ハイデガー哲学入門 『存在と時間』を読む

ハイデガー哲学入門 『存在と時間』を読む

935円 (税込)

4pt

3.7

従来のハイデガー『存在と時間』解説書はアリストテレスや中世スコラ哲学、新カント学派、フッサール現象学、ユクスキュルの生物学等からの影響や相関関係をめぐる専門的な問題に集中しすぎるきらいがあった。それがどうして当時のドイツやフランスの若者を引き付けたのか、現在でも多くの哲学者を魅了するのか、思考の枠組みは従来の哲学とどう違うのか、普通の人の人生にどのような意味があるのか等、哲学学習者の興味に答える。

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ハイデガー哲学入門 『存在と時間』を読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    後輩が勉強しているというので、ハイデガーを勉強するのに読んだ二冊目。つくづく仲正昌樹の入門書は、初心者にやさしいつくりになっていることに割と感動した。
    この一つ前に、ちくま新書の『ハイデガー入門』を読んだのだが、そちらは、『存在の時間』でハイデガーが示している概念を、プラトンやアリストテレスの概念か

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    歴史の客観性を考えるにあたっても、それはそういう将来を見据えて歴史を選んでいるのであり(Materialとして選ぶ)、まったく客観的な歴史というのはない、というのはそうだなぁと思う。トルストイの戦争と平和もそうで、歴史というのは主観的な要素を多く含んでいる(?)のだろうか。歴史のところが印象だったの

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    ハイデガーの有名かつ難解な『存在と時間』の入門本。
    哲学にちょっと興味が出て来て、原著の『存在と時間』を手に取ったところ、1ページを解読するのにさえ四苦八苦し、挫折(知 っ て た)。これをきっかけに本書からまず読むことにした。

    ハイデガーが元来のデカルト的・自然科学的な認識論(認識があって初めて

    0
    2020年02月08日

    Posted by ブクログ

    本書は、「存在と時間」の読解を主な内容とする、ハイデガー哲学の入門書である。
    筆者は「存在と時間」の原典をときどき引用しながら、難解な思想を卑近な事柄に例えて解説してくれるので、比較的わかりやすい解説書になっている。
    特に「存在と時間」原典の文章にはハイデガーの造語や難解な哲学用語が多く、それらの用

    0
    2018年11月07日

    Posted by ブクログ

    ハイデガーの『存在と時間』の入門的解説書です。

    著者は「はじめに―ハイデガーは何故重要なのか?」で、「日本でも多々出版されてきたハイデガー入門書・解説書にしばしば見られるような、哲学史的な過度の拘りは避けるつもりである」と述べて、ハイデガーの「存在史」の構想から『存在と時間』を位置づけるような議論

    0
    2017年11月30日

    Posted by ブクログ

    入門書だが個人的にはかなり難しく感じた。アーレントやナチズムとの文脈も読解したかったが、結局理解できずに終わったので、後ほど再読。

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    ・一度「存在」への問いに囚われると、そこから完全に逃げ出すことはできなくなり、「存在」を気遣い続けることになる。逆に言えば、「気遣」っているからこそ、「現存在」は「実存」として「存在」しているのであり、「気遣い」しなくなった時、「現存在」はもはや「存在」しない
    ・「死」をもって、自分の現存在の全てが

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    『存在と時間』。過去なんども読破に挫折。本書でようやくわかったような気分になれて、やっと胸のつかえがとれた感じ。

    0
    2016年02月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    デカルト以降の自我中心の哲学が課題とした我思うゆえに我ありの我が存在する根拠に対して、死という固有の経験から自分に固有の生き方や責任を考えて主体的に将来に向かって投企していくポジティブな人間というハイデガーが出した解がわかった

    0
    2020年07月12日

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