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Posted by ブクログ 2017年11月07日
今まで哲学にさほど興味もなかったワタシがハンナ・アーレントを読みたいと思ったのは仲正先生の話が本当に面白いと思ったから。この本は仲正先生がハンナ・アーレントをどういう風に捉えていて、それをワタシみたいな特別勉強をしたわけでもない普通の読者が読んでみて面白いと思えるようになっていて、そろそろ、ハンナ・...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月08日
アーレントって誰かというと、師のハイデッカーと不倫関係に陥るも、全体主義を批判した本を書いて一躍有名になった人。
この人の政治というのは、どうも私が思っていたのよりギリシア哲学的なものが含まれている気がする。
しかも、その問われる場面が日常にありうるものだからなおのこと。
分かりやすく書かれてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月19日
この本を読む前は、アーレントについて、ナチスの全体主義を糾弾した人、ということしか知らなかった。なので、バリバリの個人主義の人かと思ってたら全く逆だった。
物事を単純化し、画一的な思考に陥ることを嫌い、言論活動を重視した共和主義者。他者と意見を交わすことでヒトは「人間性」を身に付けていくという。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月03日
「複雑なものは複雑なままに…」の言葉に惹かれて購入。アーレント入門書だがどうも翻訳者自身による本のようで、やさしくアーレントの哲学に導いてくれる。私ももっと詳しく知りたいと感じた。全体主義がなぜ起こるのかが自分の思っているよりずっと容易なのではと思えた。そして、自由であるために個人とセカイ(社会、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月14日
ハンナ・アーレントの思想を、彼女の著作を軸に、現代にひきつけた問いから整理した書。少ない文章量の中で鋭くまとまっていて、読み応えがあった。
今回とくに面白かったのが、第二章「『人間本性』は、本当にすばらしいのか?」。
「アーレントは、そうした冷厳な現実を踏まえて、『人間性のすばらしさ』あるいは『...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月26日
やはり最後まで一気に読んでみて感じたことはただ一つ、解りづらいの一言である。それは本書がわかりづらいのではなく、ハンナ・アーレント自体の考え方が非常に中庸的というか、世の中のわかりやすい議論が白が黒か左か右かといった風潮の中で、極論はなくあくまで白と黒左と右の中間地点にいるからではないだろうか。これ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月29日
アーレントの思想がますます分からなくなった(いい意味で)確かに彼女のイデオロギーや思想の立場を定義するのは非常に難しい。アーレントをよく知らなかった時は、リベラル論者だと思っていたが、一般的には右寄りの認知されている、しかし日本では左派から評価を受けることも少なくない。複雑な理論であるが故に、右・左...続きを読む
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