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フィールドの妖精“PIXY”ドラガン・ストイコビッチ。人々を魅了する華麗なプレー。だが、その半生から浮かび上がるのは、政治に翻弄された祖国ユーゴスラビアへの熱き想いと誇りだった。来日当初「乱暴者」のレッテルを貼られた、彼の真の姿がここにある。過酷な運命を乗り越え世界を舞台に光り輝く、憂国のフットボーラーの軌跡を綴るヒューマン・ノンフィクション。
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Posted by ブクログ
1990年生まれの私はピクシーことストイコビッチ氏といえば監督のイメージがあったのですが、この本を読んでストイコビッチ氏がいかにすごい選手だったかがよくわかりました。 全世界から悪者と一方的に報道され制裁を受けたセルビア。そのセルビア(ユーゴ)代表として苦難の道を歩むこととなったストイコビッチ氏の...続きを読むサッカー人生は凄まじいものがあります。 私はこれまでボスニア紛争について学んできましたが、セルビア側から見たユーゴ紛争を知れたのは非常に貴重な読書になりました。
ドラガン・ストイコビッチ。彼が日本でプレーしたこと自体が、引退した今でさえ信じられない。政治に翻弄された彼の選手人生がこの本を読むとよくわかる。良本。
名古屋のスーパースター、ドラガン・ストイコビッチ。1993年にプロサッカーリーグのJリーグが開幕し、沸き上がる日本の中で唯一取り残されたのが、名古屋の名古屋グランパスエイトだった。観るのも悲しくなるぐらいの弱さ。まったく希望の持てないチームに、市民はサッカーから遠ざかっていた。 そんな中、誰も期待し...続きを読むていなかった空気の中に一人の男が入団した。そうドラガン・ストイコビッチ。リネカーという超大物外国人で大失敗をしているグランパスエイト。またどうせ期待外れだろう、名古屋市民はみんなそう思っていた。 しかし、その空気は彼の魅せる異次元のプレーで変えられた。言葉では表現できないスーパープレーの数々。説明は何もいらない。彼が魅せるプレーを見れば、彼の凄さが分かるだろう。 そんなピクシーが弱小チームだった名古屋グランパスエイトを変えた。名古屋だけでなく、日本のサッカーを変えた。 あまりにプレーが華麗なので、この本を読むまでこんな苦労があったとは知らなかった。あまりに複雑すぎて、この本をどう語っていいか分からない。しかし、彼の華麗なプレーがあったのは、この数々の苦難があった故に、より一段と輝いていたんだと思う。 文庫本で追加された後書きに、「誇りとは過去の実績に依存するものではなく、今を懸命に生きる自分の中にこそ存在するのだ」という一文がある。 どんな環境であれ、今をベストにすること。ピクシーが我々に教えてくれた誇りを胸に生きていこう。
かつてユーゴスラビア代表として活躍し、Jリーグ名古屋で現役を終えたストイコビッチのサッカー半生記。セルビア・モンテネグロサッカー協会の会長を経て、現在は鈴木隆行が在籍しているレッドスター・ベオグラードの会長を務めています。優れたサッカー選手としてだけではなく、ユーゴ内乱という激動の時代に代表チームの...続きを読む精神的支柱としてもキャプテンシーを発揮する姿が描かれていますが、偏狭なナショナリズムではなく本当に心の底から祖国を愛する姿にその偉大さをつくづく再認識しました。
ストイコビッチが日本に来た背景を、本書で初めて知りました。 自分もストイコビッチはキレやすい選手だなとJの試合を見て思っていたんですけど、違ったんですね…
ストイコビッチが大好きだから、大昔に読んだ。 未だに家の本棚の一番手前に置いてある。 彼が如何に優れたプレイヤーであるのかを知ることができると同時に、 各個人のアイデンティティー形成に国家・文化がどのように影響を与えているのかを知ることができる良書。 今思えば、民族紛争などに興味を持ったのもピクシー...続きを読むの影響を受けているからなのかもしれない。 著者の木村さんも、丁寧に取材をしていて素晴らしい。
ワールドカップやオリンピックが近づくといつも読み返したくなる本。 少しでもユーゴ紛争のことか、ストイコビッチのことを知っている人であれば、まえがきの -ワールドカップは誰のために戦いますか? 「祖国のために」 これだけで良い作品だと感じてもらえるはず。 あと作品を読みながら思い出すのは、...続きを読む深夜にかじりついて見てたEURO2000の中継。3点ビハインドを追いついたスロベニア戦でのユーゴスラビア!ユーゴスラビア!の大合唱。祖国を追われた移民の母国への純粋な想いと、ユーゴスラビア紛争により敵となったかつての同胞への異常なまでの敵意の爆発。 youtubeなどで探せば動画も見つかると思いますので、作品と合わせて観るのも良いのではないでしょうか。
ピクシーとユーゴの物語。 大学での勉強とリンクして、ユーゴで起きたことへの 問題意識を更に新たにするきっかけになった。
木村元彦のバルカン三部作 政治的な問題が無ければバロンドールやビッグイヤーを間違いなく得ていたであろうピクシー 優れたキャプテンシーを発揮し、注意深い言動で人間として尊敬を集めたピクシー そんな彼が、 なぜフットボール発展途上国の日本にやってきて、 そして長きにわたってい続けたのか、 本物の戦争を知...続きを読むる彼が日本にいるということを通じて、 この国の持つ特異な性質に気づいた気がした
明確な意図に基づいて行われる華麗なプレーで魅了するのがピクシーの本質。けれども、政治や不正、監督との関係、祖国に対する責任を乗り越えてプレーしていたことが何よりも彼を一層輝かせていた。
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誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡
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木村元彦
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