哲学・宗教・心理 - 講談社作品一覧
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3.8何が分からないかが分かる――、これは素晴らしい技能と言える。ある学問分野において何が分かっていないのかを正確に説明できるのは、その分野を相当に理解している人だけだ。 本書では、「心にとって時間とは何か」がどれだけ未知であるのかを探る。私の専門は哲学だが、哲学だけでなく科学についても、さまざまな知見を参照していこう。だれにも分かっていないことを謎としてうまく描き出すには、それがどのような知識によって囲まれているかを示さなくてはならない。私たちの知識の地図に、未踏の地の「輪郭」を描き込んでいくわけだ。 あとで改めて言い添えるが、私はこの目的のために、章ごとに違うサブテーマを定めた。〈知覚〉、〈自由〉、〈記憶〉、〈自殺〉、〈SF〉、〈責任〉、〈因果〉、〈不死〉という、各章の章題がそれにあたる。つまり、少なくとも八つの謎が本書には描き出されており、それらの不思議さや面白さ、そして、一つの謎から別の謎への道が見えてくる高揚感とが、私なりの言葉で綴られている。 第一章 〈知覚〉――時間の流れは錯覚か 第二章 〈自由〉――私はいつ決めたのか 第三章 〈記憶〉――過去のデッサンを描くには 第四章 〈自殺〉――死ぬ権利は、権利なのか 第五章 〈SF〉――タイムトラベルは不可能か 第六章 〈責任〉――それは、だれかのせいなのか 第七章 〈因果〉――過去をどこかに繋ぐには 第八章 〈不死〉――死はいつまで続くのか 8つのテーマと謎を手がかりに、「心と時間の不思議」に迫る!
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4.0ポピュリズム、ポストトゥルース、グローバリズムに直面する今こそ読む――"アメリカのデモクラシー"その根源への探究デモクラシーこそは歴史の未来である――誕生間もないアメリカ社会に トクヴィルが見いだしたものは何か。歴史的名著『アメリカのデモクラシー』では何が論じられたのか。「平等化」をキーワードにその思想の今日性を浮き彫りにする、鮮烈な思考。あらゆる権威が後退し混沌の縁に生きる私たちは、いまこそトクヴィルに出会い直さなければならない!いま日本の思想界をリードする著者が、第29回(2007年) サントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞し、現在に至る地位を築いた好著の文庫化。文庫化にあたり、現在の政治・思想状況をふまえた「補章」を増補。トクヴィルの「今日的意義」は増すばかりである。ある意味で、「トクヴィル的」とでも呼ぶべき状況がますます強まっている―(「補章」より)【本書の主な内容】第一章 青年トクヴィル、アメリカに旅立つ第二章 平等と不平等の理論第三章 トクヴィルの見たアメリカ第四章 「デモクラシー」の自己変革能結び トクヴィルの今日的意義補章 二十一世紀においてトクヴィルを読むために
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3.0西洋哲学と出会って150年、日本の哲学者たちは何を考え、何を目指してきたのか。日本哲学のオリジナリティに迫る、第一人者による入門書の決定版! 【哲学を知るための10講】 第1講「日本の哲学」とは/第2講 哲学の受容第/3講 経験/第4講 言葉/第5講 自己と他者/第6講 身体/第7講 社会・国家・歴史/第8講 自然/第9講 美/第10講 生と死 【本書のおもな内容】 ・日本最初の哲学講義はいつ行われた? ・「哲学」という呼び名はこうして生まれた ・西田幾多郎の「純粋経験」を知る ・経験と言葉のあいだにあるもの ・言葉の創造性を考える ・人間の生のはかなさと死に迫る ・心によって生かされた身体とは ・田辺元が生み出した「種の理論」 ・「自然」という言葉の歴史 ・和辻哲郎の「風土論」 ・美とは何か、芸術とは何か ・移ろうものと移ろわぬもの ・光の世界と闇の世界
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3.7討論なし。 批判なし。 結論なし。 「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、 なぜこれほど人生を豊かにするのか? 私たちが囚われている 「不毛な会議」観を 根底からひっくり返す! 人生を変える、新しい形のミーティング 本書の内容 ●「ネガティブ・ケイパビリティ」と「オープン・ダイアローグ」が、新しいミーティングの二大要素。 ●ネガティブ・ケイパビリティとは、「不確実さや神秘さ、疑いの中に、事実や理を早急に頼ることなく、居続けられる能力」。 ●オープン・ダイアローグの核心は、ポリフォニー(多声性)。 ●答えのない世界に身を置いて、対話し続けるうちに、思いもかけない世界が見えてくる。 ●評価を放棄することで、自由で自然な対話が生まれる。 ●ミーティングは、雑多な意見が披露され、種々の声が行き交うカーニバルのようであるべき。 ●「答えは質問の不幸である」。すぐに答えを求めることは可能性を閉ざす。 ●薬もカウンセリングも効果がなかったギャンブル症者が、自助グループのミーティングで回復。 ●ラカン、メルロ=ポンティ、カミュ、バタイユ、ミッテランらフランスの知性を輩出したパリのアパルトマンで、日夜繰り広げられた「終わりなき対話」。 《目次》 第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング 第二章 心の病いを治すオープン・ダイアローグ 第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング 第四章 答えは質問の不幸である
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-「挑戦の書」として『神学大全(スンマ)』を読む! 「スコラ学の代表的神学者」が書きあらわした、邦訳にして45冊に上る大著。 そのような物々しさに惑わされず、「ひとりの修道者としてのトマス」による「一冊の書物」として『大全』を読む。 すると、アクチュアルな探究者としてのトマスの姿が浮かび上がり、 彼から現代に生きる私たちへのメッセージが聞き取れる。 神とは何か。 創造とは、悪とは、そして人間の幸福とは? キリスト教の根源にトマスはいかに挑んだか。 斯界の第一人者が、やさしく、そして誠実に、核心を読み解く。 【本書より】 トマスの言う「神学」はその全体が知恵の探究であり、そして知恵のみがわれわれに人間の幸福をあきらかにしてくれるのですから、知恵の探究はそのまま真実の幸福への道を切り開く営みにほかなりません。言いかえると『神学大全』における知恵の探究は、トマスという一人の人間が、人間であることを学び、人間であることの完全な実現―それが「幸福」の意味です―をめざして行ったパーソナルな探究の記録であり、キリスト信者であろうとなかろうと、人間であることを真剣に受けとめる者にとってはけっして無縁な書物ではないと思うのです。 【本書の内容】 はじめに―『神学大全』をどう読むか 第一章 挑戦の書としての『神学大全』 第二章 神の問題―「五つの道」の意味 第三章 「交わり・即・存在」―人格[ペルソナ]のパラドックス 第四章 創造と宇宙論 第五章 「悪」の問題 第六章 すべての人が幸福を欲しているか? 第七章 トマスの政治哲学―「共通善」の復権 おわりに―「トマス主義者」ではないトマス ※本書は2009年に講談社選書メチエより刊行された同名書の文庫化です。
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3.8近年、「自閉症」について多くの書物が書かれ、論じられるようになっています。これは、21世紀になって突出してきた現象で、20世紀にはなかったものです。しかもこれは、日本に限った話ではないのです。 著者は、21世紀という時代の1つの特徴が、この「自閉的傾向」の突出化には現れているのではないかと考えています。その1例に伊藤若冲のブームがあります。前世紀まで若冲は「奇想の画家」として、美術史においてはアウトサイダー的な存在に過ぎませんでした。ところがその彼が、今では昨今の「日本美術ブーム」を引っ張る存在になっています。あるいは、『君の名は』『天気の子』が立て続けに大ヒットになったアニメ作家の新海誠。彼の作品もその「自閉症的」傾向が初期の段階からしばしば指摘されていました。 この2人に共通するのは、ディテールへの過剰なまでのこだわりです。それゆえに画面は異常なまでに高精密になり、と同時に非常にフラットなものになります。一言で言えば、非常にデジタルな感じがするのです。デジタルとは、完璧なコピーと同一なものの繰り返しが可能になる技術ですが、この「高精密」で「完璧に同一なもの」の繰り返しこそは、まさに自閉症者が大好きなものです。現代アートに革命を起こしたアンディー・ウォーホールを早い例として、「ミニマルアート」と呼ばれるものの現代美術、現代音楽における流行も、この同じ時代の「好み」に即したものなのではないでしょうか。 そしてこの時代精神をもっとも端的に表すのが、コンピュータの存在です。開発の祖に当たるチューリング、ノイマンから始まって、スティーブ・ジョブスやフェイスブックのザッカーバーグなど、IT、AIに関わる科学者、技術者に「自閉症的傾向」が強いことは、つとに指摘されている通りです。というか、そのような人たちの存在があってこそ、コンピュータ的なものは、ここまでの洗練を見たのです。いまや「デジタル的なもの」は、否応もなく21世紀人の感性の基盤になった感があります。とすればその底に自閉症的な美意識が伏在しているのは、むしろ当然ではないでしょうか。 本書は、上記の視点のもと、21世紀という時代そのものの「自閉症的傾向」を明らかにするものです。
