ノンフィクション作品一覧
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4.3敗戦の傷痕が残る昭和25年、冬の大阪。「タニザワさんですかっ、ぼくカイコウですっ」。著者と開高健の交遊は初対面としては少々奇妙なこの一言から始まり、平成元年12月、開高が亡くなるその日まで続いた。開高が読みたいといえば、その本を自腹を切って購入し貸し与え、開高の小説「パニック」が昭和33年1月の芥川賞候補になれば、居ても立ってもいられず店じまいまで酒を飲み、早朝、受賞を知るや「放心」してしまう著者。言うことは何でも聞き、することは何でも許す、わずか1歳年長である著者の開高に対する母性のような友情……。それを支えたものは、身近に才能を見ることへの喜び以外の何物でもなかった。そんな友情を結べる友をもつことは、まさに人生の至福だったろう。「開高健が、逝った。以後の、私は、余生、である」。本書の最後はこう結ばれている。生涯の友が「傑出した個性」との40年の交遊を綴った、感動の回想録である。
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3.3継体天皇――。この人物ほど、古代史ファンの関心をそそるテーマはあるまい。天皇との血縁がうすいうえに、都から遠く離れた北陸にいた田舎貴族が、なぜ皇位を継承できたのか。皇位継承に相応しい人物は、ほかにもっといたであろうに――。しかも、継体天皇は応神天皇の五世の孫にあたるという。この創作されたような立場が意味するものとは何か。謎に包まれた天皇、ミステリアスな天皇。それが継体天皇のイメージだ。本書は、『大化改新の謎』『壬申の乱の謎』『神武東征の謎』等、「謎シリーズ」で人気を博す新進気鋭の歴史作家である著者が、多くの資料を跳梁し、そこから浮かび上がってくる謎に、大胆な想像力をもって迫った、古代史ファン垂涎の一冊である。継体天皇とはどのような人物だったのか。前王朝を乗っ取った新王朝の始祖なのか。その面白さは、まるでミステリーの謎解きと同じだ。秋の夜長を過ごすパートナーとしてうってつけの力作である。
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4.0あなたには今、悩みがありますか? もしあるとしても、心配する必要はありません。「ああ、ちょうどよかった」と、まず言ってみよう。約3千人にカウンセリングしてきた実体験に基づく、「悩まない人」になるための処方箋を紹介。
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3.8
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4.5死と隣り合わせのスポーツ、ボクシングの名門・ヨネクラジムにはかつて「ボクシングの鬼」と呼ばれた男がいた。愛弟子を試合中の事故で亡くした後も男たちを檜舞台に送り出し、五人の世界チャンピオンを生み出した伝説のトレーナー松本清司。自らを「ボクシング中毒」と公言していた男を通じてボクサーたちの闘いを描く感動のノンフィクション。
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3.5脳に障害のある子を持つハードボイルド作家、倒産した地方新聞社の元社員たちの困難な再就職、「子殺し」の裁判ばかり傍聴し続ける女、十年間第一線で活躍しながらある日突然「戦力外」通告されるプロ野球投手。人は自らの存在を道端の小石のように感じる時、どのように自分を支えるのか? 安らぎと感動のコラム・ノンフィクション第二弾。
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4.0戦後の暗闇の中を、血飛沫を上げながら駆け抜けた広島ヤクザが二人いる。「悪魔のキューピー」大西政寛と、「殺人鬼」山上光治――。共に二丁拳銃で、殺めた者は数知れず、そして短い生涯の幕引きは苛烈な自死。二十五年もの長きに亘って繰り広げられた広島抗争の引き金を引いた、伝説のヤクザ二人の生き様に迫った血塗れのドキュメント。
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4.3ひきこもりという存在が社会に認識されるようになって約20年。事態は解決に向かうどころかさらに深刻化している。支援の手が届かなかったひきこもりは40代、50代になり、80代の親が彼らを抱え込むことになった。近年、にわかに社会問題化した「8050問題」。その当事者と家族に焦点を絞った先に見えてくるこの社会の有り様とは? 深き苦悩を見つめた希望と救いのノンフィクション。
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-ちょっとした習慣で医者いらず。自律神経を整えるイライラ解消プログラム●口角を上げ、笑顔でいるだけで変わる●「ため息」と「1対2の呼吸法」で血流がよくなる●丁寧に宛名を書くだけで、副交感神経はアップする●おだやかな人ほど長寿といえる理由●なぜ、私のデスクにハサミが5つあるのか?●人生を9割よくする怒りのコントロール法 ●しつこい怒りは「引き出し」に収める●緊張と不安と怒りに効く「5つの質問」
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3.5世界に冠たる洋酒メーカー“サントリー”創業者・鳥井信治郎。優れた経営感覚と湧き出るアイディア、それらを実行する行動力と、「スコッチに負けないウイスキーを」という執念が数々の銘酒を生み出した。赤玉ポートワインから、サントリー・オールドへ、現代に通じる鳥井イズムを伝記文学の第一人者が生き生きと描き出す。大阪に生まれ、一介の奉公人から身を起こした男の物語。
