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石牟礼が亡くなる直前まで、十年近い交友の軌跡が生き生きと甦る対話集。作家同士の親密な語り合いの中から池澤は、石牟礼の創作秘話、その奇跡的ともいえる作品の真髄を浮かび上がらせる。
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Posted by ブクログ
発売と同時に買ったのに,ずっと積ん読。
まる2年以上も!
きのう、雨に降り込められ、何となく読み始めたら
止まらなくなった。
よくぞ、買っておいたものよ、でかした2年前の私!
当時は石牟礼道子を、ちょこちょこと読んでいたので買ったものの
池澤夏樹が、ちょっとなぁ、若い頃好きだっただけに、最近は・・・と
読むのをためらっている間に、まる2年!
けれど『また会う日まで』で池澤長編を読み、
池澤の本へのためらいが解けたところ
なのも良かったのか。
前置きが長くなってしまった。
本書で、わたしは、大きな間違いをしでかしていたことに気づく。
「苦界浄土」はルポルタージュだと思っていた。
あれは紛れもなく創作。
たくさんたくさん聞き書きをし、それを1度咀嚼した上で
構築したものだったのだ、と知った。
池澤夏樹も長く気づかなかったというのだから、
私如きが気づかなくて当然かw
それにしても、何と石牟礼さんの言葉が豊かなこと!
池澤氏が対談嫌いのくせに、足繁く石牟礼さんの元へと通ったのもわかる。
弱っていく命の灯火・・・少しでも触れておきたい、そばにいたい、
そんな気持ちだったのだろう。
こんな部分、普通はカットではと思うような点まで
再現されている対談集。
池澤氏の想いは深い。
またしても付箋でいっぱいになってしまった。
大事なことが一杯詰まった、折に触れて読み返したい本。
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