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3.8人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった。 親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。初の自伝! 「脳は一貫していることの方がおかしいのだ。自然ではないから、わざわざ一貫させようとして、外野が口を出したり、内省的に自分を批判したりもするのである。一貫させるのは、端的に言えば、コミュニティから受けとることのできる恩恵を最大化するためという目的からにすぎない。 私たちは、複数の側面を内包しながら、これらを使い分けて生きている。私たちの世代はこれを自覚的にできる人が旧世代よりも増えただろうが、人間というのは世代を問わず、そういうふうにできている。仕様だといってもよいだろう。 わたしのペルソナ(他社に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。 わたしは存在しない。これは悲しいことではない。透明な存在であることを嘆く必要はない。だからこそ、来るべき変化に対応することができるからだ。もう変化のときは来ている」(中野信子) <主な内容> はじめに わたしは存在しない 無駄を肯定するということ/脳は一貫している方がおかしい 1章 サイコマジック――2020 脳は毎夜、夢を見ながら再構成されている/愛している、が伝わらない/「毒親」とはどういう存在なのか/アカデミズムは時代遅れの男性原理の象徴 2章 脳と人間について思うこと――2010~2019 『ホンマでっか!?TV』の洗礼/攻撃されたときの身のかわし方/ブレることは脳の高次な機能/メンサのこと/結婚するメリット 3章 さなぎの日々――2000~2009 世の中を良くしよう、にある胡散臭さ/専門家のアドバイスは脳の活動を停止させる/脳が作り出す微笑みのペルソナ/日本は「科学技術後進国」 4章 終末思想の誘惑 ――1990~1999 東大女子は第三の性別?/ネガティブな思考には独特の中毒性がある/バイオアートの可能性/脳研究を志した理由 5章 砂時計――1975~1989 他社の間違い探しをする人に発疹が出る/なぜ点数を悪く取れるのだろう/通知表に「利己的」と書かれて
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3.3ウィズ・コロナの新しい生き方を模索し始めた今こそ、私たちに必要な、脳に効く「美」を求めて、ぜひミュージアムに出かけてみてはいかがだろうか? 実は、ミュージアムは「美」が展示されているだけの場所ではない。知れば知るほど、とてつもなく奥が深い世界なのだ。人類の記憶のアーカイブに潜っていくような、(良い意味での)妖しさ、ヤバさがある。 東京藝大には大学美術館があるが、大学美術館准教授の熊澤弘先生はいわば「ミュージアムの達人」で、世界のミュージアムの成り立ち、展示、ミュージアムの持つ資料から博物館学の実習に至るまで、私が教えを乞うている先生の一人である。 ここからは熊澤先生の力をお借りして、仮想ゲームのミュージアムよりも、リアルなミュージアムこそがはるかに熱いのだ――ということを読者の皆さんと一緒に体験していきたい。言ってみれば、探検家・中野信子が、案内人・熊澤弘先生とともに、ミュージアムの深遠なる魅惑の世界に分け入っていこうというわけだ。 この「探検本」を読み終えるころ、読者の皆さんは、世界各地のミュージアムの歴史やそこに所蔵された作品の面白さはもちろんのこと、その舞台裏で静かに働いている学芸員の役割やアートの鑑賞術などの基礎知識も身につけているはずだ。 ミュージアムは、入る前と後とで物の見方が変わる体験ができる場所だと思うが、この基礎知識を身につけることで、ミュージアムに行く体験自体がこれまでよりもより深まるかもしれない。 (中野信子) <主な内容> はじめに ミュージアムは脳に似ている(中野信子) 第1章 ミュージアムの誕生:その華麗にして妖しい魅力に満ちた世界 はじまりは「驚異の部屋」/記憶の三段階/コレクターと「絶対美感」/美術品は誰のものか 第2章 ミュージアム、その陰の部分:論争・ワケあり・ヤバいもの ナチスに翻弄されたコレクション/マインド・パレスを支配する/学芸員の使命/大量殺人犯の作品の展覧会 第3章 実際に鑑賞してみる:どんな作品をどのように観たらよいか? 中村キース・ヘリング美術館の感性/金沢21世紀美術館の賢さ/正しい鑑賞法なんてないか?/ルーヴル美術館で遭難しかける 第4章 これからのミュージアム体験:アートはなぜ必要なのか? アフター・コロナの課題/現代アートはわかりにくい?/アートが社会にもたらす絶大な効果 おわりに 日本は世界に類を見ないミュージアム大国(熊澤弘)
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3.5計画技法の第一人者がズバリ指摘する計画が失敗する9つの理由。●失敗する理由1計画の目的・目標がはっきりしていない●2頭の中だけで組み立てた計画になっている●3状況判断を誤っている●4目先の問題解決を積み重ねただけの計画になっている●5複数の計画案の中から選び抜かれていない●6計画通りに実行する熱意に欠けている●8"終わり"からの逆算ができていない●9計画の適切なフォローアップができていない※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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3.6普通「仏教入門」と言えば、広汎にして複雑な仏教の思想・実践の体系、そしてその変遷の歴史などを、要領よく整理して大方の便宜に供する、という書物になるだろう。ということを十分承知の上で、今私が提出しようとしているのは、著しく個人的見解に着色され、偏向極まりない視点から書かれた入門書である。私はこれまで、仏教の思想や実践について、何冊かの本で自らの解釈を述べてきてはいるが、それを全体的にまとめて読める書物は出していない。そこで、ここらあたりで、自分の仏教に対する考え方を見渡せるものを作っておきたいと思った、というのが本書上梓の正直な理由である。しかし、これは要するに自己都合である。そこで、あえて読者の益になりそうなことを述べさせてもらえば、仏教を「平たく」解説する本などは、ずっとふさわしい書き手が大勢いるはずで、私に書かせても役にも立たないし、読んで面白くもないだろう。さらに言うと、およそ「平たい」記述など、私に言わせれば幻想にすぎない。すべては所詮書き手の見解である。ならば、本書ではその「見解」の部分を極端に拡大して、読者の興味をいくばくか刺激し、仏教をより多角的に考える材料を世に提供できたなら、そのほうが私の仕事としてふさわしいのではないか。こう愚考した次第である。(「はじめに」より)
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-本書は、主著『エチカ』で知られるバールーフ・デ・スピノザ(1632-77年)がその執筆活動の初期に残した代表作の一つです。 従来『神、人間および人間の幸福にかんする短論文』が最も早い著作と考えられてきました。しかし、近年の研究では本書『知性改善論』こそ、1656年後半から61年前半に書かれた最初期の論考である、という説が有力になりつつあります。アムステルダムにユダヤ人として生まれ、ユダヤの教育を受けたものの、1656年には破門されるに至ったスピノザが、デカルトやベーコンの哲学を会得した上で、「神」について、無限なる属性としての思考と延長について独自の見解を紡ぎ、語り始めた、画期となる著作です。 精神と全自然との合一の認識、永遠無限なるものへの愛、揺るぎない幸福の追求など、本書には『エチカ』のモチーフをはっきり見て取ることができます。おそらくは時間のなさゆえに本書は未完のまま放置されましたが、しかしその哲学は『エチカ』に引き継がれ、さらなる発展と深化を遂げていくことになります。その意味で、本書はスピノザが「哲学者」になる過程を記録した生々しいドキュメントであるとともに、著者自身による最良の『エチカ』入門でもあると言えるでしょう。 『知性改善論』については、長らく畠中尚志訳(1931年、改訳1968年)が読み継がれてきました。本書は、気鋭の研究者が最新の研究成果を取り込みつつ、充実した訳注とともに「今日の日本語」でスピノザを読めるようにと全力で完成させた待望の新訳です。 [本書の内容] 読者に告ぐ 〔導 入〕 〔方法の規定〕 〔方法の第一部〕 〔方法の第二部〕 訳 注 文献一覧 訳者解説
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3.0「みんながそうしているから」の「奴隷のモラル」を笑い飛ばせ! 新訳でよみがえった晴れやかなニーチェが贈る、人間への比類なき応援歌。 「怪物とたたかう者は、そのとき自分が怪物にならないよう用心するがいい。長いあいだ奈落をのぞいていると、奈落のほうもお前をのぞき込む」――。 有名なこの言葉が収められた『善悪の彼岸』は、1886年に自費出版で刊行されました。 「畜群社会」や、キリスト教道徳、神、真理など「既得権益としてのモダン」という巨大な敵に独り対峙しつづけたニーチェの言葉は、刊行から150年近くを経た今もなお、読む者の心を世界中で強く揺さぶり続けています。 「愛によってなされることは、いつも善悪の彼岸で起きる」 「思い上がった善意というものがある。それは悪意のように見える」 「自分自身を軽蔑する者は、いつもそのとき、軽蔑ができる自分を尊敬している」 「生と別れるときは、オデュッセウスが〔スケリア島の王女〕ナウシカアーと別れたときのようにするべきだ。――惚れているのに、というよりは、祝福する気持ちで」 これまでのイメージを覆す、晴れやかで軽やかなニーチェ訳に定評がある訳者がお届けする、21世紀の『善悪の彼岸』! 【本書の内容】 はじめに 第1部 哲学者たちの先入観について 第2部 自由な精神 第3部 宗教的なもの 第4部 格言と間奏 第5部 モラルの自然誌について 第6部 私たち学者は 第7部 私たちの徳 第8部 いろんな民族といろんな祖国 第9部 高貴とは何か? 高い山々から――後歌 訳者あとがき
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3.820世紀最大の哲学者マルティン・ハイデガーが第二次大戦後に行った「技術」をめぐる三つの講演。瓶(かめ)や橋、家屋といった身近な物から出発し、それらの物がどのようなあり方をしているのかを考え、ついには「世界」に到達する講演「物」と「建てること、住むこと、考えること」、そしてモノとヒトを資源として用いながら膨張を続ける現代技術のシステムを問う「技術とは何だろうか」。第一級の研究者による決定版新訳!
