石牟礼道子の一覧

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作品一覧

2018/08/03更新

ユーザーレビュー

  • 魂の秘境から
    石牟礼道子を読んできて5冊目に手にした本作は彼女の”遺作”だった。「苦海浄土」からエッセイと詩集を経て、彼女が手掛けたという能作品「沖の宮」収録作へ手を伸ばしたいと考えていた時、もう少し他の作品も読もうと思った時に購入したのがこの本だ。語り直しもあったけれど、熊本地震での体験も含まれており、遠い時代...続きを読む
  • 食べごしらえ おままごと
    石牟礼道子の食に纏わるエッセイ集。畑で苦心し育て得たものを料理して食べると言うのは、何だか遠い事の様になっている。スーパーへいけば季節感なんてものは無く、年々暑さが酷くなっていく事にばかり気がいってしまう。食べたいものは何時でも食べれるので、食から季節感を感じるという感覚が薄くなった。便利さと引き換...続きを読む
  • 椿の海の記
    幼少時の石牟礼道子が見詰めた郷土の人と自然の営みが豊かな文章で描かれている。この方の本は3冊目で、毎回何とも言えず泣きたい様な気持ちにさせられていく。私なんぞがあれこれ語るのはおこがましいのだろうなぁと思う。他の作にも手を伸ばして行きたい。本棚に彼女の本が増えていくのが喜ばしい。
  • 食べごしらえ おままごと
    石牟礼道子が語る「食べごしらえ」は、いわゆるごちそうではないのだろうが、本当にうまそうなのは、これは、土と、海とをそのまま食べているようなものだからだろう。それに、村そのものと食べているような、家族・家の記憶がないまぜになる。そんな幸せな記憶が、こうして書き手を見つけて残されることの尊さを考える。
  • 魂の秘境から
    こう言うと語弊があるかもしれないのですが、近所のおばあちゃんの昔語りを聞いているようで、とても読みやすいと思いました。なじみの土地への親しみ、懐かしく思う気持ち、それは本来多くの人が共感できるはずのことで、決して大仰なことではないはず。
    弱者の声など堰き止めてしまう不条理な壁のようなものも、水俣の人...続きを読む