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3.92007年、夏。甲子園は奇跡に揺れた。前年県大会初戦敗退の公立校が、全国制覇を成し遂げたのだ。その名は佐賀北。スター選手を一人も抱えることなく、宇治山田商、前橋商、帝京、広陵など常連強豪校を次々と破った裏には、いかなる練習と秘策があったのか。対戦校の監督たちが体験した怖さ、監督・選手間で交された日誌の存在など、綿密な取材から、最大の逆転劇が起きた必然に迫る。
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3.0長野県の工場で汗まみれになって働いた中卒入社の組立工が、アメリカに渡り、誰もが羨む資産家に成り上がる。噂では、資産総額は100億円に上るという。そんな「夢物語」が本当にありうるのだろうか。ありうるとするなら、一体どうすれば実現できるのか。これから始まるのは、実在する日本人の波瀾に満ちた人生のドラマだ。その生き様は、「成功をつかむための法則」であり、「誰でも億万長者になれる究極の教え」に他ならない。猛烈な努力で米国駐在員に抜擢され、営業マンとして大成功。その後、十社以上の会社を起業、億万長者となる実在の男の人生を描く、嘘のような真実の物語。
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4.0若き2人の特攻隊員は、ベートーヴェンの名曲「月光」を、小学生たちの前で弾き、南溟の空に出撃していった。あの夏の日のピアノの響きは、痛切な思い出として刻みこまれた。愛と哀しみの感動にあふれるドキュメンタリー・ノベル。(講談社文庫)
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4.51933年ハルピン市東南の背陰河で産声をあげた“悪魔の部隊”石井細菌戦部隊は、敗戦直前の1945年8月、最後のマルタ虐殺を行い、部隊施設を破壊し、撤退した――。戦後、第七三一部隊の研究成果は米陸軍細菌戦研究所に受け継がれ、朝鮮戦争にまで影響を与えた。「トムプソン・レポート」(米公文書)が明らかにした第七三一部隊幹部とGHQとの怖るべき闇の取引。幻の部隊「石井細菌戦部隊」を通して、集団の狂気とその元凶たる“戦争”を告発する衝撃のノンフィクション!
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3.4魔球のなかの魔球――それがナックルボールだ。風に揺られ、この魔球はおどろくほどの変化を見せる。それはあたかも〈人生〉を思わせる。著者は、そのナックルボールが旅するように、スポーツの世界を歩いていく。時代は、80年代半ば。もしナックルボールに目があったら、かれには何が見えてくるだろうか――。スポーツに携わる男たちの〈一瞬の人生〉を描く、ノンフィクション。
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4.11960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!
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4.0
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4.0皇居の中を隅々までご案内! 「みやび」と「モダン」が無理なく同居する明治宮殿。NHKドラマ「坂の上の雲」の宮廷シーンの時代考証を担当した著者が、明治宮殿の十二ヶ月を絢爛豪華な「宮廷絵巻」として軽やかな筆致で再現。ツイッター感覚で和歌を詠む天皇陛下、姉さん女房の皇后、女官、侍従職出仕まで、息遣いを伝えてくれる。
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3.9「私にとって、良い山とはひとつの極限を意味している」──若き日、北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米と冒険の旅を続けた植村直己は、1970年、日本人として初めて世界最高峰に立ったことで「世界のウエムラ」となった。その後、彼は垂直から水平へ、エベレストから南北両極圏へと関心を移したが、極限という意味で、エベレストこそ植村にとって至上の“良い山”であった。五回にわたるエベレスト行の総決算としてつづった本書は、登山家・植村の<山への遺書>となった。
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3.8動員された警察官のべ十二万人、集まった報道陣は六百人、負傷者二十七人、そして死者三人。テレビ中継の視聴率は、史上最高を記録。厳寒の軽井沢の山荘で、いったい何が起きているのか? 人質、牟田泰子さんの生存は? 警察官の発砲は許されるか? 十日間にわたって繰り広げられた、戦後警察史上最悪の事件の一部始終を、水もおにぎりも瞬く間に凍るという現場で指揮をとった著者が、メモを基に克明に再現した臨場感あふれるノンフィクション。話題の映画化の原作。
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4.3高校教諭、床屋、会社員……さまざまな経歴と個性の、20代7人の若者の、ただ一つの共通点は、同性愛者。「変態」でも「性風俗業者」でもない、東京近辺でありふれた生活をおくる同性愛者たちを通して描かれるいまの日本は、驚くほど“異性愛的規範”に満ちている。アメリカ・サンフランシスコでの取材と比較して描かれる、わたしたちが住む社会の「異質さを受容しない均質さ」は著しい。しかし苦難のなかから、ほの明るい光も差してきて──魂をえぐる、同時代ノンフィクション!
