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黒部の太陽
1千万人に及ぶ巨大な人間の集団が働いた黒部の谷底。そそり立つコンクリートの岩壁に積み重なった7年の歳月の重さ―。黒部ダムを含む黒部川第四発電所の建設プロジェクト(通称くろよん)は、戦後の経済復興の本格化に伴う電力不足を受け、昭和31年に着手、38年に完成した。高さは186メートルで国内一。昭和39年、毎日新聞に連載された同名の記録小説に、数十枚の加筆を行ったこの作品は、「黒四で苦労した大勢の人たちの、人間の記録を書きたい。この工事で殉職した171人の人々のために、紙碑を立てたい」という著者、木本正次の強い意志によって産み出された。当時の関西電力会長、太田垣士郎は「ぜひ、生きた、血の通った文学の碑を立ててください。殉職者に限らず、黒四で苦労した人たちのために、どうか人間の記録を残してください」と答えたという。三船敏郎、石原裕次郎主演、熊井啓監督の大作映画の原作小説。 -
裁判官 三淵嘉子の生涯
2024年ドラマ主人公のモデル「三淵嘉子」。 日本史上、女性で初めて法曹の世界に飛び込んだ 彼女の人生を綴った長編小説。 嘉子は、明治大学専門部女子部で学び、日本初の女性弁護士の一人となる。 世間からも注目をされていたが、戦争に突入する時代に弁護士となった嘉子は、 活躍の場を得られないまま終戦を迎える。 戦争で全てを失った彼女に残されたのは、かつて学んだ法律の知識だけだった。 多くの困難を乗り越え、念願の裁判官に就任した嘉子と彼女を慕う仲間たちは、 苦境から抜け出せない人々を救うために、政治の力だけでは解決できない 問題に向き合っていく。 -
見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2
江戸川乱歩賞作家・鏑木蓮が描く、京都を舞台にした純文学ミステリーのシリーズ第2弾。 人は誰しも、人生という「階(きざはし)」を歩いている。上っているのか、それとも下っているのか。そして、その先に待っているものは――。 「苦しんでいる人に寄り添う医師でありたい」という心療内科医・本宮慶太郎が、傷ついた人たちの心を癒しながら、事件を解決に導いていく。 京都・東山にある神社の階段下で、一人の男性の遺体が発見された。同じころ、京都で心療内科クリニックを開院している本宮慶太郎のもとに、あるセールスマンがやってくる。彼には家に引きこもって出てこない5歳上の姉がいた。近頃は会話も成り立たない姉のことを、意を決して慶太郎に相談するところから、運命の歯車が動き始める。悲しすぎる現実の中にも、どこか希望と温もりを感じさせるミステリー。 -
災祥
第9回小説現代長編新人賞を受賞した新進気鋭の作家による、史実とファンタジーが織り交ざった切なくも美しい明代末期の物語。 舞台の中心は中国・北京の紫禁城。泰昌元年(1620年)、皇帝の息子である朱由検(しゅ・ゆうけん)はある日、何者かに井戸へ突き落とされ生死を彷徨う。目を覚ました時、そこには見たことがない一人の女性が立っていた。しかし、初めて見るその女性は、この世の者ではないという。朱由検は、彼にしか見えず、敵か味方かもわからない謎の美女・懐允(かいいん)に次第に惹かれてゆく。 時は経ち、皇帝・崇禎帝(すうていてい)となった朱由検は政務に行き詰まっていた。弩爾哈赤(ヌルハチ)率いる後金軍からの攻撃、臣下の裏切り、国内で蔓延する疫病など、手の打ちようが無い状態が続くが、いつも心の支えとなっていたのは、懐允の存在だった。 この手で触れ、温もりを感じることの出来る妃と、触れることは出来ないが唯一心を許すことのできる懐允の狭間で揺れる恋の葛藤。刻一刻と迫りくる明代絶滅の危機。 ──孤独な皇帝が最期に放った言葉は、ある女性への愛、そして民衆への愛だった。 -
ぼくは朝日
