葬送の仕事師たち(新潮文庫)

葬送の仕事師たち(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

誰にでも、いつかは必ずやってくる人生の終わり。旅立ちの手助けを生業とする人たちがいる。葬儀社社員、湯灌師、納棺師、復元師、エンバーマー、火葬場職員……。なぜこの職業を選んだのか。どんな思いを抱いて働いているのか。忘れられない経験とは。著者は、「死」と向き合うプロたちの言葉に耳を傾け、葬送の現場を見て歩く。光があたることのなかった仕事を描破した感動のルポルタージュ。

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葬送の仕事師たち(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月25日

    葬儀社社員・湯灌師・納棺師・復元師・エンバーマー・火葬場職員、どの職業も死者に対し尊敬念を持ち誇りを持って仕事をしているのが垣間見られた。「死」という誰もが通る道だが、その時にどう有りたいかを話す機会はなく「縁起でもない」として忌み嫌う傾向にある。また、身近な人の死に直面すると、悲しみが強く、一連の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月02日

    普段、全く意識していなかった葬送の仕事。葬儀社、エンバーマー、火葬炉で働く人々など、壮絶な仕事の姿が書かれていた。
    うつ病で何度も死にたいと思う経験をしたが、死んだ後自分がどう送られるのかを考えたことがなかった。本著で書かれた葬送の仕事師たちの思いの中で送られるのなら、死ぬこともそう悪くないなと思っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月26日

    ある日ふと目に留まり、
    気になっていたものの手に取るまでに
    ある程度の月日を要する。
    購入したのは父が亡くなり10年目の年。
    読み始めるまでに時間がかかる。

    大事な大事な友人が亡くなり、
    この本からまた遠ざかりたくなったが
    「読まなければならない」ある日ふとそう思った。

    葬儀社社員、湯灌師、納棺...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月10日

    人をお看取りするまでが我々の勤めであるが、きれいに亡くなる方ばかりではない。
    病気のために亡くなった方でも痩せてしまったり顔色が異なる様となってしまった方を戻す技術、また遺族と亡くなった方を繋ぐ技術と思いがあることを学んだ。
    読み返す度8/10

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    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    おくりびとを読み終えてからその仕事に興味をもちこちらも。
    旅立ちの仕事、初めて知る事ばかりでした。
    そしてこの仕事の世間からの目も。
    私自身は自分の葬式は望んでいませんが、この本を読むと人生の最後にお世話になりたいと思いました。
    もしかしたら自分以上に自分の死と向き合ってくれるのではないかと。
    自分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月13日

    このようなノンフィクションがないと永遠に知ることはなかったであろう。葬儀の舞台裏で働く人たち。職に就いた動機は死の場面に接したことが多いが、時間が不規則、知識も体力要る過酷な現場で他人のためになっている自覚が支えとなっている。また、うっすらと感じてはいたが、葬式の形態の変化も風俗史のごとく理解するこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月18日

    葬儀に関わる方達の仕事について初めて知ることも多かった。火葬炉の扉を越えたら、皆平等に全てが無になる。というフレーズにグッときました

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    Posted by ブクログ 2021年06月29日

    エンバーマー、納棺師、湯灌士、葬儀社、火葬場、などいろいろな人に丹念に取材をして丁寧にまとめられた本。
    普段なかなか意識しないけど生と死は隣り合わせで、その領域で働いているひとも確かにいる。
    考えさせられる本だった。

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    Posted by ブクログ 2020年03月04日

    抜群に美味しいコシヒカリみたいな一冊。日本人全員に欠かせないことなのに、こんなに知らなかったことが多いなんて…すごく良かった。知らなかったことを知れた。人々のリアルをあぶり出す、ルポルタージュが果たすべき役割の極致。

    まずもって葬儀ってのは誰の為の物なんだろうか。故人のためにするもの?残された人の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月24日

    死にまつわる仕事をしている人たちに密着したルポルタージュ。なんとなく遠ざけ、なんとなく無関心できた裏方の(まさしく)仕事師の方たちが、その仕事ぶりを通じて身近に感じられてくる良書。
    映画「おくりびと」は、本木が美しすぎた分、逆にテーマ性が半減していたと感じるが、この本はもっと網羅的で、ありのままであ...続きを読む

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