国内小説の検索結果

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  • ダー・天使
    4.0
    妻と幼い娘とともに、慎ましくも幸せに暮らしていた二郎。だが、ある日、通り魔から家族を守ろうとして命を落としてしまう。天国で神と交渉し、「天使」として地上へと戻るが、誰からも姿は見えず、手助けも出来ないまま、ただひたすらに妻子を見守り続ける二郎。小さかった娘は、中学生になり、高校生になり、そして――。すべての人への慈しみがあふれる、心温まる現代のファンタジー。
  • ダービーパラドックス
    4.0
    実業家・堂林の所有馬が次々と故障。競馬記者の小林が疑惑を追う中、堂林の馬ジェメロがデビューを迎える。小林が魅了されるほどの素質馬だが、惨敗した上に故障も判明。そんな折、先輩記者の沢村が謎の死を遂げ、小林自身も危険を感じるようになる。競馬界で何が起こっているのか。誰を信じればよいのか。北の大地で小林が見た真実とは!? 現実を超えるリアリズム、これが21世紀の競馬ミステリー。
  • チア男子!!
    4.1
    大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで……。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー!
  • 血雨のオルゴール
    -
    1巻330円 (税込)
    ◆陰湿な復讐者 深夜、予感はしていた。ろくでもない訪問者が客としてくるのだと。佐代子は自分の店の片付けをしていた。こじんまりとしたスナックにかつての旧友がやってくる。彼は人を殺した後だった。そして佐代子は港の倉庫に閉じ込められる。倉庫内はガソリンがまかれていた……。 ◆同じ穴の貉 植木屋をしている早田正雄は、子供たちが寄り付かないのは酷い古女房のせいだと思っている。そんな中、剪定を頼まれているお得意様の庭にあるトンネルを思い出す。ある晩そのトンネルに……。 ◆土気色の景観 イラストレーターであるまさみは、自身の仕事の事で悩んでいた。良い仕事が入ってこない。そんなまさみの元に有名アーティストからの曲が贈られてくる。この曲のイメージでジャケットの絵を描いてくれ、と。その経緯で、まさみはある一つの“イラスト”を完成させる事になる。 ◆ブリーダー 幸江が結婚した男はどうやら何名もの妻をめとっては、別れたのだという。ある日、幸江は秘密の地下室の扉を開く。サイコパスは会話が通じない。現代の青髭譚。 ◆解体ショー 沙織は他人のものが欲しい。何故なら沙織は恵まれていないから。沙織にとって、世界はバラバラに見える。全てがバラバラだ。沙織には解体癖がある。あるべき姿に戻そうと。大人になって、沙織は男からよくモテた。沙織は男達を“作品”にする事に決めた。 さら・シリウス:あらすじ 朧塚:文章
  • 治安の眠りの中で
    -
    1巻1,320円 (税込)
    元警察官だからこそ描ける圧倒的なリアリティ。新感覚の刑事小説ここに誕生。 殺害された女性の遺体に握られていたのは、元警部補の切断指。その謎を追う特捜刑事たち! 殺人犯に迫りつつ、彼らはやがて、警察内部に隠された巨悪に立ち向かうこととなる……
  • 小さい心の旅
    -
    8歳で父をなくした昌男は、小学校を卒業すると給仕になったが、満たされず、小僧奉公に出ても、どれも長続きしない。童話作家になりたいと願う昌男を、元気づけてくれるのは、文通をしている北国の少女だった……。大正から昭和への転換期を生きる少年の、心の成長をつづった、自伝的小説。日本児童文学者協会賞、赤い鳥文学賞、サンケイ児童出版文化賞受賞作品。
  • 小さい謎、見つけた
    -
    1巻1,089円 (税込)
    どうして? これ、なぁに? 聞いて聞いて。好奇心旺盛で元気なとも君、今日は何を見つけたのかな。子どもの視点で日常の不思議をとらえ、考え、答えを導く──。「玄関を閉める前に消して、体育館の中は真っ暗になっていたって……だから、誰もいないのに、電気が点いたり消えたりしたってことだよ」(『体育館の謎』抜粋)“気づき”の大切さを感じる物語。
  • ちいさい百合みぃつけた
    4.0
    月刊ニュータイプにて連載された『綾奈ゆにこのちいさい百合みぃつけた☆』、書籍化。TVアニメ「きんいろモザイク」「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」のシリーズ構成・脚本を手がける綾奈ゆにこが、「堀さんと宮村くん」等のHEROのイラストとともに、あなたに贈る日常にある、ちょっとした百合の世界。
  • 小さき王たち 第一部:濁流
    4.2
    1~3巻968~1,012円 (税込)
    現代日本の政治と報道を問う三部作。3カ月連続刊行一九七一年、新潟。野心に燃える政治家と、正義を求める記者。その五十年にわたる闘いが始まる――高度経済成長下の1971年12月。衆議院選挙目前、東日新聞新潟支局の若き記者・高樹治郎は幼馴染みの田岡総司と再会する。田岡は新潟選出の与党政調会長である父の秘書として選挙応援に来ていた。彼らはそれぞれの仕事で上を目指そうと誓い合う。だが、選挙に勝つために清濁併せ呑む覚悟の田岡と不正を許さずスクープを狙う高樹、二人の道は大きく分かれようとしていた……大河政治マスコミ小説三部作開幕。解説/佐藤憲一(読売新聞東京本社文化部)
  • 小さき者達
    -
    1巻110円 (税込)
    実の両親なのに分り合えない。 勝手気ままでまわりのことが考えられない父と、そんな父をかばう母。どちらも大嫌いだ。 友だちもいないこんなわたしはある日、職場で『あなた』と出会った。あなたは周囲からはまったくよく思われておらず、むしろ嫌われているが、わたしはあなたのことが気になって仕方がない。わたしならあなたをわかってあげられる。そのあなたの純粋な心を汲み取ってあげられる。きっとあなたもわたしのことわかってくれる。そんな二人の関係は……。
  • 小さなお山の仲間たち 山から来た青い鳥ピッポ/泳げトットちゃん
    -
    1~3巻847~1,056円 (税込)
    オオルリの幼鳥を育てながら自らの子育てを振り返っていく母親と、成長していく小鳥を描いた物語「山から来た青い鳥ピッポ」。小さな池で鯉やおたまじゃくしたちに出会い、悩みを乗り越えて成長する金魚を描いた物語「泳げトットちゃん」。日本のベストドクターに選ばれる名医が心を込めて書いた二作の童話に、人気イラストレーターがモノクロの可愛い挿画を添えた素敵な一冊。
  • 小さな神たちの祭り
    4.6
    1巻880円 (税込)
    3.11を忘れない――。感動のTVドラマを作者・内館牧子 自らの筆で書き下ろした小説版が文庫で登場! 巻末にはドラマで主役を演じた 俳優・千葉雄大氏 感動の解説を掲載! ◎あらすじ◎ 谷川晃は宮城県南部の街・亘理のいちご農家の長男。 家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。 2011年3月11日は、アパートの契約などのために上京していた。 その間、晃を除く家族全員が津波に呑まれてしまい、8年経っても誰一人見つかっていない。 大学卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、 人々がすっかり震災のことを忘れてしまっているかのように映っていた。 そんな晃を支えてくれたのは、恋人の岡本美結。 しかし、家族のことを考えると「自分だけが幸せになれない」と、晃は苦しんでいた。 そんな時、二人の前に1台のタクシーが現れる。
  • 小さな貴婦人
    3.5
    死んでしまった猫〈雲〉を愛惜する夢想的で自閉的な中年女性〈私〉、「猫の殺人」という童話を書く年老いた女流詩人G、そして優しくも威厳に満ちた猫たち――。悪意に満ちた外界に傷つけられる繊細な存在の交感を詩的散文に結晶させた、優雅で奇妙な連作小説集。「猫の殺人」「雲とトンガ」「赤い花を吐いた猫」「窓辺の雲」「小さな貴婦人」の5編を収める。表題作で芥川賞を受賞。
  • 小さな恋のうた
    4.3
    音楽を愛し、小さな島でめいっぱい青春を生きる高校生たちの物語。友情、家族、恋、そして沖縄をとりまく"日本の今"を描く感動作!