小学4年生の朝日は、父と10歳離れた姉・夕日の3人で暮らしている。母は朝日を産んだときに天国にとられてしまった。同級生の富樫くんや近所のカズ坊さん、町の人との交流によって少しずつ大人を理解していく朝日は、ある日、心を痛めた夕日の前で場違いな発言をし、事態が急変する――。 昭和の温もり溢れる家族の感動小説。 「解説文や書評や文芸賞の選考などなど、仕事で小説を読む時には、いつもペンを片手に持つ。気になったところ、面白かったところをチェックするためだ。 『ぼくは朝日』の文庫版ゲラもそうして読んでいたのだが、途中でペンを放り出した。素敵なフレーズ、面白ポイントにアンダーラインを引いていたら、どのページも線だらけになってしまったからだ」(荻原 弘 解説より) -
ホーンテッド・ホテルの奇妙な客人
幽霊ホテル、ルミナリエへようこそ! 海が見える小高い丘の上に、白亜の洋館がある。それは、言動が独特すぎる美青年・勘解由小路琉生が総支配人をつとめるホテル「ルミナリエ」──幽霊が出ると噂されるリゾートホテルだった。 フリーランスのライター・明神竜城は不幸だった。 買ったばかりの中古戸建てが隣家のもらい火事で全焼してしまったのだ。住むところに困った彼は、高級そうなのになぜか格安の宿泊費が提示されたルミナリエに身を寄せることにしたのだが……。 おばけなんてないさ、とうそぶくタツキの目の前で次々と起こる怪事件。やはりこのホテルには「人ではないモノ」が客として訪れてしまうのか? 魅力的なキャラクターたちが活躍する「怖くない」ホラー・ミステリー誕生! -
迷彩色の男
都内某所、青光が充満する〈ファイト・クラブ〉で出会った「いぶき」がある日、血まみれの状態で発見される。事件の背後に浮かび上がる男たちを追った先で「私」が目にしたものとは。国際ゲイ小説賞受賞作 芥川賞作家・安堂ホセによる圧巻のクライムスリラー フランス発 国際ゲイ小説賞〈外国小説部門〉受賞! 小川洋子氏、激賞! 「暴力に理由がないことの不気味さをあぶり出した迫力は、受賞にふさわしいと今でも信じている」(第170回芥川賞選評) 都内某所、地下に張り巡らされ青い光が充満する〈ファイト・クラブ〉で出会った私と「いぶき」。彼はある日突然、何者かに襲われ血まみれの状態で発見される。事件の背後に浮かび上がる“迷彩色の男”を追った先で目にしたものとは──。 書き下ろしの短篇「体ごと連れていける天国」、英訳刊行記念エッセイを特別収録。 カバーデザイン=川名潤 安堂ホセ(あんどう・ほせ) 1994年、東京都生まれ。2022年『ジャクソンひとり』で第59回文藝賞を受賞しデビュー。23年『迷彩色の男』を発表。25年『DTOPIA』で第172回芥川龍之介賞受賞。同年、『迷彩色の男』のフランス語版(翻訳=レオノール・シイナ)が国際ゲイ小説賞外国小説部門を受賞。他の著書に『獣走』がある。 -
これが最後の仕事になる
最初の1行は全員一緒。 1編6ページ、24種の「最後の仕事」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 著者一覧(掲載順) 小川哲 五十嵐律人 秋吉理香子 呉勝浩 宮内悠介 河村拓哉 桃野雑派 須藤古都離 方丈貴恵 白井智之 潮谷験 多崎礼 真下みこと 献鹿狸太朗 岸田奈美 夕木春央 柿原朋哉 真梨幸子 一穂ミチ 三上幸四郎 高田崇史 金子玲介 麻見和史 米澤穂信 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。 -
防人怪談 幽鬼の戦場
戦中の旧日本軍から、戦後の自衛隊まで。 生と死の狭間=戦場では人智を越えた何かが起きる。 元自衛官、そして今はなき旧軍・従軍体験者たち。 命を懸けて国を護った防人(さきもり)たちの口から明かされた 国防の最戦前で起きていた【怪異】と【奇跡】 そこには、命を懸けた者たちの「祈り」があった。 橋本純+西浦和也、体験者への長年にわたる取材をまとめた 語り継がれるべき魂の怪異録。 【戦時の防人たち】 沈没したはずの輸送船のカッターが荒波の海上に浮かび上がる…「救難艇」 暗い留置場の畳の隙間から現れたペラペラの兵士は問いかけてくる…「営倉」 深夜の営門前に現れた完全装備の兵士がもたらした報告とは…「最後の伝令」 間違って持ってきてしまった戦友の荷物。