水はみどろの宮

水はみどろの宮

770円 (税込)

3pt

4.6

七つになるお葉は、山犬らんに導かれて山の懐へと入っていく。山の湖の底深く、「水はみどろの宮」の穢れを祓う千年狐のごんの守と出会ったお葉は、山の声を聴くようになった。そんなお葉のもとに、片目の黒猫おノンがやってくる。やがて山の精たちの祀りに招かれたお葉が見たものとは……。「遠い原初の呼び声に耳をすまし、未来にむけてそのメッセージを送るために」、作者から子どもたちに贈る珠玉の物語。

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水はみどろの宮 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    たぐいまれな映像喚起力を有する著者のことばと、山福朱実さんの木版画との高め合いが素晴らしい一冊。将来的に岩波文庫にラインナップされてほしい、文芸遺産とでも呼びたくなるような極めつけの一冊。

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    神様と動物と人間の魂が、今よりも近くつながっていた頃のお話しです。
    いろんなところに神様がおられて、お葉もおじいさんもそのことをとても大切にして暮らしています。
    私はこの時代に生きたことがないけど、胸がじんとして懐かしい気持ちになります。
    石牟礼さんの書く物語は、人間の深いところに流れているものと繋

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    七つのお葉は幼い頃に両親を川で亡くし、爺さまに慈しみ育てられている。
    喪失の哀しみを持った子どもは、声なき声に耳を澄まし、異界に足を踏み込んでしまうのだろうか。
    お葉の幼いながらも凛とした強さと優しさが、種を越えたものたちをも惹き付けるのだろうか。

    山犬ランや黒猫おノン、千年狐のごんの守、大なまず

    0
    2021年10月03日

    Posted by ブクログ

    八歳のお葉は船頭の祖父千松爺と二人暮らし。
    父と母は水に呑まれてしまった。
    両親がいなくて町はずれに住むお葉は村の子供たちと一緒に遊べない。
    お葉は大犬の”らん”と親しくなる。らんは盲の山伏に寄り添っていた犬で、きっと山の神様のおつかいだ。
    らんに連れられお葉は山の奥深くに入り込む。
    お葉は”ごんの

    0
    2021年02月10日

    Posted by ブクログ

    2017.10/28 昔語り、方言が耳に心地よく、細部まで描ききらないところに想像の目が羽ばたく。大人にも十分楽しめる児童文学。

    0
    2018年01月09日

    Posted by ブクログ

    昨年末に南九州の高千穂峡から天孫降臨の地と言われている天岩戸神社、霧島人社、えびの高原、宮崎の鵜戸神宮、青島神社、鹿児島、桜島をめぐり、神話の世界を堪能しました。

    高千穂峡では、山伏の姿をした狐のごんの守が銀色に光る錫杖の音をしゃらしゃら慣らし、山犬のらんが駆け回り、えびの高原のすすきの原で黒猫お

    0
    2016年06月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりに心に染み入る本に出会えました。
    景色がすーっと目の前にうかんできて、思わず万物の神様に手を合わせたくなる、そんなお話しでした。
    苦海浄土とは違った感慨がありました。

    0
    2017年09月23日

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