田上太秀のレビュー一覧

  • ブッダの人生哲学 「正しく生きる」ということ

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    縁起や四諦、八正道といった釈尊の教えを解説している本です。

    このところ初期仏教に関する本をいくつか読んでいるのですが、大乗仏教の思想に多少とも慣れた者としては、どうにももの足りなく感じてしまうところがあります。たとえば本書では、『六方礼経』における日常生活のなかの倫理が紹介されていますが、思想としてもう一歩踏み込んだ説明がほしいと思ってしまいます。

    同じように日常作務を重視する道元の『典座教訓』では、中国に留学したときに道元が一人の老僧から「他はこれ我にあらず」という教えを受けたというエピソードがありますが、反対に初期仏教になじんでいる人から見れば、こうした教えはうるさく感じられるのかもし

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    2017年12月03日
  • いちばんやさしい ブッダの教え

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    ブッダの生涯、仏教の思想、歴史まで、仏教について総合的に解説した本。思想にしか興味がなかったので他の部分は流し読み程度だったが、ボリュームが多すぎず読みやすかった。

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    2023年07月17日
  • 仏教の真実

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    小乗仏教を信仰する人に共通する印象を一言で表現すれば『原理主義』あるいは『教条主義』である。ブッダはこう言った、更にはこうは言わなかった、ということを殊更に強調し、真偽も定かでないブッダの説話を歴史的真実のように表現する。まあ信仰なんてそんなものではあるのだが、この手の人たちは仏教の哲学的側面も強調するため、視野の狭さが少し分かりにくくなっている。結局日本で小乗仏教が根付かなかったのは、こういう狭量さに対する拒否反応があるのではないか?
    思うに仏教というのは一つの集合知であって、特に日本ではブッダの死後いろんな人がいろんな事を唱えたものを全てまとめて受け入れた思想体系である。そこに日本固有の神

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    2014年08月01日
  • 仏教の真実

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    ボクは無宗教派ですが、結局実家の浄土真宗本願寺派の思想が染み付いているのだと感じる時があります。

    同じ仏教でも他にうさん臭さを感じるのはお互い様でしょうが、本来の仏教の思想と日本の仏教の思想はかなり違ったものとなっているという点では、ますます宗教からの興味が無くなると感じました。

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    2014年05月30日
  • 仏教の真実

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    釈迦が説いた世界観はだいたい理解できた。現代の日本の仏教はそれとは全然違うことも理解できた。でもなぜそう変化したかの説明がまったくないので、ただ現代の仏教を批判するだけになっている。結局、仏教とは何か、というもっとも知りたかった所が分からないままです。

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    2013年10月12日
  • ブッダの人生哲学 「正しく生きる」ということ

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    ネタバレ

    インドで起こった仏教が中国に渡り、そして日本に入って来た。 インドも中国も日本からすれば師匠の国だ。 それが領土問題で争い、いがみ合う。 もう少し、昔の人を見習えば良いのにと感ずる。

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    2013年01月18日
  • 仏典のことば さとりへの十二講

    ネタバレ 購入済み

    これはちょっと…。

    2024年10月読了。

    「12講」と云うタイトルで、何だか大学の授業みたいだなと何気無く購入。
    今、仏教書をよく読んでるので、その勢いで読み始めたのだが…、本書は初心者にはお奨め出来ない。

    『仏教』と一言で言っても、「原始仏教」「大乗仏教」「上座部仏教」「日本で分派した○○宗」、、、と、釈迦入滅後比較的早い時期に書かれたお経から、全く釈迦と関係無い(=エッセンスを活かした創作)お経まで、本当に多岐に渡っているのが実態だ。
    それを、全部一緒くた(バラバラ)に引用して語られる為、読んでいて「や,や,や」と積んのめる感じになってしまい、なかなか講義内容が入ってこなかった。

    引用するお経(や宗派

    #タメになる #じれったい #深い

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    2024年10月11日