  • ちいさな幸福 All Small Things
    3.8
    恋人と過ごした、どんな時間が1番心に残ってる? デートといってもひとそれぞれ。中学生だった頃の帰り道、地味なパートナーとの淡々としたひととき、年上の女性を追っていったギリシャ旅行……ていねいに紡ぎ出された12の恋模様。読者100人のアンケートによる「最も好きなデート」の実態も収録した短篇集。
  • ちいさなこと
    -
    友哉は帰省した凛と再会し、二人して数年ぶりに同じ町に住む比佐子のアパートを訪ねる。凛は相変らず元気だったが、比佐子は生命力を失っていた。レイプ現場にいたという比佐子の証言とは異なる凛の言葉に、違和感を覚えた友哉。事件を追及する意欲はなくても、小さな町の小さな事件は、普通の会話からその真相が淡々と解き明かされていく。紡ぎ出される人々のばらばらな思惑と見方……。たった3日間の「日常」を描いた青春小説。
  • 小さな裁判
    -
    1巻423円 (税込)
    小さな裁判を やって見ました 結論は 裁判は失敗 家屋は 小康状態です 経過を 見て下さい
  • 「小さな幸せ」がたくさん見つかる50の物語
    値引きあり
    -
    癒しの物語シリーズ累計25万部突破!!「大事なもの」ほど、すぐそばにあったりする。――心と心がつながる「言葉のギフト」。◇ 寝る前のたった30秒で◇「手抜き力」のカリスマ◇ 渡された茶封筒◇ 3年目の返事◇「明るいところ」に花は咲く本書は、同じ毎日のくり返しの中で、気分転換したいとき、ちょっぴり気持ちをラクにしたいときに効く、「思わずニコリとする話」を集めました。何気ない「小さな幸せ」があなた、そして大切な人にたくさん届きますように!――西沢泰生

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  • 小さな幸せ物語
    3.7
    ◎居酒屋に訪れたお客が話す家に帰りたくとも帰れない理由。 ◎幼稚園の先生が教えてくれた元気になれる魔法。 ◎単身赴任中の父親に娘がねだったもの。――人がいて、街があって、暮らしがある。「ありがとう」「ごめんなさい」「おつかれさま」「おかえり」……、伝わる思い、伝えたかった思い。そこで生まれた小さなドラマを切り口鮮やかに描いた101のショート・ストーリー。『ジャパン・スマイル』を改題。
  • 小さな挑戦者たち ~サイコウの中学受験~
    4.0
    現役の塾講師が描く、「東大卒」家庭教師と中学受験に挑む、個性も学力もさまざまな4つの家庭の葛藤と奮闘の感動物語。学力が伸びる条件、成績が上がる必勝勉強法、家庭の心構えなど、中学受験を考えている親世代が知りたかったことが、小説を読みながら学ぶことができる教育エンタメ小説!
  • 小さな場所
    3.9
    まだ小さな世界しか知らないぼくに、大人たちはこの広い世界の秘密や真実を教えてくれた 台北の猥雑な街、紋身街。狡猾で強欲なだらしない大人たちに囲まれて、少年は世界の広さを知る。切なく心に沁み入る傑作連作短編集。 本書を編集しながら何度も笑いました。気づけば、泣いていました。この物語に出合うために自分は大人になったのかもしれない。ここは温かくて、時に残酷な、生きることへの問いと答えが詰まっています。どうか、現代を生きる子供たちへ、かつて子供だった大人たちへ。この物語が届きますように。――文庫担当編集者 ※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 小さな部屋・明日泣く
    4.7
    朽ちかけた貸部屋に我物顔に出入りする猫、鼠、虫たち。いつしか青年は、凄まじい〈部屋〉を自分と同じ細胞をもつ存在と感じ熱愛し始める――没後10年目に発見された色川武大名義の幻の処女作「小さな部屋」、名曲「アイル・クライ・トゥモロウ」そのままの流転の人生を辿る女を陰影深く描く「明日泣く」など12篇。戦後の巷を常に無頼として生きながら、文学への志を性根にすえて書いた色川武大の原質とその変貌を示す精選集。
  • 小さな理由
    3.6
    1巻550円 (税込)
    離婚した妻が引き取り、もう15年も会っていない娘から突然連絡があった。それは結婚の報告のためで、披露宴に呼べないことを涙ながらに告げるが……「いちばん新しい思い出」。大好評、森浩美の家族シリーズ第三弾、待望の文庫化!
  • 血いちご摘んで
    -
    1巻110円 (税込)
    著者のこれまでの多彩な作品をつめ込んだ作品集である。「苺の烙印」と「知らない木の実」は詩。歌詞と短歌、俳句もある。 「白髪雪」は孤独な老女の物語。「犬と彼」は白い子犬をめぐる物語。「放生会」は傷つきやすい少女の物語。 「架空の女」は登場人物のジェンダーがめまぐるしく変わる物語。「TEFF」はゲイの青年をめぐる物語。 「セキセイインコのための結婚相談所」は複数のセキセイインコの恋物語。「海鳴御前」は江戸時代のある城の奥方をめぐる物語。 「玉椿阿蘭陀夢」は江戸時代の渡来外国人をめぐる物語。
  • ちいろば先生物語(上)
    4.3
    1~2巻605円 (税込)
    雨天の日には、履く靴も、さす傘もなく、弟妹たちは学校を休まねばならぬ状態であることを、榎本保郎は百も承知だった。が、何としても同志社の神学部に進みたかった。結局は家族を真の意味で幸せにできると、固く信じた。イエスを乗せ、命ずるがままに行く小さなロバのようになりたいと決意した――。熱血牧師の生涯を描く。
  • C.H.E.
    値引きあり
    3.8
    南米の小国リベルタ。大友彰が雇われていた旅行会社に、一人の老女が訪れた時から、そのリズムは静かに、そして激しく流れ始めた――。老女マリーナから提示された高額の報酬につられ、隣国までのガイドを引き受けた社長のヤザワと大友。しかし彼らを待っていたのは、行く手をさえぎるリベルタ警察軍の執拗な攻撃だった。いったいマリーナは何者なのか。そして、何を求めて戦うのか……。やがてあのリズムがリベルタを包み込んだ時、誰もが戦うことの意味を知る。祖国か死か、ただそれだけだということを。圧倒的ノンストップ・エンタテインメント!
  • チェイサー91
    4.0
    “原発ゼロ”を日本政府が表明したことから、パク・ギムル国連事務総長は、高速増殖炉“もんじゅ”貯蔵のプルトニウムの国連管理を提唱し、常任理事会はこれを承認した。日本の核平和利用という神話は崩壊し、突然、潜在的核武装大国とされたのだ! 同じ頃、航空自衛隊のF15イーグルが戦闘訓練中のミサイル誤射により行方不明に。事故か、武装日本への牽制か――書下ろし国際謀略巨編!
  • チェリーブラッサム~花冷えの恋~
    -
    美桜(みお)と百合(ゆり)は何もかもが正反対の姉妹。妹の美桜は美しい姉の百合にコンプレックスを抱いている。ひょんなことから二人は一緒にスイミングスクールに通うことになり、二人は同じコーチを好きになってしまう。負けたくない美桜は姉には内緒で、コーチへの想いを大切に育てようと心に誓うのだが……。
  • チェリーボーイのゆううつ
    -
    「高校1年生だった僕のはじめてのキスは、僕と同じクラスの…」人気絶頂の俳優・東郷レン。そんな彼の秘密は…。
  • チェルシー
    3.4
    死へと向かっていく少女たちの心の闇を描くネット掲示板「メビウスゼロ」に書き込みをする“チェルシー”と名乗る少女。その掲示板では集団自殺旅行が計画されていた。チェルシーによる、死の旅の結末は? (講談社文庫)
  • チェレンコフの眠り(新潮文庫)
    4.0
    猫のまたぐらよりも暑い夏の日、マフィアのボス、チェレンコフは、武装警官隊に襲撃され、殺された。独り残されたペットのヒョウアザラシのヒョーは、空腹に耐えかね、アザラシ専用ゴルフカートに乗り、荒廃した外の世界へ飛び出す――。ヒョーのつぶらな瞳に映る、汚染された土地、プラスチックの雨、そして奇妙な人々……。唯一無二の読後感、ユーモアと悲哀に満ち溢れた、不条理で美しい、旅の物語。(解説・大森望)
  • チェンジ!
