Posted by ブクログ 2018年10月16日
こう言うと語弊があるかもしれないのですが、近所のおばあちゃんの昔語りを聞いているようで、とても読みやすいと思いました。なじみの土地への親しみ、懐かしく思う気持ち、それは本来多くの人が共感できるはずのことで、決して大仰なことではないはず。
弱者の声など堰き止めてしまう不条理な壁のようなものも、水俣の人...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月28日
今年の自分の誕生日にお亡くなりになられた著者の
3年間くらいのエッセー集。
昔の水俣あたりの風景や風土がよくわかるというか
懐かしい感じがする内容です。自分の昔いた田舎と
やっぱりかさなってしまいます。水俣ではないですし
九州でもなく、海沿いでもないのですが。
水俣病に対しての思いや怒りはあまりでて...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月06日
石牟礼道子さん、1927.3.11~2018.2.10、享年90。「魂の秘境から」、2018.4発行。2015.1から2018.1の間、朝日新聞に掲載されたもの。チッソ工場が廃棄物を水俣川河口に。有機水銀に汚染された不知火海。当初「奇病」と呼ばれた患者が運ばれたのが避病院。医者がいるわけではない。...続きを読む