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4.7ルネ・デカルト(1596-1650年)の代表作は、この新訳を待っていた――。 本書の訳者を務める小泉義之氏は、哲学や精神医学から現今の政治に至るまで、幅広い問題をめぐって繊細かつ大胆な思考を展開してきた。その根底に、自身が『意味の論理学』の翻訳をしたジル・ドゥルーズの哲学があることは、よく知られている。 だが、小泉氏自身の「原点」として厳然と存在し続けているのは、ルネ・デカルトにほかならない。最初の著書『兵士デカルト』(1995年)から四半世紀、ここに渾身の新訳をお届けする。 多くの訳書で採用されている『方法序説』ではなく『方法叙説』という日本語題を採用したことも含め、本書は細部に至るまで、小泉氏にしかできない思考と工夫が浸透している。 今後、デカルトの最も有名な著作を読むとき、この訳書を無視することはできないはずである。 [本書の内容] 第一部 第二部 第三部 第四部 第五部 第六部 訳者解説 文献一覧
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4.0千葉雅也氏推薦! 「中島先生の荘子がなければ、僕の哲学も文学もなかった。ここからすべてが始まったのです。衝撃的なこの「変化の哲学」を、皆さんにもぜひお読みいただきたい。」 中国・日本はもちろん、これまであまり言及されてこなかった欧米圏での研究をも渉猟。「無為自然」や「万物斉同」といった概念に替え、自己および世界の変容を説く「物化」思想をその核心として取り出し、ドゥルーズら現代の西洋哲学と突き合わせることで、言語、道、他者、自由にかかわる荘子の思索を新たな相貌のもとに甦らせる。世界の哲学に通暁する著者がダイナミックに描く、新時代の標準たる驚くべき読解の書! [本書の内容] プロローグ ■第1部 書物の旅路 『荘子』古今東西 第一章 『荘子』の系譜学 第二章 中国思想史における『荘子』読解――近代以前 第三章 近代中国哲学と『荘子』――胡適と馮友蘭 第四章 欧米における『荘子』読解 ■第2部 作品世界を読む 物化の核心をめぐって 第一章 『荘子』の言語思想――共鳴するオラリテ 第二章 道の聞き方――道は屎尿にあり 第三章 物化と斉同――世界そのものの変容 第四章 『荘子』と他者論――魚の楽しみの構造 第五章 鶏となって時を告げよ――束縛からの解放 エピローグ 参考文献ガイド 『荘子』篇名一覧 学術文庫版へのあとがき
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4.0■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ショーペンハウアー 苦しみに満ちた人生を、いかに生きるべきか。 欲望を原動力とした現代社会の歪みが、生きづらさに拍車をかけている。 苦悩や葛藤から自由になる道を考え抜いた哲学者が導く「生きるヒント」とは。 叱咤激励、小気味よいアイロニー。 人生の悩みに効く「求道の哲学」と「処世の哲学」。 【本書の内容】 ●幼少期に目撃した人間社会の「生の悲惨さ」 ●世界は「にせもの」なのかもしれない ●欲望から自由になるための「意志の否定」 ●<悪>から私たちを解放する「共苦」と「芸術」 ●日本の若者たちに刺さった「青春の哲学」 ●人付き合いは「仮面をつけた化かし合い」である ●欠点は隠すよりも見せたほうがよい ●「生まれてこなければよかった」反出生主義に対する「救済の道」 ……ほか
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4.0シリーズ「今を生きる思想」。 人民主権、近代民主主義の提唱者とされる思想家・ルソー。 そのラディカルな思考は近代の枠組みに大きな影響を与えた。 民主主義が機能不全に陥り、私たちの社会は閉塞感に覆われている。 行き詰まった近代社会を問い直すには、近代を準備した異端の思想家・ルソーに今こそ立ち返るべきだ。 『社会契約論』『人間不平等起源論』『エミール』『告白』……。 ジャンルを横断して刺激的な論考を残したルソー、そのラディカルな思想の核心。
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3.5電子メディアの発達に貧富の差の拡大、戦争によって世界中で分断が起きている現代において、「私」と「あなた」はどう繋がることができるのか。西田幾多郎の哲学から見る今を生き抜くためのヒント。 本書のおもな内容 ●日本初の哲学書『善の研究』が生まれるまで ●人生とは、いつも悲劇的である ●美しい夕日を見た瞬間の感動こそが「純粋経験」 ●愛とは他者の喜びや悲しみに共感すること ●形なきものの形を見て、声なきものの声を聞く ●苦悩の果てに辿りついた境地「歴史的世界」 ●世界は私たちの行為によって作られていく ●「今、ここ」の現実を生き切る 西田の哲学的思索は、世界の真の姿を見極めようとする実在の探究であり、それは一つの根本的立場から世界のすべてを説明しようとする努力であった。それはまた、近代日本における個の自覚――個人としての自己の自覚――の思想という性格をもっていた。その内実は〈自己と世界の関係〉の思想として読むことができる。自己と世界の関係は、特定の時代のなかで具体的な表れ方をとるものであり、人々の分断が進む現代において、私たちの自己と世界との関係を西田哲学から捉え直してみることが本書のテーマとなる。このことはまた、視点を変えてみれば、現代に通じる西田の思想のアクチュアリティ(現実性)を問うことでもある。まさに「今を生きる思想」として西田を読み直すこと、それが本書の課題であるといってもよい。 ――――「はじめに」より ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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4.7一九世紀後半、西洋は近代文明のモデルである一方で、独立を阻む脅威でもあった。この文明と独立の矛盾を乗り越えるために、福沢が重視したのが学問であった。グローバル化の始まりを目撃した蘭学者の軌跡。 【本書の内容】 当たり前の常識を疑い、意見の異なる他者と討議する。それこそが自由な空間であり、社会は前進する――。 学問と政治のあるべき姿を求めた福沢の思索を辿る。 ●演説・討論を生んだ徳川期の知的共同体 ●大坂の片隅でグローバル化の原理を探る ●攘夷思想とは異なる福沢の「兵学論」 ●自由と専制の戦いだった明治維新 ●自由は不自由のなかに生まれる? ●統計学ブームの火付け役 ●トクヴィルを援用した「地方分権」論 ●メディアの発展が情念をかりたてる ●蘭学者の「脱亜論」 福沢自身、明治八(一八七五)年公刊の『文明論之概略』のなかで、儒学が主流であった徳川時代と、西洋文明が洪水のように押し寄せる明治日本とは大きく異なると指摘し、まるで一つの身体で二つの人生を生きているようだとして、「一身にして二生を経るがごとく」と評した。政治社会は、「革命」的に変わった。では、この大きな動乱のなか、なぜ福沢はそうした鋭く冷静な洞察を提示できたのか。それは、福沢が徳川期から「蘭学」を通じていち早く西洋学術に触れていたからに他ならない。歴史は重層的であり、江戸と明治を架橋する文化的鉱脈の持続と変容に光を当てる必要がある。 徳川日本は、文化的な成熟を背景に、部分的とはいえ世界に開かれていた。その際、当時の学者たちが世界の情勢や学問を知るための手がかりとしたのが、蘭学であった。西洋世界との出会いについても、開国期からではなく、江戸期の西洋学である蘭学に遡って考えなければならない。――「はじめに」より ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1964年の創刊以来、半世紀以上愛され続ける講談社現代新書。2025年6月現在の講談社現代新書シリーズ目録が電子化!
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4.3本書でわたしは、「愛」の本質を明らかにした。性愛、恋愛、友愛、親の子に対する愛……。愛にはさまざまな形があるが、これらはいずれも、本来まったく異なったイメージを与えるものである。にもかかわらず、なぜこれらは「愛」の名で呼ばれうるのか?それは、そこに「愛」の、ある“理念性”の本質が通奏低音のように響いているからである。性愛も恋愛も友愛も親の子に対する愛も、その「愛」の通奏低音の上に、それぞれ独自の音色を響かせているのだ。本書の目的は、これら「愛」の名のもとに包摂されるありとあらゆる「愛」の本質を明らかにすることにある。「愛」とは何か、そしてそれはいかに可能か? これが、本書でわたしが挑み、そして明らかにした問いである。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人がその一生で歌い続けるのは「愛の歌」であり、それは美しい思い出として蒼い宝石のように輝く。著者は詩人の心でその輝きをみつめ、その中に潜む愛と死について考察する。著者とともに流麗な調べにのって愛の彷徨におもくむであろう。 【目次より】 第一部 愛と死について 一 愛について(一) 二 愛について(二) 三 友情について 四 孤独について 五 死について 六 歳月について 七 別れについて 八 手紙について 九 告白について 十 愛の詩について 第二部 文学に現われた愛と死 一 ゲーテの世界 二 サン・テクジュペリの世界 三 人間的信の悲劇 シェイクスビア『オセロー』 四 情熱と神話 ルージュモン『愛について』 五 トルストイにおける芸術と自然 六 人間的愛の悲劇 ドストエフスキィ『カラマーゾフの兄弟』 七 キェルケゴールにおける詩と沈黙 八 キェルケゴールにおける愛と死 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐々木 徹 1941年生まれ。哲学者、評論家。追手門学院大学名誉教授。専門は哲学・比較思想比較文化論。 著書に『愛と死について』『美は救済たりうるか』『西谷啓治 その思索への道標』『魔的なるもの 美と信の問題』『こころの橋 - 詩と小品』『愛と別れについて』『近代文学と仏教』(共著)『悲の思想 文学にみる生老病死』『木下恵介の世界 愛の痛みの美学』『東山魁夷を語る』(共著)など。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 プラトン、アウグスティヌスを経て今日まで西洋文化に広範な影響を及ぼした「愛の秩序」の全体像を解明して、現代に問うた問題作。 【目次より】 I 愛には秩序があるか 1 愛の本質への問い 2 人間の全体的表現としての愛 3 人倫と愛の秩序 II 愛の諸類型について 1 エロースの諸形態 ホメロスからソクラテスまで プラトン エピクロス ルクレティウス オウィディウス 2 フィリア(友愛) プラトン アリストテレス エピクロス派とストア派 キケロ プルタルコス 3 アガペーとカリタス 新約聖書のアガペー アウグスティヌスのカリタス 4 宮廷的恋愛 5 ロマンティックな愛 ダンテ ペトラルカ タッソからゲーテヘ 6 自然主義的愛 III 愛の秩序の思想 1 プラトン主義 プラトン プルタルコス プロティノス フィチーノとエラスムス 2 アウグスティヌス 「愛の秩序」の定義 三つの愛の順序 性愛の秩序 享受と使用 時間の秩序と愛の秩序の完成 火の論理 3 中世思想とルター クレルヴォーのベルナール トマス・アクィナス ドゥンス・スコトゥス マルティン・ルター 4 パスカルとキルケゴール パスカルと愛の情念 三つの秩序 キルケゴールの愛の三段階 隣人愛の概念 5 マックス・シェーラー IV 愛の諸次元 1 身体の次元 2 心理の次元 3 精神の次元 4 人格の次元 V 愛の成長 1 愛の邂逅期 2 愛の相互期 3 愛の献身期 親の愛 恋愛 結婚 聖なる愛 VI 愛の射程 1 目的と手段 2 愛と価値合理性 3 近い地平と遠い地平 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 金子 晴勇 1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。 著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、 訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳)マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アインシュタインは、自らを「形而上学者」と呼び、「物理学は一種の形而上学である」と書く。