    完結
    4.2
    御坂晃はドラフト三位でプロ入りして八年目の三十歳。自己ワースト記録を更新し二軍落ちを言い渡された。代わりにセカンドを守ることになった上杉は、打撃はいいが守備は下手らしい――。そんな中、二軍コーチの西内から外野をやってみないかと打診され……(「コンバート」より)。コンバート、怪我、フォームの改造、引退勧告など、野球選手には常に様々な問題が降りかかる。それぞれのポジションの選手が直面する苦悩、決断、友情など、心の機微が胸に響く、ヒューマン野球短編集。
  • Change the World
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    「おめでとう。君が世界を変えるんだ」――最悪の渋谷テロ事件から一年半。あの日の悪夢が、甦る…本所南署の新コンビ・世田志乃夫と天羽史が繰り広げるノンストップ・クライムサスペンス!
  • 取り替え子
    3.9
    国際的な作家古義人(こぎと)の義兄で映画監督の吾良(ごろう)が自殺した。動機に不審を抱き鬱々と暮らす古義人は悲哀から逃れるようにドイツへ発つが、そこで偶然吾良の死の手掛かりを得、徐々に真実が立ち現れる。ヤクザの襲撃、性的遍歴、半世紀前の四国での衝撃的な事件…大きな喪失を新生の希望へと繋ぐ、感動の長篇!
  • チェーン・ディザスターズ
    3.9
    202X年7月。 長年危惧されていた南海トラフ地震が発生し、日本列島の太平洋側は壊滅状態に。 若き環境大臣・早乙女美来は、特に被害が大きかった愛知へ向かった。 名古屋では、地元IT企業「ネクスト・アース」がAI技術を駆使して開発した「エイド」によって、迅速な行方不明者の捜索と救助、避難所運営がおこなわれていた。 追い打ちをかけるように東京直下型地震が発生。 さらに、8月には過去最大級の大型台風が首都圏を襲う。 東京のビル群は崩れ落ち、閣僚の大半が亡くなり、緊急事態に対応するため美来が史上最年少で総理大臣に抜擢される。 しかし、絶望的な状況で、ついには富士山噴火の予兆が見え始め…… 初の女性総理・早乙女は、ネクスト・アースのCEO・利根崎に協力を仰ぎながら、日本最大の危機に立ち向かう。 崩壊に向かう日本を救うことが出来るのか――。 防災シミュレーション小説の第一人者の集大成。
  • チェーン・ピープル
    4.2
    名前も年齢も住所もまったく違うのに、言動や身ごなし、癖に奇妙な共通点がある。彼らは「チェーン・ピープル」と呼ばれ、定められた人格「平田昌三マニュアル」に則り、日々、平田昌三的であることを目指し、自らを律しながら暮らしているのだ。『となり町戦争』の著者が描く、いまこの世界にある6つの危機の物語。
  • 智恵子飛ぶ
    3.8
    『智恵子抄』に描かれない智恵子像――天才芸術家である高村光太郎の陰で、その秘められた才能を花咲かすことの出来なかった妻・智恵子。天真爛漫な少女時代、平塚らいてう等と親交を深める青春時代、光太郎との運命の出逢い、そして結婚、発病……。一心に生きた智恵子の愛と悲しみを余すことなく描いた、芸術選奨文部大臣賞受賞の傑作長編。
  • 智恵子の半生
    -
    1巻110円 (税込)
    詩人、歌人、彫刻家、画家である高村光太郎の妻の智恵子の半生。智恵子は28歳で結婚するが、生来の病弱でもあり、実家の破産などから総合失調症を患う。病状は悪化し終には結核で52歳で死去。智恵子抄は妻を恋うる詩が多く、二身一体の愛と生命の賛美、生涯の愛の記録である。本作品は「智恵子の半生」「九十九里浜の初夏」「智恵子の紙絵」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • チエちゃんと私
    3.9
    イタリア雑貨の買い付けをしながら一人暮らしをしていた私の家に、七歳下の従妹チエちゃんがやって来た。率直で嘘のないチエちゃんとの少し変わった同居生活は、ずっと続くかに思われたが…。家族、仕事、恋、お金、欲望。現代を生きる人々にとって大切なテーマがちりばめられた、人生のほんとうの輝きを知るための静謐な物語。
  • 千恵ねえちゃん
    3.0
    1巻1,496円 (税込)
    突然の事故で両親を失った夏のはじめ。おじいちゃんとおばあちゃん、昭二兄ちゃんと千恵ねえちゃんに囲まれたヒロと由美の新しい生活が始まった。交通事故で両親を亡くしたヒロと由美は、親戚の千恵ねえちゃん家族と一緒に暮らすことになった。でこぼこの坂道を上るような暮らしや大切な人との出会いが、兄弟の心の傷をゆっくりと癒していく。しかしヒロは、あることをきっかけに千恵ねえちゃんが無理をしているのではないかと感じてしまい…。

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  • 誓いて我に告げよ
    -
    昭和30年5月12日深夜、静岡県三島市の丸正運送店内で女主人が何者かに絞殺された。同30日、市内のトラック運転手2名と助手1名が逮捕され、内2名は、無期懲役と懲役15年の判決を受けた。その日から、2人の運命は暗転する。無実を訴えつづけながら、模範囚として獄中に耐えた20年。その間、著名な2弁護士による真犯人の“告発”と後援会の活動もむなしく、控訴・棄却、上告・棄却を繰返した。刑期満了と病気加療のため仮釈放の身となった今も、2人の魂は強く真実を訴えかけている。本書は、現実に起り、社会の大きな関心を集めた「丸正事件」を取材し、虚構化した問題の長編小説である。汚名を被せられた2人の人物の過去と現在をたどり、その内面の葛藤と痛切な心情を伝える。直木賞作家・佐木隆三が、真摯な情熱をもって取組んだ、深い感動を誘わずにはいない作品であり、受賞作『復讐するは我にあり』以来の力作である。
  • 誓いの簪
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    大藪春彦新人賞受賞作家が綴る、 心揺さぶる感涙の時代小説。 天涯孤独の少女が本当の愛に触れたとき、 ひとり心に誓ったのは――。 命を狙われ、西国から遠く江戸まで逃れてきた少女のおりんは、 錺職人を目指しているお園の住む長屋で暮らし始める。 根っからの世話焼きで、おりんのことを家族のように大切にしてくれるお園。 束の間の幸せに浸るおりんだが、何者かがお園に矢を放ったことでその暮らしは一変してしまう。 もう二度と、自分のせいで人が死ぬところを見たくない。 今度こそ大切な人を守ると心に決めたおりんは、 長屋の隣人である武士の佐伯とともにお園の周囲に目を光らせる。 西国から追っ手が迫っていることも知らずに――。
  • 近いはずの人
    3.5
    2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の著者が贈る、死に別れた妻の本当の姿を探す物語。 突然、交通事故で妻が死んだ。 わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込みはじめる俊英。 しかし、ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。 <19時前に着けると思います。待っててね、エミリン> <エミリンは待ってます。お茶でも飲んで待ってます> “8”とは誰か? 妻とはどういう関係だったのだろうか。 妻の姉や友人に会い、彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ――。 残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。 313ページのたったひと言に、あなたはきっと涙する。
  • 血…薫
    -
    1巻275円 (税込)
    中山薫は美術大学に通いながら、日常にモヤモヤしていた。 母のさゆみと死別した父との馴れ初めは、聞いた話が本当のようには思えない。 卒業してからの将来に不安を覚え、友人の柚菜と冴えない日々を送っていた。 柚菜からアルバイトを紹介され、画廊のオーナー佐川守と知り合う。 佐川はたびたび薫を夕食に誘い、フランス遊学の楽しかった思い出を語った。 次第に薫は佐川に惹かれていった。 絵のモデルを務めた時、薫は画家の小竹に襲われる。薫は何とか逃げ出すが、そのことで佐川を疑って八つ当たりする。 感情的になった薫は好きという気持ちを佐川にぶつけ、二人は結ばれる。 佐川の子を身ごもった薫は大阪の真下直美の元に身を寄せる。 やがて子供を出産した後、養子に出した。 出版社で編集をしているさゆみのベストセラーのお祝いに二人が料亭で飲んでいると佐川と遭遇する。 酔ったさゆみは昔、佐川と自分が付き合っていたこと。結婚直前まで行ったこと、そして薫の本当の父親が守であることを打ち明ける。 薫は自分の出産を隠したまま、逃げるようにフランスに画家修行に行く。 フランスで貧乏に打ちのめされて帰ってきた薫は、真下の喫茶店を手伝いながら居候する。 そこに新人アルバイトとして幸子と名乗る少女が来る。 薫は名前と生年月日から我が子と疑い、その証拠を探す。 だが、ふらりと現れた佐川の息子雄太と幸子の仲が深まるのを恐れた薫は、幸子を喫茶店から追い出し、雄太を連れて誰も来ない場所に移り住む。 そこに、すっかり年老いた佐川が現れる。 ◆ さら・シリウス:あらすじ ◆ 春日 寛:文章
  • 近くて遠い嘘つきなキミへ-電子恋愛-
    3.3
    1巻704円 (税込)
    仕事は生活費を稼ぐため、女子力0で彼氏もいない。そんな天宮優奏(25)には、同じ名前の知り合いが2人いる。それは、職場の上司で大嫌いな宇津保と、オリジナル小説サイトの管理人で大好きなうつぼさん。ある日、仕事中に理不尽なことで叱られた優奏を慰めるため、初めてうつぼさんが会ってくれることに。それを知った宇津保とは大喧嘩してしまうけれど、リアルうつぼさんは超イケメンで……!? 巧妙に仕掛けられた罠にはご注意を。一途なラブストーリー!
