無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
弓道にはずっと憧れがあった。凛とした立ち姿、的を狙う真剣な横顔、かっこいい袴、、、もしも中学や高校に弓道部があれば、迷わず入部していただろう。4月から何か新しいことに挑戦してみたいと思ったとき、真っ先に候補に上がったのは弓道。とはいえ、全く何の経験も知識もないし、まずは雰囲気だけでも掴もうと思って手に取ったのがこの本だった。
そしてそれが大正解。弓道のことを全く知らない私でも稽古場や試合の風景ががありありと頭に浮かんできて、ますます弓道に興味が湧いた。弓道の精神論的な言葉も知ることができ、勉強にもなった。しかも読み方が難しい専門用語に読み仮名をふってくれているからありがたい。青春の爽やかなストーリーなのも心が晴れやかになった。
ただ、一個引っかかったところがあるので自分なりに考えてみた。誰の視点で語られているのか、ということについて。
最初は早弥の目線で語られているのかと思ったが、途中から第三者の視点から語られているようだと気づき、少し違和感を感じた。
読み直してみて思ったのは、完全な第三者目線で語られているのは、特に最後の試合の場面だということ。それ以外は基本的に早弥に焦点があたっているが、試合の時は他のメンバーにも平等にスポットライトがあたっている。
これは、弓道の試合のとき、早弥は集中して無の境地にいて、周りのことを一切シャットアウトしているため、筆者目線で語るしかないためだと思われる。弓道の競技の特色上、こうなってしまうのは致し方ないのかもしれないが、若干不自然な感じが気になった。
でも、弓道のことをたくさん知ることができたからそこに目をつぶって、星5つ!!
Posted by ブクログ
いいですねー、読後感さわやか~~~。
まはらさん、やっぱ好きです。
こーゆーなにかに夢中になれる時期にしっかり夢中になれた子は
幸せだよなーっとしみじみ思います。
なんとゆーか、ひとつことに真正面からがっつり組み合ってる。
そこで得るものってすっごく大きくて、殆ど人生の基本、くらいなんじゃないかな、と思う。
私は、それなりに頑張ったけど、どうもやらされ感が強かったからなあ。
まあ基本大変なことからは逃げるタイプなんで、
そこそこまではいっても、それ以上の結果がでなかったな、そーいえば。
んで、そこを乗り越えようとも思わなかったし。
だから、早弥のちょっとずつでも前に進んでいく姿が、すごく眩しい。
才能のある子を眼の前にすれば羨ましい、と思うこともあるだろう。
でも、彼女はそこに沈むことなく、実良のそれを愛しいとも思って、
自分は自分の道を歩こうとする。
うわー、もうなんなのかなー、この清涼感!
弓道の、こうピンっと張った空気感とも相まって、ほんとさわやかだわー。
その中で、ぐるぐる悩んだりもしつつ、まっすぐ飛んでゆく矢のような彼女たちの姿が目に見えるよう。
早弥だけじゃなくて、由佳の自分とは違う、という理解と、自分なりの決着をつける、最後の試合とか、好きだ。
正射です、とゆー先生の言葉がとても印象的。
最後の方に語られた実良の弓道という自分の居場所をみつけた、とゆー
心情も印象的だったし。
春の、伸びやかな視線も気持ちよかった。
弓道はちょっとだけ体験したことがあるけど、あれはハマる人はハマるかも。
とりあえず、私はあの空気感を味わうほどまでもいけなかったが。
どっちかってゆーと静のものだよな。
まあ、一生懸命やってる人の内側はそれだけじゃないんだろうが、
カジル程度だと、なんか単調。
でも見るなら好きだな、カッコイイもん。まあ、あんまり見る機会もないけど。
射るのは1人、なのに、3人がひとつになってる。
それって、ホント、気持ちいいんだろーなー。
りんごを射ろうとした実良が下級生を叱るまでに成長。
うーん、この時期の精神の伸びって、多分すごいもんがあるんだろうな。
だからこそ、その時にどーゆー人たちに囲まれているか、ってのは
とても重要なんじゃないか、とふと思う。
Posted by ブクログ
本の袖には、「たまごを持つように、弓を握り、心を通わせていく、中学弓道部の男女三人。こわれやすい心がぶつかりあう。」とあるが、3人ともメンタル強いし心は壊れ易くもなく、大事件があるわけではなくぶつかりあうという程の激しさもない。思春期の中学生の比較的穏やかな部活動と恋の話だ。このありがちなこと、中学生ってこういう事考えて生活しているんだろうと思うと、読んでいても気持ちが良い。
3人の中学生は気持ちが真っ直ぐで、周りの大人たち、顧問やコーチ、親も良い人だ。主人公の伊吹早弥は不器用な中学生2年生。不器用なという設定もベタだなと思いつつ、コンプレックだらけの中学生、人生が思った程上手くいかない大人にも、主人公の悩み成長する姿に勇気をもらうだろう。
中学生にオススメ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。