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手の内は「握卵(あくらん)」。自信が持てず臆病で不器用な初心者、早弥。ターゲットパニックに陥った天才肌、実良。黒人の父をもち武士道を愛する少年、春。弓も心も、強く握らず、ふんわりと握って。たまごを持つように弓を握り、手探りで心を通わせていく中学弓道部の男女3人。弓道への情熱、不器用な友情と恋愛。こわれやすい心がぶつかりあう優しい青春小説。
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Posted by ブクログ
弓道にはずっと憧れがあった。凛とした立ち姿、的を狙う真剣な横顔、かっこいい袴、、、もしも中学や高校に弓道部があれば、迷わず入部していただろう。4月から何か新しいことに挑戦してみたいと思ったとき、真っ先に候補に上がったのは弓道。とはいえ、全く何の経験も知識もないし、まずは雰囲気だけでも掴もうと思って手...続きを読むに取ったのがこの本だった。 そしてそれが大正解。弓道のことを全く知らない私でも稽古場や試合の風景ががありありと頭に浮かんできて、ますます弓道に興味が湧いた。弓道の精神論的な言葉も知ることができ、勉強にもなった。しかも読み方が難しい専門用語に読み仮名をふってくれているからありがたい。青春の爽やかなストーリーなのも心が晴れやかになった。 ただ、一個引っかかったところがあるので自分なりに考えてみた。誰の視点で語られているのか、ということについて。 最初は早弥の目線で語られているのかと思ったが、途中から第三者の視点から語られているようだと気づき、少し違和感を感じた。 読み直してみて思ったのは、完全な第三者目線で語られているのは、特に最後の試合の場面だということ。それ以外は基本的に早弥に焦点があたっているが、試合の時は他のメンバーにも平等にスポットライトがあたっている。 これは、弓道の試合のとき、早弥は集中して無の境地にいて、周りのことを一切シャットアウトしているため、筆者目線で語るしかないためだと思われる。弓道の競技の特色上、こうなってしまうのは致し方ないのかもしれないが、若干不自然な感じが気になった。 でも、弓道のことをたくさん知ることができたからそこに目をつぶって、星5つ!!
いいですねー、読後感さわやか~~~。 まはらさん、やっぱ好きです。 こーゆーなにかに夢中になれる時期にしっかり夢中になれた子は 幸せだよなーっとしみじみ思います。 なんとゆーか、ひとつことに真正面からがっつり組み合ってる。 そこで得るものってすっごく大きくて、殆ど人生の基本、くらいなんじゃないかな...続きを読む、と思う。 私は、それなりに頑張ったけど、どうもやらされ感が強かったからなあ。 まあ基本大変なことからは逃げるタイプなんで、 そこそこまではいっても、それ以上の結果がでなかったな、そーいえば。 んで、そこを乗り越えようとも思わなかったし。 だから、早弥のちょっとずつでも前に進んでいく姿が、すごく眩しい。 才能のある子を眼の前にすれば羨ましい、と思うこともあるだろう。 でも、彼女はそこに沈むことなく、実良のそれを愛しいとも思って、 自分は自分の道を歩こうとする。 うわー、もうなんなのかなー、この清涼感! 弓道の、こうピンっと張った空気感とも相まって、ほんとさわやかだわー。 その中で、ぐるぐる悩んだりもしつつ、まっすぐ飛んでゆく矢のような彼女たちの姿が目に見えるよう。 早弥だけじゃなくて、由佳の自分とは違う、という理解と、自分なりの決着をつける、最後の試合とか、好きだ。 正射です、とゆー先生の言葉がとても印象的。 最後の方に語られた実良の弓道という自分の居場所をみつけた、とゆー 心情も印象的だったし。 春の、伸びやかな視線も気持ちよかった。 弓道はちょっとだけ体験したことがあるけど、あれはハマる人はハマるかも。 