  • 地下芸人
    3.0
    中学校からの友人であるオダと広瀬がお笑いコンビ・お騒がせグラビティーを結成して早十年。未だ一向に売れる気配がなく、周囲の芸人も次々と引退していく中、何が面白いのかもわからなくなったオダは、広瀬からコンビ解散を告げられてしまう。解散まであと一か月。オダが最後にすることは……? 元芸人の著者がひたすらに笑いを追求する者たちを描いたデビュー作。ジャンプ小説新人賞受賞。尊敬するお笑い芸人・カズレーザー氏との対談も収録。
  • 地下室の姉の七日間
    値引きあり
    3.0
    謎の男“マル鬼”の誘いをきっかけに、大学生の秀人は、誘拐してきた女をM奴隷に調教する喜びを覚える。ある日秀人の姉・亮子が獲物に。「見ないで…、許して」という亮子の願いも虚しく、男を知らない純潔な秘唇が左右に広げられる。「待ってなよ、姉さん。苦痛と屈辱の果ての快楽を教えてあげるから」。一週間で、清純だった姉が変貌する。
  • 地下水路の夜(新潮文庫)
    3.8
    銀座の地下を流れる水路で、絵本を読み聞かせる美女に出会った少年の日。あれは全部、夢だったのか? 本を人生の友とする男の芳しき幻想譚(「地下水路の夜」)。死んだ少女に捧げる奇妙な言辞。そのリフレインが巻き起こす摩訶不思議な出来事とは(「朗読者」)。源氏物語、ギリシャ神話、夢十夜。短編の名手が古今東西の名作と共に、あなたを不思議な世界へと誘う。全ての本好き(ブッキッシュ)に贈る12の物語。
  • 近づく果実 ~円い町と青い町~
    -
    1巻1,100円 (税込)
    健常者も障がい者も一人残らず、誰もが共生できる自由で幸福な町の物語。 営業の仕事がうまくいかず精神科の門を叩いた晴美。ある日父から、精神障がい者を「善常者」と呼び、健常者と区別なく暮らしている「円い町」へ行くことを勧められる。だが、町に住むためには4つの条件をクリアする必要があった......。 誰もが平等に暮らす町民を目指し、悩みながらも明るく前向きに生きる晴美を、リアルな筆致で生き生きと描いた「円い町」。 精神障がい者への偏見と差別が存在する未熟な現代社会をえぐり、精神障がいとともに生きてきた著者の自伝的小説「青い町」。 共生・共存社会「円い町」を求める強いメッセージを込めて、精神障がい者の心と現代社会の課題を当事者側から繊細に描いた意欲作。 【目次】 本編『円い町』 付録『青い町』 【著者紹介】 鈴木寂静(すずきせきせい) 1950年、愛媛県新居浜市生まれ。 1970年、聖カタリナ女子短大初等教育専攻卒業。 1970年、東京都の公立小学校教諭となる。 1985年、小学校教諭を退職。 同年、毎日郷土提言感想文部門優秀賞。 1988年、八王子市立図書館で『自分展—絵や文を通しての自己表現』を催し、読売新聞たまタウンの欄に紹介される。 その後、婦人センターにて「ずいひつ」講座を受講。 1990年、新居浜市に帰郷。同時に作家、五代祐子に師事。 同人誌『はぴねす』同人となる。 2000年、『夏の一泊研修』(随筆)で第11回愛媛文芸誌協会県知事賞。 『内海文学』同人となる。 2010年、『明日へ』(小説)で第21回愛媛文学誌協会県知事賞。 2013年、『揺れる交差点』(小説)で日本図書館協会選定図書に認定。 2019年、『円い町』文学賞を三人で創設。 第一回めはテーマ『絆』で募集。(全国公募) 2021年、第一回『円い町』文学賞入選作品集を三人で刊行。 第二回『円い町』文学賞を四人でテーマ『コミュニケーション』で募集。(締め切り2022年8月31日消印有効) 著書に随筆『生きるということ』(彩図社)、詩集『一滴』(彩図社)、小説『屈折した翼』(電子書籍もある。東洋出版)、小説『明日へ』小説『揺れる交差点』(鶴書院)、エッセイ『自分人生を謳歌すれば人生愉しくなる』、小説『私は大人の貌(かお)を見せた子供』、エッセイ『躍動高齢者を生きる』、小説『半円い町』(鶴書院)。

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  • 地下鉄の友
    3.5
    1~3巻660円 (税込)
    満員電車で通勤・通学の皆さん、本当にご苦労さまです。地下鉄やJRに乗って観察・情報収集につとめた結果の100コラム。ある日のあなたのことがかいてあったらごめんなさい!
