作品一覧 2015/06/26更新 いちばんやさしい ブッダの教え 試し読み フォロー 図解 ブッダの教え 試し読み フォロー 『涅槃経』を読む ブッダ臨終の説法 試し読み フォロー 仏教の真実 試し読み フォロー ブッダの最期のことば 試し読み フォロー ブッダの人生哲学 「正しく生きる」ということ 試し読み フォロー 仏典のことば さとりへの十二講 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 田上太秀の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ブッダの人生哲学 「正しく生きる」ということ 田上太秀 縁起や四諦、八正道といった釈尊の教えを解説している本です。 このところ初期仏教に関する本をいくつか読んでいるのですが、大乗仏教の思想に多少とも慣れた者としては、どうにももの足りなく感じてしまうところがあります。たとえば本書では、『六方礼経』における日常生活のなかの倫理が紹介されていますが、思想とし...続きを読むてもう一歩踏み込んだ説明がほしいと思ってしまいます。 同じように日常作務を重視する道元の『典座教訓』では、中国に留学したときに道元が一人の老僧から「他はこれ我にあらず」という教えを受けたというエピソードがありますが、反対に初期仏教になじんでいる人から見れば、こうした教えはうるさく感じられるのかもしれません Posted by ブクログ いちばんやさしい ブッダの教え 田上太秀 ブッダの生涯、仏教の思想、歴史まで、仏教について総合的に解説した本。思想にしか興味がなかったので他の部分は流し読み程度だったが、ボリュームが多すぎず読みやすかった。 Posted by ブクログ 仏教の真実 田上太秀 小乗仏教を信仰する人に共通する印象を一言で表現すれば『原理主義』あるいは『教条主義』である。ブッダはこう言った、更にはこうは言わなかった、ということを殊更に強調し、真偽も定かでないブッダの説話を歴史的真実のように表現する。まあ信仰なんてそんなものではあるのだが、この手の人たちは仏教の哲学的側面も強調...続きを読むするため、視野の狭さが少し分かりにくくなっている。結局日本で小乗仏教が根付かなかったのは、こういう狭量さに対する拒否反応があるのではないか? 思うに仏教というのは一つの集合知であって、特に日本ではブッダの死後いろんな人がいろんな事を唱えたものを全てまとめて受け入れた思想体系である。そこに日本固有の神道の思想が融合し、極めて広い概念を包含している。要は何でもありだ。でもそれでいいのだ。本書に違和感があるのは、こういう日本人の宗教観を一段上から断罪し、『それはブッダの教えではない』などと日本人にとってどうでもいいことを長々と述べたてているからだろう。 ただ個人的には本書に書かれている禅宗的な思想には共感できるものが多い。もっとも我が家は代々浄土真宗であるのだが。 Posted by ブクログ 仏教の真実 田上太秀 ボクは無宗教派ですが、結局実家の浄土真宗本願寺派の思想が染み付いているのだと感じる時があります。 同じ仏教でも他にうさん臭さを感じるのはお互い様でしょうが、本来の仏教の思想と日本の仏教の思想はかなり違ったものとなっているという点では、ますます宗教からの興味が無くなると感じました。 Posted by ブクログ 仏教の真実 田上太秀 釈迦が説いた世界観はだいたい理解できた。現代の日本の仏教はそれとは全然違うことも理解できた。でもなぜそう変化したかの説明がまったくないので、ただ現代の仏教を批判するだけになっている。結局、仏教とは何か、というもっとも知りたかった所が分からないままです。 Posted by ブクログ 田上太秀のレビューをもっと見る