ある夜、ずぶ濡れの影が…「取り違えた背嚢」 廃集落で出会った謎の男たちに導かれた先に隠されていた物…「便衣隊」 崩落した倉庫の瓦礫から命がけで主人の命を救った小猿の奇跡…「小さな英雄」 魚雷攻撃で漆黒の海を漂流する乗組員たちを泳げと鼓舞し続けた謎の声…「漂流」 マングローブの闇から響く不気味な歌声と巨大な黒い影…「ソロモン夜歌」 死んだはずの同期兵が過酷な逃走劇の中で語りかけてくる言葉…「戦陣訓」 殉職した整備兵が新型機を守るため夜な夜な立ち塞がる…「歩哨」 爆雷の雨が降り注ぐ絶体絶命の深海でどこからともなく響く軍歌…「勇敢なる水兵」 機関銃で倒れても復活するジャングルの裸足の部隊の秘密…「裸足の日本兵」 敵の反撃が激化する戦場で突撃を阻止した故郷の温もり…「父の手」 部隊の象徴たる軍旗を焼却する瞬間に目撃された各地の怪奇現象…「軍旗の誉」 【戦後の防人たち】 旧軍の遺構の奥深くで密かに眠り続けていた謎の石碑…「掩体壕の墓石」 旧軍幹部の写真が飾られた部屋で右手を挙げて消える影…「江田島の英霊」 病院の床下から静かに染み出してくる重い車輪の音…「真夜中の軋り」 不発弾事故で命を落とした隊員がみせる未練の気配…「隊舎に還った男」 演習場の古井戸の底で逆さまになって絶命していた男の謎…「井戸の底へ」 海に面した船室の分厚い鉄壁の向こうから不意に聞こえる音…「船室のノック」 事故が相次ぐ潜水艦の誰も入れない二重底から見つかったモノ…「呪われた潜水艦」 月のない漆黒の海でマストの頂上を静かに移動していく不思議な光体…「護衛艦Sの光」 鉄の扉で完全に封じられた隊舎の中を歩き続ける無数の影…「駐屯地の空き地」 取り壊そうとすると必ず災いが起きるという理由で残された壁…「1基地の話」 硫黄島の宿舎で夜な夜な水を求めて部屋に入ってくる足音と姿…「霊感あり」 沖縄の異様な宿に残された浅すぎる湯船に秘められた戦時の過去…「浅い湯船」 都心の超高層ビルの足元で江戸時代から語り継がれる全裸の女の影…「檜屋敷の女」 日航機墜落現場の暗い山肌で無数に点滅し静かに見守るほのかな光…「銀色の翼」 居酒屋の席でどれだけ盛り上がっても決まって空いてしまう左隣…「埋まらない席」 ほか、収録。 -
金沢怪談
加賀百万石の優美な街並みに潜む、もう一つの金沢。 怪異と人が織りなす古都の怪談集! 空襲を逃れ、古い歴史と建物が今なお色濃く残る北陸の古都・金沢。 兼六園や茶屋街といった華やかな観光地の裏側には、地元で語り継がれる奇妙な噂や幽霊たちの気配が密かに息づいている。 金沢市内の名所や住宅街から能登・加賀エリアまで、営業マンとして石川県内を駆け巡った地元出身在住の著者が総力取材。 過去から現在まで地域ごとに紡がれる怪異体験を収めた本書は、いつもの街の風景をどこか愛おしく、そして少し怪しく塗り替える一冊! 収録話一部 ●金沢市(都心・繁華街エリア) 【金沢城公園】旧校舎時代から残る異界の気配 【片町の○ビル】雑居ビルのエレベーターに潜む女達 【新聞に掲載された霊】乙丸陸橋で目撃され記事になった親子 【犀川】川にまつわる惨劇と消える飛び込み客 【はまぐり坂】坂道に蠢く黒い影と狂気に落ちた僧侶 ●金沢市(東部・卯辰山・ひがしエリア(城東・浅野川流域) 【ひがし茶屋街】深夜の街並みに現れる人懐っこい怪異 【卯辰山の火だるま】山道で遭遇した燃え続ける男の幻影 【卯辰山の無縁墓地:荒廃した墓地から響く声と子守歌 【解剖墓地】献体者の石碑が立ち並ぶ場所の恐怖 ●金沢市(南部・文教・住宅エリア) 【寺町】町を彷徨う霊を閉じ込める寺院の結界 【K病院】深夜の病院を彷徨う異形の手足の怪 【金沢市南部の奇妙な会社】封鎖された奇数階に蠢く怪奇現象 【八日市の事故】巨顔の老婆と折れた首の女が招く事故 【H公園】車に乗っていた人形のような少女の影 【長坂台の裏道】井戸の遺体とすれ違いざまの呟き ●金沢市(北部、沿海、水辺エリア) 【小坂町の用水路】真夜中に水路を歩く怪しい音の正体 【金石海岸】海の中から語りかけてくる不気味な水死体 【血の川】公園のトイレに貼りつくずぶ濡れの女 【パーキングエリア】古戦場近くのPAで襲う金縛り 【天狗の森】迷い込んだ森で響く不気味な女の笑い声 ●白山市 【スキー場の橋】スキー場の橋の向こうで友人に憑依した霊 【五歩市踏切】自殺が相次ぐ踏切に立つ濡れていない男達 【S高原のロープウェー】首が180度回転したキャビンの女性 【鳥越城跡】一向一揆の惨劇が残る地に佇む異形 ●能美市 【天狗橋の横穴】天井から落ちる靴と岩穴の呻き声 【旧無患子トンネル】鉄格子の奥から響く怒声と闇の出口 ●小松市 【奇妙な葬送】斧で棺桶を叩き割るトラウマの火葬風習 【遊女の墓】首の長い灰色着物の女が解く金縛り ●羽咋市 【猫の目の交差点】道路の真ん中で手招きする帽子の女 【荒屋バイパス】未舗装の崖っぷちに佇む線香臭い女 ●野々市市 【野々市駅】線路から駅舎を見上げる無数の餓鬼 ●志賀町 【ヤセの断崖】岩場に引っかかる遺体と耳元の声 ●穴水町 【旧・七海第二隧道】廃トンネルの奥から呼ぶ引き込みの声 ●内灘町 【内灘放水路】供え物を踏んだ後に背後から迫る足音 ほか収録。 -
憑き裂れ 現代怪談アンソロジー
崩壊させる超怪異体験 削ぎ、裂き、剝き、轢き 決して関わってはならない タブーを侵す怪談集 意図せず禁忌に触れた者の壮絶な末路を10名の怪談作家が著述! ・家の天井裏から出てきたお札や木彫りの像、それから父の様子がおかしくなり…「因果憑き」(小田イ輔) ・夏休みの午後、あまりの暑さにプールに出かけたら…「みずのこ」(春南灯) ・小さい頃に死んだ弟の記憶は…「ふたりの小太郎」(鷲羽大介) ・異形の人形に取り憑かれたのか…「忌み人形」(筆者) ・絶縁状態の妹、その奇妙な理由「逆再生タケシ」(松本エムザ) ・学校に伝わる奇妙な怪談は…「ガードレール写真館」(我妻俊樹) ・幸運と引き換えにしたものはいったい?「無限の幸運」(鳥蔵柳浅) ――ほか、丸山政也、播磨龍次、鈴木捧など10名の怪談巧者たちが綴る、憑き物に纏わる怪談奇談! -
百怪語り いにしえの花びら
怪談師・牛抱せん夏が紡ぐ戦慄のシリーズ最新作! 「正面の壁を壊すと、また壁が出てきた。さらにもう一枚抜くと壁。その向こうから出てきたものとは――」 「壁七枚」より ようこそお越しくださいました、この世の裏側へ――古典から実話怪談まで、独自の取材と臨場感ある語りで恐怖と不思議の世界を届ける人気怪談師・牛抱せん夏が綴る100話の怪異譚。 ・居酒屋の客に異変…その理由「氷出た」 ・仲の悪かった義母と嫁は最後に…「ありがとう、お義母さん」 ・庭には土地の持ち主の墓石群がある。そんな会社で起きた怪異とは「中庭」 ・深夜のドライブインで声を掛けてきたのは…「仮眠中」 ・あの土地を買って家を建ててからおかしくなった…「豪邸の家族」 ・夜中のガード下の細い道で見かけた男、次の夜もそこにいて…「時計」 ・釣り好きの叔父がある日、釣りに行って複雑骨折「池の主」など。 -
三陸怪談
青森・岩手・宮城 海沿いの町に伝わる不思議な話 「東北の海には、視てはいけないモノがいる。だから、この本はとても怖い」 黒木あるじ 「土地と人が絡み合う、いま、ここを生きるおばけのランドスケープ」 蛙坂須美 東北地方の太平洋沿岸、無数の小さな半島と入り江が並ぶリアス式海岸で名高い三陸海岸沿いの町々で、地元の怪談作家が蒐集した怖くて不思議な話! ・訪れる宿泊客が体験した怪奇現象の数々「三陸宿譚」 ・松島のとある橋に現れる家族の幽霊「君の名は」 ・牡鹿コバルトラインを走行中に迷い込んだ恐ろしい異界「明け方のドライブ」 ・南三陸町の離島に伝わる禁忌と恐ろしい祟り「葉一枚、石一つ」 ・殺人事件が起きた事故物件で起きた悍ましい出来事「言い出せない」 ・傷つける者に報いをもたらす大船渡の猫「ウエッ」 ・釜石・遠野の境であらわれたこの世ならざる者たち「旧仙人峠の怪」 ・彼岸の光景か、今わの際に見た大海原に浮かぶ不可思議な世界「寄港」 ・怪異に水面へ引きずり込まれる山田町の海「二度あることは三度ある」 ・怪が息づき禁忌の奇習が残る家の話「■■の■■家の『決まりごと』」 ――ほか、著者と怪談との出遭いを追体験する「採話ノオト」も随所に収録。 透き通る三陸の海にはこの世ならざる者が蠢いている…。 -
TikTokで集めた怖い話 ~心霊・ヒトコワ・不思議・都市伝説~