  • 地下の鳩
    3.5
    暗い目をしたキャバレーの客引きと、夜の街に流れついた素人臭いチーママ。情けなくも愛おしい二人の姿を描いた平成版「夫婦善哉」。 大阪最大の繁華街、ミナミのキャバレーで働く「吉田」は、素人臭さの残るスナックのチーママ「みさを」に出会い、惹かれていく(「地下の鳩」)。 オカマバーを営む「ミミィ」はミナミの人々に慕われている。そのミミィがある夜、客に殴り掛かる(「タイムカプセル」)。 賑やかな大阪を描いて人気の著者が、街の「夜の顔」に挑んだ異色作。 ※この電子書籍は2014年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 近松よろず始末処
    4.0
    時は元禄、大坂は道頓堀の竹本座。人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、彼の裏稼業「近松万始末処」に引っ張り込まれる。「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われるまま、失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、さまざまな事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が――。正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習い少女ら始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。
  • ちかみち
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 うだつの上がらない平凡なサラリーマンの主人公。深夜の帰り道に彼が出会った不思議な少女はなんと……! 2009年制作。
  • ちがうもん
    3.0
    自分の気持ちがうまく言えない。もどかしい、くやしい。そんなことが、こどものとき、ありませんでしたか? これは、あなたの物語です。 1960年代、まだダサかった日本。関西の田舎町。3歳の少女はなぜ「特急こだま」の玩具を買ってもらったのか。4歳の少女はオバサンが何をしているのを見たのか。6歳の少女は夏休みにどんな初体験をしたのか……。こどもだったからこそ鮮明に焼きついた記憶。大人のためのリアルな童話とも言うべき短編集。
  • 地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。
    -
    1巻836円 (税込)
    人間とアリの本質的な違いとは何か? 地球の水はどうなってしまうのか? 中古車にはなぜ風船が飾られてるのか?椎名誠が世界をめぐりながら考えた地球のこと未来のこと旅のこと。
  • 地球先生
    -
    愛と勇気と希望が生まれる青春小説。 《駅のトイレなどに比べると、ファミレスは清潔だし早朝は人も少ない。ぼくは時間をかけて顔を洗い、ていねいに歯を磨くと、安物の電気シェーバーでひげを軽くあたった。  身なりはできるだけ気を使うようにしている。ねぐらを失くしてからも、なんとか仕事を見つけてしのいでいけるのは、こういう当たり前の感覚を喪っていないからだ。その一線を越えると、ホームレスと同じになってしまう。  いや堕ちたっていいのだ、と囁く自分もどこかにいる。生きがいも目標も、とうに失くしていたからだ。》ーー本文より  母の死と派遣切りをきっかけに家を失い、日雇い労働で生活をつなぎながらカプセルホテルに寝泊まりするケンジ。そんな中で、社会起業家を目指す台湾の女子大生メイランと、街角のゴミを集め環境問題を研究するオッサン「地球先生」と出会う。それをきっかけに、ケンジは後ろ向きに生きて来た自分を思い直し、人生を立て直していくことを誓う。  ところがある日、台湾に帰ったメイランから、SOSのメールが届いた…。  人はどんなに辛い状況に陥っても、必ず再生できる。そんな勇気と希望が生まれる、心温まる青春小説。
  • 地球喪失
    -
    生物化学研究所の若き学究・宮原は、街の暗がりで焦っていた。手に持つスーツケースには、たとえようもない邪悪なものの幼生が収まっていたから。追っ手をかわし、早くこれを処分しなければ、人類に明日という日はなくなる。しかし、それはあまりに巨大な力へのはかない抵抗にすぎなかった……。映画「ゴジラ」の原案を担い、怪獣という存在を生み落とした怪奇小説家が、遊星から来た圧倒的な恐怖にあらがう人々を、ミステリータッチで描き出す。
  • 地球にちりばめられて
    4.1
    「国」や「言語」の境界が危うくなった現代を照射する、新たな代表作! 留学中に故郷の島国が消滅してしまった女性Hirukoは、ヨーロッパ大陸で生き抜くため、独自の言語〈パンスカ〉をつくり出した。Hirukoはテレビ番組に出演したことがきっかけで、言語学を研究する青年クヌートと出会う。彼女はクヌートと共に、この世界のどこかにいるはずの、自分と同じ母語を話す者を捜す旅に出る――。 誰もが移民になりえる時代に、言語を手がかりに人と出会い、言葉のきらめきを発見していく彼女たちの越境譚。 「国はもういい。個人が大事。そこをいともたやすく、悲壮感など皆無のままに書かれたのがこの小説とも言える」 ――池澤夏樹氏(文庫解説より)
  • 千切る月
    -
    1巻550円 (税込)
    夏休みのあいだ、伯父の家で暮らしている隼一は、慣れない土地に馴染めない。暗闇がにがてな少年・隼一は、深夜の線路道で、太陽がにがてな少年・初に出会う――。太陽とプールの水飛沫が輝く昼間と、深夜の線路道での初との遊び。光とも闇ともつかない、十才の少年の心のゆらぎをみずみずしく描く、純文学中編小説。(同時収録『アロエを折って』)
  • ちぎれた夜の奥底で(新潮文庫)
    4.0
    1巻605円 (税込)
    業績悪化に苦しむ損保代理店課長の田口(42)は、法人契約をまとめた部下の千咲(32)と寝てしまう。彼女には社内結婚した年下の夫がいた。危ういダブル不倫は爛れてゆく。深夜のオフィスや屋上での交接、ウリセンボーイとの乱交。その度に千咲の知的な美貌は羞恥に歪んだ。刹那の快楽こそが救いだった。だが快感に溺れ切った田口の心は、やがてちぎれていく……。官能ノワール長編。
  • 竹林精舎
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    福島在住の芥川賞受賞の僧侶作家が7年かけて取り組んだ長篇小説。両親を震災で失った秋内圭は出家し、学生時代の仲間と再会しとまどいながら、故郷の竹林寺での暮らしをはじめる。フクシマに何が生まれたのか? 現代に生きる気弱なブッダの弟子たちの恋と煩悩を描く力作。
  • 竹林の七探偵
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    中国、三国時代末期。「疑」の国に、欲にまみれた俗世間に背を向けて竹林に集い、酒を酌み交わしながら清談に耽る詩人、音楽家、学者、高級官僚などなど七人の男たちがいた。飄々と風雅に語り合う彼らの話題は、ときに持ち寄った謎の話「疑案」に及ぶ。怪異な謎、不可能な謎、不思議な謎等々に、彼らは博識優秀な頭脳を絞って挑むが、一刀両断、明晰に解いてみせるのは、意外な紅一点だった――。
  • 血腐れ(新潮文庫)
    3.6
    1巻693円 (税込)
    亡き夫に唇を触れられたと語り出した義妹(「魂疫」)。縁切り神社で行われる“儀式”(表題作)。忌まわしき伝承を持つ鐘が鳴るとき(「声失せ」)。原因不明の熱に苦しむ息子に付き添う私に近づいてきた女(「影祓え」)。身近な者の災難や死が切り裂いた日常。煉獄の扉を開くのは、無念を抱く冷たい死者か、あなたの傍らで熱を放つ家族か。禁忌を踏みこえた先に見える真相。戦慄のホラー・ミステリー短編集。(解説・杉江松恋)
  • ちぐはぐなディナー
    3.5
    人生の曲がり角は、真夏のパリの晩餐にあった。 ジゼル・アリミ賞を受賞した「反逆へ向かう女性たちを描く、一触即発の密室劇」 8月の暑い夜。パリのラスパイユ大通りにある高級アパルトマンを1組の夫婦が訪れた。エティエンヌが旧友のレミと、レミの妻のジョアルを招いたのだ。エティエンヌの妻のクローディアを交えて、4人でディナーを囲む。弁護士で自信に満ちたエティエンヌ。運動療法士で内気なクローディア。経済学の教師で社交的なレミ。IT業界で成功を収める思慮深いジョアル。それぞれの胸に秘めた思いを抱えながら、ディナーは進行していくがーー。 踏み出してみれば、なんてことのない一歩だった。
  • ちぐはぐな僕の一等星
    -
    190cmを超える長身、低めの声、それに似あわないほどの童顔。高校1年生の葛城和斗の特徴だ。 外見と声のちぐはぐさから、子役時代の事務所で居場所を失くしてしまった和斗は、事務所を移籍してバーチャルライバー「オズワルド」としてデビューを果たす。 金髪で鼻筋が通っていて端正な顔立ちのオズワルドの外見は和斗の声にぴったりで、同期デビューのダンスが上手なバンズ、とんでもない美声を持つヴェールとの3人組ユニット〈一等星旅団〉として徐々に人気を獲得していく。 しかし、バーチャルライバー「オズワルド」として生きながらも、和斗は未だにちぐはぐな自分自身への葛藤を抱えていた。 そんなある日、クラスメイトの二条史恩にオズワルドの動画を見られたうえに、「……この人、葛城くんだろ?」と気づかれてしまう。 御曹司でバレエダンサーとしても活躍するキラキラと輝く一等星のような二条との出会いが、和斗の人生を大きく動かしていきーー。 魔法のiらんど第3回恋愛創作コンテストBL・ブロマンス部門賞受賞作!
