石牟礼道子の一覧

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作品一覧

2020/08/14更新

ユーザーレビュー

  • 食べごしらえ おままごと
    とても好きなエッセイだった。
    お料理というよりもその背景にある熊本の人たちの暮らしや土の匂いが漂ってくる。著者の父親の生きざま、貧乏であるからこそ人間のプライドに向き合うということ、お金を使わずに食べものと向き合うこと。

    現代では難しい、とても難しいことが書かれていて心が痛いところもあったが、少し...続きを読む
  • 西南役伝説
    天草四郎の乱

    弘化の一揆

    天草から北薩への移民

    西郷さんのいくさ

    太平洋戦争

    水俣事件

    これらを一本の糸に縒り合せて現出させる、本作の野心は恐るべきもの。
    小説の体裁としては「苦海浄土」が成し遂げたような、寸鉄を打ち込む隙も無い完璧さには至らないが、体裁が整わないが故の異様な迫...続きを読む
  • 魂の秘境から
    石牟礼道子を読んできて5冊目に手にした本作は彼女の”遺作”だった。「苦海浄土」からエッセイと詩集を経て、彼女が手掛けたという能作品「沖の宮」収録作へ手を伸ばしたいと考えていた時、もう少し他の作品も読もうと思った時に購入したのがこの本だ。語り直しもあったけれど、熊本地震での体験も含まれており、遠い時代...続きを読む
  • 食べごしらえ おままごと
    石牟礼道子の食に纏わるエッセイ集。畑で苦心し育て得たものを料理して食べると言うのは、何だか遠い事の様になっている。スーパーへいけば季節感なんてものは無く、年々暑さが酷くなっていく事にばかり気がいってしまう。食べたいものは何時でも食べれるので、食から季節感を感じるという感覚が薄くなった。便利さと引き換...続きを読む
  • 椿の海の記
    幼少時の石牟礼道子が見詰めた郷土の人と自然の営みが豊かな文章で描かれている。この方の本は3冊目で、毎回何とも言えず泣きたい様な気持ちにさせられていく。私なんぞがあれこれ語るのはおこがましいのだろうなぁと思う。他の作にも手を伸ばして行きたい。本棚に彼女の本が増えていくのが喜ばしい。