石牟礼道子

石牟礼道子

3,080円 (税込)

15pt

4.6

『苦海浄土』で知られる、戦後日本文学における最重要作家。ふるさと水俣で過ごした幼少時の甘い記憶が豊かに綴られる。「椿の海の記」他、エッセイ「タデ子の記」、詩などを収録。

月報=多和田葉子/小野正嗣

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石牟礼道子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新作能「不知火」は素晴らしい。竜神の姉弟が、汚染された海を浄化するために力を使い果たしてしまう。見かねた菩薩が二人をよみがえらせ再び出会わせるまでが、幽玄の舞台で繰り広げられる。「風の谷のナウシカ」を思わせる、巨大なテーマを持った物語だ。「不知火」は、この全集にしか掲載されていない。この作品を読むた

    0
    2018年09月14日

    Posted by ブクログ

    「椿の海の記」「西南役伝説」(抄)新作能「不知火」は再読です。「水はみどろの宮」は、とても幻想的な雰囲気が充溢し、読み進むにつれてどんどん物語の世界に惹きこまれていきます。日本語のもつ表現の豊かさがみごとに表れています。猫や狐の化身が登場することで、『苦海浄土』を想起しました。日本文学とはこういう作

    0
    2015年11月24日

    Posted by ブクログ

    少々読みづらいところはありましたが、
    読み進めると、引き込まれていく感じのする作品でした。
    熊本の水俣を中心とした地域を舞台にした話。
    水俣病の『苦海浄土』が有名な作者ではありますが
    その『苦海浄土』とは違って(?)熊本、水俣の
    美しい自然風景をふんだんに感じられる物語です。
    とくに『水はみどろの宮

    0
    2016年05月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゆっくり読め、は正しくそれこそ大切な話。ほかの本読めなくなるし。
    また読めるときに読みましょう。読む時間を作りあ商。こういう解説は古典や今とは違うものには有効だ。

    0
    2018年03月27日

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