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4.0その日、日本中がテレビに釘付けになった。催涙ガス弾と放水にけむる安田講堂の時計台、顔をタオルで覆い、ヘルメットを被った学生たちが屋上から投げ下ろす人頭大の石塊、火炎ビンに灼かれた機動隊員の苦痛に歪む顔……その時、作家・三島由紀夫から緊急電話が! 時は「あさま山荘」事件の起こる3年前、昭和44年1月だ。全国民が注視した東大安田講堂の攻防戦に、警視庁の警備第一課長として臨んだ著者が、当時のメモを元につづった迫真のドキュメント。文藝春秋読者賞受賞作品。
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3.8新宿歌舞伎町。銃と麻薬が簡単に買え、世界中から娼婦が集まり、外国人マフィア同士の抗争でひっそりと人間が消える。深夜の街の主人公は、ヤクザにホステス、街娼、密入国者。彼らへの単身取材は難航した。腕時計にナイフがつき立てられ、銃口をつきつけられる危険なインタビュー。麻薬密売人、無国籍売春クラブ、拳銃密売──ついにつかんだ衝撃の事実。闇世界に潜む中国人、コロンビア人、イラン人に肉薄し、警視庁を震撼させた戦慄のハードボイルド・ドキュメント!
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4.218歳の美大生が交通事故で記憶喪失になる。それは自身のことだけでなく、食べる、眠るなどの感覚さえ分からなくなるという状態だった――。そんな彼が徐々に周囲を理解し「新しい自分」を生き始め、草木染職人として独立するまでを綴った手記。感動のノンフィクション!
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3.0「何かいいことないかなぁ」が口癖のあなたに。心の重荷を軽ーくする「自分中心心理学」で、今よりずっと幸せになろう! 人生に「いいこと」を呼び込む6+1のステップ。1.「しない」ときめると、かえってうまくいく 2.誰とでもうまくいく人の秘密 3.「心地よさ」が「いいこと」を連れてくる 4.感情にまかせても、だいじょうぶ 5.人生を変えるのは、いつもシンプルな法則 6.いつの間にか自分が変わり、運命が変わる方法 +1.心に羽根を生やすために
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-渋谷の街に集まってくる、10代の女のコたち。「親には話さない」本当の気持ち、将来の夢、恋愛、セックスを、赤裸々にレポート。初体験、レイプ、援助交際、キャバクラ、堕胎、クスリ、家出……さまざまな経験を重ねる彼女たちは、あくまでも“フツー”の高校生や大学生のひとりだった。その真実の姿は?
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3.7実録タクシー強盗、血まみれのヤクザ客、マンコロ自慢大会、乗客は幽霊、タクシーは走るラブホテルなのか、などなど知られざるタクシーの裏側を現役ドライバーが暴露する。もう、涙なしではタクシーに乗ることはできない!?
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4.3裏社会を歩いていると「越えてはいけない一線」を感じることがある。 それはもちろん目に見えるものではない。 いうなれば、表と裏とを分ける境界線のようなものだ。 ヤクザ、裏稼業、ギャンブル、ドラッグ、オンナ……限りなく怪しく危険な人々がうごめく裏社会。『裏社会のカラクリ』の著者が裏社会の危険人物たちに突撃取材。裏社会の歩き方を5つの章で徹底ガイドする絶好の入門書!
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-ケネディ、ガンジー、アキノ、伊藤博文、サダト…彼らの死は、世界に大きなインパクトを与えた。これらの暗殺によって、歴史はどのように変わったのか。もしあの人物が生きていたら、どうなっていただろうか?もうひとつの未来「アナザーフューチャー」をプラスして、暗殺事件の真相と影響を探る!
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-・「スズキ」や「ヒラマサ」と銘打たれ出回る超大型淡水魚とは? ・フリーメイソンは果たして本当に怪しい秘密結社なのか? ・1年間で1000人以上の自殺者を出した山がある? ・東京ドームで巨人の攻撃時に吹く風とは? ・1グラムで100万人を殺せる猛毒の正体 ・発車メロディが自殺を誘発する鉄道路線? ・「ぞぬ」肉とはなんなのか ……など、世にはびこる「黒い噂」を収録。 噂は果たして真実なのか――。 世にはびこる「黒い噂」を徹底検証!
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-私は上海で3年前に建築用の塗料会社を立ち上げた。本書にはその会社設立や運営におけるさまざまな出来事を記したが、思い返せばトラブル一色だった。 従業員の裏切りに遭い軟禁されたり、共同経営者の差し金で暴行を受けたり、警察とグルになってハメられ拘置所送りになったこともある。 中国経済の先行きが不安視されるようになった現在は減ったが、少し前は「中国で起業したい」と言う者が数多くいた。しかし、体験者である私からすると、「そんなに簡単なものじゃないから、よほどの覚悟がないならやめておけ」と言いたい。中国で起業した著者はどのような目に遭ったのか。哀愁入り交じる衝撃のルポ!
