アースダイバー 神社編

アースダイバー 神社編

ビジネス・実用
2,310円 (税込)

11pt

4.1

人気シリーズ「アースダイバー」が、いよいよその関心の中心である、神社を取り上げます。
生命にとっての普遍的聖地に加えて、ホモサピエンス・サピエンスにとっての聖地、そして古代の日本列島に居住した縄文系と弥生系(倭人系)にとっての聖地(のちの神社)の心的・歴史的な構造を探っていきます。
主な取扱い神社は、以下の通りです。
大日霊貴神社(鹿角大日堂) 諏訪神社 三輪神社 出雲大社 和多津見(海神)神社 志賀島神社 穂高神社 伊勢神宮などなど。
神社に残された祭儀に秘められた思考を遡っていくと、アメリカ先住民、アジアの少数民族、ネパール、東南アジアなどとの深つながりが明らかになります。
また、同時にこの列島に数万年にわたって繰り広げれてきた、われわれの祖先の前宗教的・宗教的思考の根源とその展開が解明されていきます。
山とは、海とは、蛇とは、太陽とは……。
歴史の無意識の奥にしまいこまれた記憶を甦らせる魂の冒険へ、いざ。

目次

プロローグ 犬の聖地

第一部 聖地の三つの層
第一章 人間の聖地

第二章 縄文原論

第三章 倭人の神道


第二部 縄文系神社
第四章 大日霊貴神社(鹿角大日堂)
東北の続縄文 地名起源伝説
太陽神の聖地に建つ大日堂
第五章 諏訪神社
縄文の「王国」 蛇から王へ
御柱祭りの意味
第六章 三輪神社
ナラの原像 血と酒の蛇
蛇と鑑の確執
第七章 出雲大社
蛇 タマ
神話の建築


第三部 海民系神社
第八章 対馬神道
はじまりの島 ムスビの神
渚の神話学
第九章 アヅミ族の足跡
海の民の末裔 日本海ルート
太平洋ルート
第十章 伊勢湾の海民たち
太陽の道 海人と鳥


エピローグ 伊勢神宮と新層の誕生

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    アースダイバー 神社編
  • タイトルID
    :
    938875
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年04月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    88MB

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アースダイバー 神社編 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    安曇族のような、海洋民族の足跡がなぜ山岳地帯にあるのか、よくわかる。長江文明とのかかわりに興味がわいてきた。

    0
    2022年03月04日

    Posted by ブクログ

    日本人のルーツを探り、古い地層の中に潜っていくアースダイバーの旅。

    今回は、縄文と弥生。
    私なりに読み解くならば、今回のポイントは、ともに南洋の海からやってきた縄文人と弥生人は、前者がポリネシア系、後者が漢民族の支配に抵抗した中国南部(ベトナムとの国境付近)の少数民族の特徴を色濃く残す(つまり、漢民族や朝鮮半島人ではない)、ということ。
    学校の授業で習う渡来人が日本の外来文化の全てと思うとまちがえる、ということだ。

    彼らは、稲作の知識の有無、という決定的な違いこそあったが、海洋民としての共通性も持っていた。
    このことが、縄文系聖地と弥生系聖地との複雑な変遷の原因となる。

    農業生産物という蓄積可能な財産が生まれたことにより、資源循環型のアニミズムが変革されたこと。環太平洋に起源を持つ太陽信仰。中国南部で古来から行われてきた鵜飼の日本での分布。

    いわゆる縄文人は、シベリア経由で当時陸続きだった列島に入ってきた、という説も有力らしいので本書の考察(というよりイマジネーション)がすべて正しいかはわからないが、古来からの祭りや信仰の中に、日本人の源流についての知識がまるでDNAのように埋め込まれていることへの興味は尽きない。

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    アースダイバーシリーズの最新作。これまでの地形アプローチだけでなく、神社の儀式のアナロジーのアプローチから日本人のルーツを探る一冊。漢民族でもなく、縄文人でもない倭人という視点は目からうろこであった。ぜひ読むべき一冊

    0
    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    新しい視点をもらえました。
    昔、教科書で習った知識はこのようだった。「縄文時代は、稲作の弥生時代に取って代わられた」という、縄文が劣った文化のような。弥生で一気に進化したような描かれ方をしていた。

    この本では、スンダランド(東南アジア付近)から先に来ていた縄文人と、後から来た海人(あま)、倭人(わじん)が融合したと描かれている。倭人は稲作や金属のテクノロジーを携えてきた。それを使い、半農半漁の生活が始まった。

    縄文人は山、蛇、太陽を信仰をしており、祭壇等、人が作った祈る対象物はなかった。倭人たちは儀式、祭壇の文化を持っていたちめ、それらを融合して、神社の基礎ができ上がった。

