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  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』
    3.8
    名著、現代に復活! 世界を滅ぼす一神教の恐怖!!――世界を戦火に巻き込むキリスト教原理主義者=ブッシュ、アメリカの危険を100年前に喝破!! ●松原隆一郎氏「西洋の価値体系を徹底批判」 ●被告・キリスト教は有罪です。私はキリスト教に対して、これまで告訴人が口にしたすべての告訴のうちで、もっとも恐るべき告訴をします。どんな腐敗でも、キリスト教以上に腐っているものはないからです。キリスト教は、周囲のあらゆるものを腐らせます。あらゆる価値から無価値を、あらゆる真理からウソを、あらゆる正直さから卑怯な心をでっちあげます。それでもまだ、キリスト教会の「人道主義的」な祝福について語りたいなら、もう勝手にしろとしか言えません。キリスト教会は、人々の弱みにつけこんで、生き長らえてきました。それどころか、自分たちの組織を永遠化するために、不幸を作ってきたのです。 ●キリスト教が世界をダメにする ●仏教の素晴らしいところ ●イエスは単なるアナーキスト ●イエスとキリスト教は無関係 ●オカルト本『新約聖書』の暴言集 ●キリスト教が戦争を招く理由 ●キリスト教は女をバカにしている ●キリスト教が破壊したローマ帝国 ●十字軍は海賊 ●ルネサンスは反キリスト教運動

ユーザーレビュー

  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

    Posted by ブクログ

    ★感想/考察
    ・私が思うに本書には「神は死んだ」の深掘りというか、その言葉の意味が集約されているように思える。そして、界隈でオススメされた鋭いニーチェ本ということもあり、やはり適菜氏の訳は読んでいて爽快だ。まるでニーチェと対話しているような感じであっという間に読破した。ニーチェの話しかけるような訳の仕方は読んでいて、楽しかった。
    そもそも、「神が死んだ」はこうじゃないか
    ・物事に絶対的な価値観はない
    ・常に自分の頭で考えろ
    ・キリスト教は弱者を演じ、人々を先導するフリをしてあらゆる決め事で人類をがんじがらめにする。だから邪教なのであり、アンチクリストでいるべきだ。
    私の弱い頭で少し考えた。世の

    0
    2024年09月30日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

    Posted by ブクログ

    天才ニーチェによるキリスト教への挑戦。その名もまんまの『反キリスト教(Der Antichrist)』。
    キリスト教の誕生まで歴史を遡り、仏教やイスラム教と比較し、数々の哲学者の言を引き…、徹底的に新約聖書の世界をこき下ろす!「キリスト教が世界をダメにする」「敵はキリスト教なり」が、最大の要点である。
    敬虔なクリスチャンがこの本を読むとどんな反応を示すのだろうか。日本におけるキリスト教は「欧米で広まっているなんとなくいいもの」との認識が一般的だろう。そんな日本人に対して、「中身も見ないで『いいもの』なんて思うべきでない」、ニーチェはそう語りかけてくれている。
    こんな本を翻訳したかった(笑)。

    0
    2014年03月22日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    常に感じていたキリスト教への疑問点がこれを読んで一気にすっきりしました。
    とても読みやすい文なので入門書としていいのではないでしょうか。

    0
    2012年12月15日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

    Posted by ブクログ

    ニーチェの晩年の著作「アンチクリスト」を現代語にしたもの。
    難しい哲学書かと思いきや、とても分かりやすく、また非常に引き込まれるスリリングな文体であった。

    いわゆるニーチェの「キリスト教」批判であり、その矢は西洋の文明を作ってきた現実世界にはない「イデア」や「物自体」という概念を立てたプラトンやカントにも及ぶ。
    キリスト教というのは弱者が復讐のためについた嘘によって成り立っている。

    逆にニーチェは「マヌ法典」や仏教を高く評価する。

    ニーチェが一貫して主張するのは「高貴に生きること」である。
    意志の力を持つ自己を敬うことなのである。

    ただしニーチェが批判したのは、イエス・キリストそのもの

    0
    2013年08月09日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

    Posted by ブクログ

    こんなもん、明らかに命懸けで書いているのが分かるので、星の数はニーチェの勇敢さと知性、品性につけたようなものです。

    ニーチェが発狂して亡くなる約10年前、最後に書いた本。

    孤独であったろうと思う。

    しかし、あまりにも素晴らしい明晰な頭脳。知性。理性。観察眼。
    そして勇気だ。
    とにかく勇気だ。
    発狂するくらいの覚悟しないと、かけなかったろうと思う。

    ニーチェさん、ありがとう。といいたくなる。
    あなたが書いた本、2011年の私が読んで、ああここに理解者がいる!と感じているよ。孤独じゃないよ。

    0
    2011年02月24日

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