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4.5僕は生後10 カ月で10万人に1人の難病といわれる脊髄性筋萎縮症だと診断された。 この病気は、筋肉を動かす神経に問題があり、徐々に筋肉が委縮し、体が動かなくなってしまうというものだ。 僕に出来ることは、指先をわずかに動かすことと、「話す」こと、だけ…。 重い障がいを持ちながら十九歳でWeb制作会社を設立。 「僕だって働きたい」。 自らの働く場所を自分の力で切り開いた、障がい者社長の感動の物語。
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3.82007年11月、僕はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ中央拘置所に拘留されていた。 拘置所内にいたとはいえ、この国で何か犯罪を犯したわけではない。それにも関わらず何百人ものパスポートを持たない不法就労者とともに手錠をかけられ、投獄されていたのである。 あの時、僕はまさに人生のどん底にいた。 「なぜ、こんなことになってしまったのだろう?」 この疑問に対する答えを明らかにするためには、オイルマネーで史上空前の経済発展を遂げたドバイの負の側面を語らなければならない。
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3.5夫・吉村昭がこよなく愛した三陸海岸が大津波に襲われた。四十年以上も前に体験者の証言をもとに、繰り返しこの地を襲う津波について警鐘を鳴らす『海の壁 三陸沿岸大津波』を著した夫は、この度の大震災を知ることなく逝った。深い縁で結ばれた大切な人々を訪ねる旅は、夫婦の軌跡をたどる旅でもあった。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 松本サリン事件で河野義行さん一家の3人の子どもたちが負った「心の傷」、そして家と親の狭間で揺れ動く日々のなか、彼らが再生を願って追い求めた「家族」のあり方を問う、渾身の書き下ろしドキュメント。
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3.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 財界から異端視され、冷遇されながらも、自らの考えをつらぬき通して10兆円企業の社長となった孫正義。米誌の“マン・オブ・アジア”にも選ばれた時代の寵児はどんな思想のもとに動くのか。その原点がここにある。
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4.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 元手いらず、他人の金をあてこんで大成功をおさめる術はあるか。19世紀パリを舞台にジャーナリズム界の熾烈な戦いを勝ち抜いた怪人たちの悪名列伝。その戦いはまさに死屍累々、酸鼻を極めた生き地獄であった。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 1963年、テキサス州ダラスでアメリカ合衆国38代大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件は起こった。合衆国のみならず全世界を巻き込み、その後の国際情勢に大きな影響を与えた世紀の大事件、その真実を検証する。英雄として語られるJ・F・Kとケネディ一族の虚像を暴き、その実像に肉薄する、迫力の書き下ろしノンフィクションノベル!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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3.8生涯を「死と死に逝くこと」の研究に捧げたエリザベス・キューブラー・ロス。ロスが残した「蝶」の謎を追う作家に訪れた、父親のがん発覚という現実。生と死、看取りに向きあう、衝撃のノンフィクション。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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-20世紀最大のスパイ事件といわれる「ゾルゲ事件」。その主犯であるゾルゲの素顔を知る人物がいた。出会い、愛の日々、そして事件後に著者の身に降り懸った数々の偏見。激動の時代を生き抜いた女性の貴重な回想録。 ※本作品は紙版の書籍から解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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4.1警視庁の花形、捜査一課に「刑事の中の刑事」と呼ばれるデカ達がいる。殺人犯捜査係だ。数々の事件を克明に再現。殺しのデカ達が犯人を割り、捕らえ、落とす、捜査の実態と、組織、素顔を明らかにする!
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4.0ゲーテの晩年の10年間をともに過ごした、ドイツ人の詩人で著述家のエッカーマン。本書はその著作『ゲーテとの対話』になぞらえて、石原氏自らが企画した、中曽根氏との対論集である。言うまでもなく、中曽根氏は元首相で現役の衆議院議員、石原氏は「東京から日本を変える」と訴える都知事である。この、こよなく日本を愛する政治家二人が本書で語り合っている内容は、安全保障と国防、アジアにおいて日本はどのような立場を採るべきかなど、日本という国のあり方についてである。ところが、本書はそうした、いわゆる政治的テーマの対論に止まっていない。お互いの人格を形成した青春時代の回顧、人間観や生死観、宗教や宇宙についての考え方ほど熱く語り合っているといってもよい。本書を通読すると、こうした確固たるバックボーンがあるからこそ、二人は数ある政治家の中、ブレのない政治家として存在していることがわかる。読み応え十分の対論集である。
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-30歳をすぎて結婚願望が芽生え、10年婚活したのに結婚できない! 46歳でやっと結婚できた夫はギャンブル依存症、苦労の絶えない暮らし。「私の人生こんなはずじゃない……!」この最悪な運気を変える一大決心をする。その結果、どんどん運気が良くなり夫は大手企業で出世し、やっと安心できる暮らしに。そんな中、私の顔の奥に腫瘍が見つかり……。誰もが人生で陥るたくさんの悩み、たくさん遠回りした筆者だからこそお伝えできる、幸せになるための『心のあり方』をまとめました。幸せになると決めるだけで運命の歯車が回り始めます。何事も上手くいかないと悩んでいる方も幸せになると決意しましょう! ぜひご一読ください。
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5.0住友商事元常務・鈴木朗夫が辿った反逆人生を描く。管理に全身で刃向かい、陰湿な日本的企業社会を一刀両断にして逝った男。抜群の企画力、折衝力、語学力を持ちながら、ひけらかすこともなく、<命に逆らいて君を利する>――誇り高き生と壮絶な死。現代ビジネスマンに鋭く問いかけるノンフィクション。
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-ある大学のイベント会場。「ルイちゃん(AV女優)の初体験の場所はどこ?」司会の質問に「焼肉屋の二階!」と学生の声が飛ぶ。二十一歳の女性の初体験が公開の場でクイズとなり、正解を不特定多数の人間が知っていることに著者は強い衝撃を受ける。今日、市民権を得たアダルトビデオを人間を通して描く迫真ルポ。
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-神田に生まれた職人の子が、日露戦争から大震災をへて太平洋戦争の敗北までたどった長い生涯と、失われた下町の人情を描く。〈解説〉福田宏年
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-ちょっとした山歩きのはずだったのに、大切な人が帰ってこない。迷子、怪我、天候変化。いつだって「たったそれだけのこと」で遭難は起きる。せめて最後のお別れがしたいと願う家族のため、著者は行方不明者を捜しに山に登る。遭難者目線で行方を推理するため家族から本人の性格や職業、趣味、思考の癖を詳細に聞き取る。入念なプロファイリングで消えた足跡を追う、驚きに満ちた六つの実話。
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3.8亡くなった夫に頭を撫でて欲しいと願った妻。亡き母の髪を泣きながら洗った美容師になりたての娘。お気に入りの洋服を着て何度も抱っこされた、小さな体の重さ……。故人を棺へと移す納棺式にひとつとして同じものはない。悲しく辛い時間。しかし、生と死のはざまのごく限られた時間に、家族は絆を結び直していく。4000人以上のお別れをお手伝いしてきたベテラン納棺師が出会った、家族の物語。
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4.2大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた! 明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか? 名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。(解説・椎名誠)
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4.0東日本大震災と原発災害から2年.この間,私たちは何をしてきたのでしょうか.そして,何がわかったのでしょうか.ボランティアとして,また取材者として被災地を歩き,被災者とともに,涙し,悩み,考えてきた作家が,この大災害の意味と原発を生んだ文明について,根底から問い直します.信州岩波講座での講演の記録.
