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Posted by ブクログ
読書録「旅ときどき沈没」4
著者 蔵前仁一
出版 講談社
P187より引用
“居心地がよすぎて、なかなかそこを離れられず、旅行の大半を
そこで過ごす旅行者もいて、そういうのを旅行者用語で「沈没」
という。”
グラフィックデザイナーで旅行雑誌発行人である著者による、
旅先での人びととのやりとりを記した一冊。
旅でのお金の話からトラブルについてまで、自筆のイラストを
添えて書かれています。
上記の引用は、旅における沈没についての解説の一文。
毎日の仕事から解放されて、同じ楽しみを持った旅行者たちと過
ごせば、その場所から離れられなくなるのもわかる気がします。
一旦沈没してしまうと、自分から浮かび上がるのが難しそうで、
沈みっぱなしになる人もいるんだろうなと思いました。
あまりお金を使わないタイプの旅行の楽しさが、イラスト中に
にじみだしているような感じがします。
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Posted by ブクログ
何だか旅に引きずり込まれるような一冊。自身の旅で出会った人々の一言とその周辺の物語・出来事・思い出がまとめられています。思わず「あ~、こういうことあるな~」「こういう人いるな~」とうなずいてしまう次第です。
解説にある「蔵前以後」の旅行記の特徴、は非常に的を得ていると思う。
①あくまでもカジュアルな日常的リアリズムに徹し、そこに私小説的な物語化や自己完結した過剰な思い入れや意味づけを紛れ込ませない。
②一見だれにでも書(描)けそうな平明な文章とイラストが情報性と信頼感、さらには参加・誘引性を高める。
③それらの相乗効果によって「私もしてみたい/私にもできそう」という同好ネットワークが形成される。
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