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Posted by ブクログ 2022年07月21日
久々に心から読んで良かったと思える本でした.改めて著者の高橋昌一郎先生のファンになりました.
人間の思考(あるいは人工知能)はチューリングマシンで既述できるかという疑問に対しても,明確な示唆が得られたと思いました.
私見ですが,人間の思考はチューリングマシンを超えていると思いました.機械に不足してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月26日
不完全性定理について”文系”的に一番よく書かれている本だと思う。不完全性定理というのはとかく文系の人には拡大解釈されがちだが、適用範囲がきちんと限定された数学的な定理であって、決して”「うそつきのパラドックス」を数学的に言い換えたもの”ではない。この本をちょっとていねいに読めばそのことがわかるだろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月01日
読み応えのあるゲーデル本。やはり縦書きの本であり、不完全性定理の証明のテクニカルな側面よりも、歴史的な背景と哲学的な意義について詳しく解説している。1930年のケーニヒスベルク会議と、1951年のギブス講演について詳細に書かれているのがとても嬉しい。ケーニヒスベルク会議は、ヒルベルトの記念講演「自然...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月25日
「公理に基づく体系化されたシステムでは、全ての真理を汲み尽くすことはできない」
ゲーデルの定理は数学だけでなく哲学的な帰結をも意味し、全世界に衝撃を与えた。
難解な定理をわかりやすい概念から丁寧に説明することで、詳しいことがわからないままでも不完全性定理の概念をおおまかに理解することができる、不完全...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月07日
読み終えた。
しかし、ただ読み終えただけであり、数学が出てくるところで私の理解をこえるところになった。
誰が読んでもわかりやすいようにという趣旨で、新書という形で発行されたようだが、何というか自分の知性を恥じる読書体験になってしまいました。
現代思想は本当に面白(そう)い、と思うのだが必ずそこに...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月26日
初ゲーデル。集合論におけるラッセルのパラドックスやチューリングマシン、神の存在証明など論理学の興味深さを思う存分味わった。前半のアナロジーは若干難しいが、メタ視点や集合論における自己言及の破綻を思い起こせば深くはなくとも理解はできる。論理学は強烈なツールであることを改めて感じた。カントとヒュームが示...続きを読む
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