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4.2人生は挫折の連続だ。それを乗りこえていくのが人生ではないか。敗北をおそれず、勝利に甘えるな、と、小声で耳打ちするしかない。――この激動の時代をどのように生き抜けばいいのか。そして、生きていく上でのピンチをいかに克服するのか。不条理にみちた人生の危機からの脱出術を、自らの体験をもとに、深く丁寧に、そしてやわらかく伝える豊潤な講義録。『七〇歳年下の君たちへ』改題。
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3.8「予約が取れない」銀座の寿司屋を切り盛りするベリーショートの女子親方、「声のマッサージ」で運転手を癒す高級車レクサスのオペレーター、「二十四時間、年中無休」で毎日千人の客が来る大繁盛の立ち食いそば屋の店主……。10人のプロフェッショナルの働く姿勢と素顔から、サービスの最前線が見えてくる。大切なのは“感動”を提供すること――。大好評シリーズ。(解説・松浦弥太郎)
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4.1日本中の秀才を集める有名難関高校の生徒から、ある日著者に呼びかけが届いた。偏差値上位0.1%の日常を生きる彼らは、大学で何を学ぶべきなのか。暗記偏重型の旧来型の指導者モデルが、各所で機能不全を起こすいま、未来のエリートに必要な歴史観や情報収集力をどう養えばよいのか。自ら長期にわたり企画を温め開講を提案した、次代を担うエリートに必要な教養と人間力を授ける特別講座。(解説・加藤陽子)
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4.4敗戦から高度成長期にかけて、デジタル産業の黎明期に、常に世界の最先端を突っ走ったスーパー・サラリーマンがいた。シャープの技術トップとして、トランジスタからLSI、液晶パネルと当時のハイテクを導入して苛烈な「電卓戦争」を勝ち抜き、電子立国・日本の礎を築いた佐々木正。インテル創業者が頼り、ジョブズが憧れ、孫正義を見出し、サムスンを救った「伝説の技術者」の痛快評伝。(解説・孫正義)
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4.0携帯電話に詰め込まれた老舗の技術を知っていますか? 折り曲げ部分には創業三百年の京都の金属箔粉屋の、マナーモードは日本橋の元両替商の、心臓部の人工水晶は明治創業の企業の技術が関わっています。時代の波をのりこえ、老舗はなぜ生き残れたのか。本分を守りつつ挑戦する精神、社会貢献の意志、「丹精」という価値観。潰れない会社のシンプルで奥深い哲学を探る、企業人必読の一冊!(対談・中沢孝夫)
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3.3太平洋戦争の敗色濃い昭和20年、大日本帝国の国家元首だった昭和天皇は、どのような日常生活を送っていたのか。正月、空襲警報発令後の宮中祭祀「四方拝」から、終戦時のクーデター未遂、翌年始に発せられた「人間宣言」の署名まで、皇室存亡の危機にあった1年間に焦点を絞り、『昭和天皇実録』をはじめ膨大な資料を読み解き、日々の暮らしや人間関係を鮮やかに甦らせたノンフィクション。(解説・門井慶喜)
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4.7幼少時から家族でエホバの証人に入信した女性の苦悩に満ちた半生と洗脳が解けるまでを描くノンフィクション。DV、2度の離婚、自殺未遂、家族との断絶などを経て、どん底から彼女はアイデンティティを確立していく。洗脳の恐ろしさと「毒抜き」の過程が克明に描写された貴重な手記。 ※本書は、2016年1月23日に配信を開始した単行本「解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
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3.7「性」とは生きる根本――。それはたとえ障害者であっても同じことだ。脳性麻痺の男性を風俗店に連れていく介助者がいる。障害者専門のデリヘルで働く女の子がいる。知的障害者にセックスを教える講師がいる。時に無視され、時に大げさに美化されてきた性の介助について、その最前線で取材を重ねるうちに、見えてきたものとは――。タブーに大胆に切り込んだ、衝撃のルポルタージュ。
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4.117歳の冬、著者は郷里の柏崎で田中角栄に出会う。やがて秘書になった彼女は、越山会など政治団体の統括責任者として三十余年にわたり、この「天才政治家」を支え続けた。行動的で人情厚く絶大な人気を誇った「庶民宰相」の栄光と挫折――。今なおその評価が論議される男の実像が、封印されていた日記から甦る。“女王”が書き遺した鎮魂の回想録。単行本に大幅な加筆を施した決定版。