TkTokで話題沸騰中! 「怖い話凸待ち配信」で集めた5000話以上から厳選 「怪談は語る場所をTikTokへ移した。それでも、本当に怖い話だけは語り継がれていく」 呪物コレクター・田中俊行 TikTokで大人気!「怖い話凸待ち配信」を毎日配信している富田安洋のもとに集まった5000話以上の恐怖から選りすぐった、リスナーの超怖くて不思議な体験談! ・店に出る幽霊の恐ろしい姿「赤いレインコートの女」 ・山道を走行中にとり憑くおばあさん「峠の老婆」 ・違う時空に繋がる横穴「明和という年号」 ・子どものころ秘密基地で見た戦慄の光景「トラウマ」 ・山奥で迷い込んだ沼に佇む異様な男「時空のおっさん」 ・夫の死後に判明した正体とは…「私の夫」など収録 読んだ人からハマる!中毒者続出! -
鉱物怪談
キラリ、怪石。 その美しさは、地の底からの誘い—— 拾ってはいけない 魅入られてはいけない 地球《ほし》が紡いだ呪い、石たちの怖い話! 奇岩から天然石、鉱物、隕石に至るまで石に纏わる怪異を蒐集した取材録。 記念写真に写り込んだ白い石のオブジェとそれを抱く黒い腕。 そんなものが存在した記憶はないのだが…「悪魔の石」(吉田悠軌) 琉球王朝の地頭御殿の跡地にある黒い奇岩。触ると祟る霊石(ビジュル)だと言うが…「うるまの霊石」(吉田悠軌) 猟師が仕留めたヤマドリの上にあった欠けた蛍石。持ち帰った日から異変が…「片割れ」 蚤の市で手に入れたカメオ。フレームの金をバーナーで熔かした瞬間、叫び声が…「アナンダの行方」 川底で拾った美しい水入り瑪瑙。だが不幸が続発して…「大和川の瑪瑙」 祖母の桐箪笥に仕舞われていた葡萄状の緑石。触ると肉球のように柔らかで…「葡萄石」 他、結晶たちが引き起こす怪、禍々しく光る全30話収録! *本書に収録された鉱物たち 玄武岩 花崗岩 瑪瑙 隕石 蛍石 桜石 金 水晶 煙水晶 モリオン(黒水晶) アメジスト(紫水晶) トパーズ ペリドット(かんらん石) ポウナム(翡翠) ガーネット(柘榴石) プレナイト(葡萄石) ……ほか -
44 小田イ輔怪異聞集
超常の怪談で世界が壊れる 怪異との遭遇がすべてを変える超体験型怪談集 怪異を貪欲に求め、怪異に愛される小田イ輔が贈る4年ぶりの渾身の一作! ・体験者を諫めるように現れる謎の異形「うねった仏像」 ・彼女と手を繋いだときにだけ見える恐ろしいもの「ディスコミュニケーション」 ・奇妙すぎる悪夢を見て目を覚ますと…「怒りの遠投」 ・歯車が回るような巨大な怪音が鳴り響く…「機械音のポイント」 ・関係者が次々に事故に遭う! 曰くつきの物件で著者が遭遇した恐怖とは…「ある怪談現場の一側面」 ・かつて路上でとある怪異を目撃した男性、やがて降りかかる戦慄と絶望の末路「1」「44」など。 読んでしまったら足元が揺らぐ――アナタの見ているその人はこの世のモノですか? -
怪水 みずのこわいはなし
祟る水 障る水 海、川、湖、池、井戸、コップの水…… 水と水辺の怪異談! 拝み屋の老婆を幾重にも囲む漁師たち。 「あいつはどこに沈んで…」 老婆は数珠を手にしばし沈黙した。 「海の中の穴にいる」 ——「穴の奥」より 海、川、地底湖から風呂、飲料水まで、水に纏わる恐怖体験を集めた怪奇録。 床下に井戸がある家。活水脈を跨ぐ家相は次々と凶事を呼んで…「井戸のある家」 夜の渓流釣りで根掛かりをおこした釣り針。糸を辿った先にあったのは…「廃線の鉄橋」 悪化した嫁姑関係。解決の糸口は嫁の夢に現れる川の光景に…「姑との縁」 通常は市場には卸さずハネるという化け蟹。問題は獲れた海域に…「蟹」 波が打ち寄せる岸壁の洞穴に祀られた神様。正月の儀式で何が…「ガマの宝船」 防波堤のコンクリに並ぶ13の水が入ったコップ。その理由とは…「並んだコップ」 傘立てにあった持ち主不明の赤い傘。なぜかいつも水滴がついていて…「赤い傘」 自衛隊駐屯地の三番浴室に出る怪…「三番目の風呂」 他、したたるほどに怖い35話収録。 -
ごっこ
人気AV女優が、「恋人ごっこ」「夫婦ごっこ」「友達ごっこ」多種多様な「ごっこ」を描く。 曖昧な関係に振り回される女たちの、不器用すぎる恋。 野間文芸新人賞候補作『春、死なん』につづき、注目作家が「ままならない恋愛」を描く最新小説集。 ・「ごっこ」 六つ年下の恋人の浮世離れした逃避行に付き合って、あてのないドライブを続けるわたし。 そろそろ逃亡資金が底をついてきた。 ・「見知らぬ人」 友人の結婚式に集う客たちの中に、夫の不倫相手が混じっているのではないか。 あの女を探す那月が出会ったのは――。 ・「はこのなか」 田舎町の中学で出会った奔放な女友達タクボに思いを寄せる戸川。今の願いは、 結婚したタクボの隣室に住むこと。 -
