苦海浄土 わが水俣病

苦海浄土 わが水俣病

607円 (税込)

3pt

公害という名の恐るべき犯罪、“人間が人間に加えた汚辱”、水俣病。昭和28年一号患者発生来十余年、水俣に育った著者が患者と添寝せんばかりに水俣言葉で、その叫びを、悲しみ怒りを自らの痛みとし書き綴った《わがうちなる水俣病》。凄惨な異相の中に極限状況を超えて光芒を放つ人間の美しさがきらめく。

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苦海浄土 わが水俣病 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の現代史を考える上で避けては通れない一冊。
    未だに裁判が続く理由は何なのか、当たり前の日常がどうやって奪われたのか、その声をどう届けようとしたのか等々、色々考えさせられました。

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    まだまだ苦しんでいる人がいる。被害を受けた海や人々と密着している本。話し言葉の記述がすばらしい。臨場感を感じます。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    水俣病に苦しむ人びとの声にならない声を、著者がことばに書きとめた作品です。

    本書の巻末に収録されている渡辺京二の「石牟礼道子の世界」には、本書は正確なインタヴューやルポタージュではなく、著者自身が「だって、あの人が心の中で言っていることを文字にすると、ああなるんだもの」と語っていたことが明かされて

    0
    2021年02月03日

    Posted by ブクログ

    本当は1968年に講談社から出た単行本のほうを読んだのだが、検索で引っかからなかったため此方に。

    今日まで未解決のまま続く水俣病。事件の外面的事情は色々なところに書かれているが、この本は現地の人々の声をルポした筆者がその時系列順にそのまま綴ったというドキュメンタリーな一冊。

    水俣病は何が問題だっ

    0
    2012年07月26日

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    憤りと叫び

    こういう表現が適切かは分からないが、作者に神様が乗り移って書かせたような、そういう文学だと思う。被害者たちの壮絶な叫びと、憤りの極限で研ぎ澄まされた作者の言葉が胸をえぐる。
    水俣の人々にとって、「会社」は市の発展の象徴であり、心のよりどころであり、問題発覚後もそうであり続けたことを初めて知った。そ

    0
    2023年02月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水俣病患者の悲惨さを書き綴った本。内容の悲惨の反面、患者の話す言葉を伝える文章の表現力の美しさに驚かされます。ところが解説を読むと、これは「忠実な聞き書き」の本ではなく、筆者が「話し手の心の中で言っている事を表現する」と、こうなるらしい。
    ... つまり本書は純粋なルポルタージュではないという事(解

    0
    2013年01月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水俣病レポート。小説。ノンフィクション。
     どの分野になるのかよくわからない。
     このタイトルと名前ではわからなくても、「もう一ぺん人間に」は国語の教科書に載っていたぐらいだから、記憶にある人も多いだろう。まあ少なくても無夜と同じ教科書を使わされていた人は強制的に読まされたはずだから。
     読んで騙さ

    0
    2011年05月26日

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