  • チグリジアの雨
    4.1
    私を助けて――。生と死の選択は誰が決めるのか!?蔑まれた者だけが知る深淵。声なき声は届くのか!?――。命の重さの重要性を問いかけ、連鎖する“いじめ問題〟に一石を投じる、青春ミステリ小説。東京の進学校に通っていた、高校一年の成瀬航基は、母の再婚をきっかけに、ある田舎町に引っ越すことになった。転入して間もない学校生活は順調に進んでいたが、そんな状況が一変し、突然いじめのターゲットになってしまう。いじめは次第にエスカレートしていき、航基は身も心も耐えられなくなっていく。不条理な目に遭うたびに心は削られ、誰にも相談できずに、我慢の限界を迎えた航基が出した結論は「死」。地元で『ゴーストリバー』と呼ばれる河を自殺の場所に選ぶが、その河でほとんど学校にも登校せず、真面目に授業も受けない、クラスメイトの月島咲真と出会う。そんな咲真が航基に対し、「報復ゲームに参加しないか」という衝撃的な一言を放つ――。
  • 治験島
    3.3
    1巻2,145円 (税込)
    〈一日1錠、採血8回。13日間、三食保証いたします。……ただし、決して誰も信じないでください。〉世界が注目する新薬治験の現場で、得体の知れない事件の数々が被験者たちを襲う! 治験が終わるまで島から出ることは許されない。狙われているのは被験者か病院か、それともこの島か――。徹底的に公正さを追及した隔離環境で、いかに犯行が起こったのか。治験という“密事”を舞台に描く、ノンストップ・ミステリー!
  • 地先
    4.0
    日本経済新聞2019年8月15日夕刊で、通常、時代小説の書評を担当されている縄田一男氏が例外的に『地先』を取り上げた。 「今回は破格の一巻として、乙川優三郎の現代もの短編集『地先』を扱う。 表題作の”地先”とはその土地から先へつながっている場所という意味の言葉。 巻頭の「海の縁」と巻末にすえられた表題作は対で、御宿の海岸を舞台に、人生の後半にさしかかった主人公がいま一歩踏み出そうとする姿を描いている。 前者は谷内六郎の生涯を己に投影し、後者は風来坊の画家が海女を思わせる民宿の娘と出会うことでそれは成される。 ……希望や諦観を瑞々しい筆致で描く8つの物語……そこからさざ波のようにわきあがってくるのは真の小説と出会った感動にほかならない」と絶賛。 ブック・ジャーナリスト内田剛氏は「なんと熟成された物語なのだろう…。人生の艱難辛苦を味わい尽くした究極の大人の文学だ!」と絶賛。 圧倒的な筆力で、数々の賞を総なめにしてきた乙川優三郎が到達した地平!  「悲しみ、苦しみのないものを書こうと思わない」という意図のもと、楽しいだけの話ではなく、「苦しみの末のハッピーエンドを予感させる物語」を描く。 *恋人と一緒の南国のリゾート。遊覧飛行の事故で、恋人のみが死亡。 傷ついて故郷の海辺の町に帰ってきた女。 自由な恋と仕事に人生を過ごした女が、海辺の町で、地に足着けて自分の夢を実現しようとする男と再会。ささやかな生きる希望が生まれる。…(「すてきな要素」) *絵描きになる夢をあきらめ、平凡な主婦生活を送っていた幸代。娘の作品が美術展に入賞したため、上野に連れ立って出かけた。 そこで、青春時代、芸術家としての才能を信じ、尽くしていた男が、街頭で絵を売っている姿をみる。 動揺する幸代が帰宅して描いたのは…。(「言葉さえ知っていたら」) 御宿を舞台に描く『海の縁』『地先』など珠玉の8篇!
  • 痴者の食卓
    3.6
    1巻1,144円 (税込)
    なぜ、カッとなると後先のことを考えず、女であろうが容赦せず、思うさまに怒りを爆発させてしまうのか──。同棲する恋人への暴言、暴行、燃えたぎる憤怒が鎮火した後の激しい後悔と罪悪感をも描く五篇。二度は戻れなかった生育地への、長年心の奥底に引っかかっていた残影を描く一篇。平成の無頼派真骨頂の最新私小説集。
  • 致死量の友だち
    3.4
    1巻1,870円 (税込)
    一緒にあいつらに復讐しましょう。 凄惨な虐め、離散同様の家族――「死」を覚悟したとき、傍らでささやく美しいクラスメイト。 彼女は毒を隠し持つ麗しい女王蜂だった。 「別に、生きていて欲しい人なんていない……」 学校で苛烈な虐めをうける宇打ひじり。死をも考え始めてしまうような状態の中、美しいクラスメイトの夕実から一緒に復讐しようと誘われる。夕実も校内で悍ましい仕打ちをうけていたのだ。夕実に誘われるまま、毒を使って仕返しを考えるようになったひじりは、彼女から毒の知識を得ていくが、美しい彼女へ憧れや恋に似た依存を強めていく。そんな中、ひじりが絶望に打ちひしがれる事態が起こり、思わぬ事件に発展してしまう。その悲劇の裏にひそむ悪意にひじりは動揺しながらも、クライメイトとともに事件を探るようになるが、ついには学園中を巻き込んだ大きな惨劇が発生してしまう。 ――その裏には驚きの事実が待ち受けていた。 「そう、なら皆殺しでいいのね」
  • 痴情小説
    3.0
    岡山弁で「いじる」は「いらう」、「舐める」は「ねぶる」――。洗面台に手を突かせると、背後から真っすぐ硬くなっているものを尻の割れ目に押しつけてきた。男は女の耳たぶを噛みながら囁く。「結婚しちゃる。じゃけん、もう一人の男とは別れるんじゃで」――男は執拗にいらい、女は必死にねぶる……そこに恐怖を潜ませながら。官能と恐怖。ふたつが混ざり合ったときそこには究極のエロスの世界が開かれる。著者だけが探り当てたエロスの最奥13編。

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  • 地上生活者 第1部 北方からきた愚者
    -
    1~6巻2,607~3,762円 (税込)
    日本の植民地時代、樺太・真岡町まで流転していった一朝鮮人家族。愚哲は国民学校5年生のときに皇国少年として日本の敗戦を迎えるが、ソ連の侵攻後、一家はユダヤ人の協力を得て辛くもサハリンを脱出する。一族離散のこの体験と歴史の非情は、愚哲少年にはかり知れぬ罪意識を植えつける。在日朝鮮人としての自己形成がうまくいかぬこの未成年者と朝鮮戦争の勃発。戦後日本の、欺瞞と忘却の中で生きる愚哲の希望とは何か。
  • 地上に輝く星たち
    -
    1巻1,567円 (税込)
    焦る必要はない、ただ目の前の自分を全力で生きればいい 「中学に行っても、ずっとこの関係性が続くと思っていた」 変化する友情と、大人の階段を上ることへの期待と不安。 感受性豊かな思春期を過ごす青年たちの葛藤を、繊細に描いた青春小説。 みんなの人気者・晃、真面目で勉強が得意な健斗、気が利き調和的な悟。 異なる性格を持つ仲良し三人組は、幼馴染でいつも一緒に行動していた。 しかし、入塾や中学進学を機に、彼らの間には少しずつ距離が生まれてしまう。 それぞれが劣等感や嫉妬、自己への存在意義に対する疑問を抱きながらも、 彼らは心の成長を通じて、友情の大切さを再発見していく――。

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  • 地上のオディティ Oddity on the ground
    -
    1巻1,540円 (税込)
    父の不在、学校でのいじめ、そして家族の沈黙――。地方都市で思春期を迎えた少年は、心の拠り所を失いながらも、妹との関係や再会したかつての少女との日々を通して、かすかな光を見出していく。現実の厳しさと記憶の優しさが交錯する中、何気ない風景や小さな営みに救いが宿る。喪失と再生の間にたゆたうように描かれる、静かで熱い青春の記録。切実な孤独を見つめる眼差しが、読む者の胸に深く残る長編小説。
  • 痴人の愛
    -
    1巻880円 (税込)
    平凡な小娘のナオミは、譲治に引き取られて育てられて行くうちに思いがけなかった肉体の美しさを増してゆき、手におえない淫婦に成長する。譲治は自分ではどうすることもできないほどナオミの魅力のとりこになり生活も荒廃してゆく。妖婦の一タイプを創造した話題作であり、作者の悪魔主義的傾向の一つの頂点をなした作品。
  • 痴人の愛
    -
    1巻220円 (税込)
    河合譲治は君子と呼ばれるほど真面目な男だが、カフェーの女給をしていた15歳のナオミを見初める。自分の家にひきとって育て、やがて結婚するが、ナオミは次第に奔放な性格を現わすようになる。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた谷崎潤一郎の代表作。成長するにしたがい次第にナオミは本性を現わし、金使いは荒く、奔放な性格で何人もの男と淫乱に付き合うようになる。しかし最後に男はナオミに屈服し、実家の財産を処分し奴隷のようになってしまう。何度も映画化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 痴人の愛
    4.1
    きまじめなサラリーマンの河合譲治は、カフェでみそめて育てあげた美少女ナオミを妻にした。河合が独占していたナオミの周辺に、いつしか不良学生たちが群がる。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの肉体に河合は悩まされ、ついには愛欲地獄の底へと落ちていく。性の倫理も恥じらいもない大胆な小悪魔が、生きるために身につけた超ショッキングなエロチシズムの世界。

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  • 痴人の愛 アニメカバー版
    値引きあり
    4.0
    ≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!≫ 日本人離れした家出娘ナオミに惚れ込んだ譲治。 自分の手で一流の女にすべく同居させ、妻にするが、ナオミは男たちを誘惑し、堕落してゆく。 ナオミの魔性から逃れられない譲治の、狂おしい愛の記録。 <シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?> 中島 敦、太宰治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。 舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!