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4.2【第10回開高健ノンフィクション賞受賞作】異境の地で亡くなった人は一体どうなるのか――。国境を越えて遺体を故国へ送り届ける仕事が存在する。どんな姿でもいいから一目だけでも最後に会いたいと願う遺族に寄り添い、一刻も早く綺麗な遺体を送り届けたいと奔走する“国際霊柩送還士”。彼らを追い、愛する人を亡くすことの悲しみや、死のあり方を真正面から見つめる異色の感動作。(解説・石井光太)
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-都銀社宅のミエ比べ、人事決定権まで握る妻、「帰るコール」の悲劇から家族運動会での出世術、銀妻派閥の話まで……。高給料で、社宅は完備。一見優雅そうに見える銀行員の奥さん。ところが意外にもその生活は、無残で悲惨なものだった!大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が暴露した超過激な家庭内部告発!“幸せそうな家族”の裏がわかる一冊。
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3.3ある朝、通勤電車の乗り換え駅で、若い女性に腕を掴まれ、「触ったでしょ!」と糾弾された一人の会社員。駅員に諭され事務室に行くと、現れた警察官はすでに彼を痴漢扱い。そのまま留置場に放り込まれ、ベルトコンベア式に犯人に仕立てあげられて……。2年の歳月をかけ、仕事と金を失いながらも、逆転無罪判決を勝ち取った痴漢冤罪被害者の渾身の手記。
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-人生最後の時間とは、「最期」を意識してから始まる。肉体と精神の衰えを感じた時、生死のはざまを彷徨った時、定年退職など転機を迎えた時……、その終点への気づきは人によって様々だ。しかし、その瞬間から新しい人生は始まるともいえるのではないだろうか。つまり重要なことはそういう人生のつらい時間のなかにあっても、残された人生における目的を定め、どのように生きるかということだ。本書は、評伝文学の名手である著者が、正岡子規、ロバート・スコット、宮本武蔵、滝沢馬琴など、最期の最期まで力一杯生きた偉人達の生涯を描いた感動作。彼らの過ごした最後の時間を知ることは、残された自分の人生をどう生きるかを見つめ、また死への覚悟の確立につながるかもしれない。興味深い人間の生涯のなかでも、最後の物語は特に興味をそそられるものだ。我々は死ぬために生きているのではない。充ち足りた人生を過ごすために今すべきことは何かを考える一冊だ。
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-とある地方都市に生まれ、多感な時代に迎えた敗戦。貧困と厳しい占領政策の下で謳歌した学生生活。経済復興期に銀行の調査マンとなり、『路地裏の経済学』『柔構造の日本経済』等の名著を著し、日本を代表するエコノミストに。日本の繁栄を築いた昭和ヒトケタ世代の人生は、そのまま激動の昭和史である。豊かさの影で見失われた、生きること・働くことへの真摯な思いを語りかける、感動の一冊。
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3.8「ともかくも、日本とこの隣国は、交渉がはじまってわずか二百年ばかりのあいだに、作用と反作用がかさなりあい、累積しすぎた。国家にも心理学が適用できるとすれば(げんにできるが)、このふたつの国の関係ほど心理学的なものはない。つまりは、堅牢な理性とおだやかな国家儀礼・慣習だけでたがいをみることができる(たとえば、デンマークとスウェーデンの関係のようになる)には、よほどの歳月が必要かと思われる。」(あとがきより) おもに日露関係史の中から鮮やかなロシア像を抽出し、将来への道を模索した、読売文学賞随筆・紀行受賞の示唆に富む好著。
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3.9写真家としてのみならず、「さくらん」「ヘルタースケルター」といった映画の監督、AKB48「ヘビーローテーション」のMV監督など、多方面で活躍している著者が、プロの写真家になって10周年という区切りに人生を振り返った。 子どものころ、美大生のころ、初仕事、「木村伊兵衛写真賞」を受賞したころ、仕事が急増したころ、出産後・・・人生の節目において、クリエイターとして、女性として、何を考え、どんな行動を起こしたのか。そして、父である演出家・蜷川幸雄氏のことも語った。 人生を豊かにするヒントがつまった一冊。 ※この本は『ラッキースターの探し方』(2006年、DAI-X出版刊)を改題、加筆したものです。
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3.2『最貧困女子』が話題の著者による問題作!! いまや働く単身女性の3人に1人が貧困といわれる日本。虐待、DV、うつの末、貧困の蟻地獄に堕ち、出会い系サイトで売春するシングルマザーの実態に迫った、衝撃のルポルタージュ。途方もない孤独感と絶望感の中で、母親たちは出会い系に「救い」を求めていた――! 「格差の中間にいるあたしたちが、彼女たちを知らなきゃと思う。明日は我が身かもしれないのだし」――(室井佑月さん)
