なみだふるはな

なみだふるはな

935円 (税込)

4pt

4.0

一九五〇年代水俣、そして二〇一一年福島。企業と国家によって危機に陥れられたこの2つの土地の悲劇をそれぞれに目撃した2人が、絶望と希望の間を揺れ動きながら語り合う対話集。

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なみだふるはな のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年10月13日

    石牟礼道子さんと、藤原新也さんの対談。東日本大地震の、いや、福島原発事故の後、3ヶ月後から行われた対談。石牟礼道子さんの語りが美しすぎて、、藤原新也さんの子ども時代との共通体験に話は滑らかに進行するが、今から10年前のこの時にも、今なお水俣病を発症し何世代にもわたりこの病に苦しまへている方がいる、こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月17日

    作家・詩人の石牟礼道子(1927~2018年)氏と作家・写真家の藤原新也(1944年~)氏が、2011年6月に熊本市の石牟礼氏の自宅で3日間に亘り行った対談である。2012年に出版、2020年に文庫化された。
    石牟礼氏は、天草市(現)に生まれ、1969年に発表したデビュー作にして代表作『苦海浄土~わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月26日

    水俣病も東日本大震災も確かに日本で起きたことで、傷ついた人たちは今でもたくさんいるということを忘れないでいるにはどうしたらいいんだろうか。
    怒るのではなく、責めるのでもなく、人に伝えるにはどうしたらいいんだろうか。

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    Posted by ブクログ 2021年08月20日

    「この世には尊貴なものがあるのだ、と。それは身近にあるかもしれない。そのことに気づいて死ななきゃいけないと思っています。」

    石牟礼道子は、尊貴なものを感受し、詩に換えてこの世に現出させるシャーマンのような作家だったと思う。

    福島原発問題を、水俣事件の闘士がどう捉え、何を嘆き、どこに希望を見出そう...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年05月11日

    水俣から福島へ。
    近代の日本史において、国と企業の闘いが前景化・可視化され始めたのがサークル村による一連の活動からだったとするなら、そこから半世紀以上たった今、石牟礼さんは何を思うだろうか(何を思って旅立ったのだろう)。
    本書は、写真家の藤原さんとの対談であり、震災を契機として露になった政府や企業の...続きを読む

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