  • 地図男
    値引きあり
    3.6
    仕事で移動中の〈俺〉は、大判の関東地域地図帖を脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書きこまれていた。千葉県北部を旅する天才幼児、東京23区の区章をめぐる闘い、奥多摩で運命に翻弄される少年少女の軌跡――数々の物語に没入した〈俺〉は、それらに秘められた謎の真相に迫っていく。『宝島』で第160回直木賞を受けた俊英の、才気あふれるデビュー作。
  • 地図―初期作品集―(新潮文庫)
    4.0
    1巻649円 (税込)
    石垣島制圧に沸く琉球国を、祝賀のため訪れた蘭人たち。彼らが献上した軸物を見るや国王はたちまち顔面蒼白になった……。表題作「地図」をはじめ、「怪談」「花火」など同人誌等掲載の初期作品を通して、中学生津島修治から作家太宰治誕生までのドラマを読む特別篇。後年、太宰の筆と確認された「断崖の錯覚」や、文庫初収録の「貨幣」「律子と貞子」など文豪への出発点を刻印する作品群。(解説・曾根博義)
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII
    4.0
    誰一人として、勝利くんを罰しようとしなかった。その結果、彼はあそこまで追い詰められたんです――中沢の言葉を反芻しながら、風見鶏のマスターは、自分がかれんの兄であることを花村家に告げに行く。由里子さん、若菜ちゃんもそれぞれのつらい経験を乗り越えようと、一歩ずつ足を前に進める。あのとき以来、時間がとまったままの勝利だったが、急遽オーストラリアから帰国することになり……。
  • 地図を捨てた彼女たち
    4.0
    用意された地図を捨て、新しい世界への第一歩を踏みだす4人のヒロイン! 舞台は長野、ハワイ、湘南、ロス。進路や恋、仕事など人生最大のターニングポイントの先に待つのは成功か、失敗か? 幸せか、ほろ苦さか……。それぞれの迷いや不安と闘いながら、勇気をもって自分らしい道を選び取っていく女性たちの輝きを描き出す。向かい風に負けずに前を向いて人生を進んでいく全ての人にエールを送る極上の青春小説集!
  • 地棲魚(ちせいぎょ)
    3.3
    1巻1,650円 (税込)
    行方不明だった叔父・赤石を訪ねた日、自動車内でムカデに襲われ死にかけた片桐が戻ると、自宅が放火され、留守番をしていた友人・貫井の妻と娘が惨殺されていた――。さらに恐るべき『敵』は奇怪な力で大量の死者を出しながら、片桐を狙う。彼に逆転の方法はあるのか!? 第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した著者が満を持して放つ伝奇ホラー・サスペンス力作長編。
  • 血太郎孤独雲
    -
    将軍家献上宇治の御茶壺行列にやくざの群が斬り込んだ! 虹壺をねらい黒八、闇兵衛の伊賀者が、盗っ人が躍り、浪人者、莫連女、妖尼が躍る……。公家、茶壺、刺青、やくざを結ぶ因縁とは? 「和麿さま」と瓜二つ、男っぷりの無宿者、血太郎の忍法「流れ雲」が冴える――破天荒! 奇妙な人物が織りなす忍法復讐譚。
  • 父親
    3.8
    不倫の恋におちた娘と、娘の恋愛により深く傷つく「父親」という孤独で哀れな存在を、切々と描きつくす恋愛大作。スタイリストの仕事に打込む純子は、妻子ある青年実業家の強引な情熱に動かされ、道ならぬ恋におちた。新製品開発競争で苦境に立つ化粧品会社重役の父・菊次の、複雑な思いを絡めて描く傑作長編。
  • 父親 上
    3.0
    1~2巻440円 (税込)
    石井菊次は56歳。化粧品会社の宣伝と商品開発の担当部長。妻と二人の子供がいる。だが、平穏無事な生活とはこんなに脆いものなのか。スタイリストの仕事に生きがいを持つ娘の純子が、妻子と別居中の青年実業家・宗と道ならぬ恋におちた。娘の平凡な結婚を願う菊次は、宗の妻が初恋の人の娘であることを知り、複雑な思いに悩む。話題作の上巻。
  • 父親が息子に伝える17の大切なこと
    3.7
    1巻847円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 家族小説に定評のある著者が、父と息子の会話形式でやさしく説く、子どもに伝えたい“人生の当たり前のこと”。「命と向き合う」「ほとんどの人は見かけによる」「不安を力に変える」など、基本ゆえに教えるのが難しい事柄を、カラーイラスト入りで親しみやすく取り上げる。
  • 父親のカタチ
    -
    1巻385円 (税込)
    ■あらすじ どこにでもいる一家を支える父。思い描いた父親像とは違うけれど、それも家族の幸せのためと懸命に仕事に打ち込んでいた。しかし、そんな忙しい毎日の中で息子の様子がおかしいことを妻から告げられる。毎夜うなされる息子の状態は一向に改善の兆しを見せない。父は、言い知れぬ不安を胸に、ある場所に赴く。にわかには信じ難い話に疑いを抱きながらも息子のために行動する父。それは、やがて紛れもない現実だと知ることになる。何かに苦しむ息子を父は決死の覚悟で救出に向かう。彼は、シュールな出来事の中で何を見付けることができたのか。
  • 父親を名乗るおっさん2人と私が暮らした3ヶ月について
    値引きあり
    5.0
    たった一人の家族だった母親を病気で亡くした高校二年生の新田由奈。  母の葬式の日、そんな彼女の前に突然、父親を名乗るおっさんが現れた。しかも2人も!?   金髪でチンピラ風の竜二と、眼鏡でエリート官僚風の秋生。「今さら父親なんて認めない!」と反発するが、一つ屋根の下で暮らすことになってしまい――。  不思議な共同生活が紡ぐ新しい家族のカタチ。その中で知った母の意外な一面と残された想い。  あたり前に近くにいる人が愛おしくなる、いびつでおかしな親子の物語。
  • 父が消えた
    3.0
    表題作は、父の遺骨を納めるべく売り出された墓地を見に行く青年の奇妙な一日をポップ・アート風に描いて注目を浴びた第84回芥川賞受賞作。他にカメラ狂のフェティシズムを考察する「星に触わる」、晴れた日に雨樋を買うことこそラディカルだと思う男を描く「自宅の蠢き」、銭湯の出前をとるという奇想天外な世界を描く「お湯の音」、友人から屋上をもらった男の日常生活を垣間見る「猫が近づく」。赤瀬川原平の別名を持つ著者の、初期の秀作五篇を収録した純文学短篇集。
  • 父が消えた日 前編
    -
    1~2巻275円 (税込)
    奈々枝との結婚式を控えた岡村赳夫の前に突然、十四年前に失踪した父親が現れる。女と駆け落ちをした父の突然の出現、そして、結婚式当日――。
  • 父がしたこと
    3.8
    目付の永井重彰は、父で小納戸頭取の元重から御藩主の病状を告げられる。居並ぶ漢方の藩医の面々を差し置いて、手術を依頼されたのは在村医の向坂清庵。向坂は麻沸湯による全身麻酔を使った華岡流外科の名医で、重彰にとっては、生後間もない息子・拡の命を救ってくれた恩人でもあった。御藩主の手術に万が一のことが起これば、向坂の立場は危うくなる。そこで、元重は執刀する医師の名前を伏せ、手術を秘密裡に行う計画を立てるが……。御藩主の手術をきっかけに、譜代筆頭・永井家の運命が大きく動き出す。