「物理学=自然学(Physik)と形而上学(Meta-Physik)」という斬新な視点からアインシュタインの物理思想を解明し、アインシュタインを西洋形而上学の歴史のうちに位置づける。アインシュタイン全集を踏まえて、「原理の探究」、「質点と場という実在をめぐる戦い」、「人間精神の自由な創造」という独自な視点からアインシュタインの全体像を鮮明に描き、特殊相対性理論への道を説得力のある仕方で解明する画期的な研究である。 【目次より】 略号 序章 物理学と形面上学 一 物理学の目標 ~ 五 本書の課題・方法・展開 第一章 特殊相対性理論への道 第一節 運動と変換 一 運動する観測者と光のパラドックス ~ 五 マイケルソンの実験 第二節 ローレンツ理論との格闘 一 ローレンツ理論から特殊相対性理論へ ~ 五 突破口としての時間変換 第三節 ヒュームとマッハ 一 ヒュームとマッハの批判的な思惟 ~ 五 有害な害虫を根絶できるだけ 第二章 原理理論 第四節 時間 一 同時刻性の定義 ~ 五 自由裁量に従ってなしえた設定 第五節 相対性原理と光速度一定の原理 一 二つの原理の独立性 ~ 五 不変量論としての特殊相対性理論 第六節 原理理論としての特殊相対性理論 一 構成理論と原理理論 ~ 五 相対性理論は絶対主義である 第三章 実在をめぐる戦い 第七節 光量子 一 深刻な形式的な相違 ~ 五 量子力学に対する批判 第八節 特殊相対性理論から一般相対性理論へ 一 私の生涯の最も素晴らしい思想 ~ 五 一般相対性理論とマッハ 第九節 場の導入によって開始された革命 一 アインシュタインにとっての革命 ~ 五 実在をめぐる戦いは終っていない 第四章 理性と実在 第十節 数学的に考えうる最も単純なものの実在化 一 羅針盤とユークリッド幾何学 ~ 五 神は数学する 第十一節 経験と理性 一 マッハ的な経験主義の批判 ~ 五 思弁としての理性の力 第十二節 人間精神の自由な創造 一 基礎の仮構的性格 ~ 五 概念との自由な遊びとしての思惟 第五章 形而上学 第十三節 自然のうちで自己を顕現する理性 一 神即自然(スピノザ) ~ 五 生成と存在(パルメニデス) 第十四節 物理学は一種の形而上学である 一 概念の創造としての形而上学 ~ 五 形而上学者アインシュタインの誕生 第十五節 形而上学者アインシュタイン 一 おとなしい形而上学者 ~ 五 知を愛し求める者 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 細川 亮一 1947年生まれ。 哲学研究者。九州大学名誉教授。東京大学文学部卒業(文学博士)。 著書に『意味・真理・場所 ハイデガーの思惟の道』『ハイデガー哲学の射程』『ハイデガー入門』『形而上学者ウィトゲンシュタイン 論理・独我論・倫理』『ヘーゲル現象学の理念』『アインシュタイン物理学と形而上学』『純化の思想家ルソー』『道化師ツァラトゥストラの黙示録』『要請としてのカント倫理学』など。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カトリック教会の司教、神学者・哲学者アウグスティヌス(354-430年)の思想は、後のカンタベリー大司教アンセルムス(1033-1109年)にどのような影響を与えたのだろうか? アンセルムスはアウグスティヌスから何を継承し、自らの思想として発展させたのか。知識をもって悟る、「知解」をめぐる神学思想史。 【目次】 まえがき 一 知解を求める信仰 序説として 二 アウグスティヌスの創造思想 無からの創造と言葉による創造 三 アウグスティヌスの三位一体論 『三位一体論』五―七巻 四 解釈学的トポスとしての〈神の像〉 『三位一体論』八―一五巻 五 神の遍在と永遠について 『モノロギオン』二〇―二四章 六 アンセルムスの三位一体論 『モノロギオン』三八章以下 七 『プロスロギオン』における神存在の論証について アンセルムス・カント・バルト 八 神のほまれ 『クール・デウス・ホモ』における贖罪論の根拠と目標 九 アンセルムスにおける‘Entplatonisierung’について 十 神と哲学 哲学史における神の問題 十一 ヘブライ・ギリシア・キリスト教思想 索引・文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人間と神についての省察の記録である『告白』全十三巻を統一的に把握する道を切り開き、その全体像に迫った、わが国初の本格的研究。 【目次より】 まえがき 第一章 『告白』の主題と形式 第一節 執筆の時期と背景 第二節 主題と統一性 第三節 神との対話 第二章 不安と神探究 第一節 不安な心 第二節 『ホルテンシウス』体験 第三章 マニ教の克服 第一節 悪とは何か 第二節 信仰と理性 第四章 ミラノ体験と回心 第一節 ミラノ体験とは何か 第二節 道としてのキリスト 第三節 意志の自由と人格的統一 第五章 内面の世界 第一節 記憶論の構造 第二節 心と内 第六章 永遠と時間 第一節 時間とは何か 第二節 神のことば あとがき 註 参考文献 英文要旨 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岡野 昌雄 1939年生まれ。哲学者。国際基督教大学名誉教授。元フェリス女学院学院長。専門は西洋古代中世哲学。国際基督教大学卒。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学博士。 著書に、『アウグスティヌス『告白』の哲学』『イエスはなぜわがままなのか』『信じることをためらっている人へ』 『古典解釈と人間理解』(共編著)など、 訳書に、『アウグスティヌス著作集 第7巻、第14巻』 A.H.アームストロング 『古代哲学史』(共訳)『アウグスティヌス著作集 第25巻、第26巻』(共訳)などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代の教育を来るべき新時代の方向へと転換させた「西洋の教師」アウグスティヌス。彼のキリスト教的人間観と、教育の中心にある説教の新しい教授法、さらに教師と学習者についての考え方を考察。異教徒文化、教養の基礎である自由学芸をキリスト教的哲学と聖書註解のための基礎教養として位置づけ、キリスト教と異教文化との融合を図って西欧的教養の基礎をすえた歴史的意義を解明する。 【目次より】 凡例 まえがき 引用著作一覧 序章 教師アウグスティヌスの形成 第I部 アウグスティヌスの教育活動 第一章 回心前のアウグスティヌスの教育活動 第二章 回心後のアウグスティヌスの共同生活と教育活動 第三章 修道者アウグスティヌスの教育活動 第四章 聖職者アウグスティヌスの修道生活と教育活動 第五章 聖職者アウグスティヌスによる入信者の教育 第六章 聖職者アウグスティヌスの一般信徒への説教 第II部 アウグスティヌスの教育論 第一章 アウグスティヌスの人間観と教育 第二章 アウグスティヌスによる教授と学習『教師論』を中心に 第三章 アウグスティヌスによる教授(説教)法(I) 第四章 アウグスティヌスによる教授(説教)法(II) バシリカ、絵画・彫刻、歌唱による 第五章 アウグスティヌスによる記憶と学習 第六章 アウグスティヌスによる自由学芸と哲学 第七章 アウグスティヌスによる自由学芸と聖書解釈 『キリスト教の教え』を中心に 補遺 カッシオドルスによる修道生活への自由学芸の導入 あとがき 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岩村 清太 1931年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期中退、大東文化大学名誉教授。 著書に、『ヨーロッパ中世の自由学芸と教育』『西洋教育史』など、 訳書に、『大グレゴリウス小伝』『カロリング帝国の統一と分割』『母が子に与うる遺訓の書 ドゥオダの『手引書』』『キリスト教神秘思想史〈2〉中世の霊性』(共訳)などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書はアウグスティヌスが回心後、最初に着手した初期の代表作で難解をもって知られる『アカデメイア派論駁』の世界でも初の総合的な研究成果であり、研究/翻訳/註解の三分より構成される。アウグスティヌスはアカデメイア派懐疑論の論駁を通して真理論や知識論に関する新たな理解を示したが、著者はそれがヘレニズム期のものともデカルト以降の近代の懐疑論とも異なり、命題の真偽、真理と善という価値をわれわれの生のあり方にどのように位置づけるかに核心があることをはじめて解明した。原著は19世紀以来、デカルト懐疑論との比較や新プラトニズム研究の視点などから考察されてきたが、未だその全体像は明らかになっていない。本書はアウグスティヌスの戦略的論法を読み解いて原著の意図を分析し、真理と行為の問題性を摘出した画期的作品。 【目次より】 まえがき 第1部 『アカデメイア派論駁』研究序説 第2部 『アカデメイア派論駁』 第3部 『アカデメイア派論駁』註解 第I巻 第1章1~4節 ロマニアヌス宛て書簡 第2章5~6節 討論の開始 第2章5節:全体的問題の提示 第2章5~6節:第I巻の問題の提示 第3章7節~第4章12節 知者 第3章7~8節:キケロと懐疑論の紹介 第3章9節:人間のfinis 第4章10~12節:誤謬の定義 第5章13節~第8章23節 知恵 第5章13~15節: 道 第6章16節:知恵の定義 など 第II巻 第1章1節~第3章9節 ロマニアヌス宛て書簡 第4章10節~第6章15節 アカデメイア派の紹介 第4章10節:設定 第5章11~12節:アウグスティヌスによるアカデメイア派の紹介 第6章14~15節:アリピウスによるアカデメイア派の紹介 第7章16節~第8章21節 ジュニアメンバーとの討論 第7章16節~第8章21節:父親似のたとえ など 第1章1節~第2章4節 序 第1章1節:導入 第1章1節~第2章4節: fortuna 第3章5節~第6章13節 シニアメンバーの討論(その2) 第3章5~6節:問題の提示 第4章7~10節:自分は知っていると思う 第5章11節~第6章13節:assensio 第6章13節:締めくくり 第7章14節~第9章21節 連続講話 第7章14節:モノローグの導入 第7章15節~第8章17節:アカデメイア派の評判 第9章18~21節:ゼノンの定義 第10章22節~第13章29節 認識 第10章22節:カルネアデス登場 第10章23節~第11章26節:自然学 哲学者の不一致 感覚・夢・狂気 第12章27~28節:倫理学 第13章29節:論理学 第14章30節~第16章36節 同意と行為 など ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岡部 由紀子 美学者、哲学者。熊本保健大学教授。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了(美学・藝術学)。文学博士(慶応大学)。 著書に、『アウグスティヌスの懐疑論批判』など、 訳書に、ハンス・ベルティング『マックス・ベックマン 近代芸術における伝統の問題』 マルテキン・バルンケ『クラーナハ“ルター” イメージの模索』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 言語哲学と解釈学の視点からアウグスティヌスにおける言葉の真相を文献学的に解明、彼の言語論の全貌を初めて本格的に示した問題作。 【目次より】 はじめに 序論 声の現象学へ 第一部 言語哲学的視点から 声とことば アプローチ 第一章 声 I 意味の光 II 声 III 喚びかけの構造 IV 喚びかけの場所 第二章 ことば I 沈黙と発語 II 根源語 讃美と呻き III 光ることば 第二部 解釈学的視点から 経験と解釈 アプローチ 第一章 経験 I ホルテンシウス体験 II メロディア・インテリオル 『美と適合について』 III ミラノのヴィジョン 『告白』第七章における神秘経験 IV オスティアの経験 l’extase a deux 第二章 解釈 I 比喩的解釈 II 解釈の迂路 III ドケレの二重構造 第三部 『キリスト教の教え』の言語哲学 『キリスト教の教え』を読む アプローチ I いつだれのために書かれたか II 伝達の回路 III 本論のアナリシス 表現と伝達 IV 結論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 4~5世紀の哲学者・神学者であり、ラテン教父の一人アウグスティヌスの『告白』と『独白』を主要な典拠として、アウグスティヌスの探求構造に関する新しい分析と解釈の可能性を示そうとするものである。 