警視庁裏金課
その裏金は「適切」に使われているのか? エリートキャリア警察官だけに都市伝説として語り継がれている『警視庁裏金課』。 正式名称は『総務部第九別室』だが、いつの間にか、『裏金課』と呼ばれる存在に。 警視総監、警察庁長官でさえ、恐れおののく、アンタッチャブルなセクションという。 それもそのはず、主な業務は『裏金作り』『裏金の管理』『裏金が適切に使われているかの裏監査』『勝手に作った裏金(闇裏金)の取り締まり』。 さらには、『裏金を用いての正義の執行』だからだ。 警視庁・警察庁・道府県警、警察組織内の裏金関係すべてを取り仕切る闇の部署に所属するのは、十二億円を横領したという室長の美波晃一、記憶が飛びがちな掃除屋の九条屋カオル、領収証の声が聞こえる新人の山田楓子の三名のみ。 今日も『不正な』裏金を見つけるべく、裏捜査に奔走する三人。 ついに国を揺るがすほどの巨大な闇裏金に行き当たるが、いきなり銃弾を浴びせられてしまい!? ダーティマネーを巡るサスペンス・アクション! 書き下ろし長編。 -
ぞくりぞくり 読むと寿命が減る話
怪談巧者三人が持ち寄った恐怖! 背筋が冷えるだけでは終わらない! 怖気とまでは言わずとも寒気をおぼえるような、仄かに恐ろしさが滲む怪談の数々! ひょんなことで集まった三人が披露する。 ・先輩に強引に入らされたバイト先で見た忌まわしいモノ「不動明王のいる店」 ・患者を看取る医者の身に起こった怪異「うらみぶし」 ・再生回数を稼ごうと入り込んだ凄惨な痕の残る事故物件、その顛末「逃走経路」(黒木あるじ) ・警察関係者が話す事故現場の怪異「もうひとりいる」 ・飼い犬のトレーニング先の家で遭遇した奇妙なモノの正体「白い犬部屋」(冨士玉目) ・都内のとあるゴミ捨て場の怪異「ゴミ箱ベロベロ」(平山夢明) ――など三様のぞくりの味わい、ご堪能あれ。 -
長野怪談
信州各地の怖い話 信州の地は広く、深い――。険しい地形に阻まれながらも長い歳月、人々はこの地で営みを繋いできた。濃密な生の数だけ、語り継がれるべき闇も深く枯れることはない。 ・松本城の堀に浮かぶ恐ろしい女の顔「堀の顔」(松本市) ・恋人と訪れた地で遭遇する怪異ほか「善光寺怪奇譚」(長野市) ・開かずの間から老婆が覗く「憐れむ目」(千曲市) ・老若男女さまざまなお化けが去来する霊道物件「佐久平のマンション」(佐久市) ・異界・塩尻峠に出現する死の予兆を見せる不気味な石仏「分水嶺の貌」(塩尻市) ・諏訪湖畔に現れる濡れた旧紙幣を差し出す彼岸の客人「濡れた紙幣」(諏訪市) ・雪の下から縋るどす黒い死者の腕「痣」(駒ヶ根市) ・怪奇現象が多発する異界の山岳地帯「上高地怪異録」(松本市) ・八ヶ岳連峰山中に出現した謎の柱「黒い柱」(茅野市) ――など、長野はもとより信州全域を網羅した究極の裏ガイドブック! -
「弔」怖い話 禁庫開錠
「龍神様は対価を求める」 龍の加護を受けてきた母が遺した一対の日本人形。 それは守り神か、死神か――「加護か贄か」より 怪談生活35年。長期取材の果てに解禁する恐怖たち! ・中国地方の古墳発掘作業で発見された民間習俗の石塔。 触ると障り、動かすと祟ると恐れられるその謂れとは…「ごりんさん」 ・霊媒体質の女性を突如襲う『うつわがほしい』の声。 二条城から聞こえる渇望の合唱…「二条城」 ・亡き母自作の日本人形。 二体一対のそれを受け取ってから姉弟が見るようになった不吉な夢との関わりは…「加護か贄か」 ・夫婦がやっと手に入れた中古住宅。 だが夫が不在で妻が臥せっている時だけ聞こえる足音が…「やしきだま」 ・購入予定の土地に立つ水楢の木。 だが、拝み屋はその木と決して縁を持ってはならぬと…「その木は避けろ」 ・アメリカの古い大邸宅の二階にあった人形部屋。 そこでは不思議なことが…「グランマの家と不可知論」 ・先住民の埋葬地と言われるカリフォルニアの森の中の忌み地。 その地を穢した若者たちを襲う恐怖の怪物…「森のトーテム」 他、オール新作22篇! -
そんな部屋、あります!?