  • 父が残したメッセージ 7日間の人生レッスン
    NEW
    -
    1巻495円 (税込)
    大人になってから、どこまで変わることができるか  医者を30年もやってくれば、初対面である程度どういうタイプの人かわかるものだ。しかし、目の前にいる男性は、いままでに出会ったことのないタイプの人だった。「人は思い出を大切にしますよね。思い出ってなんでしょう。過去の経験? あるいは楽しかったことでしょうか。いや、それだけでは思い出にはならないのです」答えをなかなか言わない。自分で発見しろと言いたいのだろう……。  オヤジが亡くなり、ある日突然、知らない人から電話があった。それから始まる7日間。7つの場所へと新しい自分に出会う旅に導かれていった。魂を揺さぶる父と子の感動物語。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。
  • 父、断章
    3.5
    1巻1,408円 (税込)
    怒りに駆られ、私の胸ぐらをつかんだ父。旅先の宿で、ふと姿を消した母。混雑するプラットフォームで、私を探し続けた恋人――。訪れた土地や手に取った書物の中に息づく過去の断片が、作家自身の記憶を揺さぶるとき、もう二度と会うことのない人への思いが湧き上がる。自伝的要素の強い表題作ほか、全7篇を収める短篇集。
  • 父とガムと彼女
    -
    小学4年生のある日まで、忙しい母にかわって学校の送り迎えをし、自分の世話をしてくれた初子さん。脚本を書きあぐねていた父と、家計をささえていた母。母が実家に行ったきりになったときは、父と初子さんと私で数か月暮らしたこともあった。そしてある日を境にふいに消えてしまった。父が亡くなり、通夜ぶるまいの席で再会した初子さんは……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 父と暮せば
    4.4
    「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない――。「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
  • 乳と蜜の流れるところ
    完結
    -
    ■溺愛じゃない。けれど、純愛なのに心が溶けるほど濃厚で切ない物語■ 【純愛なのに、痛みがある。性愛なのに、救いがある。】 向き合えなかった男。向き合いたかった女。向き合いたい女。 過去と現在、そしてそれぞれの想いが深く交錯する 純愛と性愛が、ひとつに溶け合った大人の恋愛小説。 「時間をくれないか?」 二人の女性それぞれへの思いの狭間で揺れる男。 「待ってる」 今、隣にいる恋人。 「じゃあ、お先に」 過去に独占欲で傷つけた恋人。 抱え続けた痛みの先で彼が再び決めた「覚悟」とは――。 女性向け小説投稿サイトで、30代・40代の大人の女性読者から多くの支持を集めた話題作にして再生と希望の物語。 【作品について】 表紙:佐藤恵里沙(Erisa Sato) 日本写真芸術専門学校中退後、矢部六合市氏に師事。現在フリーランス。 ・哀しき熱帯 奈加あきらの? Tristes Tropiques: Akira Naka's Blue ・いろはのいろ 良い空気の研究 挿絵:純友良幸(Yoshiyuki Sumitomo) 漫画家・イラストレーター。漫画、小説の挿絵、イラスト技法書の作例、webゲーム、スマホアプリのイラスト等を制作。 【読者の声】 WEB公開当時、多くの女性読者から高い評価をいただきました。寄せられた感想の一部をご紹介します。 ・渡海の気持ちを込められない葛藤が繊細に描かれて、自分にも当てはまるし、目標への習得の参考になりました。中々何事もすんなり習得出来ないもんです。(40代・女性) ・SMという一見普通には公にしにくいことですが、お話全体を通してそれも1つの愛の形、愛情を示す手段でお互いを信頼・愛し合ってるんだなと思って心が温かくなりました。性癖に関わらず、自分をさらけ出すことってすごく怖くて勇気がいることで、私はなかなか出来ずにいますが、いつか全部見せられる人を見つけたい、そんな関係性を築いていきたいなと思います。(30代・女性) 【ご購入にあたって】 本作には、物語の展開上、重要な官能描写・ソフトSMおよび緊縛描写が含まれます。 【こんな方におすすめ】 ・「溺愛系」とは違う、人生の痛みと再生を感じる物語を求める方 ・胸が締め付けられるような切ない恋愛が読みたい方
  • 父と私の桜尾通り商店街
    3.5
    店を畳む決意をしたパン屋の父と私。引退後の計画も立てていたのに、最後の営業が予想外の評判を呼んでしまい――。日常から外れていく不穏とユーモア。今村ワールド全開の作品集!
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い
    4.2
    1巻1,562円 (税込)
    第67回群像新人文学賞受賞!新たな戦争の時代に現れた圧倒的才能!21歳の現役大学生、衝撃のデビュー作。 先祖の魂が還ってくる盆の中日、幼い少年と少女の前に、78年前に死んだ日本兵の亡霊が現れる――。時空を超えて紡がれる圧巻の「語り」が、歴史と現在を接続する! 島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。 ―― 島田雅彦 十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。 ―― 古川日出男 「読んだものを茫然とさせ、彼のいままでを氷づけにし、そのうえで、読むことをとおしてあたらしい魂を宿らせる、そんな小説でありたい……テクストでの魂込め(まぶいぐみ)とでも呼ぶべきところが、ぼくの目標です。」豊永浩平(受賞のことば) ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ!
  • 父のおともで文楽へ
    3.5
    父と私と文楽。共感度100%の家族小説。  母の3回忌の法要で、佐和子は実家を訪ねた。久しぶりに顔を合わせた父・敬一郎から文楽を観に行こうと誘われる。仕事が休みの土曜日、小学生の娘・梨々花は別れた夫・義彦との面会日で家にない。「面白いぞ」と敬一郎は言うが、半信半疑で国立劇場へ向かった。  演目は『心中天網島』だった。天満で紙屋を営む治兵衛が曾根崎新地の遊女と恋仲になり、妻子を捨てて心中するという筋書きだ。治兵衛は、妻のおさんへの未練も断ち切れず、遊女の小春との心中も踏ん切りがつかない。佐和子はまったく共感できなかった。そんな佐和子に、「また付き合え」と敬一郎は言った。  ニューヨーク州の弁護士資格も持ち、アメリカで仕事をする予定の義彦が、梨々花を連れていきたいと言い始めた。佐和子は梨々花を手放したくないが、契約社員としての収入は多くなく、夫からの養育費に頼る身だ。そんな中、敬一郎から検査入院をすると連絡が入る。  37歳でシングルマザー、派遣社員の佐和子には、精神的にも経済的にもゆとりは少ない。公私に亘って、課題が山積みだったが……。

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