天の魚 ―続・苦海浄土―

天の魚 ―続・苦海浄土―

660円 (税込)

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「苦海浄土」に続き、魂の詩人・石牟礼道子が、生死のあわいにある人々へむけて綴った、現代の鎮魂の記。――豊饒なる不知火海から、天の水と天の魚を奪い生活を破壊し、やがて20数年にわたって人間の命を破壊しさった、世紀の受難というべき水俣公害。ついにチッソと直接交渉を実現、解体する日常との闘いが残された患者漁民の観たものは何か? 「東京の空の美しゅうございました……」は、誰でも望む言葉であって、誰でも云えない言葉になった。80年代の日本の現実、必読の一冊。

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天の魚 ―続・苦海浄土― のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    水俣病の被害を直接訴えるため、東京丸の内のチッソ本社に赴いた川本輝夫たちの行動を追い、チッソとの交渉の様子を克明に記しています。

    『苦界浄土』にくらべると、患者たちの苦しみとその活動の困難さを、いい意味でも悪い意味でもジャーナリスティックな側面が強い印象を受けました。もちろん著者は、どこまでも川本

    0
    2021年02月03日

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