とりあえず、私はあの空気感を味わうほどまでもいけなかったが。 どっちかってゆーと静のものだよな。 まあ、一生懸命やってる人の内側はそれだけじゃないんだろうが、 カジル程度だと、なんか単調。 でも見るなら好きだな、カッコイイもん。まあ、あんまり見る機会もないけど。 射るのは1人、なのに、3人がひとつになってる。 それって、ホント、気持ちいいんだろーなー。 りんごを射ろうとした実良が下級生を叱るまでに成長。 うーん、この時期の精神の伸びって、多分すごいもんがあるんだろうな。 だからこそ、その時にどーゆー人たちに囲まれているか、ってのは とても重要なんじゃないか、とふと思う。
中学の部活動が中心に 、弓道の事が描かれています。 ぐいぐい引き込まれて、弓道の凛とした空気があたりをつつんでしまいそうでした。 うまくなりたいとあせる気持ちやスランプやライバルとのやりとり、そして、恋のドキドキ・・・ とってもおもしろい青春ドラマです。中学時代って、いいなぁ・・・
主人公の早弥は中学校の弓道部の2年生。由佳先輩を中心に同学年の実良と春の4人で大会を目指す。これまでは天才肌の実良と運動神経が抜群の春は由佳先輩と3人で団体戦のレギュラー。なかなかうまくならないと自認する早弥は補欠だった。しかし、実良の矢が当たらなくなってしまい、早弥が大会に出ることになる。 同学年...続きを読むの3人にはそれぞれの課題があり、それを努力や友情、周りの助けで乗り越えていく。 暖かく見守る周りの大人がよく、サラッと読める。 弓道について詳しく描いてある。弓をやったことがない人にも試合の緊張感が伝わり、これから始めたい人にもおすすめ。
弓道の事を書いている本 初めてです。 運動音痴の中学女子と 才能豊かな同級生女子 ハーフの同級生男子 弓道にハマって 鍛錬を積む姿が 美しく また 弓道の難しさをも書かれてるように感じた。 青春小説だなぁ
本の袖には、「たまごを持つように、弓を握り、心を通わせていく、中学弓道部の男女三人。こわれやすい心がぶつかりあう。」とあるが、3人ともメンタル強いし心は壊れ易くもなく、大事件があるわけではなくぶつかりあうという程の激しさもない。思春期の中学生の比較的穏やかな部活動と恋の話だ。このありがちなこと、中学...続きを読む生ってこういう事考えて生活しているんだろうと思うと、読んでいても気持ちが良い。 3人の中学生は気持ちが真っ直ぐで、周りの大人たち、顧問やコーチ、親も良い人だ。主人公の伊吹早弥は不器用な中学生2年生。不器用なという設定もベタだなと思いつつ、コンプレックだらけの中学生、人生が思った程上手くいかない大人にも、主人公の悩み成長する姿に勇気をもらうだろう。 中学生にオススメ。
すっきりしてきもちがいい。 なんでだろう。むずかしいこと一切書いてないのに。 単純っぽいのに。 読んでいたら、 頭が切り替わって、 モヤモヤしてたのとか、忘れられた。 仕事のお昼休み、気分転換、なんか救われる。 本の世界に集中しやすかった。
弓道青春小説。とても清々しい読後感。 弓道の知識が全くなかったけれども、わかりやすく読みやすかった。 凜とした空気・緊張感漂う試合の描写は、思わず息詰めて読んでいた。 三人それぞれの葛藤・成長がひしひし伝わってきて引き込まれた。
真なるものは善であり、美に通じる。そして弓はたまごを持つように、ふんわりと握らなければならない。その握り方を握卵という。自信が持てず臆病で不器用な初心者、早弥。早気に陥った天才肌の実良。黒人の父をもち武士道を愛する少年、春。三人の中学生たちの弓道にかけるさわやかで、やわらかな青春小説。
弓道してます。すごく、共感できました。読んだ後も爽やかな感じが、しばらく残ります。読んだ後気持ちよくなれるのは、いいですね。
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