【目次】 まえがき 序章 人称存在論的な自己認識論・他者認識論の試み 第一章 『告白』冒頭の構造と「呼びかけ」 第二章 「私が言い表せるようにあわれみたまえ」Miserere ut loquar 『告白』冒頭の構造に照らして 第三章 アウグスティヌスにおける場所的表現の意味 第四章 泣くことはなぜ甘美であるのか 第五章 『告白』の記憶論における場所的空間的探求の意味 第六章 『告白』における時間論の構造 第七章 『独白』冒頭の構造と「呼びかけ」 第八章 『独白』における他者認識と自己認識と神の認識との相関性 第九章 私はあなたへと信じる 『ヨハネ福音書講解』二九・六における信論の展開 第一〇章 呼ぶ・呼びかける・呼び求める 第一一章 アウグスティヌスにおける叫びの構造 あとがき 索引 英文要旨 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 キリスト教の枠を超え人間の成立の普遍的な意味と構造を存在論的ダイナミズムとして分析、現代思想へ問題提示する。 【目次より】 はしがき 目次 序章 第一部 自己存在の探究 初期著作および『告白』を中心として 第一章 探究の甚本構造 序 第一節 探究の端緒 第二節 回心の意味と構造 第二章 確実性の問題 序 第一節 アカデミア派批判 第二節 内への超越 第三章 記憶と想起 知の成立根拠をたずねて 序 第一節 知への愛 第二節 知の両義性 第三節 ものと言葉 第四節 知の意味と根底 記憶論の展開 第五節 幸福の生の記憶 第四章 時間と志向 精神の発見 序 第一節 創造と時間 第二節 記憶・直観・期待 第三節 精神の志向的かたち 第五章 悪の問題 「自己・人間の成立」の機微をめぐって 序 第一節 問いの端緒 第二節 自己存在の謎 第三節 人間的自由の根底 第四節 創造と意志 第二部 「神の似像」の探究 『三位一体論』に即して 第六章 知を求める信 序 第一節 信という端緒 第二節 信と知との再帰的構造 第七章 自己知の探究 序 第一節 精神の三一性 第二節 自己知のアボリア 第三節 欲望と思惟 第八章 外なる人間の三一性 結合力としての意志 序 第一節 三一性の諸相と意志 第二節 精神の開かれたかたち 第九章 創造と原罪との問題 知の成立の意味と根底 序 第一節 人問の創造 第二節 原罪の成立とそのかたち 第三節 知恵と知識 第十章 信の構造 序 第一節 信の志向的かたち 第二節 幸福の生 第三節 不死性への与り 第四節 問題の展望 第十一章 「神の似像」の知と再形成とをめぐって 存在の現成のかたち 序 第一節 信の普遍的根底に向って 第二節 精神の自己還帰 第三節 神の似像の意味 第四節 還帰・転回の文脈 第五節 本源的な記憶と想起 第六節 神の似像の再形成をめぐって 第七節 神性の全一的交わり キリストの問題 註 あとがき 結語に代えて ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 谷 隆一郎 1945年生まれ。宗教学者。九州大学名誉教授。 東京大学工学部合成化学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。 著書に、『アウグスティヌスの哲学』『東方教父における超越と自己』『人間と宇宙的神化』『アウグスティヌスと東方教父』『受肉の哲学』、 訳書に、『キリスト教神秘主義著作集 第1巻』(共訳)P.エフドキーモフ『神の狂おしいほどの愛』(共訳)『砂漠の師父の言葉 ミーニュ・ギリシア教父全集より』(共訳)『アウグスティヌス著作集 第18巻 2 詩編注解 2』(共訳)『フィロカリア 東方キリスト教霊性の精華 第3巻』『フィロカリア 第4巻』(共訳)『キリスト者の生のかたち』(編訳)『証聖者マクシモス『難問集』 東方教父の伝統の精華』など。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 4~5世紀にかけて活躍したローマ帝国時代のキリスト教の神学者、哲学者、説教者であるアウグスティヌスは人間をどう考えていたのか。その全貌に迫る。 【目次より】 序論 人間学的伝統の受容と変革 第一節 精神史的境位 第二節 新しい人間学の出発点 第三節 人間学的自覚の発展 第四節 新プラトン主義の人間学の影響 第五節 パウロの人間親の受容と解釈 第一部 アウグスティヌス人間学の形成過程 第一章 初期人間学の特質 第一節 哲学の主題としての魂の問題 第二節 人間の定義、理性と身体の理解 第三節 知的救済論とキリスト教的意識 第四節 回心と神への対向性 第二章 魂と身体 第一節 魂の不滅についての論証の問題 第二節 身体論(一) 感覚論の問題 第三節 身体論(二) 創造・受肉・復活 第四節 人間学的区分法の問題 第三章 理性と信仰 第一節 理性と信仰の問題と基礎経験 第二節 優位性の問題 第三節 神の像としての精神の知性的認識 第四章 超越 内面性の問題 第一節 哲学者の神とキリスト教信仰 第二節 悪の存在論的考察と実存の超越 第三節 アフェクトゥスの超越性 第四節 超越の道と命法 第五章 自由意志 第一節 自由意志に対する初期の解釈 第二節 自由意志と悪の問題 第三節 自由意志と神の恩恵 第二部 アウグスティヌス人間学の特質 第一章 「心」(cor)の概念 第一節 「不安な心」(cor inquietum)と頽落存在 第二節 心概念の実存史的考察 第二章 人間存在と時間 第一節 時間と歴史性 第二節 創造と時間の秩序 第三節 歴史と時間の秩序 第四節 救済史の問題 第五節 人間学的三段階説 第三章 社会的人間存在 第一節 キヴィタスの社会学的概念 第二節 キヴィタスの神学的・人間学的意義 第三節 キヴィタスと国家および教会との関連 第四節 キヴィタスと世代との転換 第四章 神の前に立つ人間 第一節 宗教的自覚の深化 第二節 「あなたの命じるものを与えたまえ」の意味 第三節 ローマ書第七章の解釈の転換 第五章 奴隷的意志の問題 第一節 アウグスティヌスからルターヘの継承 第二節 初期から中期にいたる奴隷的意志の展開 第三節 後期の「拘束された自由意志」の理解 第四節 自由意志と恩恵との関係の三類型 第五節 アウグスティヌスにおける弁証法的関係 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 金子 晴勇 1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。 著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、 訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳)マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2024年3月実施の第7回国家試験の全問題を解説。2025年実施予定の第8回国試向け。 《 本 書 の 特 長 》 ・第7回国家試験(2024年3月実施)の全問題を掲載。 ・国家試験出題基準と同じ24章立てで問題を配置 ・大項目ごとに問題を配置しているので学習しやすい。 ・精選過去問付きの重点対策特集も豊富に掲載。試験頻出事項を集中的に学ぶことができる。 【例:秘密保持義務の例外状況/公認心理師の登録取り消しと罰則/虐待に関する法律と通報/代表的な心理検査/行動変容ステージモデル/児童福祉施設/非行少年の分類/非行・犯罪に関する諸理論/向精神薬の主な副作用/認知症まとめ/代表的な心理的障害/精神保健福祉法/障碍者差別解消法と合理的配慮/いじめ防止対策推進法/ストレスチェック制度/職場復帰支援/事例問題 5つの鉄則】 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第3回~第6回国家試験の全問題を解説。ブループリントのキーワードも最新版にアップデートしました。2024年実施予定の第7回国試受験者に対応。 ※電子書籍版には赤シートは付属しておりません 《 本 書 の 特 長 》 ・第3回国試(2020年12月)、第4回国試(2021年9月)、第5回国試(2022年7月)、第6回国試(2023年5月)の全問題を掲載。 ・国家試験出題基準と同じ24章立てで構成。 ・過去問は大項目・中項目ごとに配置しているので学習しやすい。 ・解説には基礎事項や図、プラスアルファの知識を与えるコーナーを随時設け、合格に必要な知識がばっちり身につく。 ・ブループリントに記載のキーワードも完全解説! 重要語句は赤シートで消しながら学べる。 ・「概要講義」で知識の定着を図ることができる。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.0イタリアの思想家が注目を浴びるようになって、すでに久しい。中でも世界の思想を中心で牽引してきたのが、ジョルジョ・アガンベン(1942年生)である。そして、今日に至るまで多数の著作をコンスタントに発表し続けてきたアガンベンの代表作が《ホモ・サケル》と題された全4巻計9冊に及ぶプロジェクトであることに異論はないだろう。その構成は、以下のとおりである。 I『ホモ・サケル』1995年(邦訳:以文社) II-1『例外状態』2003年(邦訳:未来社) 2『スタシス』2015年(邦訳:青土社) 3『言語活動の秘跡』2008年 4『王国と栄光』2007年(邦訳:青土社) 5『オプス・デイ』2012年(邦訳:以文社) III『アウシュヴィッツの残りのもの』1998年(邦訳:月曜社) IV-1『いと高き貧しさ』2011年(邦訳:みすず書房) 2『身体の使用』2014年(邦訳:みすず書房) 1995年から2015年まで、実に20年をかけて完結したこのプロジェクトは、いったい何を目指したのか? 日本語訳も残すところ1冊となったいま、《ホモ・サケル》に属する4冊のほか、アガンベンの翻訳を数多く手がけてきた著者が、その全容を平明に解説する。 プロジェクトの表題として掲げられた「ホモ・サケル(homo sacer)」とは、ローマの古法に登場する、罪に問われることなく殺害でき、しかも犠牲として神々に供することのできない存在のことである。ミシェル・フーコーが「生政治(biopolitique)」と名づけて解明に着手したものの完遂することなく終わった問いを継承するアガンベンは、この「ホモ・サケル」に権力の法制度的モデルと生政治的モデルの隠れた交点を見る。裸のまま法的保護の外に投げ出された「ホモ・サケル」の「剥き出しの生(la nuda vita)」の空間が政治の空間と一致するようになり、排除と包含、外部と内部、ビオスとゾーエー、法権利と事実の区別が定かでなくなること――それが近代における政治の特徴にほかならない。 現在進行形の重大な問いを壮大な思想史として描き出した記念碑的プロジェクトは、われわれにとって尽きせぬヒントにあふれている。その最良の道標となるべき1冊が、ここに完成した。 [本書の内容] プロローグ アガンベンの経歴 第I章 〈閾〉からの思考 第II章 証 言 第III章 法の〈開いている〉門の前で 第IV章 例外状態 補論 「夜のティックーン」 第V章 オイコノミア 第VI章 誓言と任務 第VII章 所有することなき使用 第VIII章 脱構成的可能態の理論のために エピローグ 「まだ書かれていない」作品
