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Posted by ブクログ 2016年04月10日
以下の文章はぼくが大学でゼミの卒論として記した「心身二元論の未来~その多様的現実の可能性」からの抜粋だ。そこでぼくは「チベットのモーツァルト」の中でも特にお気に入りの箇所を引用しているので紹介したい。ちなみにこれはただ引用したいがために記された論評だったと述懐する。
以下、抜粋
ところで、心身二...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月07日
意識の深部を 著者と一緒に探検しているような本。映画「マトリックス」のように 現実の多層性を感じながら、ミクロの世界で 意識の深部には何があるのか探検している。宇宙のような無限性も感じる
「極楽論」の章は、生存と非生存の間(あわい)にある 無限の 天国、浄土を 横断している。点としての 天使、極楽...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月05日
私たちが考える「意識」よりずっと高次元にある、深遠で微妙な「意識」。その状態に自分を持って行くことができれば、日常の「現実」とは全く異なる高次の「現実」を体験することになるという(いわゆるトランス状態)。
イスラーム神秘主義やヒンドゥー教の本、あるいは心理学の本などを読んでいると、しばしばこのよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月03日
本書のキーワードを一つあげるなら「間(あわい)」ということになろうか。存在と非存在の間。男と女の間。発話と沈黙の間。意味形成性の間。──その微妙なあわい、空性をすり抜けて、意識の自然、大いなる歓び、大楽に辿り着かん。……こうして無理矢理要約するとまるで妖しげなカルト宗教書のようだが、本書はジュリア・...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月15日
仏教におけるチベット・タントリズムと、ポスト構造主義におけるドゥルーズ的な生成の思想をつなぐ、著者の知的冒険が展開されている本です。
著者は、みずからの思索の軌跡を説明するにあたって、ヤキ・インディオの呪術師のもとで修行した体験を記述したC・カスタネダの議論を参照しています。カスタネダは学生時代、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
チベット密教とか記号論とか色々、それはもう色々あるんでしょうが、『野ウサギの走り』とか、中沢新一のこのあたりの、雑誌掲載をまとめて一冊にしたものは、あまり考えずにぼーっと読んでいるとひとつひとつの境目がゆるくなって、一篇の小説を読んでいる気分になっておもしろかった。それ以来意識的にピカレスクロマンで...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月17日
二項対立というものが持つ胡散臭さがどうにも気に食わんくて、
「この世」と「あの世」の間に「その世」とかを導入したらどうか、
なぞと考えていたんだけれど、
この本を読んでなんとなく見えてきたような気がする。
(気がするだけのような気もひしひしと感じはする)
境界が発生する前の渾沌を保つ。
天使が男女...続きを読む
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