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ハイデガー哲学の核心は「反哲学の哲学」にある!若き日の絶望の中で出会ったハイデガーを読みたい一心で大学に進学。哲学三昧の日々はいつしか50年を経過した。現代日本を代表する哲学者が自身の生と哲学を語る。
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Posted by ブクログ
昨年亡くなった木田元さんの、中央大学での最終講義を収めた一冊。主にハイデガー、マッハについて語られています。 ハイデガーもマッハもその思想を理解していないので、難しい個所もありました。しかし、原書を読み込むことこそ哲学の基本といわれた木田さんの深い理解度合いは十分に感じられ、深い理解に基づく大胆に踏...続きを読むみ込んだ解釈は、やはりすごいものだと思いました。
2021.10.18 いろんな哲学の本を読んだが、木田先生の本は本当にエキサイティングだと思う。わかりやすく大胆で興味深い。中大に入っていればよかったなぁと思ってしまった。
哲学って?理科系? ?が続いたが、最後の思想史はなかなかおもしろかった。 木田先生、若いころはなかなかのイケメンです(笑)
ざっくりハイデガーのことが復習できた。ざっくりと。マッハの話は勉強不足で、とりあえず読んだという感じ。しかし、木田先生が闇屋になろうかと思ったとは。
ハイデガーについて理解した気分になりたい人は、読んで損なしでしょう。勿論、この薄い本で理解することは不可能でしょうが。ハイデガーへのきっかけとしては、良い本であると考えます。
著者が中央大学での最終講義として行なった、ハイデガー研究のハイライトと、 同大学の最終講演で行なった、エルンスト・マッハによる各分野への影響の紹介、 及び、文庫版出版にあたり書き足した、ハイデガーの周辺情報の補足。 いやー面白かった。 が、とにかく周辺知識が膨大で、樹形図的に話が展開されていくさま...続きを読むはもう、「参りました」と五体投地せざるを得ない気持ちになってくる・・笑 哲学を職業にするのは、やっぱりすごい 以下、備忘がてら、印象的だった部分を列挙 ・『存在と時間』は未完の失敗作 ・ある=作られてある、のか、自ずから成る、のか ・マッハによる形而下二次元世界と、クリムトら<ユーゲント・シュティール>派芸術 ・ニーチェ『善悪の彼岸』における<われ思う>への考察。思想というものは<その思想>が欲するときにやってくるのであって、<われ>が欲するときにやってくるのではない(p.109) 面白かった。
最終講義の内容は、”わたしの哲学入門”とか、”反哲学入門”とかを読んでいれば内容は比較的理解できる。 最終公演のマッハに関する話は、概論に過ぎて個人的にはよくわからなかった。
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木田元の最終講義 反哲学としての哲学
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