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念願かなって海外旅行の添乗員になった遥。風光明媚なアイスランド、スロベニア、食べ物がおいしいパリ、北京…… 異国の地でツアー参加客の特別な瞬間に寄り添い、ひとり奮闘しながら旅を続ける。 そんな仕事の醍醐味を知り始めたころ、思わぬ事態が訪れて――。 ままならない人生の転機や旅立ちを誠実な筆致で描く、ウェルメイドな連作短編集。 解説/藤田香織
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Posted by ブクログ
だいぶ前に友人にお勧めされた一冊。軽やかな読み心地でありつつも、胸に刺さる部分もあり、ずっと本棚にさしておきたいと思った。 主人公・遥は、新人の旅行添乗員。海外の地でツアー客の安全を守るポジションなのに、派遣社員であるという事実に驚く。物語では一章ごとに現場をかさねていくのだが、ツアー客がなんという...続きを読むか、現代人の坩堝で遥の悩みに心底同情する。困った人にため息をつきつつも、その裏側も知ることで印象が変化することもあり。旅に出て「知らなかった側面を知る」というハッとする場面が、人間模様にも当てはまって、遥と一緒に成長していく気分にさせられるのだ。 この、「無知を知る」っていうこと、とても大事なのに現実ではなかなか難しい。だからこそ、柔らかく示してくれるこの作品が、胸にしみたんだろうなあ。 最終章は少し前の現実の大きな壁にぶち当たった遥を描いている。苦しい気持ちを共有しつつも、未来への明るさをはらませて着地する終わり方はとても清々しかった。 アイスランドにスロベニア……いつか行ってみたいなあ、いつになるかなあ。
わたしも海外旅行が大好きだから添乗員の仕事にとても憧れた でも好きなことを仕事にするということは、好きなことの中に痛みや後悔が降り積もるもなのだ。 好きなことを、好きなだけではいられないということなのだ。 という文章にてとても考えさせられた
主人公を応援しながら読みました。続編希望です。近藤史恵さんの小説は哀しく辛くなることもありますがとても温かいなとしみじみ感じます。 主人公が優しく、人として分別があり、人を思いやる心を持っているところが好き。それゆえに大変な思いもするけれど。図々しくいられたら楽かもしれないけど、そんな人にはなりたく...続きを読むないですよね(笑)。 好きなことを仕事にするのは難しいなと考えさせられます。 海外の描写も詳しく一緒に旅しているような気分。いろいろ勉強にもなりました。
新人添乗員の遥と一緒にアイスランドから沖縄まで五つの旅物語。ツアー中に起こる様々なトラブルやハプニングを通して成長する遥の姿に元気をもらえる。 ツアー客とのやりとりにもうならされた。望んだものがそのまま手に入ることなんて、ほぼほぼ無い。それでも、思いもよらぬギフトがあるから、旅も人生も面白い。 J&...続きを読む#039;ai envie de partir en escapade.
好きなことを仕事にすることは賛否両論あるが、並大抵でない覚悟が必要なのだと改めて感じた。 添乗員というと、旅行好きな人にとってはうってつけなようにも見えるが、厄介な客の対応に悩まされることもしばしば。。 そんな中でも覚悟を持って業務を全うすることがいかに難しいことか、、 物事を色んな観点から見る大切...続きを読むさも感じた。 また、アイスランドやスロベニアなど、海外旅行としてはメジャーではない国も取り上げられているため、ガイドブックを読んでるかのようなワクワク感もあって楽しかった。 いつか足を運んでみたい。
私は海外に行ったことがないので、読みながらとてもワクワクした。好きなことを仕事にするのはとても大変なことだと思う。好きだから仕事にしたのにその仕事のせいで嫌いになってしまうこともある。でも遥は嫌なことがあっても続けていてすごいなと思った。
audible42冊目。 わたしの実家は観光業を営んでいました。 平日や土日を問わず日本全国あちこちに行く仕事をしていれば、休日は家でのんびりしたいもの。 そんなわけで、わたしは子どもの頃から、家族でどこかに出かけたことも、ましてや旅行なんて行った記憶もありません。 が、親が買ってきてくれる全国の...続きを読むおいしい食べ物や、いろいろな地名が入ったお土産に触れていたので、主な観光名所には詳しく育った気がします。 自分で稼げるようになってから、旅はわたしの趣味になりました。 国内外を問わず、旅先で味わえる非日常感が大好きで、プランやルート決めを細かく考えるのが1番楽しいです。 主人公が添乗員として様々なお客様と向き合い、成長していく姿が描かれています。 あまり期待せずに読み始めましたが、予想以上に面白かったです。 添乗員の皆さん、尊敬します。 素敵な思い出づくり、快適な旅の創造に全力を尽くしてくださり、ありがとうございます。 そんな気持ちでいっぱいになりました。
旅が好きでツアー添乗員の契約社員として働くことになった遥。 初めてのツアーであるアイスランドの添乗中に、この世界に入るきっかけとなった憧れのツアー添乗員の宮城に遭遇します。そのことを伝えると宮城は、好きなことを仕事にした遥に対して、どこか嘲笑するような言葉をかけます。 本書は新米添乗員が各観光地で奮...続きを読む闘するお仕事小説です。 毎回トラブルの処理で心が疲弊していき、「好きなこと」を仕事にすることに痛みや後悔が伴うことを痛感する遥。参加者に楽しんでもらうことを一番に考えていたはずなのに、トラブルに遭遇せず早く終わることしか考えなくなっている自分に嫌気がさすーーそんな遙の心情描写に胸が苦しくなりました。 確かに好きなことを仕事にすることで、かえってつらくなってしまう場面もあると思います。それでも「好き」という気持ちが活力になってくれると信じたいです。遙がベテラン添乗員を装いつつ、美しい街並みや美味しい料理にに感動しているシーンから、そんな希望を感じます。 添乗員付きのツアーは割高ですが、外国という不安な土地で効率よく観光地が回れる安心感があります。特に旅行初心者には心強い存在だと改めて感じ。添乗員付きツアーへの興味が高まりました。本書にも登場したスロベニアや、アイスランドなどのちょっとマニアックな土地に旅行に行きたくなりました。
最終章少し尻すぼみだったけど、前半すごく楽しくて情景が目に浮かんで、名前を聞いたこともないそれらの街に旅に出たくなった。
この作品、大好きです! 海外を旅行した気分にもなれて、かつそれぞれの旅でのお話も面白かったです。 主人公は女性で、海外担当の新人添乗員さん。 私自身旅行が好きで今まで何度か海外に行きました。 添乗員さんにも何度もお世話になりましたが、添乗員さんの雇用形態や働き方事情を考えた事はなかったなぁ。 主人...続きを読む公には「ちょっと自意識過剰・ネガティヴすぎない?」とイライラする所がありましたが、 よく知らない土地(しかも海外)に複数人をまとめて案内するとなると、余裕がなくなって当たり前なのかも、と思い直しました。 しかも初めていく国を担当することもザラだなんて。 てっきり最初は他の添乗員に同行してその土地を予習してから担当するのかと思っていました。 行った事のない場所に人を案内して、トラブルが発生しないよう何日も過ごすなんて大変だなぁ。 また、主人公の年齢が自分と近く、悶々としている内容がなんとなく自分に重なるものもありました。30近くなるとなんだか色々と考えて少し心が敏感になりますよね。 本読んだりなど、リラックスしながら日々過ごしたいものです。
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近藤史恵
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