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関東軍参謀として「満州事変」を主導した石原莞爾は、最終戦争論を唱えたことで知られる。王道を掲げる東洋文明の東亜と覇道を掲げる西洋文明の代表であるアメリカを中心とする連合との戦いで、戦争は極限に達するというのだ。彼の思想の背景には、軍事研究と日蓮信仰が、相携わっていた。戦後は、戦争放棄を唱えた彼の思想の本質とは何か。
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Posted by ブクログ 2017年05月06日
東洋の王道vs西洋の覇道。この対立構造から繰り出す最終戦争によって意思統一が図られ、恒久平和が訪れる・・・言い得て妙というか、当時の国体観ゆえの発想か。分からないでもないが、いつの時代も戦争を肯定する理由があってはならない。かといって、ルーツとなった日蓮宗や田中智学の教えを全否定するつもりもない。た...続きを読むだ平和への辿り方が違っていただけのこと。
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