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Posted by ブクログ
日本デモクラシー論集で抜粋されていた文章が衝撃的で原典を読んだ。著者は当事者というわけではなかったのか。
三部作の最終巻ということは知らずに読んだので前作はこれから読もうと思う。
総会屋や右翼と繋がっていたチッソの時にのらりくらりと時に強硬な態度は本当に読んでいてしんどくなった。
当事者との対話は避け補償も延ばし延ばしな一方、水俣市のイメージアップには率先して金を出す。すごい企業倫理である。
今チッソで働く人はどう捉えているのか気になってしまう。転職サイトの口コミには「水俣病のことがあるから倒産することはない」と書いてあったがこれは共通認識なのだろうか。
Posted by ブクログ
水俣病の被害を直接訴えるため、東京丸の内のチッソ本社に赴いた川本輝夫たちの行動を追い、チッソとの交渉の様子を克明に記しています。
『苦界浄土』にくらべると、患者たちの苦しみとその活動の困難さを、いい意味でも悪い意味でもジャーナリスティックな側面が強い印象を受けました。もちろん著者は、どこまでも川本たちに寄り添う観点に立って、彼らの活動の実情をていねいにえがいているのですが、水俣病をめぐるさまざまな立場からの働きかけが錯綜している状況についても触れざるをえず、そのことがこうした印象をあたえる原因になっているのかもしれません。
あるいは、病と世間の無理解に苦しめられてきた患者たちの時間の長さとくらべて、本書でえがかれている過程が限定されていることが、上述の印象につながっているのでしょうか。
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