていて、それをワタシみたいな特別勉強をしたわけでもない普通の読者が読んでみて面白いと思えるようになっていて、そろそろ、ハンナ・

    0
    2017年11月07日

    Posted by ブクログ

    彼女に関する本は何冊か読んでるし、他の本でも名前を見るし、何だったらTwitterのTLでも名前が流れていきます。でも、彼女の著作を読んだことはない。そろそろ読んでもいいかなまだいいかなみたいに、彼女の思想と僕は微妙な距離感があります。

    0
    2016年10月02日

    Posted by ブクログ

    アーレントの著作である『全体性の起源』『人間の条件』「カント政治哲学講義」の議論を順に取り上げながら、彼女が説いた「人間」や「活動」という概念の持つ意味を、読者ができるだけ誤解しないよう、丁寧に説明してくれている。

    0
    2016年03月24日

    Posted by ブクログ

    アーレントって誰かというと、師のハイデッカーと不倫関係に陥るも、全体主義を批判した本を書いて一躍有名になった人。

    この人の政治というのは、どうも私が思っていたのよりギリシア哲学的なものが含まれている気がする。
    しかも、その問われる場面が日常にありうるものだからなおのこと。

    分かりやすく書かれてい

    0
    2015年02月08日

    Posted by ブクログ

    この本を読む前は、アーレントについて、ナチスの全体主義を糾弾した人、ということしか知らなかった。なので、バリバリの個人主義の人かと思ってたら全く逆だった。

    物事を単純化し、画一的な思考に陥ることを嫌い、言論活動を重視した共和主義者。他者と意見を交わすことでヒトは「人間性」を身に付けていくという。

    0
    2014年08月19日

    Posted by ブクログ

    アーレントの哲学は、両端に偏らないが、かといってどっちつかずでもなく、複数性というものを主張しており、他を排除しようとする風潮を批判するもので、今の世の中では、ほとんど実現できていないが、今学ぶに値する哲学である。

    0
    2014年02月14日

    Posted by ブクログ

    英では契約や慣習法の基本原理を確認する形で新たな制度が構築されていったが、日本では政権が交代するたびに大宝律令・御成敗式目・武家諸法度などが生まれ、基本となる考えがどのように継承されてきたのか曖昧。日本で制度論的な保守主義を考えるのは困難。天皇制以外に守るべき制度がないため、日本の保守思想は、制度よ

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    ハンナ・アーレントの思想を、彼女の著作を軸に、現代にひきつけた問いから整理した書。少ない文章量の中で鋭くまとまっていて、読み応えがあった。

    今回とくに面白かったのが、第二章「『人間本性』は、本当にすばらしいのか?」。

    「アーレントは、そうした冷厳な現実を踏まえて、『人間性のすばらしさ』あるいは『

    0
    2024年02月14日

    Posted by ブクログ

    やはり最後まで一気に読んでみて感じたことはただ一つ、解りづらいの一言である。それは本書がわかりづらいのではなく、ハンナ・アーレント自体の考え方が非常に中庸的というか、世の中のわかりやすい議論が白が黒か左か右かといった風潮の中で、極論はなくあくまで白と黒左と右の中間地点にいるからではないだろうか。これ

    0
    2023年08月26日

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