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 親鸞、ニーチェ、ドストエフスキーが悩んだ悪を正面から問いなおして、今日の人間の確かな生き方を提示する、悪の人間学。 【目次より】 序論 悪の自覚 悪の始まり 罪と悪 禍と悪 業 客観的ということと、正邪善悪 同一なるものそれ自身 当為 シェリングにおける悪の成立 当為は顛倒する 根本悪 本論 一 習俗 イ ギリシア的習俗 ロ ポリス 二 権力 イ マキアヴェリ ロ 権力の崩壊 ハ 主人と奴隷 ニ 反抗 三 自然と悪 イ 自然と人間 ロ 自然の主となる人間 一 西欧近代と自然 二 合理性は善で非合理性は悪である ハ 社会 一 ルソー 二 「自然」が悪に転ずる 三 ホッブズ 四 魔神的なもの ニ 結び 四 個人と悪 イ 個 ロ ひとりであること 一 フロイト 二 例外者 三 悪の表出 四 隠された悪 ハ 結び あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 樫山 欽四郎 1907-1977年。哲学者。早稲田大学文学部哲学科卒。文学博士。元早稲田大学文学部教授。専門は、ドイツ近世哲学、実存哲学。 著書に、『ドイツ精神の生成』『論理学』『哲学叙説』『ヘーゲル精神現象学の研究』『哲学概説』『ヘーゲル論理学の研究』『悪』『随想集 あたりまえのこと』『樫山欽四郎哲学論集 哲学の課題』など、訳書に、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ『知識学新序説』フォイエルバッハ『将来の哲学の原理』ヘーゲル『精神現象学』など。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。 【目次より】 第二版に際して はしがき 序論 第一部 予備的考察 一章 問題提起 二章 一般的な疑問 一 哲学的検討の正当性 二 エピクロスのジレンマ 三 神と人間の道徳律 四 積極的な理解の探求 五 神の全能について 六 ありうべき最善の世界 三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合 第二部 生物の諸種の悪とその存在理由 四章 動植物の自然的悪 五章 人間の被る自然的悪 六章 他人の不正による不必要な悪 第三部 罪悪とその存在理由 七章 罪悪の本質 八章 罪悪の存在理由 九章 決定的悪の可能性 十章 決定的悪の存在理由 むすび 付録一 戦争という悪について 付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違 文献目録 ペレス、フランシスコ 1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。 著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神学者にして牧師の浅野順一の「著作集」全11巻の第1巻「予言者研究1」。 【目次より】 目次 序 高倉徳太郎 序(改版) エリヤの宗教改革 一 序言 二 予言者エリヤの時代的背景 三 対カナン文化の問題 四 アハブ時代の宗教及び道徳問題 五 エリヤの宗教改革運動 六 結語 アモスの宗教 一 彼の人物 二 彼の時代 三 神観 四 宗儀の問題 五 罪観 六 審判 ホセアの宗教 一 彼の人物と時代 二 彼の家庭 三 神観 四 罪観 五 審判 六 結語 イザヤの贖罪経験 イザヤ書第六章の研究 一 彼の見たる幻 二 神観 三 贖罪 四 召命 五 審判 ミカの宗教思想 一 序言 二 彼の人物と時代 三 彼の神とイスラエルの罪 四 審判と希望 五 結語 エレミヤの召命経験 エレミヤ記第一章の研究 一 序言 二 彼の生い立ち 三 万国の予言者 四 巴旦杏の枝 五 沸騰る鍋 六 結語 神とエレミヤ 「主の僕」の歌 イザヤ書四二・一―四、四九・一―六、五〇・四―九、五二・一三―五三・一二の研究 一 序言 二 「主の僕」の歌の成立 三 異邦人の光 四 苦難の僕 五 「主の僕」とイエス・キリスト 六 結語 附録 旧約研究の方法論について 《旧約聖書》 序 第一章 旧約聖書の意義と価値 イ 一般文化的価値 ロ 旧約と新約との関係 ハ 旧約宗教の特質 二 旧約聖書に対する解釈 第二章 旧約聖書の正経性 第三章 律法の意義とその発達 イ 律法と契約 ロ モーセ五書の資料 ハ 律法の成立 ニ 天地の創造と始祖の信仰 ホ 出埃及とモーセ 第四章 旧約の歴史書 イ 歴史記述の意義と目的 ロ カナン侵入と定住 ハ 王国の建設 二 南北朝時代 第五章 予言者及び予言文学 イ 予言者の意義と使命 ロ アモスとホセア ハ イザヤ ニ ヨシアの宗教改革及びエレミヤ ホ エゼキエル へ 第二イザヤと「主の僕」の歌 第六章 詩歌、教訓及び黙示 イ エズラ、ネヘミヤとユダヤ教の発達 ロ 詩篇の宗教 ハ ヨブと苦難 ニ 知恵と懐疑 ホ 終末の書 参考書目 解説 大内三郎 木田献一 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 神学に本質的な論題を問い直すアジア神学を、キリスト教二千年の歴史に新たに加えられたキリスト教神学の生ける伝統の証と捉えて、互いに隔たった伝統的神学と伝統批判的神学とを結ぶ一つの架橋の試み。文化・経済交流が進む東アジア圏の相互理解を考える上でも示唆に富む好著。 本書が取り上げるのは、アジア的な文化背景を自覚的な文脈としたキリスト教神学である。東アジアという儒漢文化圏に対象を絞り、韓国、台湾・日本・北朝鮮生まれの代表的神学者四人を取り上げて、共感的理解を目指すとともに必要な批判を加えて紹介する、わが国初のアジア神学入門であり、伝統的神学と伝統批判的神学とを結ぶ一つの架橋の試み。 【目次より】 目次 序章 1 なぜ「アジアの神学」か 2 「文脈化神学」の現在 3 授業の風景から 4 神学と伝統 5 神学と正統 第1章 アンドルー・パク 「罪」の補完概念としての「恨」 序 1 「恨」の概念 2 恨の構造類型 3 恨の晴らし 4 神学的折衝 結 第2章 C. S. ソン 「応報の神」へのアジア的批判 序 1 『第三の眼の神学』 2 『アジアの母胎からの神学』 3 『イエス 十字架につけられた民衆』 4 民衆の信仰と神学の任務 結 第 3 章 小山晃佑 対立と受容の背面構造 序 1 日本の神学と小山 2 『富士山とシナイ山』 3 対立と受容の背面構造 4 方法論的な反省 5 アジア神学の特殊性と普遍性 結 第4章 ジュン ・ユン ・リー 文脈化のもたらす新たな相克 序 1 三位一体論と神学の可能性 2 陰陽の哲学 3 陰陽の三一論的理解 4 アジア的な三位一体論 5 アジア的三一論とジェンダー理解 6 三一論的倫理 7 三位一体論のアジア性 結 結章 1 総括 2 文脈化の諸類型 3 宗教混淆と二重信仰 4 文脈化と歴史の重層性 引用文献一覧 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森本 あんり 1956年生まれ。神学者。国際基督教大学教授。 国際基督教大学人文科学科卒業、東京神学大学大学院組織神学修士課程修了。プリンストン神学大学院博士課程修了(組織神学)、Ph.D。 著書に、『使徒信条』『ジョナサン・エドワーズ研究』『現代に語りかけるキリスト教』『アジア神学講義』『キリスト教でたどるアメリカ史』『アメリカ的理念の身体』『反知性主義』『宗教国家アメリカのふしぎな論理』『異端の時代』『不寛容論』など、 訳書に、H.ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)G.デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』ジェフリー・S.サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)エミール・ブルンナー『出会いとしての真理』(共訳)ピーター・L.バーガー『現代人はキリスト教を信じられるか』(共訳)J.P.バード『はじめてのジョナサン・エドワーズ』など多数ある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アジア各国(日本、韓国、中国など)における、キリスト教に関連する出来事を年表形式にまとめたもの。対象期間は、1792年から太平洋戦争の終戦である1945年となる。 【目次】 まえがき 凡例 Appendix アジアにおけるキリスト教比較年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.3今、哲学は「人間」から離れて「実在」に向かっている。21世紀を迎えてすでに20年、哲学の世界では大きな変動が起きています。そこで問われているのは、「人間以後」の世界をいかに考えるか、というものです。「ポスト・ヒューマニティーズ」とも呼ばれるこの動向は、思弁的実在論、オブジェクト指向存在論、多元的実在論、加速主義、アクターネットワーク理論、新しい実在論など、狭い意味での「哲学」をはるかに越えた多様な領域に広がりつつあります。本書は、こうした動向の明快な見取り図を与え、自分の問題として考える手がかりを示すために気鋭の著者が書き下ろした渾身の1冊です。本書で取り上げられるのは、2016年に『有限性の後で──偶然性の必然性についての試論』の日本語訳が出版されて話題になったカンタン・メイヤスー(1967年生まれ)、2017年に『四方対象──オブジェクト指向存在論入門』の日本語訳が刊行されたグレアム・ハーマン(1968年生まれ)、そして2018年に日本語版『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)がベストセラーとなって広く名前を知られるようになったマルクス・ガブリエル(1980年生まれ)ら、最先端の哲学者たちです。「人間以後」の世界を考えることとは、「人間が消滅したあとの世界」という、ますますリアリティを帯びつつある世界を考えることだけではありません。それは同時に「人間の思考が届かない場所」を考えることでもある、と著者は言います。それはもちろん矛盾していますが、「実在論」への注目は、そこに現在の人間が希求するものがあることを示唆しているでしょう。それは、別の言葉で言えば、「実在論(realism)」とは「実存論(existentialism)」でもある、ということです。1987年生まれの著者は、「今」に生きることのリアリティを手放すことなく、哲学の問題とは「生きること」の問題にほかならないことを分かりやすく示しています。新しい哲学のムーブメントをただの流行で終わらせないために。未来のスタンダードが、ここにあります。[本書の内容]プロローグ 「何をしたいわけでもないが、何もしたくないわけでもない」 第I章 偶然性に抵抗する──カンタン・メイヤスー 第II章 人間からオブジェクトへ──グレアム・ハーマン 第III章 普遍性を奪還する──チャールズ・テイラーとヒューバート・ドレイファス 第IV章 新しい実在論=現実主義──マルクス・ガブリエルエピローグ メランコリストの冒険
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 善とは、人はどう行動すべきかを示すのが倫理である。宗教は権威を失い、道徳が廃れている現代社会で、新たな倫理を模索するために。 【目次より】 新しい倫理のために 序にかえて 道徳の危機 道徳の本質 道徳と宗教 自由とは何か 政治と倫理 世界政府の倫理 政治的ニヒリズムの克服 無神論的宗教と背徳の倫理 「家」の問題 家族国家観と社会意識 あとがき 大島 康正 1917~1989年。倫理学者、評論家。筑波大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒業。 著書に、『新しき人間像』『時代区分の成立根拠』『これからの倫理』『実存倫理の歴史的境位』『神人と人神』『新しい倫理のために』『道徳教育をめぐって』『ソビエトの今日と明日 私の旅行体験から』『花に思想があるか』『整風下の中共探検記』『時代区分の成立根拠・実存倫理』(大橋良介編)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本におけるキリスト教関連(プロテスタント系)の書籍にどのようなものがあるのかを、網羅した貴重な資料集。 【目次】 Foreword Nobushige Ukai Preface Kiyoko T. Cho Editors' Preface Contents Explanatory Notes Books and Pamphlets(Alphabetical Order by Author) Supplement Articles and Studies Dissertations Index I Title II Author IIISubject ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中世フランスの論理学者にして神学者であるアベラールは、「唯名論」学派の創始者でもある。後にトマス・アクィナスらに弟子のエロイーズとのロマンスでよく知られている。現代ヨーロッパ思想を決定した彼の言語と思惟を、厳密なテキスト批判を踏まえて分析する。 【目次より】 緒論 第一章 生涯と著作 第一節 弁証論の騎士 第二節 著作の命運 第二章 言語論理的思惟 第一節 文法学と思惟 第二節 弁証論と思惟 第三節 波紋 第三章 意味論的思惟 第一節 普遍名辞 第二節 動詞の機能 第三節 命題の表意作用 第四章 文法教育と倫理学 第一節 文法教育と倫理 第二節 自然倫理と内面化 参考文献および略語表 跋 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 柏木 英彦 1934年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(文学博士)。