青沼陽一郎の作品一覧
「青沼陽一郎」の「帰還せず -残留日本兵 六〇年目の証言-」「池袋通り魔との往復書簡」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「青沼陽一郎」の「帰還せず -残留日本兵 六〇年目の証言-」「池袋通り魔との往復書簡」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦後最悪と言われる事件のその後。どんな事件で誰がなにがなんてよく耳にしていても場所が法廷に移ってからはとんと耳にしなくなっていた。その教団教祖の裁判の全容。
読み進めるたびに頭を抱えていました。知らなかった現実というか真実が書かれてて、知るほどに空虚になっていく感じ。
この事件を知らない世代が出てきたということを聞いて、せめて知り覚えている世代が記憶し忘れないようにしなければと思い手に取った一冊だったけどこれは証言記録だけでなくその向こうに見える問題提起もあり、今後裁判員制度によって突然裁く側になった場合に「裁判とは一体だれのものなのか」という至極当たり前のことを考えさせられる機会ともなりまし
Posted by ブクログ
この本の元になったSAPIOに連載されていた記事のころから好きで読んでいたのですが、『食べる』という人間の行為が武器になったり国家戦略の一つとして扱われているという現実に慄然としたことを思い出します。
SAPIOで連載されていたときから面白いのでよく読んでいました。それにしても恐ろしい内容でした。
ここに特集されていた内容で
『怖いなぁ』
とおもった箇所は戦争が終わっても1970年代に返還されるまでずっとアメリカの領土だった沖縄の食事情に関するルポルタージュで、アメリカの油や肉を主体とする欧米型の食生活が入ってきたおかげで、沖縄県の肥満や平均寿命や疾病に関するデータが全国ワーストクラ
Posted by ブクログ
「司法統計年報(刑法編)」を読むと、毎年3〜4名ほどが死刑判決を受けていることがわかる。主な罪状は殺人の罪もしくは強盗致死傷がほとんどではあるが、そもそも殺人で裁かれた人数自体が200〜300名は居るのだから、人を殺しても死刑になる確率は2%未満という事になる。世界レベルで見ると、2022年の統計では死刑を執行した国は20カ国、件数は900件弱であった。なお死刑執行数が多いと言われる中国や北朝鮮、ベトナムは死刑執行に関して秘密主義を取っており、数値自体を公表していないため、前述の数字には含まれていない。下手をすれば倍どころではなく執行数の桁を上げる可能性もある。
それに比べ、人口としては世界の
Posted by ブクログ
戦後の日本の食料自給率は、最高点の79%から年々低下し、今や37%に滑り落ちている。食料はほとんどアメリカなど外国からの輸入に頼り切っている日本。本作は、国のこうした状況に警鐘を鳴らしている。
主に「食肉」という観点から、日本がいかに海外の畜産農家に頼りきっているかを読者に示す。
食肉や関税などを巡る様々な現状ももちろん興味深かったが、後半に語られる習近平国家主席の半生エピソードに一番驚いた。冷血無慈悲なリーダーという、自分の勝手なイメージとはかけ離れた話ばかりだった。
様々な苦境を乗り越えて今の地位についたのだと知り、もっと中国や彼自身のことを知りたくなった。
新しい知識の詰まった一冊だっ