作品一覧

  • 旅立ちの季節
    3.5
    1巻1,463円 (税込)
    自分らしく生き、死ぬというのは、どういうこと? 64歳、元海上保安庁の「海の男」、やもめ暮らし。主人公・楠木が考えた、終活=人生の自分らしい終え方の準備とは。北海道・小樽とフィンランドのオーロラ観測施設の雄大な風景を舞台に、元芥川賞候補のスイス人作家が描く感動作。
  • 不法愛妻家
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    イタリア人のファブリは、大阪生まれの和泉と出会い、恋に落ち結婚する。せっかちでドライな和泉と、どことなく要領が悪く、ロマンチストなファブリ。「大阪人vsイタリア人」とも言える二人は、惹かれ合ったり反発し合ったりしながら、日々を送り、やがて子供も生れる。爆笑の中で、夫婦、家族、日本を問う、新鮮な、書き下ろし長編。

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  • 旅立ちの季節

    Posted by ブクログ

    元海上保安官の楠木健太は伯父だが,9歳の時両親を亡くした理沙は,健太をボースンと呼んで父のように暮らしきた.妻の百合子を亡くした健太は退職後やる気を失くしたが,終活に取り組み,「安心いきいきの会」で様々な活動を開始し,活力を取り戻す.旅行会社に勤めた理沙は仕事の関係でフィンランドの地でペッカと知り合い,オーロラ見学事業を始める.健太の想いは揺れ動くが,理沙のやっているオーロラ見学施設に行き,自然の素晴らしさに心を動かされ,自死を思いとどまる.外国人でここまで日本語で書けるのは凄いことだ.

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    2016年10月31日
  • 不法愛妻家

    Posted by ブクログ

    イタリア人の夫と大阪人の妻の出会いから結婚生活に至る物語。
    妻があまりにも独断的なのが気になり、結婚が成就するまでの前半は面白かったが、後半は疲れた。
    それはちょっと…と思う事しばしば。
    妻を愛するがゆえに我慢我慢の夫。妻の横暴は子供たちにも向けられ…物語と分かっていても興醒めした。

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    2024年12月17日
  • 旅立ちの季節

    Posted by ブクログ

    "終活"がテーマのお話です。

    妻に先立たれ、64歳で海上保安官の職を定年退職した楠木健太。
    仕事一筋で生きてきた後、余生を考えるにあたり"終活"を手掛かりとして、自分の今後を考えるための活動を始めます。

    "終活"について詳しく知ることができる一方、中盤の手続き的な話しがテキストを読んでいるようで少し退屈でした。

    ただ、この冗長な中盤があるからこそ、終盤の楠木の死生観についての葛藤がとてもリアルに感じながら読むことができました。

    主人公・楠木の人柄や、楠木の活動を誠実に支える姪の理沙、その婚約者のペッカなど、登場人物のコミュニケ

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    2017年01月01日

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