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Posted by ブクログ 2020年05月03日
現象学の概説書、1970年。
□ Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ章
フッサールの現象学を、彼の思想の変遷に沿って、かなりの駆け足で解説している。
①現象学は、その初期において、当時の支配的な思潮であった実証主義(心理学主義、人間学主義、生物学主義など)に対する批判として出発する。実証主義は、数学や論理学などのイデ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月29日
フッサールからメルロ=ポンティに至る現象学の潮流をコンパクトに解説している本です。1970年に刊行されたやや古い本ですが、現象学の形成とその後の変容のおおまかな流れを把握するのに、現在でも十分に役立つ内容だと思います。
現象学はもちろんフッサールによって創始された哲学のひとつの潮流ですが、著者は「...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月28日
他の入門本より少し難しい表現の多い内容ではあるものの、非常に精細な検証によってフッサール現象学からハイデッガー、サルトル、メルロ=ポンティの現象学を概説している。
特にメルロ=ポンティにおける検証では身体論への展開を論理立てて説明していて分かりやすい。思想だけでなく社会背景や生い立ちなども含めながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月13日
[ 内容 ]
現象学は今日、哲学のみならず、人文・社会科学に広く影響を及ぼし、一つの大きな潮流をかたちづくっている。
本書は、現象学をフッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティといった哲学者の思想の展開のうちに生きた知的運動として位置づけ、「われわれにとって現象学はいかなる意味をもつか」を明...続きを読む
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