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エベレストをはじめ、五大陸最高峰を制覇した植村直己の次の夢は、犬ぞりによる南極大陸横断だった。犬ぞりを乗りこなすため、彼は地球最北端のイヌイットの村・シオラパルクへ単身、極地トレーニングに向かう。マイナス10度が暖かく感じるほどの過酷な環境と、自分たちとよく似た顔の植村を快く迎え入れる村人との暖かい交流。そして覚えたての犬ぞりを駆って、ひとりで三千キロの氷原を走りきった冒険の記録。解説は、シオラパルク在住の猟師・大島育雄氏による。
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Posted by ブクログ
とても軽く楽しめる。冒険そのものよりも、土地の文化や風習、人々の暮らしが瑞々しく描かれた部分に引き込まれてしまう。単独で冒険に行っているように見えても、冒険の場所にはいつも暖かな人々との交流があるようだ。
すごい、の一言しかない。極北での生活の在り方や、植村直己の冒険に向けたまっすぐな意志、そして極北の驚異にはっとさせられることばかりだった。
植村直巳と言えば、日本を代表する偉大な冒険家。その植村直巳のグリーンランドでのエスキモー(イヌイット)と一緒に住み、犬橇の扱い方・極地の寒さに慣れた過程を記した伝記。「青春を山に賭けて」に比べれば、グリーンランドでの生活だけに絞っているため、少し弱いが、それでも十分過ぎるほど植村直巳の凄さ、そのバイ...続きを読むタリティ、熱気、人の良さが伝わってくる。 現代社会で日々悶々としている人たちに是非読んで欲しい作品。 冒険に出かけたくなる作品であり、より植村直巳が好きになり、尊敬する作品だった。電子書籍化されている。
文章もうまくて言うことなし。現代の冒険家はこのような豊穣な冒険が残されていないことを充分に認識してそれでもやらずにはいられないのだな、と切ない気持ちになった。
北極圏を犬ぞりで走り抜ける探検を記録した本作。 実際に犬ぞりで走っているところも面白いけれど、それ以上に準備期間が面白い。 言葉も通じないイヌイットと交流し、犬ぞりなど極北を生き抜くのに必要な技術を身につけて行く様子がいきいきと描かれている。 探検は征服ではなく順応なのかもしれない。
自分の当たり前を疑い、考え直すのに最高の本 ありきたりな日常に嫌気がさし、見知らぬ土地に冒険を求めたくなることが誰にでもあると思います。 そうしたとき、非日常を存分に楽しめる本です。 もしくは、その冒険を本気で実行したいと思ったとき、本当にその覚悟があるかどうかを問い正されるような本です。 ...続きを読むいずれにせよ、高い目標に向けて挑戦する人に、行動する勇気を与えてくれます。
犬ぞりでの旅が如何に厳しいものであるかを理解できた。 現在はどうやって北極点や南極点へ行っているのだろうか?
偉大なる冒険家の偉大なる挑戦の一編。 しかし日々の思考は泥臭く至って普通の感性を持っていると感じる。 周りから無茶だと言われていたことに挑戦する姿勢は素晴らしいが目的地をあえて周りの人達に言わずにいつでも予定を変更できるようにすることなどはいかにも人間臭いと思う。
極北グリーンランドのイヌイットの人たちの氷に閉ざされた自然の生活を、作者自身もイヌイットの村民となって体験する様子がいきいきと伝わってきてさくさくと読み進めました。数ヶ月たらずで犬ぞりで数千キロの旅なんて、やっぱり植村直己さんは偉大だ。 衝撃だったのが「学校に行ったってなんの意味があるんだい、本を読...続きを読むんだって目が悪くなると狩りができなくなって生活に困るじゃないか」という村の人の言葉。ここでは生きることとは狩りをすること。本で得た知識で家族を養っているわけではない。本物の狩人は純粋に自然の生態系の一部だから、存在自体がすごく文明とはかけ離れた存在なのかも。そう考えると自然に生きる人と文明を築く人はもしかしたら相容れないものなのかな。 絶妙なバランスで成り立っていたイヌイットの人々と狩りの関係が、温暖化や入植民の影響であれこれ劇的に変わっていることは初めて知った。ヒマラヤのシェルパの村が溶けた氷河に流されそうな今の危機的な状況と、なにか重なるものがあります。世界のあちこちでこういう状況にあることをもっと知って、広めるのも大事なのかな。
本を読み始めるまで上村直己という方の存在を知りませんでした。この小説はグリーンランド、イヌイットで過ごした日々を日記を基に物語として記述されています。当時の北極圏での生活は食文化、俗文化ともに日本とはかなり違う文化で新鮮感の塊です。またそこに住む犬も日本の飼い犬とは違い、犬橇用の動物として想像以上に...続きを読むキツく調教されていることも知りカルチャーショックを受けましたが生きる為には仕方がない事だと思います。素敵な本でした。
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植村直己
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