専門は中世西洋哲学。金沢大学名誉教授。 著書に、『中世の春 十二世紀ルネサンス』『アベラール 言語と思惟』『古典残照 オウィディウスと中世ラテン詩』『ラテン中世の精神風景』など。 訳書に、F.C.コプルストン『中世哲学史』(共訳)アンリ・コルバン『イスラーム哲学史』(共訳)S.H.ナスル『イスラームの哲学者たち』(共訳)W.モンゴメリー・ワット『イスラーム・スペイン史』(共訳)『シャトレ哲学史 2 中世の哲学』(共訳)ジャック・ル・ゴフ『中世の知識人 アベラールからエラスムスへ』(共訳)など。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 著者が精神医学界に問うた「甘え」という新しい概念はその後、世界の学会に着実に受け入れられてきた。個の自立を強調する思潮に対し、人間関係の根底で「甘え」と信頼が果たす役割を明快に論ずる。さらに「甘え」の視点から聖書に光を当てて、愛されること、愛の受容がもつ深い意味を浮き彫りにし、癒されて在ることの真実の姿を示す、病める現代に送るメッセージ。 戦後、現代社会において「甘え」の経験を好ましくないとする風潮が生まれた。そこから引き起こされた社会的病理現象を明らかにするとともに、人間関係の根底で「甘え」と信頼が果たす意義と役割を論じる。 隣人愛に象徴される他者への愛が強調されてきたキリスト教の従来の見方にたいし、「甘え」の視点から聖書に光を当てて、愛されること、愛の受容がもつ深い意味を浮き彫りにし、癒されて在ることの真実の姿を示す。病める現代に贈る、甘えの大切さを語ったメッセージ。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 序言 稲垣良典 目次 第一日 甘えの話 「甘え」という言葉 甘えの心理 なぜ欧米語には「甘え」に相当する言葉がないか 甘えの移り変わり 妬みの心理 ニーチェの場合 聖書の読みと日本的発想 甘えを可能とするもの 「甘え」という概念 言葉の理解 甘えと縦関係 結婚生活と甘え 第二日 病いの話 病気とは何か 心と病気 心の病気の種類 病気と甘え 家庭の問題 なぜ治るのか キリストの奇跡の意味するもの 悪霊の問題 「分かる」ことの危険 人の心が分かるとはどういうことか 日韓「甘え」の比較 甘え・しつけ・教育 第三日 信仰の話 聖書と甘え イエスと甘え 神に対する甘え 聖フランシスコの祈り 愛することと愛されること パウロの愛の讃歌 癒しについて あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 土居 健郎 1920~2009年。精神科医、精神分析家。東京大学名誉教授。聖路加国際病院診療顧問。 東京帝国大学医学部卒業後、米国メニンガー精神医学校などに留学。著書『「甘え」の構造』は日本人の精神構造を解説する日本人論のロングセラー。 著書に、『精神療法と精神分析』『精神分析と精神病理』 『精神分析』『漱石の心的世界 「甘え」による作品分析』『「甘え」の構造』 『「甘え」雑稿』『方法としての面接』『精神医学と精神分析』『表と裏』『「甘え」の周辺』『「甘え」さまざま』『信仰と「甘え」』『時のしるし『注釈「甘え」の構造』『日常語の精神医学』『「甘え」の思想』『聖書と「甘え」』『「甘え」理論と精神分析療法』 『土居健郎選集(全8巻)』『続「甘え」の構造』『甘え・病い・信仰』 『臨床精神医学の方法』など、 訳書に、ローレンス・S.キュービー『精神分析への手引』ローレンス・S.キュービー『神経症と創造性』ヘルマン・ホイヴェルス『私の好きな言葉』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読みやすい、使いやすい、座右版実用阿弥陀経。総ルビの経文で、阿弥陀経と阿弥陀仏がわかる。なぜ極楽に鳥がいるのか? 阿弥陀経は、極楽の素晴らしい光景を描きだし、さまざまな菩薩たちや、次の生に仏となれる人々が無数にいると説く。ところがカリョウビンガなどの美しい珍鳥も登場してくる。仏教は一方では、禽獣は迷いの六道の一つである畜生界に住むといいながら、極楽にこれらの鳥がいるのは矛盾しないのか? 阿弥陀経は、この答えまでも周到に用意している。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人権概念を史上初めて提唱した17世紀のピューリタン、ロジャー・ウィリアムズ。アメリカ独立以前の、ジョン・ロックより半世紀も早い出来事であったことは、わが国ではまったく知られていない。本書は、「寛容と良心」「政教分離」「信教の自由」という倫理学上の鍵概念をめぐる哲学的探求であると同時に、それらが初期アメリカ社会の歴史においてどのような実験と紆余曲折を経てきたかを尋ねる政治学的な探求である。まず中世スコラ学の良心論から歴史的系譜を辿り、近代の愚行権の神学的由来に触れた上で、現代社会が享受する自由がいずれも宗教的主張を淵源とすることを示し、自由主義の中核概念である寛容を批判的に検討する。次に、現代憲法論の争点ともなる政教分離に焦点を当て、その原型であるウィリアムズの思想と歴史的評価の変遷を考察、発展期の矛盾と逆説から生まれた歴史的な知恵を尋ねる。さらに、信教の自由の具体的な表現として、初期ハーヴァード大学に見るピューリタニズムの知性主義、反知性主義としての信仰復興運動、市場原理に動かされる20世紀の教会を論じ、現代アメリカ社会の実利志向や大統領選挙にも影響を及ぼし続ける思想構造を分析する。わが国で手薄なアメリカの宗教理解を深化させ、アメリカを内面から思想史的に探求した画期的業績。ますます多元化する現代社会において、異なる思想が平和裡に共存するためのモデルを提供して、現代リベラリズムにも一石を投じる。 【目次より】 序章 第一部 寛容論と良心論 第一章 中世的寛容論から見た初期アメリカ社会の政治と宗教 第二章 「誤れる良心」と「愚行権」 第三章 「誤れる良心」と「偽れる良心」をどう扱うか 現代寛容論への問いかけ 第四章 人はなぜ平等なのか 第二部 政教分離論 発展期の錯綜と現代の憲法理解 第五章 初期アメリカ社会における政教分離論の変容と成熟 第六章 ロジャー・ウィリアムズの孤独 第七章 さまよえる闘士 ロジャー・ウィリアムズ評価の変遷と今日の政教分離論 第八章 教会職と政治職 第三部 信教の自由論 プロテスタント的な自由競争原理の帰結 第九章 プロテスタント的な大学理念の創設 第一〇章 ジョナサン・エドワーズと「大覚醒」の研究史 第一一章 反知性主義の伝統と大衆リヴァイヴァリズム Harvardism, Yalism, Princetonismをぶっとばせ 第一二章 キリスト教の女性化と二〇世紀的反動としての男性化 結章 あとがき 註 引用文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森本 あんり 1956年生まれ。神学者。国際基督教大学教授。 国際基督教大学人文科学科卒業、東京神学大学大学院組織神学修士課程修了。プリンストン神学大学院博士課程修了(組織神学)、Ph.D。 著書に、『使徒信条』『ジョナサン・エドワーズ研究』『現代に語りかけるキリスト教』『アジア神学講義』『キリスト教でたどるアメリカ史』『アメリカ的理念の身体』『反知性主義』『宗教国家アメリカのふしぎな論理』『異端の時代』『不寛容論』など、 訳書に、H.ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)G.デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』ジェフリー・S.サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)エミール・ブルンナー『出会いとしての真理』(共訳)ピーター・L.バーガー『現代人はキリスト教を信じられるか』(共訳)J.P.バード『はじめてのジョナサン・エドワーズ』など多数ある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。 第一巻は、2~3世紀の最大のキリスト教学者オリゲネスとギリシア教父、アレクサンドリア学派についての研究を収録する。オリゲネスはキリスト教の教義学を確立し、西欧思想史の源流の一つとなっている。 【目次】 はしがき 序論 一 課題と方法 二 オリゲネス略伝 第一章 祈祷の問題 第二章 殉教者の道 第三章 文化の問題 一 学問の理念と方法 二 福音と哲学 第四章 神と摂理 一 神論 二 人間論 第五章 完全への進程 一 単信者と完全者 二 二つの福音 三 覚智の意義 結論 キリスト者としてのオリゲネス 補論 アレクサンドリア追放の事由について 一 オリゲネスとデメトリオスとの関係についての一考察 二 閹人の受按資格について 三 異端の問題 四 結論 資料 一 民数紀略第二七講(梗概)イスラエルの子等の宿営について 二 グレゴリオス・サウマツルゴスの謝辞 附録 一 年表 二 著書 三 オリゲネスの年代について 四 文献 五 略語解 解題 水垣渉 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前4Cの古代ギリシア哲学の巨人は、自然学、論理学、形而上学そして政治学についても物した。その著作の深い洞察を改めて読み解く。 【目次より】 はじめに 序章 アリストテレス政治哲学研究の諸前提 伝記的素描、『政治学』の構成、研究の方法 一 伝記的素描 二 『政治学』の構成 三 研究の方法 分節・統合的言分析 第一章 「統治(アルケー)」の二重性 E・バーカー、H・アレントの「アルケー(統治)」理解との対比において 一 はじめに 二 E・バーカーのアリストテレス理解 三 H・アレントのアルケー理解 四 アリストテレスにおけるアルケー把握 五 結びにかえて 第二章 「公的なるもの(ト・コイノン)」の重層性 一 問題の所在 二 「コイノン」の用例の検討 三 国家と家 四 市民規定の二重性 五 結びにかえて 第三章 「正(ディカイオン)」の重層性 一 問題の所在 二 訳語の問題 三 「正」の構造 タクシス(整序づけ)論の視角から 四 「正」の構造 エートス論の視角から 五 「正」の二重性 倫理学から政治学へ 六 拡張的転用としてのディカイオン 奴隷に対して 七 結びにかえて 第四章 所有論の位相 一 問題の所在 二 所有、富、規定の二重性 三 財産の獲得をめぐる方法の二重性 四 蓄財術への実用的対応 五 理想的国家体制における所有の原理 六 結びにかえて いわゆる人間中心主義をめぐって 第五章 知慮(フロネーシス)の重層性 一 問題の所在 二 『政治学』における知慮(フロネーシス)、観想知(テオーリアー)、直知(ヌース) 三 『政治学』『ニコマコス倫理学』における哲学と政治 四 直知(ヌース)の四つの位相 五 知慮の構造 六 知慮の定義と知慮が働く場 七 実践概念の新たな地平 八 結びにかえて 第六章 国家論の構造 一 問題の所在 二 いわゆる自然的国家論について 三 アリストテレスにおける国家の定義 四 現実的国家体制論 五 理想的国家体制論 六 結びにかえて 第七章 アリストテレス政治学における国内的・国際的秩序観について 一 序 二つのアリストテレス観 二 アリストテレス政治学における秩序 三 アリストテレス政治学における個人と共同 四 アリストテレスにおける国家 五 アリストテレス政治学における国際的秩序観 六 結びにかえて 終章 展望あるいはアリストテレス政治哲学の現代的意義 一 直知論 二 意志論と感性論 三 音楽教育論と直知 補論一 アリストテレス政治学における「コイノーニアー 」と家と王の統治 補論二 アリストテレス政治学の基本用語「ポリーテウマ」について 註 あとがき 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 荒木 勝 1949年生まれ。岡山大学副学長。専門は、西洋政治史。名古屋大学法学部卒業、名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。国際基督教大学博士(学術)取得。 著書に、『アリストテレス政治哲学の重層性』『現代公共政策のフロンティア』『ポーランド年代記と国家伝承』など、 訳書に、アリストテレス『政治学』『匿名のガル年代記―中世ポーランドの年代記』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 紀元前4世紀、プラトンの弟子として「フィロソフィア」を確立した西洋古代哲学者の巨人。「万学の祖」の功績を丹念に解き明かす。 