反哲学史

反哲学史

1,045円 (税込)

5pt

ニーチェによって粗描され、ハイデガーによって継承された「反哲学」は、西洋2500年の文化形成を導いてきた「哲学」と呼ばれる知の様式を批判的に乗り越えようとする企てである。この新しい視角を得れば、哲学の歴史も自ずからこれまでとは違って見えてくる。古代ギリシアから19世紀末にいたる哲学の道筋をたどり直す「反哲学史」。講談社学術文庫『現代の哲学』の姉妹編。

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反哲学史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月29日

    『反哲学入門』からの続きとして読んだ。
    『反哲学入門』と比べ、この本は、重なる内容もあるが、個人的にはより詳しく丁寧に述べられている印象があった。この本を読むことで前書の復習になり頭に残ったので、個人的にはよかった。

    ある特定の哲学者の思想を理解しようとしたとしても、その人限定の書籍を読むだけでは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    生涯を通して「反哲学」を標榜されていた著者の反哲学。
    決して難しい哲学の本ではありません。

    木田先生が訳されておられる書籍にはかなり難しいものが多いですが、一般向けにお書きになられる本はとても分かり易くて助かります。
    メルロ=ポンティとか現象学の本も読んではみたいのですが、まだまだ力量不足でその域...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月03日

    反哲学といえばニーチェだという決めつけ。それ以上の知識の拡がりがないままの自分がこの本を読んで得られたのは、哲学というものをめぐる大きな歴史の動きと、それに伴い変化していく哲学者たちの考え方だった。哲学者一人ひとりの考えを深く理解することはこの本だけでは不可能だが、各々の哲学者が「なぜ」そのように考...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月01日

    哲学というのは私を含めた一般の人々にとってはおそらく難解で近づきがたいものである。しかしながら、この本は、とてもわかりやすく、哲学に苦手意識を持つ私でも最後まで楽しく読むことができた。わかりやすさの理由として第一に、読者の疑問に沿う形で文章が構成されている。用語であれ、論理展開であれ、疑問がわく部分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月31日

    「 事実彼は芸術こそが「生(レーベン)の本来的課題」であり、「生の形而上学的活動」だと言っております。してみれば、もっとも肉体的な機能でありまた肉体の機能の最高次の実現である芸術を認識の圧制から解放して復権せしめることこそが、ニーチェの目指したニヒリズムの克服の決定的方策だった、と見て良さそうです」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月03日

    二周目。高3春以来二年ぶり。
    この19年の自分の思考の成長が、順調に西洋哲学の変遷を辿ってきてたことがよく分かった。
    環境に感謝。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    まだ全て読みきれていないが、哲学というものが本当にわかった気がする。まさに啓けたような感じが体験できた。

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    プラトンのイデア論がキリスト教に良いように使われたのはすごく納得。西洋哲学の二元論がどのように発展したのかを知れる良書。

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    Posted by ブクログ 2021年08月26日

    2021.09.07 とても素晴らしい。感銘を受けた。私の理解力がもう少し高ければさらに良さが分かったのではないか。

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    Posted by ブクログ 2019年04月12日

    ソクラテスに始まる西洋の二元論的哲学史を主要な思想家の軌跡をたどりながら解説し、“プラトン主義”に貫かれた西洋精神を概観して批判的にとらえなおした本。

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