住まい探しは、生き方探し。 近藤麻琴36歳、賃貸仲介部門勤務。行きつけの店で愚痴っても、あなたのお部屋、みつけます! 近藤麻琴は、大手不動産会社「グリーンホーム」の賃貸仲介部門に勤めて14年。中堅どころとして仕事にも慣れ、年若い部下と「昭和」から抜けきれない上司に挟まれながら、譲れない条件だらけのお客さま相手に「そんな部屋はない!」と内心叫びながら奮闘する毎日。 息抜きは、親友の仲島恵が店主を務める居酒屋『慈雨』や、風変わりなマスターがいるバー『LR』に仕事帰りに立ち寄って、美味しいお酒と料理を楽しむこと。 人生の節目に立ち、住まいを探すお客さまを通して、自身の人生についても迷い、考える麻琴。長く付き合う恋人と結婚するのかしないのか、子どもはどうする? 仕事はーー?〈文庫書下ろし〉 -
めしのせ食堂
ご飯が進む「めしのせ」が主役の小説です。 東京の東、葛西の住宅街にある「めしのせ食堂エコ」はカウンター5席の小さな店。デパートを定年退職し、自宅を改造して始めた女将の自慢のメニューは羽釜で炊いたご飯と味噌汁やスープなどの汁物、そして各地から取り寄せた「ご飯のおとも」の数々。そんな店にしたのは「めしのせの伝道師」こと長船クニヒコとの出会いがあったから。長船はバイヤーとして日本中を飛び回り、各地の名産や逸品、新商品を買い付けては店へ持ってきてくれる。醤油や味噌のコク、ニンニクやキムチ、カレーの風味などは食欲をそそり、オリーブオイルやラー油に漬けたものはパスタにも合う。営業時間は夜6時から深夜12時まで。出勤前のスナックのママや仕事を終えた会社員、工事現場の作業員、アルバイトの若者たちで、連日、賑わいを見せる。今宵も女将は「めしのせ」を薦めると、なんとはなしに語り出す客の身の上話に耳を傾けるのだったーー。『山口恵以子のめしのせ食堂』(小学館)から小説を大幅に加筆して待望の文庫化。小説家・山口恵以子の大人気文庫作品『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』に続く「食と酒」の新シリーズが誕生。 ※この作品はカラーが含まれます。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『山口恵以子のめしのせ食堂』 を加筆した文庫版となります。 -
十津川警部 特急リバティ会津111号のアリバイ
東北新幹線アリバイくずしの傑作! 雑誌「旅と人生」の取材のため、新人記者の藤原冬美はベテランの関秀二郎と組んで東北地方へ向かった。関は特急「リバティ会津111号」の車中で、人気の再生コンサルタント・平川敏生と三年ぶりに再会する。一方で同日、財務省のキャリア官僚である土屋健次郎の死体が東北新幹線「なすの270号」で発見された。十津川警部は平川を容疑者のひとりとして捜査を進めるが、彼には確固としたアリバイがあった。取材旅行から戻った矢先、今度は関が殺されてしまい、冬美の身辺にも危機が迫る。冬美は独自にルートをたどって調べを進めるが、決定的なところで平川のアリバイをくずせない。そのような中、総理に関わるある若手エリートの存在が捜査線に浮上してきて……。 疫禍の中、巨大プロジェクトをめぐる人々の思惑が渦巻くスリリングな展開と、巧妙なアリバイをくずしてゆく十津川警部の捜査行をお楽しみください。 西村京太郎トラベルミステリ-の真骨頂! -
狂街怪談
