石牟礼道子の一覧

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作品一覧

2022/10/24更新

ユーザーレビュー

  • 苦海浄土 わが水俣病

    憤りと叫び

    こういう表現が適切かは分からないが、作者に神様が乗り移って書かせたような、そういう文学だと思う。被害者たちの壮絶な叫びと、憤りの極限で研ぎ澄まされた作者の言葉が胸をえぐる。
    水俣の人々にとって、「会社」は市の発展の象徴であり、心のよりどころであり、問題発覚後もそうであり続けたことを初めて知った。そ...続きを読む
  • 椿の海の記
    美しい水俣の自然、人間模様、村の様子を、4歳のみっちん目線で描かれた、おはなし。
    この時代のことも、この土地のことも、ここの言語のことも知らないけれど、その情景が目に浮かぶような、描写だった。
  • 水はみどろの宮
    神様と動物と人間の魂が、今よりも近くつながっていた頃のお話しです。
    いろんなところに神様がおられて、お葉もおじいさんもそのことをとても大切にして暮らしています。
    私はこの時代に生きたことがないけど、胸がじんとして懐かしい気持ちになります。
    石牟礼さんの書く物語は、人間の深いところに流れているものと繋...続きを読む
  • 魂の秘境から
     石牟礼道子さん、1927.3.11~2018.2.10、享年90。「魂の秘境から」、2018.4発行。2015.1から2018.1の間、朝日新聞に掲載されたもの。チッソ工場が廃棄物を水俣川河口に。有機水銀に汚染された不知火海。当初「奇病」と呼ばれた患者が運ばれたのが避病院。医者がいるわけではない。...続きを読む
  • 死を想う
    今回読んだのは、赤い平凡社新書(2007)。以下、目次。
    ■まえがき 石牟礼道子
    ■第一章 飢えと空襲の中で見たもの
    パーキンソン症候群──読めなくなる、書けなくなる/声が出なくなるかもしれない/食べ物をつくれないのが不自由/石牟礼さんの印象に残っている死についてうかがいたい/飢えの経験/水俣の空襲...続きを読む

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