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4.3「脳が死んでも体で話しかけてくる」 冷たい夏の日の夕方、25歳の青年が自死を図った。彼は意識が戻らないまま脳死状態に。生前、心を病みながらも自己犠牲に思いを馳せていた彼のため、父・柳田邦男は思い悩んだ末に臓器提供を決意する。医療、脳死問題にも造詣の深い著者が最愛の息子を喪って動揺し、苦しみ、生と死について考え抜いた最後の11日間。その日々を克明に綴った感動の手記。
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4.41975年3月23日、サイゴン(現・ホーチミン)の空港に降り立った新聞記者が同5月24日、サイゴンを去るまでの2ヶ月間に体験したのは……窓を揺るがす爆発音、着弾と同時に盛り上がる巨大な炎の入道雲、必死の形相で脱出ヘリに殺到する群衆、そして戦車を先頭に波のように進攻してくる北・革命政府軍兵士……。4月30日サイゴン陥落前後の大混乱を、ベトナム人の妻をもち、民衆と生活を共にした新聞記者が、自らの目と耳と肌で克明に記録した極上のルポルタージュ。
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-ワールドカップは、単にテクニックを競うサーカスでも、体力を試す競技会でも、駆け引きだけで勝てる勝負ごとでもない。開催地の気候、国際情勢、予選の組み合わせなど、さまざまな運・不運が織りなす濃厚な人間ドラマをも楽しんでこそ、本当の面白さがわかるのだ。世界のサッカーに通暁した著者が、ワールドカップを彩った数々の名ドラマを振り返り、その魅力を余すことなく語る。日本人監督として初めてワールドカップの“天国と地獄”を経験した岡田武史氏との特別対談も収録。
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4.7中国で花を栽培する農夫、インドで柔道を教える黒帯先生、タイで食べ放題の店を経営、韓国の大百貨店の店長、インドネシアの小さな島で真珠養殖、カンボジアの寺で鯛焼き販売を企てる、フィリッピンであらゆるトラブル解決に手を貸す神父――この本に登場する九名の日本人はいずれも、日本以外のアジアに「個人として」生きることを選択した。組織でなく、個人でリスクを背負ったとき、見えてくる風景はこんなにも希望に満ちている! 日本人の新しい生き方のヒントが詰まった一冊。
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3.5「検索で出るものが世界だと思ってる人が多いよね。オレも“坪内祐三 バカ”では検索するけどさ。あと、物書きがツイッターやると、なんでたいてい狂うのかね?」(坪内)「保守は思想で、排外主義は単なる感情。ヘイトスピーチとか、ホント恥ずかしいよ。もし“在日特権”があるというなら、付与した行政に抗議するのが筋じゃん」(福田)それぞれゲストを招いての特番も収録!
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4.0いま、日本では「国民世論」を背景に死刑判決が急増している。「遺族の感情」と「冤罪の可能性」とがせめぎあうなか、かたくなに死刑制度を維持しようとする法務当局の姿勢は何を意味するのか。個々の犯罪事例と収監から絞首刑までの具体的なプロセスにメスを入れ、議論のベースを提供する。
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-裏社会は生き馬の目を抜く戦場である。 一瞬の判断ミスや煮え切らない態度が命取りにつながる。そこで土壇場での機転、前もって危険を回避する知恵、交渉で相手を丸め込む技術などが必要不可欠になってくる。 本書では、そんなあまりに実用的な「裏」の交渉テクニックを紹介。 ヤクザや事件屋、詐欺師、ヤミ金業者といった人々がどうやって稼いでいるのか? その強引にして華麗な手口を、ご堪能あれ。
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4.0現在(いま)の思いを加筆した、感動の大ベストセラー! 「障害は不便です。だけど不幸ではありません」喧嘩にスポーツ、課外活動。大勢の仲間に囲まれて、明るく楽しい"オトちゃん"の物語は、生きる勇気を与えてくれる。日本中にセンセーションを巻き起こした感動のベストセラー。単行本刊行以降、多くの苦悩と喜びを経験した著者が"現在"の心境を加筆した完全版。
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5.0世の中にはさまざまな「裏商品」が流通している。 時折、「不信線で覚せい剤が運び込まれている」「大量の銃器が押収された」といったニュースを目にすることがある。多くの視聴者にとってみれば、そういうこともあるのだろうといった、遠い世界の話に思えるのではないだろうか。 俺はそれらの「裏商品」の取引に関わってきた。 覚せい剤、コカイン、臓器、武器、人間、盗難品など、その種類は枚挙にいとまがない。取引相手は日本のヤクザをはじめとして、北朝鮮、コロンビア、アメリカ、ロシアなどの各国のマフィアだった(はじめにより)。 本書を読めば、闇の流通のすべてが分かる!ある日本人ブローカーの衝撃の手記!
