甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実―

甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実―

605円 (税込)

3pt

「甲子園なんてこなければよかった」──。球史に刻まれた一戦、1992年夏、星稜vs明徳義塾。松井との勝負を避けた明徳は非難を受け、試合をきっかけに両校ナインには大きな葛藤が生まれた。あれから15年、自らの人生を歩みだした監督・元球児たちが語る、封印された記憶。高校野球の聖地で、彼らは何を思い、何が行われたのか。球児たちの軌跡を丹念に追ったノンフィクション。

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甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    松井の敬遠、それにかかる明徳や星稜の監督、選手への丁寧な取材から、当時関係者がどの様にあの出来事を捉えていたかがよく分かる内容。あっという間に読んだ。

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    Posted by ブクログ 2018年12月11日

    今年の『文庫王国』で、本著者の近刊がチャンプになってたけど、そういえば本作、持ってるけどまだ読んでなかったな、という訳でまずこちらから着手。こっちも確か、発売年の『本の雑誌』でランクインしてたはず。まずタイトルから、松井の凄さが思う存分語られるものかと思ったんだけど、あにはからんや彼の出番は殆どなし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月03日

    とても面白い本。1992年夏の甲子園での明徳義塾対星稜の一戦を丹念に追ったルポである。著者は明徳の選手がこの試合を後悔しているという予想のもと取材を始めるが、その前提は早々に突き崩されてしまう。表れたのは、「高校野球」はこうあるべきというマスコミの誘導。そして、「野球」と「高校野球」という似て非なる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月25日

    第18回ミズノスポーツライター賞 最優秀賞受賞作。中村計の『歓声から遠く離れて』という本を読み、中村計の書く文章に益々興味が湧いたので、出世作である本書を読んでみることにした。

    「松井5敬遠」に関わった星陵、明徳義塾の両監督、明徳義塾のピッチャー、松井の次の5番打者、松井秀喜…、多くの関係者に取材...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月03日

    「真実とは?」に焦点を当てた非常に素晴らしい作品です。

    いろいろな立場から松井秀喜5連続敬遠をみつめていて、このアプローチは本当に面白いですね。真実にたどり着く唯一の方法なのかもしれないなあと思いました。

    本書を読み終えて、松井秀喜はこの敬遠を出発点として、本当にすごい選手だったなあと感慨深く感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月05日

    あの明徳義塾との5連続敬遠の試合はすでに20年以上も前だったのか。当時の真相を追求するドキュメンタリーだが、あの騒動は意外にも松井以外の様々な関係者に影響を与えていた。
    明徳義塾への試合中の嫌がらせにとどまらず、宿泊先のホテルなどにも相当な嫌がらせがあったとか。
    確かにあの時は真っ向勝負が見たかった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月15日

    高校野球史上もっとも有名な試合の一つ、松井秀喜5連続敬遠を取材したノンフィクション作品。悲劇のヒーローである松井秀喜氏はもちろん、明徳と星陵の両監督や選手、そしてあの試合を担当した解説者や、当時記事を書いた新聞記者など、多方面への取材により、あの日の真実に迫っている。

    いまだにあの試合がメディアで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月14日

    高校野球は野球とは違うか。
    高校野球は好きで見ているけど、それが教育の場かなんて考えたこともなかった。野球は野球だろうと。
    読んでみて、野球経験のある監督さんたちのコメントの方がやはり説得力があると感じた。
    それと、正々堂々潔く、勝てない相手でも正面から勝負することを教えることがよい、それが教育だと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月08日

    松井秀喜が甲子園で5敬遠されてから10年
    関係者を取材し書かれた書籍
    当時5敬遠は衝撃的でしたが、あの出来事は関係者
    の中ではどうだったのか知ることができました
    そして今まで知らなかったことも知ることができました
    よかったです

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    Posted by ブクログ 2017年07月30日

    高校野球を高校生が野球やってるだけの話と思えばこんな狂騒は起きないんだろうけど、人生とか清々しさとかと無理無理くっつけるから見る側と選手監督の感覚がズレていくのかな。
    マスコミが煽って作ったストーリーと内実がここまで違うのか驚いたが、日常のニュースもそんなものなのかもしれない。

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