人間の業はかくも恐ろしい… ヒト怖×心霊 報酬に釣られた怪しいバイト先、誰もいない店に現れる老婆の謎――「スキマバイト」より ヒト怖と心霊がクロスオーバー! 日常の隙間から覗く新たな恐怖の数々──。 ・夜の駅前での弾き語りライブの途中、立ち尽くす女が見ているのは…「なんで知ってるの」 ・握手会の警備中、推しカラーを身に着けた男が突然…「地下アイドルの警備」 ・ティッシュありますか? と声をかけられ振り向いたら巨大な男性がそこに「サンプリングバイト」 ・やさしそうな女医に治療を受けようとしたら…「歯科医院にて」 ・合コンで知り合った男性と二人きりになったら突然ハンマー を取り出した! 「どんどん崩れてるから」 ――など50話収録。 恐怖は闇の中どころか白昼でも襲いくる。逃げ場など、ない。 -
境怪線 ふでもの怪談集
圧倒的奇妙さ!理屈の及ばぬリアルな怪異譚 「これって…」「死臭だよ」 祖母の家から漂う強烈な異臭。 発見した怪異物!隠されていた謎とは! ――「燃してくれ」より 怪談界の新たな実力派・筆者(ふでもの)が満を持して単著を刊行。 ・友人の女性を車で家まで送る帰り道、突然起きた非常事態とは? 「境怪線」 ・高校の同窓会に顔を出すと記憶にない男性がいる。いったい彼は何者?「見知らぬ同級生」 ・幼い頃より通っていた祖母の家がどんどん臭くなる…「燃してくれ」 ・踏み込んでしまった心霊スポット、そして起きた悲劇「四軒の廃屋」 ・間違って配送された郵便物、それは恐怖の始まりだった「ほんの気持ちのお礼です」 ・誘われて行った画廊で見た一枚の絵、それから妙な夢を見るように…「濁る世界」 ――など、怪に魅入られた人々の様を描く21話収録。 -
早都子と夢乃 大正鎌倉ノスタルヂア
時は大正。鎌倉にある寄宿制の女学校において、地味で目立たない文学少女の早都子は、美しい転入生の夢乃とルームメイトになった。母の情人『セイさん』の援助で入学したが、良家の子女ばかりの中で孤立していた早都子と違い、財閥令嬢の夢乃は苦労知らずの我儘娘。ひそかに書いていた小説を勝手に読まれ、いきなり大喧嘩をしてしまう。だが、小説の存在が教師に知られ、同級生たちの前で窮地に立たされた早都子を救ってくれたのは夢乃だった。実は夢乃の転入には事情があり、彼女もまた孤独や苦悩を抱えていた。次第にお互いを理解するようになった二人は、息苦しい家庭から離れた場所で夢を語り、友情を育んでいく。しかし、運命は少女たちに残酷な試練をもたらし――果たして、早都子と夢乃の友情の行方は・・・? -
ぜんぶ、あなたのためだから
TVドラマ化決定! 主演 藤井流星 共演 七五三掛龍也 2026年1月10日スタート テレビ朝日系列 毎週土曜よる11時 全員、偽善者。 結婚披露宴中、愛する妻のシャンパンに毒を盛ったのは誰だ!? 読んだら“人間不信"になる、エゴイスティック・ミステリー! 結婚披露宴中、新郎・和臣の目前で新婦・沙也香が突如吐血して倒れた。 カメラマンの桜庭によるとシャンパンに異物が混入していた可能性があるという。 犯人捜しに乗り出す和臣と桜庭は、参列した友人たちや母親の偽善ぶりに驚愕する。 そして、沙也香の意外な過去も――。 新感覚エゴイスティック・ミステリー! -
アンソロジー 極彩色の後宮
人気作家夢の競演! その大陸では、帝俊という神が崇められている。 帝俊は鳥の姿で世に現れ、泥の海から山河を造り、生きとし生けるものを生みだした。 帝俊はまた、五つの卵を産み落とした。五色の卵であった。卵から生まれた子らが、五つの国の境界を定めて、治めることとなった。王たちは、自らが生まれた卵の色を国の名に冠し、その色を貴んだ。 これは、五色を身に纏う者たちが繰り広げる、五つの後宮の物語である。 玉座を疎む青年王と破天荒な妃との出会いが国を動かす〈黄の国〉 敵対する部族間で育まれた絆は究極の選択を迫り…〈白の国〉 寵愛を一身に集めた妃の、死の真相とは〈青の国〉 貧しい村育ちの少女は、後宮で運命と出会う〈黒の国〉 皇后を目指す少女が出会ったのは他国のさえない文書係で…?〈赤の国〉
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