【目次より】 まえがき 著作名略記一覧 第一章 実体概念 一 実体概念についての通念的解釈の問題性 二 第一の範疇の呼称 三 属性の主語としての実体 四 自己規定的述語 本質述語としての実体 五 実体的述語と定義的述語 第二章 現実態と可能態の概念 一 「エネルゲイア」をめぐる問題 二 可能態、現実態とはどういうことか 三 述語としての「現実態・可能態」 A 「運動」(キーネーシス)の定義 B 「魂」(プシューケー)の定義 四 「可能態から現実態へ」の二つのパターン 第三章 「実体」再論 その諸問題の検討 一 実体の特徴 あるこれ性と離在性 二 実体原理としての形相と質料 三 実体は可認識であるか 四 実体的一性と種的一性 第四章 自然論 一 自然学は観想か 二 アリストテレスにおける生成のプラトン的三分類 三 目的設定よりする必然性・必須条件 四 生成の内的原理としての自然 五 秩序ある世界としての自然 第五章 存在概念 一 先駆的存在思想 二 「存在」と「一」の概念 三 範疇と存在・一の関係 四 超越的述語としての「存在」と「一」 第六章 アリストテレス哲学の諸問題 I 「第三の人間」論 イデア論批判の一問題 II 「範疇論」真作性の問題 III 「至福者の島」思想 初期作品の一問題 注 あとがき 使用文献表 主要訳語表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 牛田 徳子 1931年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。 著書に、『アリストテレス哲学の研究』『観想と実践』(共編)など、 訳書に、アリストテレス『政治学』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アリストテレスの第一哲学は、普遍的な学としてのオン(存在)の学と神学という二側面からなる。オンの学はあらゆる学問の基礎をなし、それを基に自然学や倫理学など部分的な諸学としての特殊学が成立する。神学はこれら諸学を統一する要をなし、更にオンの学と神学とは実体論を介して関連づけられる。これら存在・神・実体の諸概念の関連を全体的に考察するとともに、プラトンのイデアの離存性との対比を交えつつ、アリストテレス哲学の基本構造を明らかにした本格的業績。ヨーロッパの学の基本に関わる本書の考察は広くヨーロッパの思想文化を考えるうえでの基本文献となろう。 【目次より】 著作名略記一覧 序 第一章オン(on)の学について 1 第一哲学におけるオンの学と神学との関係 2 pros en(プロス・ヘン)形式 3 基礎論としてのオンの学 部分的な学との関係で など 第二章 実体論1 実体の三層について 1 より先ということの意味の確定 2 第一実体(e prste ouiia)は三つの層において言われる 3 属性的存在との対比で、基体(可感的実体)は第一実体と言われる 4 基体を第一実体とすることから、基体の構成要素たる形相を第一実体とすることへの移行 5 形相は質料より先とされている箇所 6 形相は質料より先であることの根拠 その一 など 第三章 実体論2 「普遍的なものは実体ではない」ということについて 1 プラトンのイデア論をアリストテレスはどのように捉えているか 2 『形而上学』Z巻一三章で、「普遍的なものは実体ではない」ということがどのように論じられているか 3 「普遍的なものは実体ではない」ということについての別の観点 類と質料との類比関係 など 第四章 神学 自然概念が神概念との関係でいかに規定されているか 1 不動の動者とピュシス(pusis)について 2 ピュシスについての規定 3 総観されたピュシス など 第五章 神学2 現実態の質を問うこと、自足性概念、倫理学との関係で 1 『自然学』Th巻と『形而上学』L巻とにおける神概念 2 運動とは何か 3 魂の働きは運動ではない など 第六章 アリストテレス哲学におけるヒュポテシスについて 1 ゆるやかな意味では、ヒュポテシス、定義、テシス(thesis)は区別されていないこと 2 ヒュポテシスと同類の語あるいは事柄 3 アリストテレス哲学における原理的命題がヒュポテシスとされている具体例 注記 あとがき 使用文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 池田 康男 1938年生まれ。哲学者。高知大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科博士課程退学。専門は、ギリシア哲学。 著書に、『アリストテレスの第一哲学』など、 訳書に、アリストテレス『トピカ』アリストテレス『生成と消滅』アリストテレス『天について』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ラブレー研究で知られるフランス文学研究者・評論家であった著者による、随想集である。 【目次】 本郷三丁目 若い地質學者の變身 春日抄 「さぼてん」と僕 昔噺 羊の寓話 『櫻の園』を觀て 僕の芝居見物 『天井棧敷の人々』を觀て 『處女オリヴィヤ』を觀て 貝殻追放について 宿命とは因果律だといふことなど 「たまらん」こと 恐怖のドン底から もつと先にしてほしいこと 感想一つ二つ 文化會長になつた僕 『インテリは生きてゐられない』を讀んで 所見 フランス人の言語教育 放言二つ三つ フランス文學の流行は不十分である アンドレ・ジードの死 感想的解説(『風俗小説論』を讀んで) 感想的解説(『晩歌』を讀んで) フランス・ルネサンス文學について 後記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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3.0「神」の言葉を聞き、崩壊した世界を再生させるために女性となって「神」の子を身ごもる……そんな妄想に襲われた一人の男は、みずからの闘いを生々しく書き綴った。それは、1903年に公刊されて以来、フロイト、ラカン、カネッティ、ドゥルーズ&ガタリなど、幾多の者たちに衝撃を与え、20世紀の思想に決定的な影響を及ぼした稀代の書物である。世界を震撼させた男が残した壮絶な記録を明快な日本語で伝える決定版。(講談社学術文庫)
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4.0「真空の哲学」の核心 〈認識論的切断〉とは 「認識論的切断 coupure epistemologique」とは何か。『マルクスのために』『資本論を読む』でマルクス研究を一新し、フーコー、デリダ、ブルデュー、ドゥルーズらを育てたルイ・アルチュセールは、精神的肉体的苦闘、あるいは自身の「認識論的切断」を経て、いかなる地平に到達したのか。その思想的全生涯をもれなく論じた、第一人者による決定版! 形而上学の名前で呼ばれうる西欧哲学がその可能性を出し尽くしつつある現在、この伝統的思考様式を可能にした条件と地平を露出させ、同時にそれとはまったく異質の軌道がどういうものでありうるかを、われわれは徹底的に考えることを要請されている。そのひとつの模範的思索をアルチュセールはわれわれに遺産としてのこしてくれたのである。そのバトンを受けとるのは、われわれである。――<本書より>
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 民法学の泰斗が古稀を前にして、旅の思い出やさまざまな人々との出会いなど、清明な境地を淡々と語る珠玉の小編。 【目次より】 はしがき 《年ごとの文章》 六十代 ある手紙のこと ベルリオーズと太宰治 世良さんの思い出 民法の講義 三十五年 東北大学での最終講義 文章を書くこと 若い人たちへ 桃李不言下自成蹂 私の高校時代 盗聴警察官の個人責任を考える視点 ”私の大学“ 法学部新入生への講演 これからの仕事 補遺 川島先生と私 随想「けやき並木」二十四編 年頭におもう ベビールーム 野間さんの思い出 仙台市内の温泉 タバコ ヒロシマの市長 冬のケヤキ並木 文字の吟味 医療過誤 湾岸戦争のこと 残業=麻薬論 停年制度の効用 困った診断書 綾の「町おこし」 長崎の路面電車 春のケヤキ並木 「東京風景」拾遺 問われている大学 ガダルカナル展 診断書の話・続き 警察の電話盗聴 初夏のケヤキ並木 人間の一人一人 鉢植えのユズ ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 広中 俊雄 1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。 著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、 訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。
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3.7民主主義と平等主義の欺瞞を暴け。 資本主義を加速せよ。 民主主義を棄て去り、資本主義を極限まで推し進め、 この世界から〈イグジット〉するのでなければ、真の自由は獲得できない――。 “現代思想の黒いカリスマ”が放つ、禁断の書。 * * * 「声などどこにもない、ただ自由な出口だけがある。」 近代の啓蒙のプロセスを嘲笑い、民主主義的かつ平等主義的な価値観をも転倒せんとするニック・ランドの「暗黒啓蒙(The Dark Enlightenment)」は、ピーター・ティールやカーティス・ヤーヴィンらリバタリアン起業家たちが主導する「新反動主義」に理論的フレームを与え、哲学の最新潮流である「思弁的転回」や「加速主義」、そして「オルタナ右翼」へのインスピレーションをも喚起しつづけてきた。 果たしてそれは、人類の進歩的プロセスを否認する反動主義であり、野蛮な人種主義にすぎないのか。それとも、来たるべき未来を照らすオルタナティヴな光源なのか――。 * * * [目次] 序文 『暗黒の啓蒙書』への「入口」 木澤佐登志 Part 1 新反動主義者は出口(イグジット)へ向かう Part 2 歴史の描く弧は長い、だがそれはかならず、ゾンビ・アポカリプスへと向かっていく Part 3 Part 4 ふたたび破滅へと向かっていく白色人種 Part 4a 人種にかんする恐怖をめぐるいくつかの副次的脱線 Part 4b 厄介な者たちの発言 Part 4c 〈クラッカー・ファクトリー〉 Part 4d 奇妙な結婚 Part 4e 暗号に横断された歴史 Part 4f 生物工学的な地平へのアプローチ 訳者解説 なにから離脱するべきか 五井健太郎
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3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 統計ソフトRは意外と簡単?「心理統計」の講義に出てくる題材を自分のPCで実行してみよう。R、RStudioのダウンロード、インストールから実験計画の立て方、集計結果の見せ方まで収録。心理学に使うための要領がわかる。 【 目 次 】 第0章 RとRStudioのセットアップ 第1章 測定と尺度 第2章 変数を要約して示す 第3章 複数の変数を要約して示す 第4章 母集団と標本 第5章 統計的仮説検定の考え方 第6章 度数分布の検定 第7章 平均値の差の検定、基本的原理 第8章 1要因分散分析 第9章 実験計画 第10章 回帰分析 第11章 Rmarkdownによるレポートの作成 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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3.7『あの素晴しい愛をもう一度』『風』『戦争を知らない子供たち』……名曲が語る、日本人の生き方とは?『あの素晴しい愛をもう一度』が描く、「二人だけ」の濃厚な関係の終焉。『戦争を知らない子供たち』を生んだ、終戦直後の京都駅前という原風景。『帰って来たヨッパライ』に描かれた、人生の台本。『コブのない駱駝』という人間の二面性。『風』〈ただ風が吹いているだけ〉のはかなさ……いい加減に生きることを許されない現代、一度だけの人生を自分らしく創ってゆくためには、どうすればよいのか?作詞家でもあり、精神科医でもある、きたやまおさむ氏と、精神分析の世界の重鎮である前田重治氏が、精神分析というガイドを手に、人生物語を紡ぎ出す、遊びと創造に満ちた交流の旅。
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