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-病院の役目はもちろん「病気や怪我を治す」ことである。しかし、場合によっては逆に症状が悪化することもある。 ニュースをにぎわす医療ミスだが、病院の現状を知る身にしてみれば、それは「当たり前」のことである。医療ミスは毎日のように起こり、その多くは患者に伝えられないまま隠蔽されているのだ。 1章・殺人手術 2章・院内感染 3章・不正利権 4章・職員腐敗 思わず、目を背けたくなる病院の姿がここに!
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3.5巷をにぎわす詐欺事件のなかには、「なぜ、こんなものに引っかかってしまったのか?」というものが多くある。騙された内容を聞くと、常識はずれの高配当を謳った投資話であったり、架空の事故の示談金と称して数百万円を振り込ませたりと、いかにも怪しい話がほとんどである。 それでは、なぜ、被害にあった人はそんな詐欺師たちのホラ話を信じてしまったのか? そこには、真っ赤な偽物を本物に仕立て上げる、詐欺師の驚くべき人心掌握術があったのだ。 キャッチセールス評論家として、詐欺集団や悪徳商法団体に数々の潜入取材を試みてきた著者が目の当たりにした、詐欺師のテクニックの数々。本書はそれらを1冊にまとめたものである。
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-04年中に発売された『週刊SPA!』の連載『神足裕司のニュースコラム これは事件だ』の傑作選。凶悪事件から自然災害まで、毎週ニュース現場を渡り歩く著者が、五感をフル回転させて新聞やTV報道とは違う独自の視点で事件の背景を考察する。
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4.0人生で何かコトを起こそうというとき、たった一人では何もできない。小さなエネルギーの塊(かたまり)のようなアイディアや情熱に、理解者や協力者が寄り添ってくれて初めて、大きなムーヴメントを巻き起こすことができる。唯一無二の革命者・内田裕也が、これまでに出会った各界の偉人たちとの交流を述懐しながら自らの人生を綴る、ロックンロール血風録!
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-二度と戻れないことを承知で、真珠湾の奥深く向った特殊潜航艇「甲標的」の搭乗員。敵潜水艦の危険を知りつつ、魔の海峡に突入した高雄型重巡戦隊。滅び去ることを目的に沖縄への特攻出撃を命じられた戦艦大和。幕末からわずか七十年足らずで世界三大海軍の一角を占めるようになりながら、3年8カ月の太平洋戦争によって消え去った日本の「いくさぶね」の姿が日米全調査で甦る。
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3.9この一冊を偉大なる梶原一騎に捧げる 小川直也の暴走ぶりからガッツ石松の鉄拳まで。格闘技の裏の裏まで知っている人気お笑いコンビによる抱腹絶倒の“活字漫才”! 【目次】 序章 猪木イズム 第1章 バッタ屋稼業 第2章 芸能界最強決定戦 和田アキ子vs.YOSHIKI 第3章 ラスト・マッチ 前田日明 第4章 たけしと洋七 第5章 ロールス・ロイス戦争 第6章 爆笑問題問題 第7章 知ってるつもり!? ジャイアント馬場 第8章 さそり座の男 第9章 岸部のアルバム 第10章 泣いたターザン 第11章 ホモじゃない! 水野晴郎 第12章 幻の右 ガッツ石松 第13章 四角いジャングル 第14章 四百戦無敗の男 第15章 たけしイズム 解説 坪内祐三
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4.1朝令暮改の文科省に翻弄され、会議と書類の山に埋もれながらも研究、講義に勤しむ工学部平教授。安給料で身体を酷使する「女工哀史」さながらの毎日。累々たる屍を踏み越えつつ頂上を目指す大学出世スゴロク。そして技術立国日本の屋台骨を支える「納期厳守」「頼まれたことは断らない」等エンジニア七つの鉄則。理系裏話がユーモアたっぷりに語られる、前代未聞の工学部実録秘話。
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4.9その時、夫は妻を抱きしめるしかなかった――歌人永田和宏の妻であり、戦後を代表する女流歌人・河野裕子が、突然、乳がんの宣告を受けた。闘病生活を家族で支え合い、恢復に向いつつも、妻は過剰な服薬のため精神的に不安定になってゆく。凄絶な日々に懊悩し葛藤する夫。そして、がんの再発……。発病から最期の日まで、限りある命と向き合いながら歌を詠み続けた夫婦の愛の物語。
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-伝説のクリエーターが明かす名CMの裏舞台。 大ヒットCM『ピッカピカの一年生』を作った伝説のクリエーターが明かした知られざる撮影秘話。北から南から個性の強い小学生を探して東奔西走。ヒットの裏側で何百人もの子供を撮ってきた著者だからこそ知り得た、人を感動させる技術を公開。「方言や欠点、隠したがるものこそ魅力でありキャラクターになる」失敗こそが子どもの魅力」(本文より)。とびっきり面白いエピソードに加え、植田正治、金子兜太、松尾芭蕉、ピカソ、スティーブ・ジョブスなど、さまざまな一流人から学んだ箴言もわかりやすく紹介。「無垢の力」こそクリエイティブの源と解く、深い示唆に満ちた一冊。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ビクトリア朝から第一次そして第二次世界大戦へ…。英独二人の将軍にまつわる謎を戦史研究家の立場から追跡。取材中著者を襲った災厄、取材技術から危機回避術までも伝授。渾身の書き下ろしノンフィクション・ノベル ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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