    いま日本の文化とされているものは、過去の歴史がレイヤーのように重なって形作られたもので、ずっと同じものが永続しているわけではないことを知れた。

    アースダイバーという言葉のとおり、歴史の中に潜り込み、地層を解読していくような読書ができた。
    。。。

    生きていくための食糧を得る祈りは、性の交合で子供を身ごもる、産むことと重ね合わされていて、たびたび男根、太陽(男)、皿(女)のような形で話が出てくる。古来からの儀式や神社の祭祀も、つまりは交合を棒や器で表現して、産み出されることを願うものらしい。時代が変わっても性の話が尽きないのは、このせいか。性=人間の発展? 今の個人的な性の趣向の話と違って、もっと大きな、実りを願う意味合いの性が根底にあるようだ。

    それから季節の話だ。
    春分、秋分は安定している。
    夏至、冬至(死に向かう)が不安定になる時期で、祭祀を必要とした。なんとなく過ごしていた季節の節目も、人の営みと関係して大切なものだと知った。

    。。。
    メモ
    ・勾玉はもともと胎児のかたち
    ・諏訪神社の神
     上諏訪、縄文系 守屋山、蛇
     下諏訪 弥生時代 水をコントロールする女神



    0
    2026年06月09日

    Posted by ブクログ

    神道、神社の源流を辿る旅へ。
    弥生、縄文まで遡り、聖地の起源からの考察はとても興味深く読むことができた。
    特に諏訪は、御柱祭含めて祭事の諸々もとても面白い。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    好きな分野は評価が高くなるのだろうか。
     神社とは何か。ただの信仰の場ではなく日本列島に刻まれた精神の基層である。神社を考古学の対象ではなく人間の無意識と結びついた存在として読み解く。
     その起源をたどると磐座や巨石信仰に行き着く。古代人は大地に突き出た巨石を神の宿る場所と見なし祭祀を行った。
     世界各地の巨石文化とも響き合い、太陽、蛇と結びついた生命の循環を象徴する。
     蛇は水と再生の象徴、太陽は誕生と死のリズムを示す。神社はこうした自然の力が凝縮された場なのだ。
     神社を単なる歴史の遺物ではなく、人間、生命体と土地、地球はたまた宇宙のエネルギーの立ち昇る場であり対話、交わり、交流の存在なのだなあ。

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    Geminiに薦められて読んだ。
    地元埼玉の県章としても馴染み深い勾玉(まがたま)の起源を、縄文・弥生時代の出雲から学ぶことができた。
    縄文・弥生時代の対照的とも言える違いを、勾玉を通して深められて嬉しい。歴史がひとつなぎになるような喜びを覚えた。
    その勾玉を現代のハローキティーに例える筆者のセンスにあっぱれ。

    ランナーとしては、走っている道の下に別の時間が流れているような感覚を今後得られるのは深みが出て嬉しい。どこにだって歴史があって今がある。東京という人工的な都市も、古代の地形や信仰のレイヤーの上に成り立っている。

    また、現代ではフィクショナルなものとして扱われている神話を、実地をもって集積した地形・気候・生態系のデータベースとして再定義していることも興味深い。
    科学とフィクションを二項対立させずに、神話という形式で別のロジックで世界を精密に読んでいた人たちと捉えることはより実態に則しているのではないかと思った。

    読む上での注意点が一点。本書では史実と考察の境目が明確に示されていないため、教科書的なものとして読まないことを推奨する。あくまでも趣味の読み物として捉えるととても面白い。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    アースダイバーや大阪編は既読。
    本書は、ちょっとアチコチ引っかかる処が多かった。

    ・弥生人を揚子江以南の苗族出身として、漢民族の支配から逃げたゾミアとしているけれど、遺伝子情報ではウラル海辺りの北方出自のはず。確かに稲作は揚子江以南から伝わったと聞くけれど。
    弥生人の到来と漢民族が支配を広げた時期も合わないのでは。
    ・太陽神が女神になったのは、持統天皇が古事記、日本書紀を作らせたから。それ以前は男性神アマテルだったのでは?
    ・日光感精説話を南方系の海洋民のものとしているけれど、これは北方騎馬民族の伝承じゃないの?
    ・金太郎は太陽神の子供としているけれど、山の神とヤマハハの子供でしょう。後の文章では太陽神と海の神、山の神が同一視されたとあるけれど、それは海洋族にとっての話だよね。
    ・九州から丹後半に至った磯部族が伊勢湾の磯部族に再会したことになるわけだけど、どうして同族と認識できたんだろうか。丹後で籠神社を祀ったのは、海部氏か和仁氏じゃなかったっけ。伊勢神宮の歴史を考えるとそうかなとは思うけれど、不思議に思う。
    ・尾張氏も磯部氏の出だという。纏向の元ヤマト政権にも尾張氏は参加しているよね。磯部の出って本当?

    そんなわけで、中沢氏のロマンに酔えない読書となりました。まあ、安曇氏の信州進出は面白かったかな。

    0
    2022年01月30日

アースダイバー 神社編 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    アースダイバー 神社編
  • タイトルID
    :
    938875
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年04月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    88MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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